ナゾの霊検知アプリ トリツキ

トリツキ

あなたは今、霊にとり憑かれている…

制作年 2014年
制作国 日本
監督 いよく直人
脚本 いよく直人
上映時間 50分
出演
芽衣,
大江朝美
松田佳子

だいたいのあらすじ

追霊

霊に憑依されやすい人には特徴があり、ネガティブ思考、情緒不安定であったりアルコール依存症であったりする人ほど憑依されやすいそうです。

とある映像制作等を行っている会社で女性が霊を検知できるアプリを開発中なのですが、最大レベル10を検知するとヤバいそうです。
そういう訳で彼女は帰り際に上司の上田と軽く雑談をした後に洗面所でメイク直しをしてから帰宅準備を始めたのですが、デスクに置きっぱなしのスマホは霊レベル3を検知していました。
その後、女性は給湯室の後片付け等をしていたのですが、背後のドアがひとりでに閉まり、スマホはレベル8を検知していました。
デスクに戻った女性はスマホのアプリ画面を見て「レベル10?」と笑っていたのですが、勝手にレベルが14等と表示され始めたので「こんな仕様じゃない」と戦慄します。

そして検知レベルが50を超えた時、デスクの電源を切ってあるPCのモニターは彼女の背後から伸びる手の様子を映し出していました。
一方、自宅で爆睡中だった上田はアプリの警報音で起こされてしまったのですが、彼のスマホの検知レベルも79でした。
上田は気にせず無理矢理寝ようとしていたのですが、ふと女性の笑い声を聞いた気がして起き上がります。
部屋には女性が壁に張り付いているようでした。

耳袋っぽい感じですね。

その後、アプリはなぜかリリースされたらしくダンススクールに通う女性は後輩からこのアプリの事を知らされ、更に無理矢理送り付けられてしまいました。
そして帰宅中にダンス女性は路上の花束に手を合わせたのですが、その際に何かをお持ち帰りしてしまったようでした。
帰宅して洗面所で顔を洗っていたダンス女性は家の中で子供の笑い声を聞いたような気がしました。
その時、アプリの警報音が鳴り、霊レベル1を検知したのですが、ダンス女性はあまり気にせず、そのままTV等を眺めた後に就寝しました。

ダンス女性が眼を閉じた矢先にアプリの警報音が鳴り響き、レベル3を通知したので何だか彼女は怖くなって部屋の中を見回します。
安眠妨害アプリですね。通知切った方がいいのでは?
しかし「いるわけないじゃん」と独り言ちて彼女は眠りに着きました。
翌朝、メイクをして出かける準備をしていたダンス女性はまたまた子供の笑い声を聞いた気がしたのですが、きにせずに家を出ました。
そしてとうとう家の前の道路に出る所で「待ってよ」とスカートを掴まれてしまい、振り返ると誰もいないという怪異がおきてしまい、アプリはレベル10を検知していました。
ダンス女性はそんなことは気にせず、またまた路上の花束に手を合わせてから目的地へと向かいました。

どうやら彼女に憑依していたのはこの花束の主だったようで、彼のターゲットは同じく手を合わせていたサラリーマンに変更されたようです。
間もなくダンス女性のアプリはレベル0を検知したので、「やっぱ嘘だった」と彼女は気にも留めていませんでした。
そしてサラリーマンのスマホでは霊レベル1が検知されていました。

意外と面白いかも

導霊

この話は霊検知レベル79だそうです。

とある雑居ビルで勤務している女性がおり、彼女は残業で終電ギリギリになってしまったのですが、このビルでは度々エレベーター故障が起こっており、その時もタイミング悪くエレベーターが動きませんでした。
仕方なく彼女は10階のオフィスから非常階段へと向かったのですが、実はこの階段では最近同僚が原因不明の飛び降り自殺をしていたので気が進みませんでした。
恐々と階段を降り始めたものの複数の足音が彼女を追いかけてきたので、彼女は6階でギブしてビルへと逃げ込みました。

上手いことエレベーターが来てくれたので飛び乗ったものの、残業女性を映している監視カメラには複数の霊が彼女を取り囲んでいる様子が映っていました。
これちょっと怖いです。
何とか一階まで降りた残業女性でしたが、憑依されてしまったのか目の下に隈を作り、フラフラと非常階段を上り始め、やがて飛び降り自殺を遂げてしまいました。

頑張って残業してただけなのにあんまりです。可哀想。

夢霊

この話は霊検知レベル3だそうです。

専業主婦の中年女性が朝、息子や娘、夫を送り出していたのですが、彼女には持病があるようで、薬を常飲していました。
午前中の家事を終え、ウトウトとしていた彼女でしたが、何やら人が埋められているような様子と首吊り自殺でぶら下がった足のようなものを夢で見てしまいます。
その夜は鍋にして一家四人で楽しく団欒したのですが、その深夜に主婦は「寒いよ…どうしてこんな所に…」と訴える少年の声の悪夢を見てしまい、直後に枕元に立つ姿を見た気がして飛び起きます。
隣に寝ていた夫は彼女を気遣い「家事が大変だったら休みながらやるといいよ」と声を掛けて彼女に薬を与えました。

ある日、家事を終えてうとうと仕掛けた主婦は今度は廃墟のような場所を引き摺られて「寒いよ…行きたくないよ」と訴える少年の姿を悪夢で見ます。
原因を探ろうとじっと目を閉じていると次々に建物のイメージが浮かんできたのですが、彼女はその建物に見覚えがありました。
そこで雨の中を外にでてその廃墟を確認しに行くと、正に夢に出て来たのと同じ出入口や同じ部屋がありました。
そして彼女は記憶を取り戻したのですが、かつて彼女には素行不良な長男がいました。

長男は次男と喧嘩になった際に刃物を出したので主婦ともみ合いになり、主婦は誤って長男を刺殺していました。
娘もそれを目撃しており、間もなく帰宅した夫も倒れている長男の横で刃物を持つ彼女を目撃しました。
一家は元々長男を厄介払いしたいと考えていたので事件を隠蔽し、この廃墟の隅にある小さなドアの奥にある小部屋に長男の遺体を隠したのでした。
主婦が泣き叫んでいると夫と子供達が現れ、薬を与えようとしました。
しかし彼女はそれを拒否したので、夫は泣きながら主婦をスコップで殴り倒しました。

一家は泣きながら抱き合いつつ、撲殺した主婦の遺体を長男の付近に埋めました。
しかしその夜から夫は長男と妻の亡霊に悩まされるようになり、薬を一気飲みするのでした。

地味だけど悪くないです。

残霊

この話は霊検知レベル0だそうです。

会社員の女性が田舎の母に「明日のお昼には着くから」と帰省連絡をしつつ、会社の飲み会に参加しました。
そして彼女は完全に酩酊してしまい、フラフラと道路に飛び出して撥ねられたようでした。
不思議なことに会社員女性はそのままフラフラと徒歩で帰宅し、そのまま布団へと倒れ込みました。
スタッフか通行人が映り込んでます。てっきりストーカー描写か何かかと。
翌日、すっかり寝過ごしてしまった彼女は急いで母に「少し遅くなるから」と電話しました。

ところが、彼女の兄らしき人物が母から電話を奪い取り、「毎日同じ時間に嫌がらせ電話してくるの止めろ」と怒鳴り付けます。
やはり会社員女性はあの飲み会の晩に死亡しており、未だにそれを自覚できずにあの日を繰り返しているようでした。

エンドロールで終了です。

最後はちょっと悲しい話でした。
私も前後不覚まではいかないですけど、フラフラで帰ったことはあります。呑み過ぎには気を付けましょう。


感想

これは普通です。
ありがちな感じですが、意外とまとまっていて楽しかったです。
短いのでさっくり観られるのもいい感じです。
これ、かなり安いのですが上手く作ってあると思います。

大抵この系統の作品は白塗りパンダみたいなのが出てきて、音で脅かしたり、出演者がギャーギャー騒いだりするのですが、この作品はそれがありません。
恐らくそういうことをすると興ざめしてしまうとにいうことが分かってるので、最低限の表現で押さえている感じです。
霊検知アプリなるアプリも画面を見せずに字幕だけで検知度を現しており、これが却ってよかった気がします。
ただ全体的に演出は全くイケてなくて、飛び降りシーンとか静止画で表現するのはどうなのかという気がしました。
そういう訳なのでこの監督は映画とか撮るのは相当難しいと思います。
また、冒頭に言ってた憑依されやすい人の特徴というのは前半二本はあまり関係ない気がしました。

あと、なぜか女優さんが普通に可愛かったです。
誰も名前は分からないのですが、導霊の人とか可愛かった気がします。

暇つぶしにはいいのではないかと思いました。

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