嵐の中へ イントゥ・ザ・ストーム

イントゥ・ザ・ストーム

突然の竜巻にひどい目に遭う話

制作年 2014年
制作国 アメリカ
監督 スティーヴン・クォーレ
脚本 ジョン・スウェットナン
上映時間 89分
出演
リチャード・アーミティッジ
サラ・ウェイン・キャリーズ
マット・ウォルシュ

だいたいのあらすじ

北オクラホマの路上で竜巻が発生し、面白がってそれを撮影していた高校生4名は逃げ遅れて車ごと巻き込まれて死亡していました。
なかなかの衝撃度です。
このニュースは翌日、報道され、竜巻を追い掛けてドキュメンタリーを撮影している「タイタス」のリーダーであるピート(マット・ウォルシュ)は「また撮り逃した」と歯噛みしていました。
ピートは対竜巻用の装甲車のような車で移動しており、電子機器を備えた車に乗り込んだ気象学者のアリソン(サラ・ウェイン・キャリーズ)達を従えています。
そんな矢先に5州に跨る竜巻注意報が発令されました。

シルバートンという小さな町の高校に通うドニー・フラー(マックス・ディーコン)は本日卒業式を迎えることになっていました。
ドニーの父で高校の教頭であるゲイリー(リチャード・アーミティッジ)は竜巻の件で頭が一杯でドニーにそっけない態度を取ってしまい、「父さんはいつもそうだ」と険悪な雰囲気になってしまいました。

その頃。ピートは「もう一年も竜巻撮影出来てないから資金援助はしない」とスポンサーから宣告され、アリソンに責任転嫁します。
アリソンはシルバートンに竜巻が発生すると予想し、ピート達はそれに賭ける事にしました。
尚、ピート達の装甲車もタイタスという名で、アウトリガーという車体に搭載された杭を打ち込むことで竜巻の目でも車体を飛ばされずに撮影できるそうです。

一方、シルバートン高校に登校したゲイリーは校長に式を延期するように進言したのですが、受け入れられませんでした。
また、ドニーの憧れのケイトリンは町外れの製紙工場に化学薬品が積まれているのを撮影したビデオを提出したのですが、動画が壊れていて講師に却下されてしまいました。
この動画を今日中に提出できないとケイトリンのインターン申し込みは却下されるそうで、ドニーは予定していた卒業式の撮影を弟のトレイ(ネイサン・クレス)に任せ、製紙工場の撮影を手伝うことにしました。

バッテリーの回収に一度ホテルに戻ったピートはリバーサイドを竜巻が直撃したとニュースで見て失望し、アリソンをクビにしてリバーサイドに向かおうとしていました。
しかしその直後にゴルフボールよりデカい雹が降り、アリソンのレーダーにはシルバートンで竜巻発生の予報が検知されたので、当初の予定通りシルバートンに向かいました。
そして道中で竜巻の予兆である壁雲を発見した一行はとうとう竜巻が誕生する瞬間をカメラに捉えました。
そこにアホYoutuberのドンク(カイル・デイヴィス)とリービス(ジョン・リープ)も現れ、ボロ車で竜巻に向かって突撃しました。

その頃、ドニーはケイトリンと共に廃製紙工場に到着し、撮影を開始していました。
シルバートン高校では土砂降りの雨が降り始め、警報が鳴り響いたので校長は早々にスピーチを切り上げて式を終わらせ、ゲイリー達は生徒達を学校に避難させました。

アリソンは適切にナビゲーションを行い、竜巻の進路正面にタイタスを誘導しました。
タイタスはアウトリガーを打ち込み、いよいよ目の前に竜巻が迫ったのですが、竜巻はギリギリで進路を左に変えました。
そして竜巻の進路の先にはシルバートン高校がありました。
これだけでも十分凄い絵だと思います。スリルあります。

やがて竜巻の直撃を知ったゲイリーは生徒達を比較的安全な廊下に避難させ、ロッカーの前で身を低くさせました。
竜巻は間もなく学校上を通過し、色々と巻き上げて行って校舎は大変なことになりましたが、幸いなことに大きな怪我人は出なかったようです。
ゲイリーは急いでドニーに電話したのですが、竜巻による電波障害が発生し、居場所だけは分かったものの危険を知らせることは叶いませんでした。
直後に製紙工場を竜巻が襲い、ペラペラの工場の屋根はあっさり巻き上げられ、壁ごともぎ取られていました。

ゲイリーは瓦礫の山となった校舎を出て製紙工場へとドニーを迎えに向かうことにしたのですが、駐車場ではスクールバスが吹き飛んで倒れており、竜巻の威力の凄まじさを物語っていました。
一方、アリソンが第二派のスーパーセルが町の中心で発生すると予測したので、ピート達は急いで移動していました。

製紙工場ではドニー達が瓦礫の下敷きになり、ケイトリンは足首に切り傷を負ってしまいました。
一方、ゲイリーはトレイと共に街中を移動したのですが、道路は瓦礫矢吹き飛ばされた車に塞がれて通行不能でした。
そこで吹き飛んだ車の中に閉じ込められていたご近所さんを助けたゲイリーは近隣住民に学校のシェルターに避難するよう呼び掛け、回り道して製紙工場へ急ぎます。
その頃、タイタスは街中ではしゃいでいるドンク達を発見し、アリソンが早く非難するように呼び掛けました。

そこに竜巻が分身しながら発生して襲い掛かり、丁度ゲイリー達もその地点に到着していました。
ゲイリーの車は走行不能になったのでトレイを近隣の建物に逃がしました。
そしてタイタスの窓にしがみついて飛ばされそうになっているアリソンを発見したゲイリーは何とか彼女を助けました。
しかし、竜巻に巻き込まれてゲイリーの車は使用不能に陥りました。
丁度竜巻の進路に工場があると知ったゲイリーはピートに乗せてくれるよう依頼し、トレイは安全なタイタスに、ゲイリーはアリソン達のバンに分乗することになりました。

道中でゲイリーは色々と竜巻の話を聞いたのですが、最近は異常気象の所為か本来発生しないはずの地点で大型の嵐が発生していると聞きました。
その頃、ドニーは動き回れるようになったケイトリンに応急措置を施しつつ、看護師だった母が離婚後に死んだ際の話など身の上話をしていました。

回り道をしつつ進んでいたタイタスチームでしたが、中規模の竜巻が4本発生し、周囲を竜巻に取り込まれていました。
この中古車センターを竜巻が直撃してる絵はヤバいです。
少し離れた所で呑気にはしゃぎながら撮影していたドンク達はこの竜巻に巻き込まれ、期せずして衝撃映像をスマホで撮影することになります。
アリシアのバンも背後から迫る竜巻に巻き込まれそうになり、回避したものの横転してしまいました。
先行するタイタスの行く手にも自動車が飛来したので避けつつ、ピートは急いでアリシア達をタイタスに避難させました。
バンの中の機材だけでも相当な損害出そうです。この辺りの一連のシーンは凄いです。

しかし倒木に進路を阻まれてしまった一行は付近の教会に逃げ込むハメになり、その間にも竜巻は三本が活発に活動していました。
タイタスチームのカメラマンの一人ジェイコブ(ジェレミー・サンプター)は炎を巻き上げる竜巻を見て「これは凄い!」と接近して撮影する内に巻き込まれて死亡しました。
炎の竜巻の中で焼かれてて悲惨なことになってます。
ゲイリー達は何とか教会で竜巻をやり過ごしました。

自身にも娘がいるアリシアはゲイリーの立場に同情し、タイタスのウィンチでバンを起こしてもらい、ゲイリーとトレイに同行することになります。
もう一人のカメラマン・ダリル(アーレン・エスカーペタ)は相棒ジェイコブの死に落ち込み、両親に連絡を取ることにしました。
そしてピートはタイタスで撮影続行するそうです。

その頃、製紙工場はタンクが倒れたのか浸水しており、ドニー達は必死にそれを食い止めようと頑張っていました。
ドニーはようやく立ったスマホのアンテナを利用し、ゲイリーの携帯に「浸水ヤバい!助けて!」と伝言を吹き込みました。

感想

これはヤバいです。面白いです。
内容的には竜巻が襲って来た中、息子を助けに行かないと!というもので平凡なのですが、映像と展開が面白いです。
ツイスターもなかなか面白かったので、竜巻映画って良作が多いのかも。
一瞬の判断ミスが命取りという相当に緊迫した状況で、手に汗かきました。
テンポもかなり良い感じでサクサクと観られます。
これB級ではないと思われ、スケール感はツイスターより全然上だと思います。

でも全体の流れ的にはB級っぽい感じで、家族愛とか色々盛り込もうして中途半端になっている印象です。
特にYoutuberの下りは不要だった気がして、だったらピート何とかして欲しい気がしました。
なんかエメリッヒさんの映画に雰囲気似てますねw
そういう訳なので、パニック娯楽作品としては楽しめたのと竜巻の恐ろしさは非常に伝わりました。

後半は怒涛の展開で却って現実味が薄かった気がして、もう観ている方も「どうとでもなーれ」的な感じです。
それでも諦めない住民の皆さんはやっぱり凄いです。
これ、東京で発生したら石器時代に戻るような気がします。

そこそこ登場人物のキャラも立ってたし、タイタスも作りこんでていて素敵でした。
天井のドームのガラスは一体どうなっているのかなあと思いましたが。

期待せずに観ると竜巻映像凄いので楽しめる気がしました。

ラストまでのあらすじ

ゲイリーは移動中に避難している人達と出会い、警報が破壊されて竜巻が発生してもわからない状況だと知りました。
そして伝言を聞いてドニー達がまだ製紙工場にいると知りました。
一方、ドニー達は首まで水に浸かり、万が一のために遺言ビデオを撮影していました。
ドニーは母の死や諸々の件でゲイリーに八つ当たりしていた件を反省していると述べました。

ようやく工場に到着したゲイリーは瓦礫の下に閉じ込められているドニー達を発見したのですが、瓦礫は重くて動かせませんでした。
そこでトレイはバンをタックルさせて一番大きな鉄骨を退かし、皆で瓦礫をかき分けてケイトリンを救います。
しかしドニーは先ほど鉄骨が動いた際の衝撃で水中で足を挟まれており、溺れていました。
ゲイリーは潜水してドニーを引き揚げ、人工呼吸して蘇生させました。
トレイが隠し持っていたナイフがまた活躍してます。

間もなくタイタスでピートが駆け付け、バンの機材を回収しつつ皆をタイタスに避難させました。
これで一安心という感じだったのですが、複数の竜巻が合体して巨大な竜巻が発生しており、半径は1kmを超えて風速135mという空前の規模になっていました。
これは風速70mの竜巻もアウトリガーでしのげるというタイタスでも吹き飛ばされるものでした。
ゲイリー達は急いで学校に行き、竜巻用のシェルターではとてもしのげないと校長を説得し、避難民や学生をスクールバスに分乗させて少しでも遠くに避難させることにします。

その直後に竜巻は高校を直撃し、銃列して逃走する車両の群れに迫ります。
最後尾を走っていたゲイリー達のバスとタイタスは倒れてきた鉄塔に阻まれてしまい、ドニーのアイディアで付近にある下水道に避難することにします。
その間にも竜巻は付近の旅客機や巨大トレーラーを軽々と巻き上げており、何とか避難したゲイリー達は排水口の鉄柵越しにその光景を見ていました。

竜巻の威力はやはり尋常ではなく、コンクリートにしっかりと固定されていた鉄柵は外れてしまい、マンホールも飛ばされた挙句、飛んできたトレーラーが下水道に刺さりました。
とうとう避難民の一人が飛ばされたので、ピートは「人の役に立ててくれ」とデータをゲイリーに託し、タイタスを鉄柵の向こうに固定して皆を守ります。
アウトリガーも利かなかったのでウィンチを突っ込んで来たトレーラーに固定し、どうにか鉄柵を押さえました。
ピートいざという時には助けてくれます。

必死に壁にしがみついて衝撃に耐えていたゲイリー達でしたが、ようやく竜巻は治まったようでした。
しかしそこは数kmに巨大化した竜巻の目の中でした。
間もなく激しい風が発生し、とうとうタイタスは巻き上げられてしまい、ピートは竜巻の最上層にある静寂の世界を見て感動していましたが、直後に落下し、タイタスは破壊されました。

その後、竜巻は急速に消滅してゲイリー達はどうにか生き延びました。
こうして住民は瓦礫となった町を復旧することになりました。

尚、ドンクとリーブスはヘルメットを装着しており、小規模な竜巻に巻き込まれた所為か、気に引っ掛かって生き延びていました。

エンドロールで終了です。

ピート気の毒でした。

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