あっという間に騙されます 後妻業の悪女

後妻業の悪女

その母娘、男をたらしこむ女郎蜘蛛

制作年 2016年
制作国 日本
監督 北沢幸雄
脚本 佐藤稔/北沢幸雄
上映時間 92分
出演
丸純子
長瀬麻美
下元史朗

だいたいのあらすじ

母娘っぽい女性が男をビルの屋上から突き落し、どこかにとんずらしていました。

大橋家の主人(下元史朗)は妻と死に別れて随分経ったのですが、突然再婚すると言い出して同居している娘夫婦を驚かせます。
なんでも付き合っている相手が妊娠したということで、間もなくその女ユウコ(丸純子)はタクシーのトランクに乗る数箱の段ボール箱だけ持って引っ越して来ました。
大橋の娘ミオ(西山真来)とその夫は教師であり、大橋も元は教師だったのですが、ユウコは「教師は嫌な奴ばかりだった」といい思い出は無いようでした。

ミオは思ったよりユウコが若かったので、財産目当てかもしれないと疑うのですが、父の財産に執着しているのはミオも同じなようでした。
そしてユウコは引っ越して来た早々に妊娠を理由に大橋からの性行為を拒むようになります。
その夜、ユウコからハーブティーを飲まされた大橋は前後不覚に陥り、そのまま寝てしまいました。
しかし翌朝ユウコが言うことには大橋は昨夜大変に激しくセックスしたということでした。

元々はユウコを大橋に紹介したのは宮坂という友人で、彼は大橋から借金して事業を始めたのものの、返済は焦げ付いていました。
宮坂から「借金返済もう少し待って」と言われた大橋は「気にしなくていい」と了承していました。
二人の話を聞いていたユウコは「夫婦の間で隠し事は嫌」と借金の金額を聞き出し、300万だと知りました。
また、ユウコには子供が一人いるということでした。

後日、宮坂はユウコを呼び出し「本当は妊娠してないんだろ。財産狙ってるんだろ」と問い詰めつつ、「大橋から2000万用意してもらってくれ」と借金の相談をするのでした。
ユウコは「考えとく」と返答して去り、路上に停めてあった怪しげな車に乗り込み、マリコと名乗って胡散臭い運転手と会話していました。
どうやらユウコはデリヘル嬢をしているようで、太客を前に「旦那と別れたら結婚しよう」とか言いつつ行為に及ぶのでした。
一方、ユウコの身元を調べ始めたミオは過去の再婚相手がことごとく短期間で死亡していることを知りました。

妊娠自体が嘘っぱちだったようで、ユウコは遅く帰宅するなり、大橋の前で「ごめんなさい」と泣き崩れ、流産したと告げました。
更にユウコは初めて「子供がいる。引き取って一緒に暮らしたい」と打ち明けて大橋を当惑させます。
大橋は「ミオと相談してから」と返答したのですが、ユウコは太客とあれだけしまくっていたのに大橋のセックスは「気分じゃない」と拒むのでした。
どうも最初の内だけさせるという手法みたいです

その後、ミオはユウコの調査の件を夫と共に打ち明け、「危険だ」と大橋に忠告したのですが、「なんでこんなことをコソコソするんだ」とキレられます。
大橋はミオ夫妻に「お前たちには何も相談しない!」とユウコの子を引き取ることにし、「生命保険の受取人もミオからユウコに変えたから!」と告げるのでした。
ユウコの説明によれば子供は施設に預けていたのですが、数年前に連絡が取れなくなり、最近ようやく連絡が取れたということでした。

実際はユウコの娘・アヤ(長瀬麻美)はカートを転がして町を歩き、中年男に声を掛けては売春で暮らしているような人物でした。
ユウコは露出の激しい服を着ているアヤに声を掛け、「なんて恰好だ!」と清純風な服に着替えさせます。
そして家族に紹介されたアヤはミオの夫にいきなり「お兄ちゃん」と話し掛け、「思ったより遊んでるのかな」と印象を持たれます。
ユウコは陰で「余計なこと言ってんじゃねえ」と激しくしばくのでした。
更にアヤは白々しくミオの夫に入浴前の姿を見せたりして誘惑するのでした。

ミオ夫はよせばいいのに脱衣所に脱ぎ捨ててあったアヤのパンツの臭いを嗅いでしまうのでした。
そしてユウコが大橋に与えているハーブティーにはやはり何か混入しているようで、大橋は寝起きが悪くなり、常に身体がだるくなっていました。
その後、ユウコ母娘は大橋の面倒を全く見ず、「アヤの服買いに行くから」とさっさと出掛けます。
宮坂と面会したユウコは「アヤに誰か金持ちの男を紹介しろ」と要求し、更に「大橋から金を引き出す材料にするから遺書を書け」と指示します。
他に手段の無い宮坂はこの計画に乗るしかありませんでした。

ユウコとアヤは酒好きなミオ夫・ヨシオの寝酒に付き合い、心を掴み、ヨシオはうっかりミオとはセックスレスだと打ち明けてしまいます。
後日、大橋とユウコが芝居を見に出かけたので、アヤは早めに帰宅したヨシオを夫婦の寝室で誘惑し、とうとう肉体関係に持ち込みました。
実はヨシオは「風邪をひいた」と嘘を吐いて早退していました。

感想

これは普通です。
後妻業を行っている母娘の話です。
意外と怖くて面白かったですが、かなり荒唐無稽な話だなあとも思いました。
なので展開は読みやすく、思った通りの方向性で終わります。
もう少し第三者というかそういう目を入れるとユウコ達の犯行にも説得力があったんですが、大橋は病院に行ってても「神経痛」で済まされてるのでこんなことあるかな?って感じです。
せめて過去の手口だとかユウコに医療知識を持たせるとかすればリアリティは上がったのかなと思います。

絡みはAVに近いですが、どちらかというとドラマメインのようです。
結末は尻切れトンボで終わってしまうのですが、これ続編とかあるんでしょうか?

あと、大橋の行動にもイラっと来るんですよね。
ちょっとこの人能天気すぎるというか世間知らずな感じで、ミオの調査結果にキレるのは如何なものかと思いました。
それにしてもこういうサイコパス系な殺人鬼はやっぱり怖いです。
ユウコも怖いですが、アヤは身体を武器に生きてる感が良く出てたと思います。

ラストまでのあらすじ

アヤはわざわざミオのベッドに自分の下着を入れておき、帰宅したミオはヨシオがアヤと寝たと悟ります。
ということで家族会議になり、ミオは「お前らのハニトラなんじゃねえの」と疑いの目を向けるのですが、大橋はヨシオを一方的になじるのでした。
そしてアヤは「セックスレスって聞いたから可哀想になってやらせただけ」とサラっと言います。
ユウコは出ていくと言い出したので大橋はヨシオに「お前が出て行け」と告げるのでした。

そしてユウコはミオを「女としての魅力がゼロだから浮気されるんじゃないの」的に嘲笑います。
自室に戻ったミオは怒りに任せてハサミを握りしめるのですが、何とか寸前で思いとどまり、机を叩いて憤るのでした。

その後、宮坂から「借金が返せないから死んで詫びる」という手紙が大橋に届きます。
ユウコは宮坂に会いに行こうとする大橋を「思いつめてたら危険」と止め、自分が仲介すると言いました。
こうして思い通りに運んだユウコはビルの屋上に宮坂を呼び出し、「お前は色々知っていて邪魔」とアヤと共謀して宮坂をビルの屋上から突き落しました。
これが冒頭のシーンでした。

ミオはずっとあれから学校を休んでいたのですが、かつて彼女にラブレターをくれた山田光という20歳になる元教え子がお見舞いに訪ねて来ました。
尚、大橋の具合は悪化しており、杖を頼りに歩いており、活舌も定まらないようになっていました。
ミオは光とドライブに行く約束をし、久しぶりに心が躍っていたのですが、部屋に戻ると可愛がっていたインコが籠の中で死んでいました。
「あらー可哀想ねー」と白々しくのたまうユウコをミオは「お前が殺したんだろ」と追求したのですが、大橋は「そんな言い方があるか」と完全にユウコの味方でした。

翌日、ミオは光とドライブに出かけ、自分から誘惑してカーセックスに持ち込みました。
これ、まだ離婚成立してないので不利になりますよね。
その後、ミオは飛び降り自殺をしてしまい、戻っては来ませんでした。
大橋はもはや寝たきりになっており、家は完全にユウコ母娘に乗っ取られました。
ユウコは大橋を公然と虐待するようになり、水風呂に漬けた際に彼が暴れたので溺死させてしまいました。

そして大橋の遺体を見ながらユウコとアヤは救急車呼ぶごっこをして爆笑するのでした。
その後、ユウコ母娘は次なる犠牲者を求めて移動を始め、ヨシオは調査報告書を手に復讐を決意したようでした。

エンドロールで終了です。

続きあるんでしょうか?

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