目が合うと死亡 のぞきめ

のぞきめ

覗かれると死ぬ

制作年 2015年
制作国 日本
監督 三木康一郎
脚本 鈴木謙一
原作 三津田信三
上映時間 99分
出演
板野友美
白石隼也
入来茉里

だいたいのあらすじ

どっかで地面に埋められた女性が「助けてー」と叫んでいました。
どこから聞こえてるんでしょう?

薬物中毒のような青年・城戸(小澤亮太)がホームセンターに買い物に行き、、狂ったようにガムテープをカートに詰めていました。
帰宅した彼は家にある隙間という隙間をガムテープで目張りしていました。
その夜、城戸は箱の取っ手となる隙間から現れた目に睨まれ、何かに襲われていました。
隙間の定義がイマイチわからず、ベッドの下とかテーブルの下も隙間になりそうな…
そう考えると隙間を消すことは不可能では?

TV局制作部勤務の三島綾乃(板野友美)は表現力の無さから上司(石井正則)に怒られ、陰で逆ギレしていました。
演技になってないです。
居残り作業をしていた三島でしたが、報道部の記者から電話があり、マンションで転落事故があったのでカメラを回して欲しいと依頼があったので、ピンチヒッターになることになりました。
死亡していたのは城戸で、マンションの階段部分で転落死しているのが発見されていました。

城戸は内臓が不自然に捻じれ、喉の奥に泥が詰まって窒息死したのが死因だそうです。
三島は事件の異常性に興味を持ち、再び城戸のマンションを訪ねて非常階段に手を合わせていたのですが、城戸の恋人であった岩登(入来茉里)と出会いました。
岩登は「精神錯乱した後に転落死」という三島の報道を否定し、「隙間から覗いた何かに呪い殺されたのだ」と主張していました。
そして岩登は三島が電話に出ている間にキッチンシンクの隙間から覗く目と噴き出す泥を目撃して絶叫し、部屋を飛び出して逃走しました。

その後、大学に行って事情を聞くと城戸と岩登はサークルの合宿で廃村に行き、そこで呪われたのだと他の学生が語りました。
なんで席を立つ間にこんなに詳しい情報を語るんでしょうか?
三島は先日彼女が忘れて行ったコートを届けるという口実で岩登の自宅を訪ね、母である佳世子(東ちづる)に出迎えられました。
その直後に自室に籠っていた岩登は絶叫し始め、部屋に飛び込むとガムテープで目張りした部屋で発狂していました。

入院して落ち着いた岩登は三島に合宿で迷い込んだ不思議な村のお堂でこちらを凝視する目を目撃し、それからおかしくなったと語りました。
後日、三島は恋人の津田(白石隼也)とその村を探しに行くことにし、付近のコテージを借りました。
三島はコテージの管理人(つぶやきシロー)に岩登達が迷い込んだという六部峠の件を訪ねたのですが、今まで陽気だった管理人は「そこに行くならうちには泊まらないでもらいたい」と表情を固くするのでした。

しかし六部峠が目的だった二人は適当に誤魔化して探索に出発し、村は発見できなかったものの峠には到着しました。
そこには大きな岩があり、岩に巻き付いていたであろう注連縄が落ちていました。
岩登の情報を元に麓の湖に向けて出発したのですが、笠を被って鈴の付いた杖を持った少女が現れたのでビビって逃げました。
なぜこの少女にビビるのかイマイチ良くわからないです。
そして何しに来たのか三島達はさっさと引き揚げて帰宅してしまいました。

帰宅した三島達はあのダムの名前を突き止め、岩登達が見たのはダムに沈んだ侶磊村だったのではないかと憶測します。
その後、津田は侶磊村のことを調べ、のぞきめと呼ばれる怪物がいたと知ります。
まず、全国を旅して周る六部と呼ばれる巡礼者がいたそうなのですが、侶磊村では六部を殺害する事件が起きていたそうです。
あの少女はその頃された六部の亡霊で、侶磊村は六部の祟りを受けていたというのが津田の推測でした。

その後、三島達はのぞきめの権威であるという四十澤(吉田鋼太郎)を訪ねて話を聞きます。
四十澤大学生の時にのぞきめの件に興味を持ち、侶磊村を訪ねたのですが、村はよそ者を異常に嫌うようで誰一人口をきいてくれませんでした。
そんな中、代々村を牛耳っていた鞘落一族の当主はのぞきめに関する資料を提示してくれたのですが、鞘落家こそが六部を殺して財産を奪っていた一族でした。
のぞきめは山の木を切ると現れるのだそうで、祟られるといつも誰かに見られている錯覚を起こして発狂するのだそうです。

その後、病室で不気味な目を目撃した岩登は病室から脱走し、なぜか公園のような所に入り込んで地面に無数に発生した目を見て絶叫します。
佳世子から知らせを受けた三島と津田は岩登を捜索していたのですが、超偶然にも岩登は津田の車の前に飛び出すのでした。
それはそうと三島達は仕事しなくて大丈夫なのでしょうか?
その直後に岩登は道路に飛び出し、トラックに撥ねられて即死しました。

その後、上の空の三島を見て上司は「もう帰っていいから回復したら出て来い」と追い返し、それに従った三島は何を思ったかその場で津田に電話し始めます。
この人仕事舐めてますよね。オフィスなんだから外でしろよ。
連絡が取れなかったので津田の部屋に合い鍵を使って入った三島でしたが、流しの下に折り畳まれて収納されている岩登を目撃して絶叫します。
そこに津田が戻って来て確認したのですが、どうやら三島の幻覚だったようです。
なんで「キッチンの棚」と言っただけで津田が一発で流しの下を開けられるのか謎です。
それはそうと三島の演技はキャバ嬢の会話にみたいです。なんでこの人が主役なのか…

尚、津田は大量のガムテープを購入してきており、「ここから出るんだ」と三島を叩き出しました。
ドア越しの津田によれば六部峠では捻じれて死ぬ死者続出で、津田も峠で少女の目を見てしまっていました。
そして津田はあの少女がのぞきめの正体に違いないと言うのでした。
津田はそのまま入院してしまい、三島は「なんか知ってるなら教えろ」と四十澤を訪問して詰め寄りました。

感想

これはイマイチです。
怨霊と目を合わせると呪われて発狂しますという内容です。
各地に伝わる六部殺しを題材にした作品のようで、題材は面白そうなのですが、内容はつまらないという。
更に主人公の演技が酷いのに出ずっぱりなので観ていて辛いです。
観続けて居られるのは少女に動機が知りたいという一点に絞られる気がするのですが、それも結末付近で裏切られる気がします。

折角昭和初期の事を題材にしているのですからもう少し雰囲気をドンヨリさせるとかした方が良かった気がします。
四十澤のシーンも折角当時のことを語っていて、あれだけの体験をしたのですから重苦しい雰囲気にすべきだと思います。
兎に角シーンに重みが無く、軽いです。
失笑してしまったのが六部母娘の殺害シーンで実行犯が津山三十人殺しみたいな服装している点です。
その所為なのかなんなのか不明ですが、緊張感がまるでなかったです。

そしてスズの目的が何だかよくわからず。
悲惨な目に遭ったのは分かりましたが、心から可哀想とは思えず、可哀想だけど何してんの?という感じになります。
話をどういう方向に纏めたかったのかイマイチわからず。
そして津田が三島に結婚指輪を渡そうとしていた件も心からどうでもいいので、そんなものを伏線にしなくても。

地雷とまでは言わないですが、観なくていいと思いました。

ラストまでのあらすじ

四十澤は侶磊村を訪ねた際、深夜に鈴の音を聞き、鞘落家の妻がお堂におにぎりを差し入れるのを目撃したそうです。
お堂に侵入した四十澤は床下に洞窟を発見し、奥の祠の前でおにぎりを貪っている少女タエと遭遇しました。
鞘落家は六部の犠牲者である少女の祟りから逃れるため、生贄としてタエを閉じ込めて鎮めていたのです。
四十澤はタエを洞窟から連れ出して逃がしたのですが、その映鏡で村は祟りに見舞われ廃村となってダムの底に沈みました。
そして四十澤ものぞきめの祟りを受けたので、発狂を防ぐため自らの目を潰していました。

その頃、津田も少女の幻覚に悩まされ、両目を箸で突いていました。
三島も隙間から覗く目を目撃し、「どうしてこんなことするの!」と怒鳴りました。
すると少女がお堂の中で助けを求めている映像を見せられます。
意味わかりません。無関係の人を祟る理由になるんでしょうか?
三島から話を聞いた四十澤も「そうか!少女は助けを求めて人を見つめていたのか!」と納得し、侶磊村に行くという三島にタエた持っていたお守りを渡してくれました。
今までの少女の行動からは助けを求めてる様子は読み取れませんでしたが…

三島は六部峠で少女と出会い、カメラを手に「あなたの苦しみをこれに残してあげるから津田を助けて!」と要求しました。
ガッカリ展開です。
少女が「訳の分らんこと言うな!」という感じで睨みつけたので、ビビった三島がお守りを差し出すと、少女はこれにはにっこりで村まで案内してくれました。
尚、三島はカメラ回してません。なんなんでしょうこの人

どうやらこの少女・スズは母と二人でこの村を訪れ、このお守りは母が持っていたもののようです。
鞘落家はスズ母娘を迎え入れてお堂に泊め、そのまま惨殺しました。
騒ぎを聞いて村人も集まって来ていたのですが、皆見て見ぬふりで引き揚げました。
その後、スズと母はお堂の庭に埋められました。

気が付くと三島はお堂の前に立っていたので、庭に持っていたお守りを置きました。
すると地面から「お母さま」とスズが出てきて三島を地中へと引き摺り込んでしまいました。
ここで冒頭のシーンみたいです。

一年後、作家志望だった津田は「のぞきめ」という作品を発表して大儲けしていました。
そして津田は渡せなかった結婚指輪を取り出して泣いては三島を偲んでいました。
シクシク泣く津田の耳に鈴の音が響き、呪いとなった三島が「それ、いつくれんの」と話し掛けるのでした。

エンドロールで終了です。

なんだかなあという感じです。

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