都市伝説:長身の怪人
都市伝説追ってたらひどい目に遭う話
制作年 | 2015年 |
制作国 | アメリカ |
監督 | ジェームズ・モラン |
脚本 | イアン・ショア |
原作 | ジョセフ・デラージ/トロイ・ワグナー |
上映時間 | 91分 |
出演 |
アレクサンドラ・ブレッケンリッジ |
クリス・マークエット |
ジェイク・マクドーマン |
だいたいのあらすじ
イーライとジェイミーのカップルが森の中で何かに怯えながら撮影をしていたのですが、二人は何かに襲われてしまい、ジェイミーは車まで逃げたものの何かが憑依したイーライに襲われていました。
2013年の新年パーティーでリポーターのサラ(アレクサンドラ・ブレッケンリッジ)とカメラマンのマイロ(クリス・マークエット)は出会いました。
それからマイロはサラのことをちょいちょい盗撮するようになりました。
そんなある日二人は夜逃げ等で住民が消えた家から廃品を回収する業者の取材を行いました。
そして最後に取材した家はまるで家族が突然消え失せたような様子で、留守電にもそれぞれの職場から無断欠勤の問い合わせが入っていました。
地下でテープを発見したマイロはサラと確認してみることになりましたが、口論になり観るのを中断しました。
しかし再生されているテープにはなにやら不穏なものが映っていたようでした。
ディレクターのチャーリー(ジェイク・マクドーマン)はこの家に興味を持ち、追跡取材を行うことになりました。
一家が失踪したのは経済的な理由では勿論なく、失踪直前に主人であるダン(マイケル・ブーニン)は「森にストーカーがいる」と何度も地元警察に通報していたそうです。
また、ダンは不注意から子供を亡くすという事故に遭ったことがあるそうで、それ以来やたらと撮影をするようになったそうです。
膨大な量のテープをチェックしていたマイロは一家の娘の誕生会で木の下に佇む長身で黒スーツを着た男を発見しました。
また、別のテープではダンが「カメラを覗くと男が見えるが、肉眼で確認すると消えている」と妻に訴えていました。
サラとチャーリーと共にチェックしていると他にも人影が映っている映像があり、家の地下室には連続殺人鬼のゾディアックに似ているマークが落書きされていたことからチャーリーは事件性ありと判断しました。
しかし会社は調査を認めなかったのでチャーリーは意地になり、密かに追跡取材を行うことにしました。
ということで再び膨大な量のテープを自宅で解析していたマイロは娘の学校にもあの男が映っているのに気付きました。
このスーツ姿の男は不自然にも包帯のような物を顔に巻き、覆面のようにしていました。
どうやらこの怪人はカメラにしか映らないようで、ダンに促されてカメラを覗いた夫人も自宅付近に佇む怪人の姿を目撃していました。
やがてマイロの撮影したテープにも男の姿が映るようになってしまったので、マイロは謎を解こうと他のテープも回収しに行きました。
そしてマイロはダンの家の地下室から一本のテープを見つけ出しました。
このシーンなかなかドキドキしました。
その後、帰宅したマイロの肩にはあのゾディアックマークの痣が浮かび上がり、とうとう庭にはあの怪人が現れてしまいました。
マイロはサラに助けを求めたのですが、彼女と寝ていたチャーリーに叩き出されてしまいました。
警察にも通報してみたもののどう切り出していいものやらという感じで「なんでもないです」と切ってしまうのでした。
その後、家に乗り込んできたチャーリーとサラにマイロがストーキングしていたことがバレたのですが、彼等は同時に室内に佇む男を発見したのでマイロの言うことを信じ、皆で家から逃げ出しました。
そしてテープをチェックしていたマイロ達はダンの娘タラや妻(アレクサンドラ・ホールデン)にもゾディアックマークがあったと知りました。
その後、チャーリーがダン一家が荷物の配送先に使用していたという住所を突き止めたので、一行はそこに向かいました。
感想
これは普通です。POVです。
カメラにしか映らない不気味な男が現れて大変!という内容です。
意外とお話しは斬新で面白いのですが、後半で少しガッカリするかも。
というのも前半で一家が失踪しているのが不気味なので、怪人の正体は不明なのですが関わったら死ぬっぽいということが分かります。
なのでそういう勢いで観ているこちらとしてはちょっと後半で肩透かしというかそんな感じになります。
そうは言ってもそこそこお話は練っているきがしていてつまらないということは無かったです。
一応、オチにも秘密があるのでネタバレなしで観た方がいいと思われます。
怪人がちょっと不気味でいい感じなのですが、出てくる時にノイズを出すのは止めた方がいい気がしました。
普通に佇んでるだけでちょっぴり怖いので勿体ない気がします。
原題はオペレーターらしいので、タイトルで軽くネタバレしてますね。
あと、やっぱり展開が地味です。
私はたまたま興味を惹かれたので観てましたけど、あの怪人と一家失踪に興味が持てなかったら脱落する系だと思います。
マイロはサラの盗撮とかしてますけど、悪い人ではないです。
なので殆どこの人が主人公で、色々頑張る感じです。
あと、マイロの犬マーティーには怪人の気配が分かるようで、色々助けてくれます。
なので少し後半は悲しかったのと、チャーリーとサラは軽くウザかったです。
ラストまでのあらすじ
遠路はるばる移動していたのですが、道中で運転していたマイロはヘッドライトが明滅するので車を降り、接近してきた怪人に気付かず、一時的に冒頭カップルの男イーライのような状態に陥っていました。
この怪人憑依するみたいですね。
その後、モーテルに泊まったのですが、チャーリーとマイロは些細なことから言い争いになってしまい、怪人の接近に気付かず、マイロの犬マーティーがワンワン吠えたので我に返ります。
そしてチャーリーは危うくマイロを殺し掛けていたと気づきました。
もしかしたらこの怪人に憑依されると狂暴化してしまうのかも
目的地はまだ遠く、ある夜は限界が来たので車中泊することになったのですが、その夜はサラの提案でカメラを切って寝ることになります。
ところが、朝になるとマーティーの耳にゾディアックマークが刻まれて死亡しており、窓には内側から書かれたゾディアックマークがありました。
マーティー;;
マイロは激しく落ち込むのですが、その後一行はとうとう目的地の住所に到着しました。
しかしその地所に残されていたのは建物の焼け落ちた痕だけでしたが、付近にシェルターのような物を発見しました。
そしてそのシェルターにはダンが残したらしい最後の映像テープがあったので、マイロ達は早速確認してみます。
それによるとあの焼けた家に引っ越してきたダンはタラを窒息死させた挙句に妻ローズも絞殺しようとしたのですが、逆に階段から突き落されて死亡し、妻はその後家に火を放ち、炎に巻かれていました。
このテープは誰が回収したんでしょうか?
マイロ達は保安官事務所を訪ね、ローズが生きていて精神病院に入院していると聞き、早速訪ねてみました。
患者にトールマンの人(アンガス・スクリム)います。
ローズは「ダンはあの男を追いかけて扉を開けてしまった」と語った後に「お前ら連れてきたのか!」的に取り乱してしまい会話ができませんでした。
ローズの件は進展無かったのですが、これまでの調査で怪人が人に殺し合いをさせることが分かってきました。
そしてローズを訪ねた際のテープを確認していたマイロは彼女の手にあったゾディアックマークが消えているのに気付きました。
やがて一行が宿泊していたロッジに怪人が現れたのですが、ローズの印が消えた原因がダンの死にあると判断したマイロは「これしかないんだ」と叫び、自らの首にロープを巻いて自殺しました。
しかし死亡したマイロに怪人が憑依したのか、マイロは直後に復活してチャーリーとサラを殺害し、そのまま死体に戻りました。
これ、警察頭抱えそうですね。面倒くさいからマイロが二人を殺害した後に自殺!死体が転がっていた理由は分からん!とかなりそうですが。
こうなるとローズが生き残った理由は自殺しようとしたからでしょうか?
実はダンはカメラを中古で購入しており、その際に入っていたのがイーライとジェイミーがスーツ姿の男を追いかけているという内容のテープであり、ケースにはゾディアックマークが書いてありました。
エンドロールで終了です。
連鎖する系だったんですね。関わったらアウトみたいです。
この映画エンドロールに一切音が出てなくて変わってます。
怪人がすることは分かった気がしましたけど、目的と正体は不明でした。