血管みたいなカビ映画 遺体安置室

遺体安置室 -死霊のめざめ-

死霊が目覚める時、地獄の扉が開かれる。

制作年 2005年
制作国 アメリカ
監督 トビー・フーパー
脚本 ジェイス・アンダーソン/アダム・キーラッシュ
上映時間 93分
出演
ダン・バード
デニス・クロスビー
ステファニー・パットン

だいたいのあらすじ

レスリー(デニス・クロスビー)は夫を亡くし、カリフォルニアのファウラー葬儀場を借りて、葬儀屋を開業することにします。
彼女は息子のジョナサン(ダン・バード)、娘のジェイミー(ステファニー・パットン)を連れて引っ越して来ました。
葬儀場ではエリオットが出迎えてくれました。
葬儀場は浄化槽が大雨の影響で溢れており、あちこちに水溜りができています。
ここは地下が遺体安置室で上が住居になっており、家の周囲は墓場です。
葬儀場の中はボロボロでキッチンには血管のようなカビが生え、水を出すと茶色く濁っています。
ジェイミー可愛いですね。
エリオットは老人ホームができたし危険なハイウェイが近くにあるから繁盛するとか言ってます。不謹慎なおっさんで腹立ちます。

2階を見て回ったジョナサンは窓際にボビー・ファウラーと言う名前が刃物で彫られているのを見つけました。

レスリーは置いてあったキーホルダーで指を傷つけてしまい、遺体安置室の床の排水溝へ血が流れます。
排水溝からは血管のようなカビ状の物が出てきてレスリーの血を吸収するのでした。

ジョナサンは車で街に買い出しに出ることにしました。
ダイナーで残り物のサンドイッチを分けてもらい、店員に雇ってほしいと言うと店主らしき女性から明日、面接してあげると言われます。
彼は早速、街の不良の男女にからかわれます。

ジョナサンが家の墓場で一服していると何かが背後を通りました。
何者かはわかりませんが、確かに駆け足の足音とはっきりとした影を彼は目撃しました。

次の日、ダイナーの店主・リタに雇ってもらったジョナサンは彼女の姪のリズと知り合います。
また、昨日の不良に絡まれ喧嘩になり、カルという不良はリタに叩き出されました。
リタはカルが悪いから気にするなと言ってくれます。
ファウラー葬儀場には都市伝説があるようです。

ジェイミーは新居に越してきたのが楽しくて墓場でお供えごっこをして遊んでいます。
レスリーはジェイミーに手を洗うように言い、墓場の中の霊廟の扉が開いているのを見て中を調べてみます。
中には「1836年 ベアトリス」、「1851年 ピーター」、「カミール 1922年」とあり、ファウラー家の霊廟のようです。
地下への怪談を見つけた彼女はライター片手に降りていきます。
地下には扉があり、霊魂の不滅について書かれており、星型のような鍵穴がありました。
レスリーは遺体安置室で見つけたキーホルダーの鍵で開けてみました。

その時、保安官のハウエルが訪ねてきたので、地上へ戻ります。
ハウエルは墓地の若者が集まってきて性交するので、気を付けてねと言い、名刺を渡して帰っていきました。
エリオットは地元でも嫌われてるみたいですね。そりゃそうか。

その夜、ジョナサンはファウラー家についての都市伝説をリズとグレイディに教わりました。
・ファウラー家は元々は酪農家でゼベダイアが始めたが、土地が悪く何も育たず、牛は次々死んだ。
・その後、葬儀屋になり62年にエミリンとフランクリンが後を継ぎ、息子がボビーである。
・ボビーは生まれつき奇形で成長せず、両親も彼を虐待し、8歳で行方不明になった。
・その10年後、エミリンとフランクリンが頭を割られて殺害され、犯人はボビーではないかと言われている。
ということでした。

カルたちが墓地に嫌がらせにやってきました。
彼等は天使象や墓石にスプレー缶で落書きしたり、好き勝手してからファウラー家の霊廟に侵入しました。
地下に降り、レスリーが鍵を開けた奥まで進みます。
そこには例のカビ状のものに覆われた棺があり、彼等は棺の中から現れた何者かに襲われました。
ドッキリ系ホラーですね。

次の日、ジョナサンが遺体安置室でエンバーミングしている様子をダイナーで話すと、リズは見学したいと言い出します。
ジョナサンはバイトが終わった後、リズとグレイディを誘い3人で家に戻ります。
彼はグレイディとリズは付き合っているのかと思いこんでいたのですが、グレイディはゲイでした。
家に着くと、レスリーが丁度、仕事を始める所で2人は見学を許可されます。
リズが遺体を見ると、それは彼女が教わっているピアノの先生だったので落ち込んでしまい、見学をやめました。
グレイディが気分直しにマリファナを勧めたので、3人はジョナサンの部屋でマリファナを吸いました。

レスリーが慣れない遺体処理に悪戦苦闘しているとハウエルが訪ねてきました。
ジョナサン達は窓からパトカーを見て慌て、消臭や着替えを急いでします。
レスリーも処置に失敗して慌てており、大量の遺体の血液を排水溝に流してしまいます。
レスリーは慌てて玄関に走り、その間、排水溝からカビ状のものが伸びて遺体を覆っていました。

ハウエルはカルが夕べから行方不明なのでジョナサンから情報収集に来ていました。
彼はジョナサンをカルと喧嘩した件で一方的になじります。
レスリーがジョナサンをかばったので、ハウエルは墓地周辺を調べて帰ることにしました。
ハウエル意外とヤな奴でした。

ハウエルは転がっているスプレー缶を発見して霊廟に入っていきました。
彼は中で何者かに首を掴まれて拉致されてしまいます。
やっぱドッキリ系ホラーになってますね。

その夜、レスリーとジョナサンがキッチンでカビと格闘していると、ジェイミーが泣き叫びながら飛び込んできます。
彼女はクローゼットにボビー・ファウラーがいると怯えきっているのです。
3人が急いで上に上がって見てみると何もいませんでしたが、ボロボロの布が残されていました。
ジェイミーはその布をボビーが被っていたと言います。

次の日、ジョナサンはダイナーでビッチリズに告白されてイチャコラしていました。
そこにカルとピンク髪女が現れ、注文をするのですが、彼等は顔色が悪く、挙動不審でした。
カルに至っては「黙れ!パンク!」と壊れたレコードのように繰り返し怒鳴っています。
二人は黒いゲロを吐いており、女店主はリタにゲロをかけられてしまい、口の中にまで入ってしまいます。
リタは幻覚を見るようになり、様子がおかしくなってしまいます。
やたら放屁みたいな音がしてるのはリタが出してるんでしょうか?謎です。

その頃、遺体処理をしていたレスリーが来客で目を離した間に床から伸びたカビが遺体の中に吸い込まれていきました。
来客はエリオットで彼は遺体を運んできたのでした。
置く場所が無かったので、仕方なく1階に棺を並べておくことにしました。

レスリーは地下に戻るとカビに操られた遺体に襲われ、黒いゲロを飲まされました。

その夜ジョナサンがリズ達と帰宅するとレスリーから夕食を食べていくように言われます。
レスリーは様子がおかしくなっており、カビだらけのダイニングに無理やり皆を座らせます。
黒い液体をスープだと言って出したり、私語で怒ったり明らかにおかしくなっていました。
黒い液体に塩をかけると、液体は溶けるように泡立つのでした。
レスリーは黒いゲロを吐き出したので、皆は逃げ出します。
ジェイミーが庭で踊り狂っていて可愛いですね。レスリーが怖いです。

庭に逃げ出した4人ですが、車もカビに覆われていました。
レスリーが肉切り包丁を持って後を追ってきます。
更に背後から謎の男が現れ、挟み撃ちにされた4人は霊廟に逃げ込みました。
入り口を棺で固定して地下へと逃げ出します。

地下は部屋のようになっており、やはりボビーは生きていたようです。
奥へと進むと不良三人組の一人ティナがいました。
彼女は恐怖で混乱していましたが、ボビーがカルとピンク髪女を井戸に投げ込んだのだと言います。
ボビーはどうやらあのカビに血液などを与えて育てていたようです。
カビに憑りつかれるとおかしくなってしまいます。

いつの間にかレスリーが追いかけてきていたので、5人は奥に逃げ、梯子を上りました。
ハウエルも仲間になっており、ショットガンを撃とうとしています。
5人が狭い通路を通って抜けた先は葬儀場の1階でした。
ジョナサンは狭い通路の入り口にしっかりと鍵を掛けます。
家の中はびっしりとカビに覆われていました。

感想

つまらなくはないですが、微妙な映画です。
フーパーさんの映画は脚本が微妙でも演出が良かったりするのですが、この映画に限っては演出もイマイチでした。

設定などに無理があるのは置いておいて、家の雰囲気などはいい感じなのですが、怖さはないです。
音で驚かす系のホラーなので、好みがわかれる所だと思います。
私個人としてはあまり音系ホラーは好きではないです。

これはきっと主人公の設定などを考えるとティーン向けのホラーなのかもしれませんね。
ちょっと大人には見るの厳しいかもしれません。
思わせぶりな伏線を投げっぱなしなので、観客は置いてけぼりにされてしまうような気がします。

役者ではジェイミーが可愛かったのと、レスリーが一番怖かったですね。あの変貌ぶりは怖いです。

ラストは意図がよくわかりませんでした。
暇つぶしにはなるかと思いますし、トビー・フーパーさんの作品が見たい人にはいいかもしれません。
前半は割とフーパーさんらしいかもしれません。

私はこの映画はあまり好きではありません。

ラストまで(ネタバレ)

冷静でいられなくなった5人はティナのことを疑って手を切ったり、もめたりしていました。
ティナは玄関から出て行こうとするのですが、ドアの前には悪霊軍団がいました。
ティナは手の血が止まらなくなり、キッチンで止血するものを探しているとカビに襲われ、口から入られてしまいます。

ジョナサンはこのままではジェイミーが危険だと思い、彼女を一人で2階の部屋に籠らせます。
ジェイミー大泣きしていて可哀想です。

1階ではドアの前にオルガンを置いて塞いだのですが、ハウエルが外からショットガンを撃ってきます。
さらにティナがカビのせいでおかしくなってしまい、棺の中の死体も4人に襲いかかってきました。
とうとう狭い通路の入り口をぶち破ってレスリーも出てきました。
4人はなんとか部屋に閉じこもります。

その頃、ジェイミーはボビーに連れ去れてしまいました。

部屋に閉じこもった4人でしたが、レスリーにドアをぶち破られ、侵入を許してしまいます。
その反動でティナが棚に激突し、塩を浴びると煙を上げて溶け始めました。
どうやら彼等は塩に弱いようです。
ナメクジかよ。跡形もなく骨になって崩れるので、本人助かりませんね。
一回憑りつかれたら最後です。

彼等は立ち塞がる悪霊軍団を塩で撃退しながら、逃げることにします。

その頃、ジェイミーは霊廟のボビーの部屋に連れ去られていました。
ボビーはジェイミーのことがお気に入りだったようで、喜ばせようとしています。
彼は口唇裂のようで、これが元で両親の虐待を受けたようです。
殺されたくないジェイミーがレッドバインズを与えるとボビーは喜んで食べるのでした。
ジェイミーは隙を見て逃げ出しました。
アグネス呼ばないと!こいつ骸骨の楽器とかであやそうとしてるんですが、怖いって。

ジョナサン達3人はジェイミーを助けに再び、霊廟の梯子を下っていました。
周囲を窺っているとグレイディが胸をぶち破られてやられてしまい、2人は逃げ出しました。

2人が逃げ出した先ではボビーがジェイミーを井戸に投げ込もうとしていました。
レスリー達も井戸を取り囲んでいます。
ジョナサン達は塩で彼等を攻撃し、レスリー達を溶かしました。
ボビーは直前で改心したのか井戸から出たカビの触手からジェイミーを助けると身代わりに自分が呑まれてしまいました。

リズが塩の入ったバッグを井戸に放り込んだ隙にジョナサン達は逃げ出します。
ちょっと井戸の中のシーンはがっかりしました。

ジョナサン達はなんとか霊廟から逃げ出し、井戸も大爆発して埋まりました。
家の中のカビも消えていきます。
庭に逃げた3人はへたり込み、ジョナサンは芝生で横になります。
そこにカビの触手が襲いかかり、ジョナサンを地下に連れ去り、ジェイミーにはレスリーが襲い掛かりました。

エンドロールで終了です。

ポカーンって感じでした。ボビーが何をしたかったのかよくわかりませんし、レスリーなんで無事なの?
最後のカビはなんなの?結局どういう映画なのかサッパリわかりませんでした。

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