クロコダイル2
絶対絶命!敵は最強!!
制作年 | 2001年 |
制作国 | アメリカ |
監督 | ゲイリー・ジョーンズ |
脚本 | ジェイス・アンダーソン/アダム・ギーラッシュ |
上映時間 | 93分 |
出演 |
ハイディ・レンハート |
スティーヴ・モレノ |
ジョン・スクラロフ |
だいたいのあらすじ
前作です。
銀行強盗団が大金を奪い、突入してきた警官隊と撃ち合いの末にまんまと逃走しました。
警官が突入してきて逃げられることってあるんですね…てっきり包囲されてるのかと
CAのミア(ハイディ・レンハート)は彼氏のザック(チャック・ウォークザック)が滞在しているメキシコに向かう便に搭乗しました。
尚、便には雑学クイズでメキシコ旅行をゲットしたブライアン(スティーヴ・モレノ)等の変人が乗っていたのですが、もれなく冒頭の強盗グループも乗り込んでいました。
強盗団の一人でイカレ野郎のソル(ジョン・スクラロフ)は禁煙の機内のトイレでタバコを吸ったのでミアの怒りを買い、「当局に通報します」と告げられました。
間もなく便は嵐に巻き込まれ、安全を優先するために引き返すことになります。
その報告を聞いた強盗団のリーダー・マックス(ダリル・セルス)は仲間に合図してハイジャックを働きます。
連中はコクピットのパイロット達に銃を突きつけて「予定通りメキシコに飛べ!」と要求し、ソルはパニックを起こしていた乗客を射殺しました。
怒りのパイロットが銃声の下に向かったのですが、強盗団に射殺され、更にまずいことに彼を貫通した弾はコンパネに命中しました。
航空機は制御不能となって物凄い勢いで急降下し、コパイが必死に立て直しを図ったものの海上に不時着するのが精一杯で、機体は真っ二つに折れて炎上しました。
生き残った人達は湿地帯に不時着していた機体前部から脱出し、ひとまず僅かな陸地に逃れます。
ミアは相棒のジュリー(アンナ・クラナージュ)と弁護士のジャスティン(デヴィッド・ヴァルシン)と共に負傷した女性を陸地に運びました。
マックスは「村まで案内しろ」とコパイに要求し、生き残った乗客に自分達の荷物を運ぶよう指示します。
「怪我人がいるのよ!」と訴えるミアでしたが、マックスは「あっそう!」と重症女性を射殺するのでした。
コパイはこっそりと信号を発しているフライトレコーダーを取り出し、ミアに託しました。
その頃、ザックはバーのTVでミアの便が失踪したことを知り、地元警官に「仕事しろよ!」と絡んでいました。
そんな彼に「探し物はプロにお任せだぜー」と胡散臭い男・ローランド(マーティン・コーヴ)が声を掛けました。
ローランドは酔いつぶれて使い物にならなかったのですが、他に頼る者も無かったザックは彼を3000ドルで雇いました。
ミア達は土砂降りの雨の中を強盗団の荷物を運ばされていたのですが、コパイが小型のワニに襲われて食われます。
強盗団の生き残り三名はワニに一斉射撃をして射殺しました。
そして行進は続き、ジャスティンが荷物が重いと苦情でも言えばソルが撃つぞと脅すのでした。
暫く進んだ所で雨も上がったので野営することになりました。
その頃、射殺された小型ワニに大型ワニが近づき、死体を発見して怒り狂っていました。
そういえばワニは知能高くて子育てしますもんね。
ミアは精神安定剤を混ぜた酒を作り、強盗団でも一番与しやすそうで、寝ずの番をしていたスクイド(ジェームズ・パークス)に呑ませました。
上手いこと彼が眠り込んだので銃を奪い、他の生き残りメンバー・ジュリー、ブライアン、ジャスティンと共に逃亡します。
不味いことに直ぐに雨が降り出してしまい、マックスが目覚めたので、ミア達の逃亡は直ぐに悟られました。
そして強盗団から逃げていたミア達の前には7mを超えると思われる巨大ワニが出現し、レコーダーのバッグごと楽々とジュリーを飲み込むのでした。
ミア達は「なんじゃあの怪獣は!」とパニックを起こしてジャングルを逃げ惑うのですが、間もなくマックス達に捕獲されました。
そしてミアはその際にザックからプレゼントされたライターを落としていました。
ミア達はワニの件を訴えたのですが、マックス達は信用せず、再び荷物運びをさせられるのでした。
翌日、ローランドは単なるハッタリ男では無かったようで、ヘリにザックを乗せ、上空からレコーダーの信号を探っていました。
これで3000ドルって思ったより良心的なような
信号をキャッチしたローランドはヘリを隠れ家に降下させ、そこからザックと共にボートで川へと乗り出しました。
一方、ジェニーの食いちぎられた遺体を発見したマックスはようやくワニがいる件を信じました。
ローランドと湿地に到着し、ミアの落としたライターを発見したザックでしたが、間もなくワニに襲われます。
意外と迫力ありますね。
ローランドのお陰で命拾いしたザックは一緒にボートに逃げ込んでとんずらし、ローランドはワニがレコーダーを呑んだのだと勘付くのでした。
そしてローランド達のボートはミア達を発見したのですが、水中に潜んでいたマックス一味により転覆させられます。
ザックはソルに銃を突きつけられるのですが、ローランドは逆にマックスに銃を突きつけ、「お前ら俺のヘリ無しじゃこの地獄から脱出できないぞ。選択の余地ないぞ」と脅すのでした。
睨み合いが続く中、スクイドがワニに呑まれてしまい、ひとまず休戦ということで一行は付近の小屋に逃げ込みます。
ここでワニをおちょくった態度を取ったジャスティンが食われてしまいました。
そしてこのどさくさで主導権は強盗団チームに握られました。
感想
これは普通です。
ハイジャックされた挙句にワニに襲われるという悲惨な内容です。
非常に単純な内容でちょっとアナコンダにも似てるのですが、意外と面白いです。
やたらとワニがデカくて迫力があり、映像がダイナミックで、舞台は沼なのでこれがサブタイになってるみたい
いきなりジュリーを咥えてるシーンでデカさをアピールしてくれるので、何かの横にタバコ置いてる写真みたいにわかりやすいです。
流石に安い合成ですけど、この巨大ワニはデスロールまで披露してます。
展開もB級の王道っぽい感じでテンポもよいです。
名作!って訳では無いですが、ワニ映画としては良い出来だと思いました。
銀行強盗の連中も出てきてごちゃつくかな?と思いきやしっかりワニが主役でまとまってます。
でもこれワニも航空機の乗客も全然悪くなくて、悪いのは強盗一味だけだという。
飛行機事故でかなりの人が亡くなっているのでとばっちりもいい所だと思います。
ローランドはお金で雇われてるとは言え頼もしい男なのですが、この人もとばっちりだと思います。
もうザックをミアの所に連れて行っただけで3000ドル分の仕事はしてるような…
劇中では語られてなかったですが、恐らく元海兵隊か何かの人だったようです。
そういう訳なので、結末はもう少しマイルドで良かったんじゃないかな?とも思いました。
一番悲惨だったのがいきなり射殺されてた負傷者女性だと思います。
グロはややあり、食われてるシーンとか悲惨ですが、エロは無いです。
むしろワニが風紀を取り締まっているようなので、グロ耐性があれば家族鑑賞安心です。
ラストまでのあらすじ
マックス達はミアを人質にザックとブライアンにボートを取ってくるよう命じました。
一方、ミアはソルにレイプされそうになっていたのですが、怒りの風紀委員ワニが小屋の床をぶち破って騒動を起こし、平和が戻りました。
そしてマックス達と再び睨み合いになったザックはミアと共に水中に落ちてしまいます。
ローランドとブライアンが援護し、ミアとザックはワニから逃げ回り、その隙にマックスとソルはボートに金を積んで逃走しました。
残念ながらブライアンがバランスを崩して落下し、ワニの犠牲になったのですが、「ただで食われるか!」とワニの目にナイフを叩き込みました。
怒りのワニはデスロールを繰り返したのでとうとう小屋が崩れ、ローランドはミアとザックを助けて一緒に逃げます。
その頃、マックスはソルと仲間割れを始めており、ソルはブチ切れたマックスに撃たれた挙句、ワニに食われていました。
その後、ローランドの案内でヘリに先回りできたミアとザックは「やったね!」とキスしていたのですが、そこに「ヘリには俺が乗る!」とマックスが現れました。
ローランドはマックスのお金を山分けすることであっさり裏切り、ミア達を置き去りにしました。
そしてミア達はローランドの隠れ家にまだ隠してあった予備ボートを発見し、乗り込みました。
ローランドは実は裏切った振りをしていただけで隙を見てマックスから銃を奪い、彼を射殺して落としたのですが撃たれて重傷を負います。
それでもミア達を迎えに行こうとヘリを向けたのですが、ワニが大ジャンプでヘリの足に噛みつき、撃墜しました。
そしてヘリは爆発炎上し、ローランドは死亡しました。
ワニはしつこくミア達のボートを追いかけ、ミア達は水上にメタンガスが充満している地点まで逃げました。
ここでミアはワニを惹き付け、水中に燃料を撒いてからライターを投げて点火しました。
激しく誘爆が起こり、流石の巨大ワニも爆発四散し、レコーダーがぶっ飛んできました。
レコーダーを引き上げたミア達は早速イチャコラ始めました。
その後、無事に救出された二人は会社の保証金で旅行を楽しんでいたのですが、ワニとの恐ろしい日々はミアの心に解消できないトラウマを残したようでした。
エンドロールで終了です。
意外と良作かも
ローランドも生き残って欲しかったんですが…
あとジャスティンとブライアンは気の毒でしたが、恐らく大人の事情でヘリに乗れないからだと間引きされたみたいです。
合掌