ザ・サスペリア 生贄村の惨劇
生贄捧げてたらひどい目に遭う話
制作年 | 2013年 |
制作国 | アメリカ |
監督 | チャド・クロフォード・キンクル |
脚本 | チャド・クロフォード・キンクル |
上映時間 | 71分 |
出演 |
ローレン・アシュレイ・カーター |
ショーン・ブリジャース |
ショーン・ヤング |
だいたいのあらすじ
冒頭に村全体で人殺して穴に入れてます的な不気味絵本あります。
エイダ(ローレン・アシュレイ・カーター)は彼氏ジェスビー(ダニエル・マンチ)からやらせろやらせろと迫られ、森の穴ぼこの近くで押し倒れました。
あまりにも五月蠅いのでそろそろさせないと限界か!と感じた彼女は「ここじゃないならいいよ!」と森の木陰に誘導しました。
ということで激しくセックスしたのですが、一方でこの村には変人がいるらしく変な陶芸家のおっさんが白目で変な壺を焼いていました。
エイダが帰宅するとボーディーとかいうメタボなおっさんと「結合しなさい」と両親から命じられます。
なんだかよくわからない話ですが、エイダは諦めたように「穴神様に祈りを捧げてくる」とか訳の分からないことをのたまいます。
変人村みたいです。こういう村が好きな人も居るはず。
そしてエイダは小屋に入り、パンツの裏地に赤絵具を塗り付けるという謎の儀式を行いました。
この小屋はさっきの陶芸家おじさんドワイ(ショーン・ブリジャース)の小屋だったのですが、エイダは夕食に彼を招待した後に勝手に釜から自分の顔っぽい壺を盗み、その辺に埋めました。
ということで夕食会になりファンキーなエイダの父(ラリー・フェセンデン)は娘も結合して信仰は相続!と訳の分からないことをのたまっていました。
会食にはジェスビーも呼ばれていたのですが、エイダを幸せにしろよチクショー的な感じでした。
結合って結婚のことみたいです。やらせろ!ってことではなかったみたい。
その後、ジェスビーは「処女じゃないのがバレたらヤバいぞ!絶対に俺のことを言うなよ」とエイダに釘を刺しました。
尚、エイダ達は一応現代社会に生きているのですが、たまに果物などを町に卸に行くだけで、鎖国政策を敷いているようでした。
エイダは父と一緒に町に行き、パンツを購入する際に妊娠検査薬を万引きしました。
なんで使い方知ってるんでしょうか?
その後、森で洗濯物を干していたエイダの前に不気味な少年が現れ、エイダは白目を剥いて倒れます。
更に一緒に洗濯していた村人アイリーンが何者かに襲われて殺害されました。
アイリーンの遺体はバラバラで森の小道に散乱しており、村人たちは集まって「壺は作ってたのか?」「どういうことなんだ」と大騒ぎし、ドワイは「いや壺は作ってない」と嘘を吐きます。
どうやらアイリーンを襲ったのは穴神様だそうで、ドワイはいつもトランス状態で壺を作るのだそうで、壺に関する記憶が無いのだそうです。
エイダは白々しくドワイを訪ね「その辺にあるわよ」と励ますのでした。
エイダが全部悪い気がします。
その後、エイダは母親から「処女かどうか調べる」と無理矢理トイレでパンツを脱がされ、抵抗すると太ももにタバコを押し付けられます。
そして処女で無いのがバレたのでエイダは「自分でした」と口を割りませんでした。
また、恐ろしいことにジェスビーはエイダの兄だったようなのですが、彼女は妊娠していました。
その後、ドワイは壺を持って村人の前に現れたのですが、彼が持っていたのはボーディーの顔のツボでした。
するとボーディーは皆の前に出されてエイダ父に喉を掻き切られ、穴神に生贄として捧げられました。
この村ではドワイがトランス状態で壺を作り、穴神の生贄を差し出すことで平和が守られているようです。
しかし不正は過去にもあったらしく、エイダの祖父の不正で身代わりになった男の亡霊が現れ、祖父を脅しました。
その後、ジェスビーが熱を出したので、エイダ父は森の穴に彼を浸からせます。
こうして穴に浸かると治るはずだったのですが、なぜかジェスビーは穴に引き摺り込まれて死亡し、エイダは時を同じくしてまた白目で倒れていました。
エイダは以前にドワイが退治の壺を作っていたことから穴神は自分を欲しているのだと悟ります。
村人たちは「どうなってるんだ」とドワイに詰め寄り、ドワイは「壺を失くしたから適当に作った」と白状しました。
ドワイは森の倒木に縛られ、次の生贄にされることになりました。
エイダはドワイを救出して連れ出し、駆け落ちし、ひとまず町までヒッチハイクしました。
二人は雑貨屋のクリスティ(ケイトリン・カラム)の父に泣きついて密造酒を売り、お金をゲットしようとします。
実は雑貨屋の店主は関わらない方がいいと村に知らせていたのですが、クリスティは二人の力になることにします。
そんな矢先にまたエイダは白目発作を起こし、村人が一人犠牲になったと知りました。
感想
これはイマイチです。
なんか穴の中に何か住んでて共存してます的な内容です。
ホラーなのかと思いきやほとんどヒューマンドラマだという。
なんかその割には村の正体もよくわからず、全てがモヤモヤのままです。
町の人の服装もなんだか古い感じなのですが、雑貨屋の主人が携帯持ってたりと時代背景がいつなのかよくわかりません。
更に結末は今までの70分は何だったの?と衝撃を受けます。
実を言うと穴神と生贄のシステムに関しても正しい説明はなく、村人が穴神ガーと騒いでるだけです。
単純に泥まみれの穴しか出てこないので非常に退屈で、更にこんなに虐殺する神と共存できるの!?って疑問に感じます。
なんで村人が死ぬのかの説明も具体的には無く、結局なんなのさという感じです。
村の全体像もよくわからないのですが、集まり具合を見ていると10人程度しかいない気がして、どうやってこれから繁栄するのさって思います。
あの黒い男の霊はどうやら騙されて犠牲になった人らしいのですが、その辺の説明も殆どないのでわからず。
最後になんで逃がしてくれそうになったのかとか全然説明無いです。
村人もおっさんとおばちゃんしかいないので、なんだかガッカリです。
ドワイに至っては「俺は童貞だ」と男らしく宣言してました。
ラストまでのあらすじ
ということで雑貨屋店主の通報で父たちが店に現れ、エイダ達は村に連行されました。
二人はむち打ちの刑に処され、ショックでエイダは流産しました。
両親に詰問されたエイダはジェスビーと関係を持ったことを打ちあけ、両親は頭を抱えます。
そしてエイダは家に監禁されたのですが、ゆるゆるだったので余裕で脱走します。
祖父の所に行ったエイダは霊の男の亡霊を呼び、助かる方法を聞いたのですが、生贄一択だそうです。
そして穴神は今度はエイダ父を襲って餌食にしていました。
エイダはとうとう「自分が壺を隠した」と白状し、怒りの母の命令で生贄にされることになりました。
その夜、エイダの前に男の亡霊が現れて逃がしてくれると告げたのですが、自分が死ねばドワイは助かると知り、残ることにしました。
ということで翌日、エイダは喉を掻き切られて死亡しました。
ドワイはエイダの壺を自分の小屋に飾るのでした。
エンドロールで終了です。
何だったんでしょうか?
謝罪で終了とか意味わかりません。