反対の視点でも観てみたいです ドニエプル攻防決戦1941

ドニエプル攻防決戦1941

スモレンクスの戦い辺りの話

制作年 2009年
制作国 ベラルーシ
監督 デニス・スコヴォゾウ
脚本 デニス・スコヴォゾウ
上映時間 131分
出演
イゴール・シコヴ
セニア・キャセヴ
アナトリー・コット

だいたいのあらすじ

1941年6月ドイツ軍はバルバロッサ作戦を発動し、赤軍側では住人に協力させつつ敵機動部隊に損傷を与えようと塹壕を掘って防衛線を敷いていました。
赤軍の新任師団長はドルチ川に兵力を集中させるよう指示しました。

そんな中、セノに居たある小隊はドイツ軍の襲撃で乗客が虐殺された列車を発見し、民間人女性一名を救出しました。
そして進軍して来たドイツ軍に奇襲を掛けた小隊でしたが、あっという間に壊滅寸前まで追い込まれ、早々に撤退します。
尚、ドイツ軍は赤軍の兵士に成り済ました工作兵も潜入させており、とうとう師団長の部隊でも工作兵が確認され、その直後に空襲を受けました。

救出された民間人女性ゾーヤは野戦病院を手伝うことになりました。
そこでゾーヤは同僚となる看護師のアンナが列車内で射殺されていた兵士の妻であると知ったのですが、彼女の夫が死亡したことは黙っていました。
尚、ゾーヤは以前に師団長に一目惚れからずっと憧れているのでした。

7月10日にはドイツ軍は赤軍の防衛線であるドニエプル川の渡河を開始しました。
ドイツ軍の侵攻は早く、勇み足で前線に向かっていた兵士は空襲と敵装甲部隊により壊滅状態に陥り、塹壕の防衛線も準備前に突破されつつありました。
7月11日には防衛線の一つブイニチで多くの犠牲が出ましたが、シャドリン大佐の部隊は敵の撃退に成功していました。
その夜は徴収したお酒でささやかな祝杯を上げることになりました。

翌日、師団長の誕生日だったのでゾーヤはどさくさに紛れて花を差し入れてキスをしました。
その日、ブイニチは激戦区となり、ゾーヤも前線の野戦病院に移動となりました。
師団長はゾーヤが前線に移動したと聞き、援護に駆け付けました。
公私混同だと思います。
そして部隊は全滅したようでしたが、なぜか師団長とゾーヤは生き残ったようでした。

その後、師団長はゾーヤを連れて作戦本部に戻りました。
7月13日に再び激戦区となったブイニチでは前に日の戦闘で戦車4台を潰すという活躍をしたベラルーシ出身の大工セルゲイが戦死しました。
彼は生きて帰って家族の家を建てることにしていたのですが、叶うことはありませんでした。
その後、ブイニチではドイツ軍の兵士がナチスの旗を手に進軍してきて、無抵抗で撃たれるという謎のパフォーマンスが行われていました。

そんな状況だったので脱走兵の取り締まりは厳しく行われており、軍法会議も無しで銃殺刑とされていました。

感想

これは普通です。
1941年のバルバロッサ作戦の初頭部を描いた内容です。
当時の一部の地域に関する局所的な戦闘を描いたもののようです。
舞台は白ロシアの辺りだと思われるので、「炎628」と同じ地域でこちらが少し前です。
あちらは「戦争嫌だよね!」っていうのがメインですが、これはそうでもないようです。

地図で「ここがこうなってます!」って教えてくれるのですが、これはイマイチよくわかりませんでした。
これがメインだと思うんですけど、これが良くわからず、地元民向けなのかな?と思いました。
他には師団長に恋した女性の話みたいなのが入っててこれが戦況と一緒に進行してます。
ちょっと長めですけど、戦闘多めなのでサクサク進みます。

独ソ戦というとレニングラードとミンスクとかドイツ撤退戦とかそんなのが多いみたいで、今回は耳慣れない地点の戦闘が多いです。
当時の体制批判みたいなものは入ってるみたいですが、プロパガンダ的なものは少ないみたいです。
どちらかというと過去に頑張った人いたんですよ的なことなのかなあと勝手に感じました。
そういう意味だと一部の日本の戦争映画に少し近いものがあるかも。

激戦!みたいな展開ではなく淡々と物量戦みたいなものを描いているようで、戦場の描写はなかなかでした。
人数が多くて意外とお金掛かってる感じです。

ラストまでのあらすじ

7月20日にはドイツ軍が172師団の防衛を突破し、師団長達の本部も撤退を開始します。
野戦病院では院長が不良兵が捕虜にされた時の配慮にと身分証の書き換えを行っており、逮捕されました。
師団長は即時釈放をさせると共に、貴重な兵力を潰すなと脱走兵の即時銃殺を止めさせました。

その後、最後の航空機を送り出し、師団長は部隊と運命を共にすることにしました。
共産党員の仕官が師団長に撤退を勧めに来たのですが、師団長はそれを断りました。
そして師団長は顔見知りのドイツ軍上級仕官を捕虜にしたので、会談しました。
師団長は散々に酔わせて上級仕官を解放しました。

7月25日には作戦本部のあるモギリョフ市が主戦場となります。
産党員は「命令に背いたから司令部にチクる」と言っていたのですが、戦死してしまいました。
師団長は負傷した副官に勲章候補者リストを手渡して送り出しました。

とうとうアンナも死亡し、ゾーヤは何とか他の兵士に混じって生き延びました。
彼女は撤退準備を進めていた師団長の下へ駆け付けたのですが、間もなく本部には敵が突入してきました。

その後、副官は司令部に表彰者名簿を渡したのですが、「表彰などしない」と言い放たれました。

ドイツ軍の記録によればモギリョフ市では6万人の赤軍兵が戦ったそうで、兵士達は最後まで町を防衛していたということでした。

エンドロールで終了です。

ドラマは微妙ですが、戦闘シーンが多いです。

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