そして誰もいなくなった的な ファイブ・バンボーレ

ファイブ・バンボーレ

どんどん人が消えてひどい目に遭う話

制作年 1970年
制作国 イタリア
監督 マリオ・バーヴァ
脚本 マリオ・ディ・ナルド
上映時間 81分
出演
ウィリアム・バーガー
イーラ・フォン・フュルステンベルク
エドウィジュ・フェネシュ

だいたいのあらすじ

若い女性(エリー・ガッレアーニ)が砂浜を散歩した後に付近の別荘をそっと覗いてみたのですが、中ではお金持ち風の人達が退廃的な感じのパーティーをしていました。
皆さんファッションがオシャレです。こういうの回帰するんですね。
しかしダンスはダサいという。

その内、この連中は下着姿で踊っていた女性をふざけて縛り上げ、全員にナイフが配られました。
メンバーの一人ジョージ(テオドロ・コラ)がブレーカーを落として「皆さん!この女を残酷にいたぶってください」と姿を消したのですが、これは単なるゲームでした。

しかし、ブレーカーを戻して部屋が明るくなると件の女性は腹に深々とナイフが突き刺さって死亡していました。
「どういうことなんだ!」と大騒ぎになるのですが、実はこの女性が死んだ振りをしていただけで、単なるドッキリ返しでした。
ここは離れ小島であり、この連中はそんなバカ騒ぎばかりしていました。

翌日、乗って来た船の船乗りは一足先に帰ってしまい、島には男女8名と冒頭の娘イザベルが残されました。
それはそうとして金持ち男三名はフリッツ教授(ウィリアム・バーガー)の発見した公式を買い取りに来たようで、「300万ドルでどうだ」等と持ち掛けて断られていました。
ジョージはフリッツの妻・トルッド(イーラ・フォン・フュルステンベルク)に彼を説得するように依頼するのですが、「あたしにも無理」と返答されました。
フリッツはジョージに脅されて身の危険を感じたのでボートで島を脱出することに決め、ひとまず公式の書類を燃やしました。

一方、ニックの妻マリー(エドウィジュ・フェネシュ)はウェイターのチャールズと不倫しており、ボートで待ち合わせをしていました。
そしてマリーがボートに到着するとチャールズは腹部にナイフが刺さった状態でベッドに横たわって死亡していました。
マリーは卒倒しそうに驚いたものの直ぐに立ち直って別荘に戻ったのですが、その様子をイザベルに見られていました。
ニックは戻って来たマリーに「公式が欲しいからフランツと寝ろ。まずはジョージを誘惑しろ」と指示し、マリーはまんざらでもない様子でした。

その後、チャールズの遺体はなぜか波打ち際に打ち上げられて皆に発見されて大騒ぎになったのですが、無線が壊されて連絡が取れず、いつの間にかボートも無くなっていました。
遺体を放置する訳にもいかないので皆は冷凍庫にチャールズの遺体を運んで保管しました。
ジョージの妻であるジル(エディス・メローニ)はいつまでもシクシク泣いていたのでジョージに「うるせー」とひっぱたかれました。
一方、フリッツは「俺一人に公式売れ」と迫られて小切手を押し付けられたので、部屋に引き揚げた彼を追い、「返すぞ!ここに置くぞ!」と小切手をベッドの上に置きました。
手渡せよって思いました。

一方、イザベルは別荘から上着を持ち出して砂浜の穴に埋めたりと謎の証拠隠滅っぽい行動をしていました。
その現場をニックに押さえられて「何してんだ」と詰め寄られたのですが、「止めなさい」とフリッツが割って入りました。
ニックは嫌味を言ってから退散したのでフリッツはイザベルと親しくなり、イザベルはフリッツの公式に価値があることを知りました。
その後、ニックは「小切って受け取ってない。契約成立!」とか言い出したので、フリッツは自室のベッドで寝ていたマリーに「お前がガメただろ!」と詰め寄ります。
それに対してマリーは「下着の中調べれば」と嘲笑ったのでフリッツはスゴスゴと引き下がりました。

その後、トルッドとジルは海岸で話し込んでいたのですが、銃声が響いたので駆け付けるとフランクが射殺されていました。
そしてトルッド達が別荘に知らせに走った間にフランクの遺体はイザベルによって海に流されていました。
翌日の朝、別荘のベランダで目立たなかったペギー(ヘレナ・ロニー)が射殺され、冷凍庫送りとなりました。
ペギーの夫であるジャック(ハワード・ロス)はジョージを疑い、皆はお互いに疑心暗鬼に陥るようになります。

今度はマリーが木の枝で手を拘束された状態で胸を刺されて死亡しているのが発見されました。
その後、ニックとジョージは小切手を巡って口論の末に殴り合いに発展したのですが、そんな騒ぎを他所にジルが「もう耐えられない」と遺書を残し、手首を切って自殺しました。

感想

これはイマイチです。
島にいる人達がどんどん死んでいくという内容です。
なんかダラダラしていて話がなかなか進まず、あらすじにも惹き付けられないという。
黒幕の動機もよくわからないんですよね。
どうも最初から悪だったのではなく、途中から様子を見て悪に染まったような気がするのですが、そうなるとチャールズがいきなり殺された理由がよくわからないです。

バンボーレってなんなのよ?って思って調べてみたら人形のことみたいです。
なんかいい感じの題ですね。
多分、冷凍庫にぶら下げられた死体のことでしょうか?
一人死ぬたびに軽快な音楽が流れて冷凍庫シーンになり、全員がアップになるのでウケます。

全体的につまらない感じなのですが、絵的にはなかなか小綺麗です。
なんだかスタイリッシュな感じで色がきれいです。

ラストまでのあらすじ

生き残った四人は居間で色々と話していたのですが、苛立ったニックは一人で出て行きます。
その後、トルッドとジョージ、ジャックの三名は気を取り直してお酒を呑み、酔いつぶれて寝てしまいました。
翌朝、迎えの船が島にやって来たのですが、別荘には誰も居らず、船員は引き揚げて行きました。

その後、トルッド達はなぜか居間で息を吹き返してお酒に一服盛られたと悟ります。
ニックは既に冷凍庫に吊るされており、ジャックは「もう嫌だ」と別荘を飛び出しました。
その後、ジョージは岩場に隠してあったボートで逃げようとしたのですが、エンジンが壊されていました。

一連の事件の犯人はジャックであり、別荘に戻って来たジョージを射殺したのですが、彼はフリッツは殺していないということです。
そして黒幕はトルッドであり、お金目当ての彼女は公式をネタにジャックを操っていたのでした。
彼女は公式の撮影されたフィルムをジャックに差し出して小切手を受け取り、そのままジャックを射殺しようとしたのですが、反撃を受けて相討ちとなりました。
そしてイザベルが現場から色々な物を回収していました。

その後、着飾ったイザベルは囚人の面会に行くのですが、その相手とはフリッツでした。
実はこのフリッツは本人ではなく、フリッツを殺害して公式を奪ったゲリー教授だったのです。
フリッツことゲリーを撃ったのはイザベルの麻酔銃だったのですが、なぜか自白剤が入っていたのでゲリーはフリッツ殺しを自供してしまいました。
イザベルはゲリーを皆から守るために死んだことにしていただけで、後はジャック達が殺し合っていただけでした。
彼女はゲリーに「他の小切手使っちゃったからニックの小切手の暗証番号教えて」とせがみに来たのでした。

ということで暗礁番号をゲットしたイザベルは運転手付きの高級車で意気揚々と引き揚げ、スイスに向かうのでした。

FINEマークの後にエンドロールで終了です。

元々イザベルはお金持ちに憧れてたみたいですね。
ニックに詰め寄られた時に助けてもらったのでフリッツのことは好きになったみたいです。
しかし自白剤ってなんなのさ?って感じです。

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