サウスバウンド(2015)
謎の生物にひどい目に遭う話
制作年 | 2015年 |
制作国 | アメリカ |
監督 | ロクサーヌ・ベンジャミン/デヴィッド・ブルックナー/パトリック・ホーヴァス/レイディオ・サイレンス |
脚本 | マット・ベティネッリ=オルピン/ロクサーヌ・ベンジャミン/デヴィッド・ブルックナー/スーザン・バーク/ダラス・ハラム/パトリック・ホーヴァス |
上映時間 | 89分 |
出演 |
チャド・ヴィレラ |
マット・ベティネッリ=オルピン |
クリスティーナ・ペシッチ |
だいたいのあらすじ
第1話
悪事を犯したっぽい血まみれの男二人ミッチ(チャド・ヴィレラ)とジャック(マット・ベティネッリ=オルピン)が道路を爆走していました。
夜通し運転していた二人は翌日の朝、ようやくスタンドに立ち寄って一息入れようとします。
恐ろしく愛想の悪い美人店員(クリスティーナ・ペシッチ)にガソリン代を払い、どうにか血を洗い流したのですが、二人は間もなく何かが追いかけて来たので外に飛び出しました。
二人の車は空中に浮く黒いカツオノエボシのような不気味生物に追われているようなのですが、どんなに車を飛ばして逃げてもたちまちスタンドの前に戻ってきてしまうのでした。
ミッチは「もういいよ。出口はない」と車を降りてしまい、ジャックは説得を試みたのですが、間もなくジャックにはクラゲが襲い掛かります。
よく見るとそれはサボテンのような頭部にドラゴンゾンビのような羽、上半身の骨のような身体を持つ死神っぽい奴で、ジャックの口に骨の手を突っ込んで殺害してしまいました。
近辺には奴らが複数浮遊していたのですが、ミッチは付近のモーテルの一室に侵入します。
そこはなぜか自宅のようになっており、ミッチは助けを求めては消える娘のキャサリンと延々追いかけっこをするのでした。
意味が解りませんでした。
第2話
ミッチとは入れ替わりにモーテルの隣室からはキム(ナタリー・ラブ)、セイディ(ファビアン・テレーズ)、エヴァ(ハンナ・マークス)の三人娘が出てきてドライブ旅行に出発しました。
運の悪いことにタイヤがパンクしてしまったのですが、呑気にビール等を飲んでいました。
すると地元民らしき夫妻が通り掛かったので、乗る乗らないと話し合った結果、乗せてもらうことになりました。
この夫婦は昔ながらの生活を送っているそうで、何だか言うことが野暮ったいのですが、タイヤも直してくてることになりました。
そして夕食に岩石のような肉を振る舞われたのですが、セイディは「ベジタリアンだから」と辞退しました。
その後、肉を食べた二人は黒いゲロを吐いたので、セイディは家の人に知らせたのですが、彼等は落ち着いて「肉の所為だな。最初はそうなんだよ」等とのたまいながらキム達に牛乳のような物を与えました。
「タイヤ盗んでここから逃げよう」と言うセイディに「めんどくさいし、眠いから」と気だるげで、「お前の所為でアレックス死んだよね」と過去のメンバーだった女性の話をするのでした。
深夜に目覚めたセイディはキム達が居ないのに気付いたのですが、二人は一家が開催するカルト祭りのようなものに一味として参加していました。
そしてトラばさみに足を挟まれながらも路上に逃げ出したセイディは前方から来た車に合図しましたが、撥ねられてしまいました。
ここは自殺したメンバーアレックスの実家だったんでしょうか?謎です。
第3話
ルーカス(マーサー・ジッケル)はスマホで電話をしていて前方不注意だった所にセイディが飛び出して来たので撥ねてしまいました。
セイディは全身が変な方向に曲がって瀕死の状態だったので、ルーカスは急いで911に電話しました。
電話でセイディを乗せて前方の町に向かうよう指示されたルーカスは彼女を運び込んで夜の路上を吹っ飛ばします。
間もなく町に着いたのですが、人気は無く対向車もいませんでしたが、病院を発見したのでセイディを運び込みました。
しかし院内には誰もおらず、ルーカスは電話の指示でセイディの止血等を行うことになります。
そのまま気道確保までさせられ、終いには胸部の切開や肺圧迫までさせられました。
この作品は凄く痛いです。
指示通りにしたのですが、セイディは間もなく息を引き取り、電話口では相手が爆笑していました。
ルーカスはチクショーとスマホを投げ捨て、病院を出ようとしたのですが扉は固く閉ざされていました。
仕方なくもう一度スマホを拾い上げ、イヤホンを耳に入れると先ほどの声が「更衣室を目指せ」と指示しました。
そしてルーカスは更衣室で血を洗い流してロッカーにあったシャツに着替え見知らぬ車を運転して病院を後にしました。
これも意味わかりませんが兎に角痛いです。痛さが限界突破してます。
第4話
走り去るルーカスと入れ違うように電話ボックスからは指示を与えていた女性が出てきました。
彼女は付近のバーに潜り込んだのですが、バーテンと常連客から「ドアが閉まってねえ」と絡まれます。
そこに強盗が飛び込んできて客は全員ホールドアップされました。
飛び込んできた男(デイビット・ヨウ)は「俺は強盗じゃねえ。妹を助けに来た!」と怒鳴り、写真を出しました。
バーテンの手の甲には魔法陣のような物が描いてあり、常連客の一人は爪を出して男に襲い掛かったのですが、男は散弾銃で反撃し、常連客の腕を吹き飛ばしました。
そしてバーテンが妹を知っていると返答したので男は案内させることにしました。
その男・ダニーはバーテンにダイニングの裏手に案内され、妹はそこでタトゥーを彫る仕事をしていました。
妹は「自分の意思でここにいるから帰れ」とダニーを追い返そうとしたのですが、ダニーは散弾銃でバーテンを吹っ飛ばすと妹を担いで逃げ出します。
途中で道が無くなっており、妹は「この先に進んではダメ」と忠告したのですが、ダニーは迷わずアクセルを踏みました。
妹は「両親を殺したのは私」と言い出し、ダニーはビックリして車を停めたのですが、彼は背後から伸びた複数の手に拉致されました。
ダニーの悲鳴が響き渡る中、妹は「ここは私のような者が集まる場所」と呟きながらダイナー裏手に戻りました。
そして妹は若い娘(ハッシー・ハリソン)とすれ違い、「こっち見てんじゃねえよ」と怒鳴り付けるのでした。
どうも妹は悪魔か何かになったみたいです。
感想
これはイマイチです。
オムニバスというかリレー形式のホラー短編集です。
終りまで観ると最初の話で何があったのかが分かるという仕様です。
どうも地獄に落ちた人達の話みたいですが、イマイチ意味の分からないの多いです。
一応お話しにはタイトルがついてるのですが、途中では出ないのでそのタイトルが何話目に当たるのかわかりません。
全体的に説明不足のようで、1話目での最後の追いかけっこは意味不明ですし、2話目の一家もなんだかよくわかりません。
一番意味不明だったのが3話目と4話目でルーカスに電話してた女性は何なのさ?という点と4話目の人達は結局なんなの?という感じです。
5話目にしても父が何をしていたのかよくわからず、更にピンと来たタイミングも少しおかしい気がしました。
ラストまでのあらすじ
第5話
その娘ジェムは両親と一緒にダイナーに来ており、間もなく一家は車を出し、新居らしき家に到着しました。
間もなく窓等を激しくノックされ、庭に不審人物を目撃した父(ジェラルド・ダウニー)は妻(ケイト・ビーハン)に通報させました。
警察がくるまで30分掛かるそうなのですが、不審人物はとうとう家に侵入し、父と母をKOしてしまいました。
男たちは3名居り、父と母を縛り上げて座らせます。
父は「何が目的なんだ」と怒鳴っていたのですが、無言の男たちを見て何か悟ったようで「許してくれ」とか言い出します。
男の一人は母に耳打ちし、「なんてことなの」と驚愕していたのですが、間もなく母は喉に布を噛まされて窒息死しました。
潜伏していたジェムは庭の車のクラクションを鳴らして男の一人をおびき出し、バットで殴り倒したのですが、他の二人は彼女を見て「見逃してやるから逃げろ」的に指示し、ジェムはとんずらしました。
そして男たちは家に戻ると父を何度もナイフで刺して殺害したのですが、その正体はミッチとジャック、もう一人の男ジェーンでした。
間もなく逃げていたはずのジェムが戻ってきてジェーンに襲い掛かり、「地獄に落ちろ!」と呪いの言葉を吐きながらジャックの腹を刺しました。
仕方なくミッチがジェムを刺殺したのですが、間もなくミッチと両親の遺体からはあの骨死神のようなのが産まれます。
ジェーンは捕まって殺されてしまい、ミッチとジャックは車に飛び乗って命からがら逃げ出しました。
ということで二人は夜通し逃げ回るハメになったのですが、どうやら彼等は贖罪の道にハマったそうです。
どうも無間地獄のようなものにハマったみたいです。
他の皆さんもお仲間っぽいです。