歯
歯の妖精と出会ってひどい目に遭う話
制作年 | 2016年 |
制作国 | フランス/ルクセンブルク |
監督 | ギル・ピンヘイロ/パスカル・ティエボー |
脚本 | パスカル・ティエボー |
上映時間 | 13分 |
出演 |
ライオネル・アベランスキ |
フレデリケ・ベル |
マシュー・クレメント=レスコップ |
だいたいのあらすじ
フランス文化では歯の妖精は小さなネズミとして扱われているそうです。
子供達は色々な方法でグラグラしてきた乳歯を抜き、枕の下に抜けた歯を入れます。
昨日のことのように覚えてます。
ハゲ散らかしたパパが息子のテオと家の整理をしていたのですが、その際に自身の幼少期の歯を入れた小箱を発見しました。
その際に落ち着きのないテオともみ合いになり、歯を一本床の隙間から落としてしまいました。
その夜、ベッドで寝ていたパパはタコ糸で雁字搦めにされ、前歯にかけられた紐で歯を抜かれそうになっていました。
玩具の車が棚の上から突っ込んで来たのでパパは目覚めたのですが、その際に小さなネズミが走り去るのを目撃しました。
どうやらパパが一本歯を落としたので、自分が管理していた歯を失くされたと怒っているらしく、「パパが失くした歯は息子から回収しちゃうぞ♪」的な歌を歌っていたので、パパは「止めろー」と飛び起きてタコ糸の罠を外しました。
パパはどうにか子供部屋のドアを壊して、テオの口の中に齧りついているネズミを退けました。
そして二人で逃げ出したのですが、このネズミはちっこくて見た目は白くてカワイイ割に狂暴で、パパは襲われ、無数のひっかき傷を顔にこしらえて倒れました。
ネズミは倒れたパパの口の中から前歯を抜こうとしたのですが、テオが見兼ねて自分の歯を抜いて投げました。
それを見たネズミはテオの歯を回収して引き揚げました。
これで一安心となったのですが、段ボールの上に置いてあったあの小箱が落ち、床板の隙間に大量の歯が消えました。
再びゴゴゴと近付いてきたネズミに親子は悲鳴を上げるのでした。
エンドロールで終了です。
感想
これはなかなか面白いです。
ネズミが白くて可愛いのでファンタジーっぽいのを連想していたのですが、ホラーでした。
本気モードのネズミはちょっと怖くて映像もなかなか面白いです。
エンディングテーマが凄く美しいです。