ククイを捜しましょう! ククイ 伝説のブギーマン

ククイ 伝説のブギーマン

失踪事件を追ってたらひどい目に遭う話

制作年 2018年
制作国 アメリカ
監督 ピーター・サリヴァン
脚本 ピーター・サリヴァン
上映時間 95分
出演
マリソル・ニコルズ
ブライアン・クラウズ
ジャーネスト・・コルチャド

だいたいのあらすじ

ククイというブギーマンが居り、いつの間にか家に侵入して悪い子を拉致しては袋詰めにし、洞窟に持ち帰って食べているそうです。
ある夜、弟に意地悪する動画を撮影して喜んでいた兄ハビが何者かに連れ去られていました。

補聴器を付けたアメリア(ベラ・スタイン)がクラスメートから差別的な虐めを露骨に受けていたので姉のソフィア(ジャーネスト・コルチャド)はブチ切れて悪ガキどもに掴みかかり、保安官に連行されてしまいました。
ママのレベッカ(マリソル・ニコルズ)が呼び出され、保安官のキーラン(ブライアン・クラウズ)に「あんたの姪でもあるでしょう」と食ってました。
ソフィアは決して自分の罪を認めなかったのですが、保安官事務所で冒頭シーンの弟を目撃しました。
その後、ソフィアは裁判を受け、最近父親が亡くなった点も考慮されて「GPS監視付きの自宅謹慎6か月間、3分以上の外出は禁止」とを命じられました。

ソソフィアは授業はオンラインで受け、暇を持てしたいたので望遠鏡で向かいの家のイケメン・マーフィー(ペドロ・コレア)の筋トレ風景を覗いたりして暇つぶしします。。
更に燐家に越してきた陰気な男ボイド(ジャック・エルディ)の動向が気になって覗くようになります。
その夜、シンママのレベッカは生活がカツカツだったので残業が多く、ソフィアが夕食を作ることになります。
そしてアメリアは「もう学校には行きたくない」とシクシク泣いていたのですが、虐めはエスカレートしているようで、なんと「バイキン女」等とアメリアを誹謗中傷するサイトまでできていました。

その後、アメリア中傷サイト作成の首謀者女子シエルはサイトを見て実に楽しそうにしていたのですが、家の中に侵入してきた黒フードの人物に「悪い子め」と連れ去られていました。

翌日、TVのニュースでシエラの件を知ったアメリアは「ハビの件は報道されないんだ」と呟き、ソフィアはシエラが誹謗中傷サイトに関係していると悟りました。
何か不気味なものを感じたソフィアはボイドを監視し、彼が地下に食事を運んでいるのを目撃して「あいつ誰かを監禁してる?」と勘繰ります。
GPSのギリギリ範囲である庭に出てボイド家を覗いているとマーフィーがソフィアに声を掛けました。
マーフィーとは元々幼馴染だったのですが、学校が違うこともあって疎遠になっていました。

ソフィアは最近の失踪事件とボイドは関連してるとマーフィーに持論を展開したのですが、久しぶりに違う会話が盛り上がり連絡先を交換して別れました。
そしてマーフィーを庭先で見送っているとボイド家にシエルらしき少女が消えていくのを目撃しました。
と思ったら人違いだったのですが、その代わり黒マントの人物が佇んでいるのを一瞬目撃しました。

尚、アメリアを虐めていた連中は以前にもテレサという女子を自殺に追い込んだことがあるようです。
保安官事務所では行方不明事件に対応し、18歳未満の夜間外出を禁止することにしました。
その夜、アメリアを虐めていた男子三人組が忍び込んだ校内に忍び込んだのですが、黒マントに裂けた口の人形クリーチャーが大きな袋を持って現れ、「悪い子め!」と彼等を念動力で袋詰めして彼等の一人・トラヴィスを拉致していました。
これがククイみたいです。黒いオーラを纏っています。

翌朝、キーラン達は住人の前で会見し、新たに一名行方不明者が出た件で「現在、全力で捜査中」と発表しました。
メキシコ系の住人の一人は「これはエル・ククイの仕業では?」と言い出していました。
また、トラヴィスが拉致されるのを目撃していた友人は、黒フードで赤い目の袋を引き摺った人物に誘拐されていたとキーランに証言しました。

ボイドの事を犯人だと決めつけているソフィアは彼が外出している隙にアメリアを家に侵入させて証拠集めをしようとしていました。
そしてアメリアは地下室で壁に貼られた行方不明事件の新聞記事とククイらしきイラスト群やノートを発見しました。
間もなくボイドが戻ってきてしまったのでソフィアが玄関で囮になり、その間にアメリアは庭に面した窓から脱出しました。
アメリアはその件をソフィアに報告し、撮影してきた写真も見せました。
その夜、ククイが家に現れ、なんとソフィアの目の前でアメリアを拉致してしまいました。
ボイドの家に忍び込んだのがまずかったんでしょうか。

ソフィアはアメリアはククイに拉致されたと主張したのですが、キーランは取り合わず、ひとまずボイドの件を聞いたので逮捕しました。
そしてレベッカはボイドからククイが実在しており、彼の弟が被害者だった件を聞きました。
実はボイドはククイに復讐を果たすため、町から町に渡り歩いているのだそうで、ククイの洞窟を発見すればアメリアは助けられると助言しました。
その後、留置場に拘留されたボイドはなぜかベッドの下に現れたククイに捕まり、自殺風に首を吊られて死亡しました。

感想

これは普通です。
伝説のブギーマンといわれるククイが出てきてこんにちは!という内容です。
ホラーというより、子供のおとぎ話的なもののようで、活躍するのも子供です。
そういう訳なので、お話しにはやや不満が残ります。
なぜククイが現れたのかよくわからず、折角研究者がいるのでこの辺を明確にして欲しかったです。
あと、保護観察されてる子供が主役とあって、視点が狭いです。
勿論他の展開もあるのですが、当然襲われるシーンばかりなので、もう少しボイドを絡めたりするとよかった気が。

ククイは黒フードに赤い目、耳まで避けた口となかなか素敵な姿をしていてSWに出てくる人間系のクリーチャーっぽいです。
超能力っぽいのを使えるみたいですが、肉弾攻撃で倒せるみたいです。
あと、ソフィア強すぎだと思います。
アメリアを虐めていた連中がソフィアに絡むシーンがあったのですが、そんなにしつこくしてませんでした。
これはきっと彼女の報復を恐れたからなのではないかと想像できます。

全体的にはそんなに悪くなくて暇つぶしになると思いました。

ラストまでのあらすじ

レベッカは洞窟の件を信じていなかったのですが、ソフィアには伝えました。
一方、アメリアはどこかにある洞窟に監禁されていました。
伝説によればククイは捕らえた子供を洞窟の中で太らせてから食べるそうなのですが、子供たちは廃人のような状態にされ、洞窟の壁に拘束させていました。

ソフィアはマーフィーの力を借りて失踪した三人がテレサをネットで誹謗中傷していたと知りました。
そこでテレサの両親がククイを呼んだのではないかと考えた彼女はGPSを外し、マーフィーと共にテレサ両親を訪ねます。
テレサの母は三人を確かに恨んでおり、ククイには祈ったそうですが、具体的には何もしていないということでした。
祈っただけで来ちゃうのかよ!ってちょっと思いました。

尚、テレサは動画を投稿しており、遺書のような事を吹き込んだ後に車に轢かれていました。
三人はこの動画にも誹謗中傷していたので、これがククイを呼び出す鍵に違いないとソフィアは想定しました。
そこで教会でマーフィーと共に動画を再生して閲覧していると間もなくククイが現れました。
そしてソフィアはマーフィーがククイにやられている間に袋に潜り込み、上手いこと洞窟にお持ち帰りされました。
アメリアは壁から伸びた触手に囚われて廃人化していたのですが、触手を斬ると我に返りました。

ソフィアはアメリアを先に逃がし、他の子達も助けることにし、ククイに殴りかかったのですが、触手に捕まって身動きできなくなります。
そこにマーフィーがレベッカを連れて援軍に駆け付けたので、触手が緩みました。
ソフィアはククイの近くにあった鉄棒を握り、「これはハビの分!」と悟空のようなことを言いながらククイを殴った挙句に鉄棒を刺して止めを刺しました。
ソフィア強すぎないですか。

ククイの身体からは今までに食べられた子供達なのか何なのか青白い人魂のような物が出てきました。
ということでハビとシエラも救出されて平和が戻り、ソフィアは脱走の件はお咎めなしとなりました。

エンドロールで終了です。

良かったね。

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