DOOR
セールスマン応対したらひどい目に遭う話
制作年 | 1988年 |
制作国 | 日本 |
監督 | 高橋伴明 |
脚本 | 及川中/高橋伴明 |
上映時間 | 94分 |
出演 |
高橋恵子 |
堤大二郎 |
下元史朗 |
だいたいのあらすじ
本田家の主婦(高橋恵子)はゴミ出しをして息子を幼稚園バス乗り場まで送り、帰宅したのですが、玄関先に先ほど出したゴミ袋が戻っていました。
この分譲マンションにはやたらと詐欺電話や保険等のセールスが頻繁に出入りしていました。
その後、夫の本田(下元史朗)が帰宅したのですが、妻によればどうやらゴミの日を間違えていたので返却されたようです。
翌日、主婦は旦那と息子を送り出したのですが、直後に英会話のセールスマン(堤大二郎)が玄関先を訪問しました。
セールスマンはドアチェーンの隙間から資料を差し出したのでビックリした主婦は反射的にドアを閉めてしまいました。
彼は「痛いなあ。障害事件になりますよ。穏便にしますので話だけでも聞いてください」とドアの向こうから呼び掛けたのですが、主婦はキッパリと「警察に届けたいならご自由に。どうせ口先だけでしょ」的に言い返しました。
セールスマンは一旦、引き揚げたものの、ブチ切れて戻ってきて本田家の玄関ドアを猛烈にキックし始めました。
主婦がビビってへたり込んでいると暫く経ってからキック連打は止みました。
その後、主婦が外出から戻ると集合ポストに精液の付いたティッシュが入っていました。
去らにドアに「私は欲求不満です。セックスしてください」的な落書きがされる等嫌がらせはエスカレートします。
主婦は警察に届けたものの、相手の顔も名前はおろか会社すら知らないので取り合ってもらえませんでした。
その後、主婦は敵の正体を知らないのでエレベーターに同乗してしまい、セールスマンに身バレしていないと悟らせ、更に自身の容姿をさらけ出すというミスを犯します。
その後も主婦は息子と在宅している際に新聞紙を反対側から引っ張られる等の地味な嫌がらせを受けます。
そしてセールスマンから「奥さんはキレイだからずっと話したい」と嫌がらせ電話が来たので、主婦は「変態!人間の屑」と罵って切りました。
セールスマンは完全にストーキング行為を行っており、息子の幼稚園や旦那の職場まで知っている件を主婦に伝えました。
怖くなった主婦は息子の幼稚園が終わると家まで引き摺り、外出禁止を申し付けます。
反撥した息子は脱走してしまい、それに気づいた主婦は鍵も架けずに飛び出して行き、エレベーターでセールスマンと入れ違いになりました。
感想
これはイマイチです。
セールスマンにストーキングされて大変!という内容です、
よくあるストーカーものなのですが、展開がグダグダでテンポ悪い気がします。
また、音楽が軽いので全体的に緩い感じになってしまい、緊張感が無いです。
結末付近でしょっぱいバトルが展開されるのですが、やたらそこだけ力入ってる気がしました。
大してエロくもないし、怖くもないです。
わざわざチェーンソーを使ってる辺りが他の作品を意識してる気がしました。
でもチェーンソーシーンもショボいです。
地雷とまでは言わないですが、わざわざ観なくてもいい気がしました。
ラストまでのあらすじ
結局息子は見当たらず、急いで帰宅したものの既にセールスマンは侵入済みで、包丁を手に主婦をレイプしようとします。
そこに息子が戻ってきてドアをノックしたので、主婦は「子供には危害を加えない」とセールスマンに約束させます。
ひとまずセールスマンは友人ということにして息子を家に入れることになりました。
隙を見てビール瓶でセールスマンを殴りつけた主婦はバスルームに籠ったのですが、間もなくセールスマンはチェーンソーでドアを破ろうとします。
激闘の末に主婦はセールスマンを撃退し、どうにか平和が戻りました。
金属のチンチンいう音がしょぼいです。
その後、復活したセールスマンとのしょっぱい戦いの末に主婦はナイフで彼の腹を刺し、チェーンソーで頸動脈を切って倒しました。
そして新たに宗教勧誘が玄関先には現れるのでした。
エンドロールで終了です。