ブラックフット
助けて…
制作年 | 2014年 |
制作国 | カナダ |
監督 | アダム・マクドナルド |
脚本 | アダム・マクドナルド |
上映時間 | 91分 |
出演 |
ジェフ・ループ |
ミッシー・ペリグリム |
ニコラス・キャンベル |
だいたいのあらすじ
アレックス(ジェフ・ループ)はあまり気乗りしていない彼女ジェン(ミッシー・ペリグリム)を伴って無理矢理キャンプに連れ出しました。
ということで現地に到着し、レンジャー(ニコラス・キャンベル)の事務所で手続きを取ったのですが、当初訪問予定だったブラックフットという地点は現在立入禁止で禁を破れば罰金千ドルということでした。
その後、二人はカヌーで湖に漕ぎだして向こう岸に渡り、早速山歩きの準備を始めたのですが、ジェンはクマよけスプレーや発煙筒などを持参していたのでアレックスは「こんなのいらんよ」と揶揄うのでした。
そしてデカいリュックを背負ってえっちらおっちらと歩き始めたのですが、道は急勾配の無いハイキングコースという感じで、道中で沢山の人とすれ違いました。
そして、テントを張った後にクソ寒そうな中、アレックスが「泳ごうぜ」とか言い出したので、ジェンは渋々付き合いました。
その後、アレックスが薪割りダイナミックなどをして夜に備えているとブラッド(エリック・バルフォー)という男が大量の魚を持って現れました。
最初はブラッドのことを怪しんだアレックスでしたが、彼が気配を察して「二人の邪魔をするのも悪いから…」と去ろうとしたので、態度を軟化させ「一緒に魚を食おう」と夕食に誘います。
焚火を囲んだもののブラッドは粗暴な面を丸出しにし始めたので、二人は「声かけなければよかったかも」と思い始めます。
その後、ブラッドはアレックスにやや絡んだものの引き揚げたので安心する二人でした。
翌朝、装備を纏めて出発したアレックス達でしたが、アレックスは道中で熊らしき足跡を発見し、ジェンには内緒にしました。
その後、アレックスは足をくじいてしまい、爪が剥がれてしまいました。
その深夜、何者かがテントに石を投げているような気配があったのですが、何事も起こらなかったのでアレックスは無視しました。
翌朝、テントの付近に折れた枝があったので、ジェンは「もう帰ろう」と告げたのですが、アレックスはブラックフットの小道を目指しており、「いや今度いつ来られるかわからないから!」と移動を続行します。
ということで出発したのですが、どこかで迷っていたらしくブラックフットの小道の筈が目の前には断崖の行き止まりが待ち受けており、崖下にも深い森が連なるばかりでした。
しかもアレックスは勝手にジェンのスマホを車に置いてきており、地図も持っていませんでした。
ジェンはブチ切れて全力でアレックスを罵り「なんでこんな所に私を連れてきたのよ!」と怒鳴り、アレックスは「プロポーズしようかと思った…」と返答しました。
これには流石のジェンも冷静さを取り戻し、お通夜のような空気の中、夜営することになりました。
その深夜、何やら大きな獣がテントに鼻を押し付けていました。
翌日、出発したものの迷っているので進展はなく、その夜も夜営となりました。
その翌朝、とうとうテントの付近で唸り声を上げてウロついている黒熊を目撃してしまいました。
意外と迫力あります。
感想
これは普通です。
キャンプに行ったら熊出ちゃいました!という内容です。
殆どそれだけの内容なのですが、地味に熊が接近してくるので迫力あります。
熊もヒグマとかそういうのでは無く、普通のアメリカグマっぽい黒熊で大きさも2mあるかないかなのですが、リアルな感じです。
普通に日本にもツキノワグマとかいるので、誰の身にも起こりそうな変なリアリティがありました。
あらすじ説明によるとブラッドヤベー奴みたいなことになってますけど、そんなでも無いという。
殆ど絡んでなくて、恐らく石投げられたのも彼では無く、動物くんだったのでは?
アレックスはちょっとアホですけど、あまり不快な人物が出てこないのも好感度高いと思います。
冒頭に出て来たレンジャーのおっさんが助けに来たりするとカッコよかったかもしれませんが違う映画になりそうw
ラストまでのあらすじ
武器もなくテントの中で震えあがっていた二人に対し、とうとう熊はテントの中に顔を突っ込んで威嚇し始めました。
ジェンは軽く引っ掻かれて負傷し、アレックスは脛を齧られてしまいました。
どうにかジェンが取り出したクマよけスプレーで熊を撃退したものの、アレックスは骨が見える重症を負っていました。
しかし安心したのも束の間で、直後に襲撃してきた熊によりアレックスはテントの外に引きずり出され、貪り食われてしまいました。
ジェンは「逃げろー」というアレックスの叫びを背に彼がが渡そうとしていた指輪を拾い上げてテントからとんすらしました。
斧持ってけよって思いました。
その後、彼女は指輪を見てはシクシク泣いたり、遠くのヘリの音を聞いたり、川で傷を流したりしていたのですが、とうとう熊が出現し、ガチで追いかけられてしまいました。
そこでジェンは木の上に退避して持っていたホイッスルを吹き鳴らしたのですが、熊はイマイチ怯まず、目の前は滝でした。
偶然、絶景スポットに来てるのウケますが、ウケてる場合じゃないです。スミマセン。
ジェンは「ええいままよ」と目の前の岩に取り付き、滝の横を岩伝いに降りて行くというランボーばりのことをしていたのですが、とうとう岩から落ちてしまい、足首を骨折してしまうのでした。
幸いなことに高さがそれ程でも無かった所為で、飛び出たりはしてなかったのですが、変な方向に足首が曲がってしまいました。
その後、彼女は添え木を当てて歩き出し、意識を失いかけながらも鹿を追い、林道を発見してフラフラと路上に出ました。
そしてジェンはとうとう力尽きて倒れたのですが、そこではブラッドが観光客相手にガイドをしており、彼女に気付いて血相を変えて駆け寄りました。
エンドロールで終了です。
シンプルですが、熊映画としてはなかなかの面白さ
ブラッド全然ヤバくなくてウケます。