ホラーツアー微妙 パズル

パズル

愛してるなら、謎を解け。

制作年 2017年
制作国 アメリカ
監督 プレストン・デフランシス
脚本 トリスタ・ビセット/プレストン・デフランシス
上映時間 87分
出演
マルシエンヌ・ドワイヤー
マット・デラピーナ
クリス・ヒル

だいたいのあらすじ

アレックス(マルシエンヌ・ドワイヤー)はホラー好きな彼氏ネイサン(マット・デラピーナ)に誘われて「切り裂きキャンプ」なるツアーに参加することになりました。
移動中にうとうとした彼女は訳の分からないモヤモヤした悪夢を見て飛び起きましたが、内容も全く覚えていませんでした。
ということでツアー集合場所の駐車場に到着し、他の参加者であるメタボなラリー(クリス・ヒル)、ゴスロリカップルのピッチ(ジョン・オドム)とマリナ(エバ・ハミルトン)、無口な男ティム(キャメロン・ゴードン)と知り合いました。
間もなく汚いおっさんがバンで現れ、参加者は「何が起きても文句言うな」という書類にサインさせられます。

要するにホラーツアーということなので主催者側が荒っぽいことをするようで、それに対して文句言うなということらしいのですが、限界だと感じたら「アロハ、ハワイにようこそ」と言えば脱落となるそうです。
参加者は腕にマジックで番号を書かれ、おっさんが合図するとバンから覆面の男が降りてきて参加者に布袋を被せて拘束し、バンの中に押し込みました。
そして参加者は拘束を解かれて山中の「321」と書いてある木の前に降ろされました。
付近のゴミ箱には番号の付与されたリュックが入っていたので、皆は自分の番号のものをゲットしたのですが、どうやら人によって中身が異なるようでした。

ラリーのリュックには「精神異常者が殺人鬼となって脱走」的な新聞記事があり、これがメインストーリーのようです。
一行はティムのリュックのコンパスを使って進むことになりました。
山道をえっちらおっちらと歩き、次のチェックポイントに到着すると、そこには「裏切り者」と書かれた道具箱があり、三桁の番号の錠がついていました。
近くの木にヒントっぽい文字が板張りにされていたのですが、アレックスはそれを見て「二つの板に書かれた単語の間に木であるtreeを入れて裏切り者に近い単語を探せばよい」と名探偵して鍵の番号を当てました。
ということで鍵を開けると中には指の欠けた血まみれの腕の玩具が入っていました。

どうやら指の向きが進行方向を現していたようで、一行は二又を指の指し示す左側の方向に進みました。
辺りはすっかり暗くなり、その先で覆面の男たちが襲い掛かって来たのですが、逃げている内にキャンプに到着しました。
ぞの後、謎の汚いおっさんが現れ、イカれた様子で騒ぎながらネイサンの腕に斬り付けた挙句に逃亡しました。
アレックスは「もう終わりにしよう」と愛言葉を叫ぼうとしたのですが、皆は「まだやりたい」とそれを阻止しました。

翌朝、ティムが姿を消してしまい、テント付近のまな板の上に爪に番号が書かれた切断された指が置いてあったのですが、そこにはティムの番号3がありませんでした。
アレックスはマリナと一緒に付近でヒント捜しをすることになったのですが、マリナはポリアモリーとかいうフリーセックス主義者なのだそうです。
なお、アレックスは過去に薬物中毒で更生施設に入所しており、ネイサンはそこの職員だったのだということでした。
その後、単独行動していたアレックスは木の上にティムの死体を発見したのですが、皆を連れて戻ると死体は消えていました。
そしてネイサンは「ちゃんと薬呑んで!」とアレックスに強要したので、アレックスはむっとしました。

その後、またあの汚いおっさんの声が響いたのでピッチは「ぶっ殺してやる」と周囲を探し始めておっさんを捕まえたものの、逆にナイフで喉を斬られて死亡しました。
おっさんはピッチの死体を引き摺って森に消えました。
マリナはパニックを起こして停止の合言葉を何度も叫んだのですが、誰も現れずツアーは中止になりませんでした。

ラリーが禁止されている携帯を持っていたので911に通報したのですが切られてしまい、折り返しに「携帯を捨てて踏みつぶせ」と脅迫電話が入りました。
威嚇射撃を受けたのでラリーは携帯を踏みつぶそうとしたのですが、発砲されて死亡しました。
そしてアレックスは顔に袋を被せられて意識を失います。

アレックスが息を吹き返すと浜辺に倒れており、足首に鍵付きのワイヤーが固定されていました。
同じく付近には布を被せられた男が転がっていたのですが、それは元カレのジャレッド(サム・アッシュダウン)でした。
二人の足首にはワイヤーが巻かれていたのですが、どうやら海中で繋がっているようでした。
アレックスが確認しに行くと、二人の足首のワイヤーは海中に沈んだ錘の輪っかに通されていました。
つまり、どちらかが海から離れると片方は海に近づくことになります。

付近の崖に鍵があったので、ジャレッドが海に潜っている間にアレックスが取りにいくことになります。
そしてアレックスは鍵をゲットしたのですが、なぜかアレックスの足首の錠には合いませんでした。
更に崖の上でネイサンが縛られていたのですが彼もまたアレックスと繋がれており、アレックスが海に戻れば彼は崖から落ちるような状況でした。
アレックスは「ゴメン!」とネイサンに叫ぶとジャレッドを心配して海に戻り、ネイサンは崖から転げ落ちました。
しかしジャレッドはいなくなっており、彼のワイヤーももうありませんでした。

そこでアレックスはネイサンの悲鳴を聞いて我に返り、彼の下へ駆け付けました。
「なんで俺を落としたんだよ」と恨み事を言うネイサンに「知らない人がワイヤーに繋がれていて引っ張られた」と嘘を吐くアレックスでした。

感想

これは普通です。
ホラーツアーに参加したら大変な目に遭いました!という内容です。
つまらないことは無かったですが、まあ暇つぶしにはなるかな?というレベルだと思います。
一応、オチは意外な展開系だと思いますが、私にはそんなに驚きは無かったです。
なんか全体的に見せ場が少なくて盛り上がらない感じです。
もしかして一番盛り上がったの砂浜のワイヤーシーンかも?

ミステリー風の展開もあるのですが、ヒントも少なく考慮タイムが短いので参加できない感じです。
ただ、謎解きしている際のアレックスは活き活きとしてていい感じでした。
結末は微妙な感じで、彼氏のことなのに分からないの?と思いました。
あと、アレックスは都合が悪い時に嘘を吐くみたいです。

性的な描写はややありますが、直接的な描写は少ないです。
あと、グロもそんなに無くてソフトです。

強く思ったことはホラーツアーってつまらなそうという点でした。
観るのは大好きなんですけどね…

ラリーがいつもくだらないことを言ってて滑ってたのウケました。
周囲も躊躇せずにラリーに冷たい視線を浴びせてるのですが、彼は鋼のメンタルみたいで気にしてませんでした。

ラストまでのあらすじ

ということでアレックスとネイサンは移動を始めました。
元々アレックスはネイサンの友人が病気になったので代役で来ていたのですが、ネイサン「実は友人は病気ではなく、強制的にアレックスと代わってもらったと告白します。
ネイサンは週末離れるとアレックスの病気が再発してしまうのではないかと恐れたそうで、「俺が誘わなければこんなことには」と謝罪しました。

その夜、二人は森の中を彷徨っていたのですが、地中から突然伸びた手に囚われ、ネイサンは地中に引き摺り込まれてしまいました。
そして一味の人間がアレックスの前に現れて「全部芝居でネタだから」と言ったのですが、アレックスは支給されていた拳銃で射殺してしまいました。
その後、偽保安官が現れたのですが汚いおっさんに瞬殺されたりとカオスな状態に陥り、アレックスはパニックを起こして付近のバーのような店に裏口から飛び込みました。
そこでゾンビ化したピッチ達に襲われるアレックスでしたが、ネイサンと主催者側が現れて「これがツアーでした!」と盛大なネタバラシをしました。

しかしラリーは「自分は仕込み」と言うのですが、ピッチ達は参加者側だったようで、更にスタッフによると参加者は1名っぽいということらしくよくわからない状態でした。
どうもすっきりしないままネイサンと帰路に着いたアレックスでしたが、ネイサンは「地中に引き摺り込まれて眠らされ、「バーにいたのでネタだと気づいた」と説明してくれました。
その後、ネイサンはスタンドに立ち寄ったのですが、アレックスはそこで車のトランクを開け、ジャレッドが倒れているのに気付いてビックリ仰天しました。

実はネイサンは主催者であるグラハムとグルであり、ジャレッドはネイサンが個人的に拉致していました。
ネイサンはサイコだったらしく、たまに嘘を吐くアレックスの本心を知りたいと考え、ジャレッドか自分かどちらか選べと言い出します。
アレックスは抗うつ剤と称してドラッグを呑んでいました。
彼はナイフをトランクに置き、「彼を忘れてくれ」とアレックスに殺すよう指示しました。
勿論アレックス全力で拒否したのですが、ネイサンは自らナイフを取り、ジャレッドに何度も突き刺しました。

そしてネイサンはアレックスを絞殺して屍姦しようとしましたが、アレックスは仮死状態になっていただけで直ぐに息を吹き返し、ネックレスの鋭利な部分をネイサンの首に刺しました。
放心しているネイサンを他所にアレックスは素早くナイフを拾い上げ、ネイサンの腹に深々と刺しました。
そしてアレックスは何度も何度も倒れたネイサンにナイフを突き刺し、絶叫するのでした。

エンドロールで終了です。

うーん。。微妙
ネイサンの動機が酷いと思われ、アレックスも1年半付き合ってたら気付きそうな気が…

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