シロクマ可哀想 アンナチュラル

アンナチュラル

アラスカ行ったらひどい目に遭う話

制作年 2015年
制作国 アメリカ
監督 ハンク・ブラクスタン
脚本 ロン・カールソン/アーチ・スタントン
上映時間 99分
出演
ジェームズ・レマー
シェリリン・フェン
ロン・カールソン

だいたいのあらすじ

ヴィクター・クローヴァーチ(レイ・ワイズ)というおじさんの会社では環境保護に力を入れているそうです。

アラスカの山中にブルッキング(ロン・カールソン)達4名がヘリで降下したのですが、周囲の気温は-20度で携帯は当然通じないそうです。
山小屋おじさんマーティン(ジェームズ・レマー)が迎えに来ていたので、一行は山小屋に到着しました。
一方、どっかの研究施設では飼育していた熊が脱走し、研究員が次々に襲われていました。
そして施設からは博士っぽい女性が車で逃走していたのですが、道隆で事故ってしまい、彼女は意識を失いました。

ブルッキング達が何しに来たかと言えばグラビア撮影で、翌日から彼は二人のモデル・クインシー(アレグラ・カーペンター)とエラ(イヴァナ・コラブ)の水着撮影を開始しました。
クインシーは撮影の合間に茂みの中でおしっこしていたのですが、その際にまだ殺されて間もない熊の死骸を発見しました。
ブルッキングは絵に描いたようなクズなのでそんなことは気にせず撮影を続行していたのですが、突如として凍りついた海中から巨大な熊の手が現れてエラを引き摺り込みました。

ブルッキングはクインシーと助手のデレーナ(ステファニー・ホーデス)を連れてさっさと逃げ戻り、現地ガイドのネイト(イヴァナ・コラブ)が正体不明の怪物に立ち向かいました。
マーティンは急いでスノーモービルに飛び乗り、ネイトの救助に向かったのですが、現場は血まみれでネイトの姿はありませんでした。
エラの死体が浮かび上がり、ネイトの銃も付近におちていました。
マーティンは事故車から歩き通してきたハナ博士(シェリリン・フェン)を救助して連れ帰りました。

直ぐに山小屋の従業員リリー(クオリアンカ・キルヒャー)が意識の無いハナを温め始めました。
事態を知ったマーティンの知り合いのハンターおじさんが無線連絡をしに別の小屋に向かったのですが、無線は壊れていて使い物になりませんでした。
そしてハンターおじさんは小屋の壁をぶち破って現れた巨大なホッキョクグマに食われます。

意識が戻って元気を取り戻したハナはクローヴァーチ社の社員だったのですが、移動中に狂暴なホッキョクグマに襲われたと微妙に嘘を吐きました。
マーティンは「この辺で25年暮してるけどホッキョクグマはもっと北でないと出ないぞ」とツッコんだのですが、ハナは「温暖化で南下してる」とやはり嘘を混ぜて返すのでした。
恐らく外をウロついているのはホッキョクグマだろうということになり、翌朝になったらマーティンが山を下り、衛星電話で助けを求めることにしました。

その後、マーティンは見回りに行くことにし、リリーに「あのハナって女は怪しいから見張っとけ」と指示して小屋を出ました。
そしてマーティンはハンターおじさんが殺られたことを知り、小屋の周りに何か狂暴な気配を感じ取って逃げ帰りました。
ハンターおじさんの死にショックを受けたリリーを「明日になったら俺がヤツを惹き付ける囮になるから皆を守ってくれ」と励ますマーティンでした。

翌朝、マーティンはハンドガンとライフルで武装してスノーモービルに乗って小屋を後にしました。
道中でハナの車を発見し記録テープを拾い上げて再生したところ、「研究対象に狼の遺伝子を入れたら大成功!」的な内容が吹き込まれていました。
ということでマーティンは「あの狂暴熊はあのアマがつくりよった」と悟りました。
一方、ハナはリリーの目を盗んで鍵を盗んだりしていたのですが、ブルッキングを仲間に引き入れようと「あの熊、あたいが作ったから扱い知ってるよ。従わないと死ぬよ」と持ち掛けました。
しかしエラの死で少し真人間になっていたブルッキングは「お前、マーティンに助けられなかったら凍り付いてたやんけ。偉そうにすな!」と拒絶しました。

その後、再びスノーモービルで移動していたマーティンはすれ違いざまに熊のパンチを受け、脇腹を抉られる重症を負ってライフルを失いました。
スノーモービールもぶっ飛んだので徒歩で逃げていた彼はとうとう力尽きてバッタリと倒れました。

感想

これはイマイチです。
遺伝子操作されたホッキョクグマがどうのという内容です。
通常いない生物がいるという点ではありなのかもしれませんが、遺伝子操作の必要性があったのかどうか。
だって動物園で見ててもホッキョクグマは相当ヤバい生物ですよね。
結末的にはハナがいないと成り立たないんですけど…

実際にホッキョクグマは絶滅危惧種になっていて、温暖化の影響で人を襲ったり共食いしたりしているようです。
なので割とタイムリーなネタではあるのかもしれません。

今作のホッキョクグマは着ぐるみ感が満々なので、夜のシーンで全体像はぼんやりと映してます。
それでも顔アップになった時に辛いものがあって、少し可愛かったりします。
まあシロクマ自体が可愛かったりはしますけどね😅

全然関係ないですけど、クリッシーの毛皮被ってるコスはFFのバーサーカーみたいでちょっと可愛かったです。
凄い寒そうで可哀想でしたけどw

ラストまでのあらすじ

どうにかこうにか匍匐前進で雪原を移動したマーティンは小さな洞穴を見つけ、そこに潜り込んで木の枝で周囲を覆いました。
これやっても臭いでバレそうですが…

一方、小屋でも困ったことに発電機の燃料が切れてしまい、発電機は外!という状況に陥っていました。
リリーとハナが発電機を見に行ったものの周囲には既にクマが徘徊していたので、回れ右して小屋に戻ります。
とうとうドアをぶち破ってクマが侵入し、リリーが犠牲になりました。
リアルではないですが、迫力はそれなりにあります。
更に熊は室内に侵入し、さっさとリリー達を見捨てて逃げていたブルッキングと行動していたデレーナも食われました。

ブルッキングはクインシーを連れて車で逃げ出したのですが、チェーンもスパイクタイヤも履いていなかったので雪の上で立ち往生してしまいました。
そして熊に襲われてクインシーは死亡し、その間にブルッキングはどうにか車外に這い出し、燃料タンクにライターを投入して車ごと自爆しました。
棚の後ろに隠れて一人で生き残っていたハナは「クマ死んだかな?」と様子を見に来たのですが、やっぱり熊は生きてました。
まだ13分くらいありますからね。
ヒィと逃げ出したハナでしたがトラばさみを踏んで足を負傷した挙句、熊に襲われそうになったのですが、そこに氷河に穴を開ける穿孔機を先端に付けたマーティンのスノーモービルが突っ込んで来ました。

熊は穿孔機で腹を抉られて死亡したのですが、マーティンも力尽きて倒れました。
彼は息を引き取る直前に「こんな自然に反することは止めるんだ」と言い残し、ハナはシクシクと泣きながら頷くのでした。
しかしそれは大嘘で、間もなく彼女はクローヴァーチ内で昇進し、更なる実験を行っているのでした。

エンドロールで終了です。

ハナ最後まで嘘吐きで酷いです😡

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