凶悪モンスターと戦います フィースト

フィースト

喰うか喰われるか!時間無制限一本勝負!!

制作年 2006年
制作国 アメリカ
監督 ジョン・ギャラガー
脚本 パトリック・メルトン/マーカス・ダンスタン
上映時間 87分
出演
バルサザール・ゲティ
ヘンリー・ロリンズ
ナヴィ・ラワット

だいたいのあらすじ

冒頭にどこかの道路でスリップして事故を起こした車から脱出する人の様子が描かれます。

テキサスのバーにマヌケ(バルサザール・ゲティ)が入って来ます。彼は入り口で女性とぶつかって「マヌケ!」と罵られます。
カウンターにハーレー・ママ(ダイアン・ゴールドナー)というバイカー風の渋い女性が座っています。
また老婆の娼婦バアさんが座って酒を呑んでいます。
車椅子に乗ったホット・ホイール(ジョシュ・ザッカーマン)という青年もいます。
ビジネスマン風のコーチ(ヘンリー・ロリンズ)という男が電話しています。
ビリヤード台にはマヌケと賭けビリヤードをしているジェイソン(ジェイソン・ミューズ)がいます。
ウエイターはビール男(ジュダ・フリードランダー)で、バーテン(クルー・ギャラガー)もいます。
シングルマザーでウェイトレスのタフィー(クリスタ・アレン)は浮かない顔をしています。
そろそろ家に帰るという恐妻家らしい黒人の兵隊もいます。
ビール男が地下でサボっているとここのオーナーらしきボス(デュエイン・ウィテカー)が彼をどやします。
ハニーパイ(ジェニー・ウェイド)はコーチにビールを出して愛想を振りまいています。

凄く登場人物が多いです。
この映画は登場人物が紹介されるので、寿命とか当てにならないですが以下にまとめます。

名前 職業 評判・特記 寿命
マヌケ なさそう 町のアホ 夜明けまでか
ハーレー・ママ 酒場強盗 分からない
ホット・ホイール 子供向け花火売り 障碍者は安全かも 障碍者は安全かも
バアさん M・ジャガーともやった 終わってるかも
コーチ 演説 勇気の人 近寄るな
ジェイソン 俳優 すでにオーバー
ビール男 ビール運び/ウェイター バカはすぐ死ぬ
バーテン 銃創4か所 ナイフとリスの噛み傷 70分以内
タフィー プロウェイトレス シングルマザー 人生に希望なし
兵隊 楽しいことなし 聞かないで
ボス ずるくてスケベ ウェルダンか?
ハニーパイ 女優・歌手・モデル 町を出たい! 望みがかなうかも
コーディ 扶養家族 狭い所に隠れる 末永く幸せに
ヒーロー 戦闘 結構長そう
ヒロイン タンクトップ好き ヒーローより長い
ヒロイン2 子を亡くした母 悲しみに強い 祈りましょう

タフィーはお金が無いので、嫌なのですが、2階に間借りしている自分の部屋でボスと寝てお金を稼いでいます。
息子のコーディー(タイラー・パトリック・ジョーンズ)にはその最中にヘッドフォンを着用させています。

ハニーパイはコーチにお持ち帰りされそうになりますが、男の財布から指輪が出てきたので肘鉄を食らわせます。
マヌケはビリヤードの相手を探し、他の客を挑発します。

そこに怪我をしてショットガンを持ったヒーローが飛び込んできます。
ヒーローは怪物の頭部を持っており、こいつが外に4匹もいるからバーを閉鎖しろと言い出します。
彼は通風孔などのあらゆる穴を塞ぎ、軍に応援を要請しろと付け加え、皆は彼の迫力とナゾの頭部に圧倒されて従います。

バーテンはヒーローに「あんた何者だ?」と尋ね、彼は「あんたらの救世主だ」と答えます。
その直後、バーの窓を何かがブチ破り、ヒーローを引きずり出して頭を噛み千切ってしまいます。
ヒーローは死ぬ前に銃を撃ち、バーテンが負傷します。
ハニーパイはヒーローの流した血を浴びてキャリーのように血まみれになってしまいました。
そこにヒーローの妻・ヒロイン(ナヴィ・ラワット)が飛び込んできました。
あんたヒーローじゃなかったのかと。ヒロインはワイルド・オブ・ザ・デッドにも出てましたね。

ヒロインはヒーローの遺体を見て状況を悟り、直後に窓から侵入しようとする怪物に気付きます。
兵隊が手を貸してテーブルで窓を塞ぎますが、兵隊はパンチで内臓を破られて死亡します。

そしてなんだかちっこい怪物が窓から飛び込んで来ました。
ちっこいのを倒そうとハーレー・ママが拳銃を出して狙い撃ちますが、片足を切断されてしまいます。
ちっこいのは素早くて凶暴で、ジェイソンは顔の皮を剥がれて死亡します。

皆が何とか撃ち殺そうと周囲を伺うとちっこいのは鹿の剥製の口に生殖器を突っ込んでカクカクと腰を振っています。
何してんだコイツと怒りのバーテンがショットガンを撃ち、ちっこいのはアイスボックスに落ちます。
マヌケがボックスの蓋を閉め、ちっこいのを閉じ込めました。
なんなんでしょうか?この怪物は。ちょっと笑ってしまいました。

しかし外には親らしき怪物がいるので、急いで窓を板で塞ぎます。
誤射した弾を足に食らったボスもタフィーに支えられて2階から降りてきます。

ヒロインは無我夢中で逃げて来たので、どこをどう走ったのか覚えていませんが、外にはデカい怪物が居るようです。
タフィーはコーディのことが心配になり、2階に駆け上がるのですが、窓を破って現れた怪物にコーディは食われてしまいます。
ビール男は怪物から緑色の液体をぶっかけられてしまいます。
皆は急いで2階の戸締りをしました。

携帯は通じず、電話も怪物との戦いの際の誤射で破壊されており、連絡手段は2階にある短波無性だけです。

ビール男は液体のせいか全身にウジが湧いたので外に出ようとしてヒロインにボコられます。
彼女も外に出て娘に会いたいのですが、今はここに籠るしかありません。
ボスは意外と頼りになりますね。

ハニーパイはお着換えをしてハーレー・ママの拳銃を盗みます。
皆はジェイソンやハーレー・ママの遺体を片付けて出入り口をテーブル等で補強します。
タフィはコーディを失ったショックで抜け殻のようになってしまいます。

アイスボックスの中のちっこいのが暴れ出したので、ボスがボックスに拳銃を連射します。
ボスが中を確認しようとするとまだ生きているようで、ボックスの横からちっこい手が出て来てボスの足を掴みます。
タフィーがボックスの穴にショットガンを突っ込んでちっこいのにととめを刺します。

コーチの案でちっこいのの遺体を親に見せてビビらせよう!ということになります。
彼は棒の先にちっこいのの遺体を付けると窓から晒し、マヌケが人間なめんな!と挑発します。
その内、怪物が現れ、ちっこいのの遺体を回収します。

外には2匹怪物がいるようなのですが、怪物はちっこいのを食べてしまいました。
なんだか興奮したのか怪物は交尾を始め、行為が終わると肉の塊のようなものをボトンと落とします。
中からはちっこい怪物が誕生します。どうやら出産したようです。
なんなんでしょうか?これは頭痛くなってきました。立て籠もる人達の会話もユルくて笑ってしまいます。

コーチの作戦は失敗で、反って敵の戦力を増強してしまいました。

ボスは一体、何があったのかとヒロインに質問します。
ヒロインは夫妻で母の家に娘を預けに行った帰りに怪物を轢いたのだそうで、ヒーローが持っていたのはその時の頭部です。
直後に怪物が複数現れ、夫妻を襲ったので逃げて来たということです。
ボスはお前ら夫婦のせいじゃねーかとツッコみヒロインに銃を突き付けますが、そんな場合ではないと考え直します。
冒頭の事故はヒーロー夫妻だったようです。

ビール男はなんだか身体が溶け始めており、ギャーギャー騒ぎ、ボスに怒鳴りつけられます。

マヌケはあんたは年寄りだからなんか知ってるだろ!とバアさんに言いがかりを付け、吐けと迫ります。
しかしそんなの知ってるわけないので、バアさんはバカじゃないのと返します。
マヌケは更にこの状況ではリーダーが必要で、俺は理性的で勇敢だからふさわしいと立候補しますが、ガン無視されます。
この年寄りなんでも知ってる理論は笑ってしまいました。「正直に言え!吐け!」とか言ってます。

ビール男は外を窓の隙間から見ていましたが、怪物の舌のような物で攻撃されて目玉を抉られてしまいます。
同じくコーチにも怪物の手が壁をぶち破って伸び、足を掴まれますが、コーチはボトムスを盗られただけで逃れます。
コーチはパンツ丸出しになってしまったので、タフィーのスエットを借ります。
コーチのパンチラサービスあります。ビール男のことには誰も触れません。
ハニーパイはせっかく顔を拭いたのにまたビール男の血を浴びて血の涙流したみたいな顔になってます。

ぶっ倒れたビール男はビリヤード台に寝かされます。
怪物の攻撃は激しくなってきたようで、壁をドンドン叩く音が響きます。

弾薬の残量が心細くなって来たのですが、地下には弾薬が沢山あるとボスが言います。
怖くなったハニーパイはハーレー・ママから盗んだ拳銃に弾を装填しようとしますが、やり方が分かりませんでした。
バアさんはこんな時は死んだふりをするのが一番だと言い出し、マヌケはホット・ホイールの兄だったということが判明します。

ヒロインは地下に弾を取りに行くことにし、マヌケにお前はリーダーなんだから2階の無線を確保しろと指示します。
マヌケは「リーダー」と言われてしまったので仕方なく、バーテンを先頭にコーチと3人で2階に向かいます。
ヒロインはタフィーと一緒に地下へ向かうことにしました。
コーチのピンクのスエットが笑いを誘います。この映画に緊張感というものはないのでしょうか。

バーテンが2階の部屋の鍵を開け、マヌケは「鍵を無くすなよ」と自らフラグを立てて部屋に入ります。
怪物が侵入すると危険なので、2人はマヌケが入った部屋の鍵をかけ外で待機します。
流石のクオリティのマヌケは早速、先ほどの銃撃戦で開いた穴に足を突っ込みます。

マヌケは大丈夫大丈夫と自分に言い聞かせながら部屋の奥へ進みます。
彼は倉庫に辿り着きますが、電灯を点ける際に天井から飛来したコウモリにビビッて発砲してしまいます。
マヌケは無線機を見付けて応援を要請しますが、先ほどの銃声を聞きつけた怪物が2階に侵入します。
大慌てで逃げ出したマヌケはドアにたどり着くと外の2人に出してくれ!と合図します。

バーテンは鍵を回すのですが、鍵をポッキリ折ってしまいます。
閉じ込められたマヌケの背後に怪物が現れて襲い掛かります。
そこに弾薬を補充して騒ぎを聞きつけたヒロインが駆けつけ、バーテンのピアスを引きちぎって金具で鍵を開けます。
マヌケはなんとかドアから飛び出し、怪物も後を追いますが、何とか締め出します。
しかし怪物の生殖器をドアに挟んでしまい、ヒロインがナタで切断しました。
ヒロインの超イヤな顔が素敵です。バーテンは「怪物のチンコが挟まったー!」と大騒ぎしてます。 お腹痛いです。この映画もうイヤです。

バーテンは怪物の生殖器に躓いてしまい、生殖器はコロコロと階段を転がります。
生殖器は階下で見守っていたホット・ホイールの車椅子の下でウネウネと蠢いていましたが、戻ってきたマヌケが踏みつぶします。
なんだかゴキブリ潰した時に出る白い液みたいのが出てました。

コーチはこれでもう子作りできないね!皆で頑張ろう!と演説しますが、誰も聞いてませんでした。
マヌケはコーチに「あんたゲイか?」と聞いてますが、それはNGだと思います。

怪物の攻撃はますます勢いを増し、壁の板に次々と穴を開けられます。
ハニーパイは皆で一斉にバラバラに逃げようと言い出し、腐りかけたビール男が地下のハッチから出るのはどうかと提案します。

皆は脱出計画を考えます。
ホット・ホイールが爆弾を造れるので、弾で気を引いている間に誰かがハッチから車を取りに行こう!と決めます。
更にハーレー・ママの遺体に爆弾を仕掛けて怪物の餌として与えることにします。

ホット・ホイールが爆弾を造り、準備が整いました。
ボスとマヌケが2階にハーレー・ママの遺体を起き、怪物が食らいついたら爆弾を爆発させることにします。
コーチとヒロインはその隙にハッチから突撃ということで、ヒロインはタフィーに娘の住所を書いたメモを渡します。

ビール男の腐敗は進行し、サンゲリアのゾンビ並みに汚くなってきました。

感想

これはなかなか面白いです。
コメディなのですが、きちんとモンスター・パニックの肝を押さえていると思います。
お話は単調なのですが、要所要所で盛り上がるポイントを用意してくれているので退屈しません。
この盛り上がりポイントがほとんどギャグなのがこの映画の特徴です。
アクが強く、かなり下品な映画なので、好き嫌いは別れるかもしれません。

後、映像が速すぎて何が起こってるのか良く分からないシーンが結構ありました。

役者さんは凄く真剣に演じていて、笑わずに演じるのが大変だったと思います。
登場人物は多めですが、それぞれキャラクターが立っているので、面白いです。
バアさんがちょっと空気でしたが、多分年寄りなんでも知ってるネタだけに使いたかったのかもしれません。
皆さん真剣に演じているのに必ずユルいポイントを入れて来るので笑ってしまいます。

モンスターの造形はなかなか全体像が出ないので良くわかりませんでしたが、無駄に良くできています。
ギミックなども凝っているようです。またゴアシーンも無駄に力を入れてます。
何でも真剣にやってギャグにしてしまう所が良いのだと思います。

これは普通に撮影していれば良くあるモンスター・パニック止まりだったと思います。
なのでコメディーにして大正解だと思っています。

これはコメディとモンスター・パニックが好きな方は楽しめる映画だと思います。

私はこの映画はちょっと好きです。忘れたころに繰り返し見られる映画だと思います。

ラストまで(ネタバレ)

ハーレー・ママは2階に運ばれますが、なんと彼女は生きていたようで、助けてと言います。
マヌケは生きてるじゃん!と言いますが、ボスはいや死んでる!と無視します。
その時。ハーレーママはちっこい怪物に2階から引きずり出され、レイプされてしまいました。

マヌケは爆弾のプラグをコンセントに差し込み、ちっこい怪物もろとも爆発させました。
ボスはハーレー・ママが生きてたことは誰にも言うなとマヌケを脅し、2人は殴り合いになります。

コーチとヒロインはハッチから外に飛び出しました。
ヒロインは怪物を惹きつけ、コーチは車へと走ります。

ヒロインはコーチが無事に車に乗ったので、バーに戻ろうとしますが、ビール男が銃を取り、中に入れるなと皆を脅します。

これはまずいとヒロインは2階から部屋に飛び込もうとします。
そこではマヌケとボスが格闘しており、マヌケはヒロインを怪物だと誤認して発砲してしまいます。
マヌケは急いで彼女を助けようとしますが、下へと落下してしまいます。

ヒロインは2匹の怪物に襲われて死亡しました。
マヌケの手には彼女の落下を止めようとした際に外れたロケットが残りました。
これにはヒロインの娘の写真が入っており、彼女は時々眺めていました。

1階に戻ったボスとマヌケはヒロインが怪物に食われたと皆に知らせます。
バアさんは酒ビンを手に店の奥へと隠れます。
タフィーは何だか沈み込んでしまった皆に喝を入れ、ヒロイン2に昇格しました。
ここでヒロイン2の紹介が出ます。

ボスは何だか無気力になって、俺はここで死んだふりして救助を待つとか言い出します。
直後、地下から侵入したのか怪物の手が彼の背中から腹をぶち破って伸びてきます。
ボスはそのまま地下に引き摺りこまれ、床にデカい穴が開きます。
ホット・ホイールは倒れてしまい穴に落ちそうになりますが、マヌケが抱き起し、穴を急いで塞ぎます。

外ではコーチ叫び声が上がったので、タフィーが車を動かせたのでは?と期待して見に行きます。
しかしコーチは怪物二匹に捕まり、攻城兵器のようにドアをぶち破るのに使用されていました!
怪物はいい物が手に入ったとばかりにコーチの頭をゴツンゴツンとドアに叩きつけます。

ドアはとうとう破られますが、樽をぶつけて爆発させて怪物を撃退します。
そしてその隙にハニーパイが樽に入って転がり、車まで急ぎます。
怪物のしょんぼりした後姿がちょっとカワイイです。

タフィ達は急いでドアを閉めて補強しました。

ハニーパイはトラックに辿り着き、乗り込みました。
それを見た皆は「もう着いたのかはやい」、「やったこれで勝つる!」と大喜びします。
ハニーパイはブルンブルンとエンジンをかけると、皆を迎えには行かず、一人で逃げ出してしまいました。

とうとう怪物が壁をブチ破り、バーに侵入して来ます。
ホット・ホイールは瓦礫の下敷きになりますが、何とか無事で自由な上半身でトラバサミを使い怪物を1匹倒します。
バーテンは心臓麻痺を起こしてしまい、怪物に引っ掻かれて倒れます。
ビール男は腐敗が進んで前が見えなくなり、火炎瓶を持ってウロウロしている所を怪物に引き裂かれて死亡します。

タフィはマヌケと共に怪物を押さえ込み銃床でガンガン殴りつけ、怪物の歯をバキバキ折ります。
彼女は止めとばかりにパンチを怪物の口に叩き込み、心臓を握りつぶして倒します。
こうしてバーの周りにいた怪物は全滅します。

朝日が昇り、マヌケは瓦礫の下からホット・ホイールを助け起こしました。

3人は駐車場の車に乗り込みます。タフィはヒロインの娘を迎えに行こう!と言い、マヌケの運転で出発します。
ちょっと行った所でエンストしてしまったのでタフィはよいしょよいしょと押そうとしますが、何とか動き出しました。
今度こそ出発して車は小さくなっていきます。
これはマヌケの車だったような気がします。

エンドロールが流れると見せかけてちょっと続きがあります。
店の奥に隠れていたバアさんが恐る恐る外に出て来ると怪物に襲われます。
どうやらまだ怪物はいるようです。

エンドロールで終了です。

バアさんとは何だったのか?色々と掟破りな映画ですね。