今度は中世で戦います 死霊のはらわた3

死霊のはらわた3 キャプテン・スーパーマーケット

中世に飛ばされた男がブイブイ言わす話

制作年 1993年
制作国 アメリカ
監督 サム・ライミ
脚本 サム・ライミ/アイヴァン・ライミ
上映時間 96分
出演
ブルース・キャンベル
エンベス・デイヴィッツ
マーカス・ギルバート

だいたいのあらすじ

スーパーマーケットの店員アッシュ(ブルース・キャンベル)は恋人のリンダ(ブリジット・フォンダ)と山荘を訪れます。
そこで「死者の書」に関わってしまい、悪霊と死闘の末、1300年代に車と共にタイムスリップしてしまいました。

ここまでは前回のあらすじです。

映画死霊のはらわた2のネタバレ紹介と感想です。

中世に落ちたアッシュでしたが、アーサー王(マーカス・ギルバート)に敵国であるヘンリー王の一味と誤解されます。
賢者(イアン・アバークロンビー)はアッシュを「死者の書」に書かれた英雄に違いないとアーサー王に告げます。
しかし、アーサー王は問答無用でアッシュを捕らえ、奴隷にして穴落としの刑を執行することになりました。

賢者はアッシュが連行される際に落としていったチェーンソーを拾い上げます。

アッシュは他の奴隷と共に術繋ぎに鎖につながれて街道をヒーコラヒーコラ歩かさせられます。
城下町に着くと町民にヘンリー王一味と誤解されてどつき回されながら行進し、その中には兄が戦死したシーラ(エンベス・デイヴィッツ)もいました。
アッシュは枷を外され刑を執行されることになりますが、そこで捕虜となったヘンリー王(リチャード・グローヴ)と知り合います。
ヘンリー王が言うには攻めて来たのはアーサー王だということです。
アッシュは気の毒なのですが、「人違いだ」とかぶつぶつ言っていて笑ってしまいます。

アッシュ達が処せられたのは「けだものの穴」に投げ込む刑です。
井戸のような大きな深い穴があり中には何かいるようで、捕虜の一人が投げ込まれると血柱がプシャーと上がりました。

アッシュの投げ込まれる番になり、必死で誤解を解こうとしますが、シーラの投石が頭にヒットしてフラフラとした所を穴に落とされます。
中には何と女性の悪霊がおり、アッシュは奮闘しますが、アーサー王の指示によりトゲトゲの壁が彼を囲みます。
絶体絶命のアッシュでしたが、賢者がチェーンソーを投げ入れてくれたのでジャンプして空中でシャキーンと腕に装着します。
悪霊の物理攻撃っぷりに笑ってしまいます。

アッシュは悪霊をチェーンソーで蹴散らして、迫ってくるトゲトゲの壁もベルトをチェーンに引っ掛けて上に上がってかわします。
彼はチェーンを伝って自力で穴から這い上がると、アーサー王を殴り倒します。
そしてビビる民衆に対して、かかって来いと挑発しますが、悪霊を倒した彼に立ち向かう人間はいませんでした。

アッシュは民衆がドン引きしているどさくさにヘンリー王を逃がしてやり、ヘンリー王は恩は忘れないと叫んで去って行きます。

怒りのアーサー王は剣を抜いてアッシュを討伐しようとします。
アッシュは背中のレミントンを発砲してアーサーの剣を砕いて戦意喪失させます。
彼は自身の勤務していたSマートで売っているレミントン銃の価格などの口上を述べると民衆を脅します。
アッシュの火器に恐れをなしたアーサー王は彼を歓待することにしました。

こうしてアッシュは元の世界に戻る方法を模索することになります。

賢者が言うにはこの時代にも「死者の書」があり、それにアッシュが戻る方法が記されているということです。
城内に紛れ込んでいた悪霊が現れ、「死者の書」は渡さんと警告を受けますが、アッシュは悪霊を倒します。

仕方なくアッシュは「死者の書」を捜しに行くことになりました。
まずは甲冑の手甲部分を改造して強力な機械仕掛けの義手を作成して装着します。

誤解の件を謝罪し、洋服を縫ってくれたシーラと一夜限りのロマンスを楽しんだりします。
次の日の朝、アーサー王と賢者の案内でアッシュは出発しました。
この辺のセリフが相変わらずで面白いです。

賢者は「死者の書」を取った後に唱えるべき呪文をアッシュに伝えます。
アッシュは単身「死者の書」があるという呪われた墓場に馬で乗り込んで行きました。

しばらく進むとおなじみの姿の見えない悪霊に追われ、ビビッて逃走中に落馬したアッシュは風車小屋に逃げ込みます。
アッシュは鏡に映った自分を悪霊と勘違いして突っ込み、鏡が割れます。
すると鏡の破片に映ったアッシュの姿を元に小人のアッシュが沢山現れて、アッシュを攻撃し始めます。
アッシュは小人アッシュを相手に奮闘しますが、不意を付かれて気絶してしまいました。

アッシュが気が付くとガリバーよろしく手足を縛られており、小人が口から一人体内に飛び込んできました。
体内の小人は成長したのか、アッシュの右肩から偽アッシュが産まれてアッシュを殴り始めます。
偽アッシュはやがてアッシュの身体から分裂し、アッシュをおちょくり始めました。
偽アッシュはレミントン銃を持たず、右手も生身のままですね。

ブチ切れたアッシュは偽アッシュの頭をレミントン銃で撃ち、倒れている隙に風車小屋に運んで解体して埋めてしまいました。
偽アッシュ軍団との戦いがひと段落したので、アッシュは馬を取り戻し、呪われた墓場へ向かいました。

アッシュは呪われた墓場で「死者の書」を見付けますが、いきなり問題が発生します。
なんと、彼の眼の前には3冊の「死者の書」がありました。
仕方なく、1冊目の本を開くと本の中にブラックホールのような空洞があり、吸い込まれてしまいますが何とか脱出します。
顔が伸びてます。

2冊目の本に手を伸ばすと、それも偽物で表紙に描かれた顔に左手を噛まれて恐われますが、何とか撃退します。
ようやく本物の本を取ろうとするアッシュですが、肝心の呪文を忘れてしまい、適当に誤魔化します。
そして本を取ると、辺りは不穏な空気に包まれ、地震のような揺れと共に墓の墓標が次々にロケットのように打ち上がります。
こんな大事な事をテキトーに誤魔化してしまう所が凄いです。

その頃、アーサー王の城でも激しい風と雷が発生し、人々が雷に打たれて大混乱になっていました。

どうやらアッシュがテキトーに呪文を唱えたのが原因で墓場の死者が甦ってしまったようです。
アッシュは死者に襲われて大変な目に遭いますが、何とか馬にまたがってアーサー王の城に逃げ帰りました。
なんだかジャッキー・チェンさんの映画のようなコミカルさです。

その頃、雷に打たれて偽アッシュが復活を遂げていました。
偽アッシュはアッシュに復讐することを宣言します。

城に戻ったアッシュは民衆の歓喜の声に迎えられますが、賢者に呪文を間違えたことで激しく叱責されます。
賢者が言うには呪文を正しく唱えないと闇の軍隊が甦り、「死者の書」を取り返しに来るのだということです。
アッシュはそんなの関係ねえから約束通り、元の世界に俺を戻せと賢者に詰め寄ります。
アーサー王は約束通り、戻してやると言いますが、皆は自分勝手なアッシュを軽蔑するのでした。

そんな空気の中、突然翼の生えた悪魔が現れてシーラを攫って行ってしまいました。
凄く都合がいいファンタジーの王道のような展開で笑ってしまいます。

その頃、偽アッシュはアッシュ同様の傍若無人な性格に物を言わせて骸骨軍団のボスになっていました。
彼は仲間を増やして人間界に攻め入るように骸骨どもに命じます。
骸骨がなんか可愛いです。

シーラは偽アッシュに捕まってしまい、セクハラをされてしまいます。
どうやらシーラ以外にも女性が集められているようで、捕虜にされた女性が骸骨に連行されています。
サービスあります。それにしてもこの人達は骸骨なのに、女性を連れてきてどうするのでしょうか?

アーサー王達は兵士のほとんどが逃亡してしまい、今後どうするか話し合っていました。
賢者は逃げ延びて荒野に潜むことを主張し、闇の軍隊に立ち向かうのは難しいというのが大半の意見でした。

アッシュはシーラを見て考えを改めたのか、ヘンリーに援軍を求めて戦い抜くべきだと主張します。
皆は「俺は独りになっても戦うぞ!」というアッシュの心意気に打たれて、共に戦うことになりました。
元はと言えば原因はアッシュにあるのですが、凄い上から目線です。

その頃、偽アッシュもシーラを悪霊化して妻とし、骸骨軍団を率いて気勢を上げていました。

アッシュはタイムスリップして来た自分の車を利用して様々な武器を造りだし、兵士を訓練します。
武器はいいのですが、なぜこいつが槍とか教えてるのか良くわからず笑ってしまいます。

そして骸骨軍団が城に集まって来ました。
骸骨軍団は骸骨のくせに士気が高く意外と統率が取れており、なにより物凄い数でアーサー王達を圧倒しています。
骸骨可愛いですね。この辺りのシーンは大作映画のようで感動すら覚えます。

いよいよ骸骨軍団が突撃を始めますが、アッシュ達は火薬袋付きの火矢を射かけて次々に骸骨を爆発させます。
骸骨軍団は攻城戦用の兵器も持っていましたが、大きな火薬袋を付けた投石器で対抗して爆発させます。

数で勝る骸骨軍団は犠牲を出しても突撃する作戦に変更し、城に突撃をかけてきます。
同時に骸骨軍団が城壁の上に矢を射かけて来たので、アッシュ達は劣勢を強いられます。

とうとう、城の中に骸骨軍団が突入し始めます。
覚悟を決めたアーサー王は男としてアッシュを認め、讃える言葉を投げかけて戦場へ突入するのでした。

感想

これは面白いです。もう完全にホラーではなくなっているので、怖くは無いです。
シリーズで見られた怖い系の演出も健在ですが、セルフパロディ的に使われています。
演出や撮影技術はシリーズ内で最高だと思います。
ちょっと頭悪い感じの娯楽作品として非常に楽しめる作品です。

大作映画のような作りで感動してしまいました。
ロード・オブ・ザ・リングかと思ったほどです。(嘘です。言い過ぎました。)

この監督はホラーの演出も上手いと思いますが、アクション系がより上手だと思います。

アッシュは相変わらずの活躍で、他の人達もいい味出してます。
アーサー、ヘンリー絡みの展開もアツいです。
ただ、今回は完全に漢映画という感じで女性陣の影が薄いですね。リンダの中の人も一瞬で消えてましたし。

脇役の人もそれぞれいい味出してました。
アーサー王の家臣でレギュラー出演している長髭スキンヘッドの怪力風おじさんがいるのですが、なんかこの人好きでした。

アッシュは乗馬をこなし、武器を製造したりとスキルが高すぎだと思います。
後、アッシュのようないい加減人間に丸め込まれる等、中世の人が見たら怒りそうな感じに彼等はバカ扱いされてます。

敵方の骸骨軍団もなんだかコミカルで可愛く見えます。
良くみると完全に骨の人がほとんどですが、ゾンビ風の人とか色々なタイプがいるみたいです。

これはサービスもポロリ位で、気まずくなるシーンもあまり無く、グロも笑える程度なので家族揃って見られる映画です。
なかなか面白いと思いますので、皆さんでどうぞ。

私はこの映画はかなり好きです。たまにはこういう純粋娯楽映画もいいですね。

ラストまで(ネタバレ)

城内に突入した骸骨軍団に兵士たちは果敢に立ち向かいますが、相手は死者なので分が悪く、押し込まれてしまいます。
それでもなんとか槍術を使って頑張って応戦します。
激しい肉弾戦の様子を見たアッシュは単独で城の奥へと走ります。
アッシュは車の前に巨大なプロペラを付けたものを運転して登場し、骸骨軍団を粉砕して回ります。
ここは逃げたのかと思ってしまいました。だってこの人卑怯なんだもん。
骸骨が「化け物だ!」とか言ってておかしいです。お前もだろと言いたいです。
このシーンはBGMが冒険活劇物のクライマックスシーン調だったり、色々おかしいです。
ちょっとカッコいいと思ってしまう私もおかしいです。

アッシュの大活躍に兵達は歓声を上げ、士気がますます上昇します。
私も兵士達と一緒に叫びたくなってしまいました。このシーン凄く盛り上がります。

しかし悪霊一味になったシーラが元の姿で車の前に立ち塞がったので、思わず躊躇したアッシュはハンドル操作を誤ります。
車は残念ながら横転炎上大破してしまいました。

骸骨軍団は勢いに乗じて中庭を制圧し、アッシュは肉弾戦でシーラや骸骨を撃退します。

城壁の上ではアーサー王が矢を何本か受けながらも奮戦し骸骨を撃退していましたが、偽アッシュが梯子を上って来て殴られ、倒れてしまいます。
アッシュはその様子を見て、救援に向かおうとしますが、梯子を倒されてしまいました。
アーサーカッコいいです。この人ちょっと弱い感じだったんですが、見直しました。

アッシュは岩袋のロープを切断し、岩の重みを利用して城壁へ上がると骸骨軍団を迎え討ちます。
しかしまたしてもシーラに妨害され、なんとか撃退しますが、偽アッシュは「死者の書」の扉を開けてしまいました。
こんな所じゃなくてもっと奥の分かりにくい所に隠した方がいいと思うのは私だけでしょうか?

アッシュは偽アッシュが本を手に取るギリギリの所で槍を投げつけて阻止します。
怒り狂った偽アッシュとアッシュは激しく剣と剣をぶつけあってせめぎ合います。
アッシュは死闘の末、偽アッシュにかがり火を利用して火を点けて倒します。

アーサー王も再び立ち上がって、骸骨軍団を前に奮戦します。

偽アッシュはまだ倒れず、骨の状態でアッシュに襲い掛かり、とうとうアッシュは城壁の下に落ち、「死者の書」も奪われてしまいます。
アッシュの落ちた側には火の点いた火薬袋と投石器があり、偽アッシュは止めを刺そうとアッシュの前に飛び降りてきました。

その時、ヘンリー王が軍勢を率いてアーサー王救出に駆けつけました!
彼等は死を恐れず、勇猛果敢に骸骨軍団に襲い掛かります。
ちょっと胸アツな展開です!

挟み撃ちに遭った骸骨軍団は総崩れとなり、アッシュは偽アッシュから本を奪うと、投石器を利用して火薬袋と共に空高く打ち上げます。
偽アッシュは花火のように爆発して消えました。

皆は勝どきを上げ、死者軍団も敗れ去ります。
偽アッシュを倒したことでシーラも元に戻り、2人はしっかと抱き合います。

ヘンリーとアーサーもこの期に及んで口論となりますが、2人はしっかと抱き合い、両軍からは大歓声が上がります。
皆はお互いの健闘をたたえ合い、両国は仲直りしました。

アッシュは賢者から1滴飲むと1世紀眠れるという薬を送られ、6滴飲めば元の時代に戻れそうです。
この時点でイヤな予感がします。

アッシュは皆に別れを告げると、洞窟へ案内され入り口を爆破して塞いで6世紀の間眠ることにしました。
しかし案の定、彼は数え間違いをやらかして7滴飲んでしまいます。

いくらなんでもこれは間違えないだろと思いました。

目覚めたアッシュはロビンソン・クルーソー状態でしたが、大喜びで洞窟から出ると外に躍り出ます。
しかし、彼の眼前に広がっていたのはビルの廃墟群でした。
文明は滅亡していたのです。アッシュは自分が眠り過ぎたことを悟るのでした。
絶望の叫び声を上げ、狂ったように笑うアッシュでした。

エンドロールで終了です。

これはこれでアッシュらしいエンドだと思います。恐らく滅亡後の世界でもたくましく生き延びていくでしょう。
またエンディングテーマが大作っぽいですね。自分が何の映画を見ていたか忘れそうです。
これはディレクターカット版のエンディングです。私はこっちの方が好きです。

劇場公開版は薬を飲んで呪文を唱えると元の世界に戻れるようになってます。
皆に分かれを告げた後、洞窟に入るシーンが無く、Sマート勤務に戻ります。
同僚に中世のことを自慢していると、相変わらず呪文を間違えたようで悪霊が登場します。
悪霊を凄いガン捌きでやっつけると救出した女性にキスをして終わりです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする