録画は続くよどこまでも REC2

REC2

あの惨劇の続きを観る勇気があるか

制作年 2009年
制作国 スペイン
監督 ジャウマ・バラゲロ/パコ・プラサ
脚本 ジャウマ・バラゲロ/マヌ・ディアス/パコ・プラサ
上映時間 85分
出演
ジョナタン・メジョール
オスカル・サンチェス・サフラ
アリエル・カサス

だいたいのあらすじ

前回、アンヘラ(マヌエラ・ベラスコ)が引き摺られていったところから始まります。

映画RECのネタバレ紹介と感想です。

あの惨劇のあったアパートに警察の特殊部隊がカメラ撮影を行いながら突入準備を行います。
隊員はチーフ(オスカル・サンチェス・サフラ)、ララ(アリエル・カサス)、マルトス、ロッソの4名です。
彼等はヘルメットに装着された通信式のカメラを全員装備しており、ロッソが操作します。

アパートの周りは人だかりができており、保険省のオーウェン博士(ジョナタン・メジョール)と合流します。
隊員達はアパート内ではオーウェンの指示に従うことになります。
このアパートでは人を凶暴化させる感染症が発生しており、唾液から感染します。
群衆の中にジェニフェルの父もいました。

5人はアパートに突入し、まずは感染源と思われる最上階へ向かいます。
階段や廊下には血糊が所々に広がっていますが、遺体は一つもありません。
オーウェンは血液のサンプルを取りながら進みます。
最上階の部屋は気味の悪い実験機器のような物が置かれ、憑りつかれた少女に関する新聞記事と写真があります。
オーウェンはテープレコーダーを見付けて再生すると、今回の感染に関わる内容のようです。

チーフが天井裏への入り口を見付け、マルトスが内部をカメラで探りますが中は物置のようで何もありませんでした。
その時、何者かの叫び声のような者が聞こえてきて隊員達に緊張が走ります。

チーフ達は生存者がいるかもしれないと考え、部屋から出て下の階に向かいます。
オーウェンは下には行くなと命令しますが、チーフは生存者救出も任務と主張して進んで行きます。
どうやらすぐ下の階で物音が聞こえていたらしく、マルトスが部屋に突入します。
中では音楽が響いており、調べてみるとレコードが再生されていました。
レコードを止め、部屋から出ようとすると突然、感染者が現れマルトスに走り寄って来ます。
マルトスは思わず発砲してしまいますが、感染者は倒れてもすぐ起き上がり襲ってきます。

マルトスを救おうと仲間が駆けつけた時には彼はもう凶暴化しており、襲い掛かってきました。
隊員達がマルトスを押さえようと悪戦苦闘しているとオーウェンが現れ、祈りを捧げます。
すると不思議なことにマルトスの動きがピタリと止まりました。
その隙にマルトスを空き部屋に押し込み、ドアに十字架を掛けると彼は大人しくなります。

チーフは部下を失ったので、オーウェンに食って掛かり何が起こっているのか説明を求めます。
オーウェンは上の階に戻ったら説明すると折れました。

再び最上階の部屋に戻ったチーフ達はオーウェンに説明を求めます。
仕方なくオーウェンは隊員達に今回の事件の説明を始めます。
悪魔に憑りつかれたと教皇庁に認定された少女がおり、アルベルタという神父が調査を行ったそうです。
アルベルタは悪魔憑きの原因を科学的に調査し、解毒剤を作ろうとしており、この部屋で研究していました。
しかし彼の研究には問題が発生したようで、今回の事件につながったようです。
オーウェンは保険省の職員ではなく、教会から派遣された神父でした。
なるほど、それでこの部屋には十字架が沢山あったりしたんですね。
しかしなぜあの少女は抑えられなかったのでしょうか?

オーウェンの説明は隊員達には到底受け入れることのできないものでした。
しかし感染者の恐ろしさを目の当たりにしたので、オーウェンに協力し、一刻も早くここを脱出することにします。
オーウェン曰くこの部屋に悪魔に憑かれた少女メデイロスの血液があるらしくそれを回収するのが任務だということで、部屋を捜索することになります。
隊員達はガラス戸の部屋を見付けて突入しますが、中はしばらく人が立ち入った形跡が無いようでひどい埃でした。
しかし部屋は無く突き当りの廊下があるだけで、壁には無数の写真が収納されています。

突然、天井から逆さにぶら下がった子供がララに襲い掛かります。
何とか引き剥がしますが、子供は壁を自由に這いまわり姿が見えなくなります。

子供は屋根裏に入ったようで、銃を乱射すると天井が抜けてしまい落ちてきます。
天井の建材と共に神父のような服装のミイラのような物も落ちてきました。
どうやらこのミイラはアルベルタ神父のようです。
オーウェンが血液は天井裏にあると推測していると天井から子供が襲い掛かってきます。
何とか引き剥がしますが隊員達は子供の姿を見て発砲するのをためらいます。
オーウェンが割って入り、ショットガンを頭に撃ちこんで子供を射殺しました。

屋根裏にはララが突入することになり、天井は低いので這って進むことになります。
中は思いの外広く、彼は金網でできた扉を開けて奥へ進んで行きます。
ララは冷蔵庫を発見し、中から血液の入った試験管を回収します。
彼は急いで下に降りようとしますが、凄い速さで子供が襲い掛かってきます。
ララはなんとか子供を金網の扉の向こうに閉じ込めますが、恐ろしいことに子供は複数おり、全員凶暴で俊敏です。
彼は命からがら屋根裏から脱出し、オーウェンに血液を渡します。

オーウェンは血液が本当にメデイロスのものなのか確かめようとします。
彼が皿に血液の一部を採り、祈りを捧げながら十字架を近づけると血液が燃え上がります。
どうやらメデイロスのもので間違いないようです。
燃料か何か入っているのでしょうか?

同時に試験管に入った血液も燃えだし、ララは手を放してしまい血液は失われます。
オーウェンは血液が失われたことに激高し、任務を続けると隊員達に指示します。
チーフは指示を無視し、隊員達を連れて引き揚げようと部屋を出ます。

すると感染した元住人らしき男が襲い掛かって来たので、何とか引き剥がして階段の手すりから階下へと落とします。
落下していく住人の様子を下の階にいる人物が眺めていました!
彼等は撮影をおこなっているようで、極秘任務を撮影されては都合が悪いので捕らえることになります。
この元住人は後にジェニフェル父だとはっきりと分かります。
下の階の人物の中に消防士の服装をしている人物がいますね。

オーウェン達が彼等を捜して階下に移動していると上からも下からも感染者が現れ、挟み撃ちにされてしまいます。
混戦になりますが感染者は倒せず、手近な部屋に逃げ込みます。
その際、ララはオーウェン達と通路を隔てた向かいの部屋に分断されてしまいました。
ララは部屋にいた沢山の感染者に襲われてしまい洗面所に逃げ込みますが、感染者はドアを破ろうとします。
小銃の弾も尽き、絶望した彼は予備の拳銃を口に咥えて自殺してしまいました。
前作よりも圧倒的に感染者の登場率が高いですね。

オーウェン達の立て籠もった部屋は女性の遺体があり、ロケット花火が転がっていました。
ララの様子をリモートカメラで目の当たりにしたチーフはオーウェンの無線を奪い外部連絡しようとします。
しかし無線連絡はオーウェンの声紋認証がかかっており、任務完了報告しないと脱出はできないようです。
オーウェン達はメディロスを捜して血液を採取することにしました。

その時、感染したマルトスから信号が入り、カメラには先ほど下から眺めていた人物達が映っています。
彼等は3人ほどおり、感染していないようでマルトスのカメラを覗き込んでいます。
チーフがその様子を確認すると、突然奥の部屋からジェニフェルらしき少女が襲い掛かってきます。
チーフとロッソは何とかジェニフェルを押さえ込み、オーウェンは少女のメデイロスの居場所を吐かせようとします。
ジェニフェルは口から血を吐いて暴れ、チーフは少女を射殺してしまいます。
ジェニフェルが死亡したので、マルトスなどの他の感染者からメデイロスの居場所を聞き出すことになります。
ここでロッソの撮影していたメインカメラが壊れてしまい、今後の記録はできなくなります。
ここで一旦、特殊部隊パートが終わります。時間が遡って若者パートに移ります。

若者3人の男女が近所アパートの屋上からダッチワイフをロケット花火で打ちだそうとしていました。
彼等はカメラを持っており、その光景を自分達で撮影しています。
しかしダッチワイフは飛ばず、花火が爆発しただけでした。
そこに特殊部隊が現れ、彼等はそのアパートから退去させられます。
下に降りた3人は封鎖されたアパートにオーウェン達が突入する光景に出くわします。
3人は消防士達の跡を尾け、下水道を経由してアパートに侵入しました。

裁縫工場に着いた3人は拳銃を拾いますが暴発してしまい、消防士達に見つかってしまいます。
消防士はジェニフェルの父と一緒におり、彼等の関係は不明です。
消防士はここで伝染病が発生しているので、3人に退去するように強く命令します。
3人の一人ティトは反抗しますが、消防士に頬を張られたので退去しようとします。
しかし地下道への出口は溶接されており、もう出られなくなっていました。

通常の出口から出ると即座に外にいる部隊に撃ち殺されるので消防士達と3人は同行することになりました。

どうやら消防士はマヌー達を捜しに来たようで、ジェニフェルの父は彼に依頼して一緒についてきたようです。
一行はまずジェニフェルの家から見回ることにします。
部屋に入るとジェニフェル母が襲い掛かって来ますが、口にロケット花火を突っ込んで倒します。
これはかなりのギャグシーンだと思うのですが、笑わずに演技している役者さんは偉いと思います。

ジェニフェル父は妻に噛まれてしまい、今の所は正常ですが感染してしまいます。
皆、パニックに陥っており消防士は外部と話をしようと窓に近づきますが、問答無用で発砲されてしまいます。
消防士は耳を狙撃されてしまい、皆は部屋から逃げ出します。
部屋を出るとジェニフェル父は上階に向かって駆け出して行ってしまいます。
ジェニフェル父は上にいたチーフ達に落とされて階下に落下して行きます。
ここで特殊部隊パートと若者パートが繋がります。

感想

これはまあまあ面白いと思います。
娯楽性では1作目よりこちらの方が上だと思います。
ただ緊張感と怖さでは負けていると思いました。
娯楽性のせいか何度見てもそれなりに楽しめる点はあると思いました。
この点がアイデア映画の一作目との違いのような気がします。
今作はカメラで撮り続ける理由が薄いので、そこが残念な所が、後半になるとカメラが重要になる場面が出てきます。

大きく二部構成になっている映画ですが、シーン切り替えもほとんど無いのでお話は追いやすいです。
私のような人間にも分かりやすく作ってあると思います。

一気にオカルト路線に突っ走って行くのですが、前作との矛盾点はそれほど感じませんでした。
むしろそれ以外の所でツッコミどころが満載な映画だと思います。

私はアンヘラがあまり好きになれないので登場人物はこちらの方が良かったような気がします。
この中では消防士とチーフがお気に入りです。
一部ヘンな若者もいますが、それほど悪い子ではないと思います。

実を言うと私はRECシリーズはそれほど好きではなく、三作目が一番好きだったりします。
個人的には1作目はテンポがダラダラした作品だったと思っていますので、その点は向上したような気がします。
この人の作家性なのかもしれませんが、ラスト近辺にギュッと濃縮されている感じなのは相変わらずのようです。

私はこの映画は普通です。

ラストまで(ネタバレ)

ジェニフェル父が落ちて行くのを見た消防士達は上階に特殊部隊がいるのを見て慌てて手近な部屋に逃げ込みます。
若者達はパニックになり、消防士は彼等を落ち着かせます。
この部屋はマルトスが感染してしまった部屋で彼等はマルトスのヘルメットを発見してカメラを覗き込みます。
このシーンがチーフ達に発見されたシーンに繋がります。

消防士達はジェニフェルがいると勘違いしてマルトスの部屋を開けてしまいます。
動きを止めていたマルトスはたちまち消防士に襲い掛かってきます。
消防士は必死に応戦しますが、劣勢を強いられてもみ合いになります。
ミレが拳銃を拾いマルトスを射殺しようとしますが、ただでさえ難しいヘッドショットをよりによって消防士に命中させます。
マルトスは今度はミレに襲い掛かりますが、ミレが至近距離で頭を撃ち抜いて射殺しました。
ここ笑うところだと思います。しかしオーウェン達はガッカリするでしょうね。

そこにオーウェン達がマルトスを捜してこの部屋に入って来ました。
ミレがマルトスを射殺した件を知るとオーウェンはかなり凹んでしまいます。

実はティトはマルトスに噛まれていたようで、それを知った一行に緊張が走ります。
オーウェンはティトを利用してメデイロスの居場所を探ることに決め、ティト以外の若者を部屋に閉じ込めます。
隊員達がティトを押さえつけますが、カメラはバッテリー切れを起こしてしまいます。
その時入り口のドアを開け、カメラを持ってアンヘラが現れます。
この主役級の登場シーンは何なんでしょう。

記録はアンヘラのカメラで行うことにし、チーフがアンヘラを調べ、感染していないことがわかります。
アンヘラから最上階の部屋でメデイロスらしき女性を見たと聞いたオーウェンは喜び、ティトを十字架と祈りで尋問します。
ティトは「光で見えない場所がある」とヒントを与えます。
オーウェンはなぜ暗闇でメデイロスらしき女が見えたのかとアンヘラに尋ねるとカメラの暗視装置で見たと答えます。
一応、カメラが重要なキーになってるんですね。

オーウェン達は最上階に向かうことにしました。

最上階に着いたオーウェン達が先ほどの突き当りの廊下で暗視装置を使用すると突き当りにドアが見えます。
ロッソが暗視装置で誘導しオーウェンはドアがドアを開け、皆は部屋に突入します。
暗視装置で見るとオーウェンの顔がめっちゃ怖いです。

隠し部屋でライトを点けると辺りには実験器具のようなものがあり、更に奥に部屋がありました。
ここで再び暗視装置の出番となり、辺りを調べてみると四角い井戸のような物が見えます。
チーフは井戸を調べますが、中から出てきた手に引き摺りこまれてしまい、ロッソが再びライトを点けるとチーフも井戸も消えています。
再び暗視装置にするとカメラの前にメデイロスらしき女が現れ、ハンマーで殴りつけてきます。
貞子かよって思いましたが、この辺のシーンはなかなか緊迫感がありますね。

ロッソは無事でしたが、カメラを落としてしまい手さぐりで周囲を探ります。
メデイロスはその間に再びハンマーを拾い上げていました。
ロッソはなんとかカメラを拾い、オーウェンは必死でメデイロスの血液を採取しようとします。
アンヘラはメデイロスもこちらが見えないので、声を出さないように皆に指示します。
成程、メデイロスは周囲をハンマーで叩きながら皆を探しているようです。

その時、オーウェンの無線の呼び出しがかかってしまい彼はメデイロスに襲われます。
オーウェンは押さえ込まれながらも血液を採取しようと奮闘します。
アンヘラがショットガンを構えて叫んだので、メデイロスはそちらに気を取られ、アンヘラに掴みかかります。
というかロッソは何してるんでしょうか?唯一見える人だからこいつが何とかしろと思うのですが。

アンヘラは至近距離でショットガンを発砲し、メデイロスを射殺してしまいました。
オーウェンはメデイロスの場所を知りたがりますが、アンヘラは拒否して脱出することにします。
というか死体から採るのではダメなんでしょうか?危険は去ったので採取しては?

ロッソから声紋認証の話を聞いたアンヘラはオーウェンに脱出許可しろと殴る蹴るの暴行をし始めます。
オーウェンは強情でアンヘラの暴力に屈せず銃を突き付けられも断固拒否します。
アンヘラはダメだと意見するロッソを射殺してしまいます。

悪魔はアンヘラに乗り移ったようで、倒れたオーウェンに馬乗りになり許可を出すよう迫ります。
オーウェンが屈しないので、彼女は彼の首を折って殺害します。
そしてオーウェンの声で任務完了を告げ、生存者の女性が一名いることと自分は感染したので残ると告げます。
オペレータの女性はなぜその女性が生き残ったのか?尋ねます。
アンヘラはニヤリと笑いました。

前回、アンヘラが引き摺られていくシーンが流れます。
実はあの後、彼女はメデイロスに捕まり、口移しに寄生虫のような物を体内に流し込まれていたのでした。

エンドロールで終了です。

なんとなく殴る蹴るの暴行が常軌を逸していたのでおかしいと思ったのですが、そういうことだったようです。
続編作る気バリバリの終わり方でちょっと引きますね。
これが四作目に繋がりますが、私は四作目はあまり面白いと思いませんでした。

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