デモンズ2
またデモンズ軍団にひどい目に遭う話
制作年 | 1986年 |
制作国 | イタリア |
監督 | ランベルト・バーヴァ |
脚本 | ダリオ・アルジェント/ランベルト・バーヴァ/フランコ・フェリーニ/
ダルダノ・サケッティ |
上映時間 | 91分 |
出演 |
デビット・ナイト |
ナンシー・ブリリ |
コラリーナ・カタルディ・タッソーニ |
だいたいのあらすじ
前作です。
高層マンションに住むサリー(コラリーナ・カタルディ・タッソーニ)の誕生日を祝おうとボンクラ連中がワラワラと集まって来ます。
同じマンションに住むジョージ(デビット・ナイト)は妊娠中の妻ハンナ(ナンシー・ブリリ)が待つ自宅に帰宅しました。
警備員の人は良くイタリアンホラーで見る顔のような気がします。
今日はTVでデモンズの番組がやっているようで、内容は男女4人のボンクラがデモンズが隔離されていた廃墟に侵入するというどうでもいいものでした。
しかしイングリット(アーシア・アルジェント)を含めて一部の人はふむふむと見ていました。
サリーも衣装が良くないと機嫌が悪く、嫌な奴が招待されると聞き、自室でTVを見ることにします。
TVでは女性の血を垂らされたデモンズが復活してボンクラ達にオギャーと襲い掛かっていました。
デモンズはカメラ目線でこちらを見ていましたが、ビデオドロームのようにビヨーンと画面から出て来てサリーに襲い掛かります。
サリーはワーワー言ってましたがデモンズにやられてしまいました。
サリー友人はケーキの準備が出来たので彼女を呼びに行き、ババーンと登場したサリーは蝋燭を吹き消そうとします。
直後、サリーはデモンズとなり友人達にグワーと襲い掛かり、友人達は成す術無くサリーの爪と牙にやられてデモンズ化します。
サリーはぼたぼたと血を流すのですが、その血は何だか強酸性のようで床がジュージュー溶けます。
またサリーの血液を浴びた人間もデモンズ化してしまいました。
隣に住んでいるジョージ達はそんなことになっているとは露知らず、ハンナがケーキを分けて貰おうとサリーの家のチャイムを鳴らすのですが、ガン無視されます。
どうしてもケーキが食べたくなったハンナはジョージに買いに行ってもらうことにします。
ジョージはエレベーターに閉所恐怖症の女性と乗るのですが、サリーの血液でマンションの配線が溶けてしまい、停電してしまいます。
案の定女性はワーワー騒ぎ、ジョージは必死で彼女をなだめます。
マンションの住人は自動ドアも動かなくなったので、マンションに閉じ込められてしまいました。
人々は次々にデモンズ化し、飼い犬までデモンズ化してしまいます。
ジョージ達はドアの隙間が出来たので、そこから外の人に呼びかけますが、外の人はデモンズから逃げているので無視されます。
彼もドアの隙間からサリー達がデモンズ化しているのを目撃し、ハンナがヤバいと気付きます。
スポーツクラブで筋トレしていたガチムチな人達もデモンズに襲われますが、ダンベルやバーベルを投げて抵抗し、皆で逃げ出します。
しかし自動ドアが停電で出られないと気付いた彼等は地下の駐車場から逃げることにします。
1階からの出入り口を封鎖してデモンズを閉め出しますが、出口のシャッターは作動せず、車で突っ込んでも壊れず、地下に監禁状態となってしまいました。
このままではデモンズにやられてしまうので、1階からの出入り口で火を焚いてデモンズを撃退します。
しかしデモンズは火を飛び越えて襲ってきたので、猟銃で全滅させ、窒息してしまうので消火します。
その後、地下にはデモンズから逃げてきた人達が集まり、中にはイングリット一家も居ました。
ガチムチリーダーは急いでドアを塞ぐように指示し、皆を落ち着かせると車から武器になる物を集めるように指示します。
マンションの一室で留守番をしている少年がいたのですが、部屋の外に出てしまい戻れなくなり、デモンズに追われます。
何とかダクトに隠れてやり過ごすのですが、上から垂れてきた血液に触れてしまいました。
留守番少年の母は電話が通じないので夫と共に急いで家に戻ることにします。
ジョージ達のエレベーターに警備員が駆けつけて救出しようとしますが、警備員はサリーにやられます。
警備員はデモンズと化し、閉所恐怖症の女性の髪の毛を掴みますが、彼女は逃れます。
ジェイコブというサリーの嫌いだったクソガキどもはサリーのマンションに向かっている途中、わき見運転をしてマンションの前で留守番少年母の車と接触事故を起こします。
ジェイコブと後部座席のカップルはピンピンしていましたが、助手席のキティは出血が激しく、留守番少年一家も動けなくなります。
ハンナはドアをノックされたので玄関先に出てみると、留守番少年がドアの向こうで怖いから入れてー!と言っています。
彼女はドアチェーンを掛けたまま、そっと覗いてみますが、やはり少年はデモンズ化しており、ドアの隙間からゴギャーと手を伸ばして来ます。
ハンナは頑張って叩き出そうとしますが、とうとう侵入されてしまい、キッチンに逃げ込みます。
キッチンに侵入した少年はなぜか苦しみ出し、腹からちっこい悪魔を産みます。
これは何なのでしょうか?またアキロンでしょうか?
感想
これは普通です。
相変わらずのボンクラ映画ですが、私は前作よりこっちの方が面白いと思います。
演出も前作より良くなってるような気がします。ちょっと怖いシーンもありました。
でもやっぱりダメな映画ですね。
テンポは相変わらず、グダグダでダラダラと進み、シーンをやたら細かく切るので見ていて疲れます。
ジェイコブ達のシーンは時間軸が留守番少年一家と合わせるために切ってあって良いと思いますが、他はどうなのか。
でもジェイコブ達のシーンは不要だったような気がします。
音楽は五月蠅いだけです。
デモンズ化もワンパターンで実はこの人デモンズでした、みたいのばっかりです。
これは続編と言えるのでしょうか?
1作目でデモンズが町にあふれたのは何だったんでしょうか?
役者さんは普通だと思いました。
イングリット両親はちょっと可哀想だと思いました。
ジョージはレンジャーみたいなことをこなしてますが、この人は何なのか。
すごく暇で何となく見たくなったら見る映画だと思います。
何度見ても面白くはないです。
私はこの映画は普通です。
ラストまで(ネタバレ)
ハンナは頑張ってちっこいのを潰して酸をかけて撃退します。
このシーンは目がチカチカして疲れます。全然観る人のこと考えて撮ってないと思います。
ジョージは閉所恐怖症女性がデモンズ化してしまったのでエレベーターシャフトを昇って脱出します。
このシーンはなかなか頑張ってると思いました。
ハンナは結局、ちっこいのに襲われてしまい、そこにジョージが飛び込んで来て傘で差してちっこいのを撃退します。
イングリットの母はデモンズ化しそうになり、ガチムチリーダーが涙を飲んで殺害します。
やがて地下にもデモンズの集団が現れ、ガチムチリーダーもやられてしまい人々はどんどんデモンズ化します。
イングリット父もイングリットを車に避難させて頑張りますが、やられます。
ここはなかなか怖いです。
ジョージは非常階段を上がってきたデモンズをガス管を爆発させて撃退し、ハンナと生き残りのカップルと共に屋上に向かいます。
しかし残念ながらカップル男はデモンズになってしまったのでジョージが階段の吹き抜けから突き落として撃退します。
カップル女もデモンズ化したので屋上から突き落とし、ジョージはハンナを背負って屋上からロープで脱出しようとします。
途中でサリーの妨害を受けますが、何とか倒して隣のビルに入ります。
ジョージ達がたどり着いた先はスタジオのような所だったのですが、何とハンナが産気づいてしまい、男の子を出産します。
サリーはまだ生きていたようで、しつこく現れますが、目が見えないようで、やがて力尽きて倒れます。
スタジオのカメラがサリーの遺体を撮影しており、彼女はブラウン管を利用してジョージ達に襲い掛かろうとします。
しかし、ジョージが片っ端からモニターを破壊して阻止し、二人はビルから脱出します。
ビルの外には人気が無く、二人は遠くを見てはっとします。
エンドロールで終了です。