恨みはらさでおくものかー デビルスピーク

デビルスピーク

虐められっ子が悪魔の力を身に着けて虐めてた連中がひどい目に遭う話

制作年 1980年
制作国 アメリカ
監督 エリック・ウェストン
脚本 ジョゼフ・ガロファロ/エリック・ウェストン
上映時間 92分
出演
クリント・ハワード
R・G・アームストロング
ジョセフ・コーティーズ

だいたいのあらすじ

中世のスペイン
エステバンという男が悪魔崇拝していたので追放処分になりました。
彼は新天地でも懲りずに悪魔崇拝を行い、すっかり仲間も増えて教祖化していました。
いきなりサービスあります。なかなかBGMが良いんですよね。

アメリカの陸軍士官学校
ここの生徒であるクーパースミス(クリント・ハワード)はスポーツができず、皆に虐められていました。
一部の教師も彼を虐げ、今日もサッカーの試合でヘマをしてコーチ(クロード・アール・ジョーンズ)をがっかりさせます。
ババ(ドン・スターク)とその取り巻き連中は特にクーパースミスのことを虐め、優しく接してくれるのはコワルスキー(ヘイウッド・ネルソン)だけでした。
クーパースミスは両親がいないので、福祉絡みでこの学校に引き取られています。
男子生徒のシャワーシーンあります。皆お尻白いです。

クーパースミスは懲罰任務のため、礼拝堂の地下を掃除しに行きます。
彼は地下で軍曹(R・G・アームストロング)という男と出会い、勝手に入るな!と絡まれます。
そこにジェームソン牧師(ジョセフ・コーティーズ)が現れて事情を軍曹に説明しました。
どうやらこの礼拝堂はエステバンが追放後に使用していたようです。
エステバンは追放された時に必ず復活して復讐すると公言していたそうです。
なんだかこの地下には不気味なものが沢山あります。

クーパースミスが掃除しているとレンガ造りの壁の向こうが空洞になっている部分を見付けます。
レンガを除去して空洞の奥に進むといかにも悪魔崇拝してます的な部屋がありました。
彼はそこでホルマリン漬けの胎児のようなものも発見し、古ぼけた魔術書のような物を見付けて持ち帰ります。

キンケイド大佐は学校の寄付金を集めるため生徒の母コードウェル夫人をジェームソンに案内させます。
コードウェル夫人は寄付に乗り気で夫に話してみると約束してくれました。

その夜、クーパースミスはエステバンの夢を見てうなされます。
気が付くと朝になっており、目覚ましを嫌がらせに止められたようで、宿舎には誰もいませんでした。
クーパースミスは授業に遅刻してしまい、教師に嫌味を言われます。
彼は授業中にあの魔導書に首っ引きになり、授業をまともに聞いていませんでした。
クーパースミスは今週2回も遅刻しているので、教師からキンケイド大佐に会いに行くように命令されます。
生徒がだらけていて陸軍の人が見たら怒りそうです。

クーパースミスはコンピュータでその日も授業の課題である立体模型の設計図を図式化していました。
彼はコンピュータに魔術書に記述されていた文言を打ちこんでみて解読してみます。。
エステバンは世界が悪に支配されていると考え、力が欲しかった彼は悪魔崇拝に走ったようです。
アイディアはなかなか面白いと思います。

クーパースミスはどんどん魔術書を入力し、エステバンが何らかの儀式で復活するということを知ります。

キンケイドを訪ねたクーパースミスは「お前は知能が高いんだからちゃんとしろ!」と言われます。
彼は今後、厳しくクーパースミスを監視監督すると宣言し、尻を棒で叩きます。
更に罰として豚小屋の清掃を命じられました。
クーパースミスは失礼ながら知能が高そうな感じではないです。

キンケイドの秘書のお姉さんフリードメイヤーはクーパースミスが忘れて行った魔術書を見付けます。
フリードメイヤーは魔術書に付いている紋章付きの金具が欲しくなり、取り外そうとします。
彼女が金具を外そうとしているのと同時になぜか豚が凶暴化し、クーパースミスに襲い掛かります。
フリードメイヤーが諦めると豚は大人しくなりました。

ババ達の虐めは陰湿を極め、クーパースミスが課題で作成した模型を壊したりします。
クーパースミスは魔術書が無くなっていることにに気付きます。
彼はババ達を問い詰めますが、ババ達は本当に知らないので知らんがなと答えます。
ババ達が盗ったと思ったようですが、フリードメイヤーのゴミ箱に落としてしまっただけです。

クーパースミスはフリードメイヤーの所に行き、本を忘れなかったかと聞きますが、彼女はとぼけます。
フリードメイヤーは魔術書を取り出すと、これは価値があるんだわ!と紋章をナデナデするのでした。

クーパースミスは仕方なくコンピュータにサタン王国の鍵は何なのかを聞いてみます。
何でも知っているコンピュータは黒ミサの儀式が必要なんだよ!と匂わせます。
彼は礼拝堂の地下にコンピュータを持ち込み、サタン王国のことを調べるようになります。
黒ミサに必要なものをコンピュータで調べるとマンドラコラの根とか入手困難なものばかりでした。
しかしさすがは悪魔崇拝のメッカだっだだけあって地下にあったものをゴソゴソすると材料は揃ってしまいました。

そしてクーパースミスはとうとう儀式を行ってしまいました!
しかしサタンは姿を現さず、なぜかコンピュータが「血と聖餐式のパンをよこせ!」と要求してくるのでした。
このコンピュータがどういう仕組みなのか皆目見当も付きませんが、なかなか面白いですね。クーパースミスは悪魔を呼び出して復讐したいみたいです。
多分、この時点ではいじめっ子達を懲らしめられればいいなー位の気持ちだったと思われます。

ジェームソンが捜しに来たのでクーパースミスは慌てて部屋から出てきます。
全然、片付いてないだろ!と怒られますが、早く食事を済ませなさいと言われたのでクーパースミスは礼拝堂から食堂へ向かいます。
食堂には何も残っていませんでしたが、食堂の裸エプロンのおじさんは彼のためにステーキを焼いてやります。

裸エプロンおじさんのジェイクはクーパースミスの境遇に同情的で飼っている母犬と子犬を見せてくれます。
クーパースミスは一匹死にかけている子犬を発見し、欲しいと言います。
ジェイクは「助からないだろうから、自然に任せた方が良くないか?」と答えます。
クーパースミスは「それもそうだ。人の世も他人を押しのける奴だけが生き残れる」と悲観的なことを言います。
ジェイクはそれを聞いて犬をクーパースミスに預け、やれるだけやってみろと言いました。
ちょっとジェイク困ってました。クーパースミスは空気が読めないんですよね。
ジェイクはゴッドファーザーに出てた人ですね。

クーパースミスは子犬を地下で飼うことにし、自分はいそいそと黒ミサの準備を始めます。
礼拝堂から聖餐式のパンを盗もうとしますが、良心の呵責からか果たせません。
それでも儀式を行うと獣のような唸り声が聞こえてきます。
恐る恐る部屋の外を見に行くと、動物のマスクを被った連中に襲われ、クーパースミスは気絶します。
しかし、それはババ達の悪戯で、気絶したクーパースミスを見て彼等は爆笑します。

ジェイクはクーパースミスが懲罰でゴミ掃除をしていたので、子犬用の骨を渡してやり、掃除を代わってやります。
クーパースミスは大喜びで地下にダッシュし、子犬フレディに骨を与えるのでした。
しかし物音を立てたために軍曹に部屋の存在がバレてしまいました。

軍曹は部屋を発見して驚き、更にフレディを発見して怒ります。
クーパースミスは一所懸命に弁解しますが、軍曹はフレディの首を折ろうとします。
クーパースミスは止めようとして2人は小競り合いになり、軍曹に暴行されそうになりますが、その時コンピュータの紋章が光ります。
軍曹はなぜか首が180度回ってしまい、死亡しました。

クーパースミスはキンケイド達に知らせに走りますが、さっさと着替えて来いと言われてしまい言い出せませんでした。
クーパースミスは恐ろしく要領を得ませんし、物事の優先順位が良く整理できてません。

困ったクーパースミスは地下に戻り、本棚の奥を見てみると白骨死体が一杯あるのを発見します。
更に奥にはでっかい十字架型の棺のようなものがあり、そこには「エステバン」と書かれています。
それに反応したのかコンピュータの五芒星の紋章はピコーンと光り、豚は凶暴化して騒ぎ出しました。

フリードメイヤーは自室で魔術書の紋章を外そうとドライバーでグリグリしていると指を切ってしまいます。
もう!嫌ねえ。と思いながら、シャワーを浴びているとなんだか外が騒がしいようです。
フリードメイヤーが恐る恐るドアを開けてみると、凶暴化した豚が室内に躍りこんできます。
彼女は豚におっぱい齧られて、内臓食べられて死亡してしまいました。
そしてなぜか魔術書はスーッと消えていくのでした。
サービスあります。この人なぜかTバック履いててお尻プリプリ振ってました。

クーパースミスはキンケイド達にガン無視されてしまったので、白骨死体が沢山ある部屋に軍曹の遺体を運びました。
コワルスキーが誘いに来てくれたので、クーパースミスは「ミス大砲」というナゾのミスコンの審査会場に行きました。
クーパースミス脇汗凄いです。無理もないと思います。

どうやらクーパースミスは3番目のミス・ギャラガーがタイプだったようなのですが、選ばれたのはミス・ベイカーでした。
クーパースミスのがっかりした顔がちょっと笑ってしまいます。

審査後、クーパースミスはミス・ギャラガーに「君が優勝すると思ってたのに残念だよ」と話しかけます。
そこにババ達が現れ、彼は憧れのギャルの前でズボンを脱がされ、週末の海軍とのサッカー試合には出るなと脅されます。
出たら犬かお前を殺すからな!と念を押され、クーパースミスは成す術なく泣き崩れるのでした。

そこにキンケイドが現れ、パンツ丸出しで泣いているクーパースミスを見て、なんて恰好だ!と怒ります。
クーパースミスはサッカー試合に出場停止になり、今後はチームからも外されることになりました。

ババ達はギャラガー達を連れて礼拝堂の地下で宴会を始めます。
彼等はフレディの鳴き声からクーパースミスの小部屋も発見し、なんじゃこりゃとなります。
フレディは見つかってしまい、コンピュータが「血と聖餐式のパンを寄越せ!」と主張しているのも見られます。
ババ達はおかしくなっており、ババはフレディを生贄と称してナイフで殺害してしまいます。
コンピュータは「人間の血でないとダメだ」と主張します。
いくらなんでもやり過ぎではないでしょうか。酷過ぎます。

何だか色々と疎外されてしまい、落ち込んでいたクーパースミスは礼拝堂にフラフラと入ります。
地下が荒らされているのに気付いた彼はフレッドが殺害されているのを目撃して激昂するのでした。

感想

これは面白いと思います。
お話ははっきり言ってキャリーのパクりなのですが、問題ないと思います。
ちょっとテンポはゆっくりで、ひたすらクーパースミスが虐められているのを見させられます。
ここはクーパースミスの演技もあってちょっとイライラします。
そして後半にドーンと盛り上げます。魔太郎が来る!と同じノリだと思います。
意外と怖いシーンもありますよ。前半の方がスリルはあったりしますね。

全然話は変わるのですが、魔太郎が来る!の登場人物って面白い名前の人が多かったですよね。
打振プロとか笑ってしまいました。

BGMも凄くいいと思います。
ナゾの恐怖現象が起こるシーンになると必ずサタナスだのサタニだの歌ってるBGMが流れます。
これが良い感じでソプラノとかテノールの人達が真剣に歌ってるっぽいです。
超常現象シーンばっかりに使われているので見ている方が申し訳なく思ってしまいます。

後、エステバンが絡むシーンになるとバーンとか大げさな音が流れて笑ってしまいます。

役者さんは皆さん良かったと思いますが、やっぱりクーパースミスが凄いですね。
この人は色んな映画に出てますが、そのたびに「あっ!クーパースミスだ!」と思ってしまいます。
悪役の人も皆、憎々しい感じで良かったです。マフィアの人が裸エプロンだったのには驚きました。

安っぽいですが、グロも頑張っています。
冒頭でいきなり首が飛んだり、豚のシーンとかラスト付近のシーンは良いですね。

虐めを肯定するつもりは毛頭ないのですが、ちょっとクーパースミスのダメさには共感できないです。
これは多分、わざとそういう風にしてあるんだと思います。
クーパースミスって悪いことを周りのせいにするタイプではないかと思ってしまいます。
キャリーの場合は体育の教師がアドバイスしてくれたりしたんですが、クーパースミスの周りにはそういう人がいないんですよね。
コワルスキーは聖人キャラなのでクーパースミスを否定しないし。
もう少しジェイクと仲良くなっていればこんなことにはならなかったかもしれないなあと思いました。
ジェイクはクーパースミスにも説教してくれそうだし。
少し親切だった担任のメガネ先生に相談すればよかったかもしれません。

なんだか変なことを書いてしまいましたが、これは頭を空っぽにして見られる良い映画だと思います。
暇つぶしにも良いと思いますので、これはお勧めです。

私はこの映画は好きです。何度見ても面白いと思います。

ラストまで(ネタバレ)

ようやくクーパースミスを外せたコーチはご満悦で、試合に出発するために10分後に礼拝堂に集合だ!と皆に指示します。
コワルスキーはクーパースミスの姿が見えない事を心配します。

クーパースミスはフレッドの遺体を抱きしめ、酷過ぎると泣き続け、そんな彼を煽るようにコンピュータは「血をくれ!」を連発します。
コンピュータはデカデカとエステバン!の文字を映し出し、十字架の棺のような物のエステバンの文字がボワーと燃えます。
その瞬間、クーパースミスは操られてしまったのか、黒ミサを慣行しようとし始めます。
クーパースミスの憤りをエステバンに利用され、クーパースミスもエステバンを利用したと解釈してます。

クーパースミスはフラフラと聖餐式のパンを盗み出し、その姿を担任教師に見咎められます。
クーパースミスが地下に消えた後、生徒達は続々と礼拝堂に入って来ました。
担任教師はクーパースミスを追って地下室に入り、コンピュータの前でゴニョゴニョしている彼に何してんの?と声を掛けます。

クーパースミスは振り返ると担任教師を天井に投げつけ、都合よくあった拷問具のような物に刺します。
彼は担任教師の血を使って儀式を完了し、コンピュータは材料が揃ったと告げます。
同時にでっかい十字架の棺のような物が真っ二つに爆発しました!
なんなんでしょうか。凄いです!

礼拝堂に集まった生徒達にジェームソンは毒にも薬にもならないつまらない説教をかましていました。

その頃、クーパースミスには復活したエステバンが乗り移り、悪魔の力を手にしていました。

ジェームソンは長々と説教していましたが、彼の背後のキリスト象が脈打ちはじめ、手から灰色の血をポタポタと流し始めます。
皆がなんじゃあれは!と注目しているとキリスト像の手から勢いよく釘が抜けてジェームソンの頭部にジャストミートしました。
小声で言いますが、この人偽善者っぽくて好きじゃなかったのでちょっとスッキリしました。

皆はパニックを起こし、我先にと礼拝堂から逃げ出そうとします。
しかし礼拝堂の扉はびくともせず、全員閉じ込められてしまいました。

その頃、コンピュータは処理能力を超えたエステバンのグラフィックをバーンと立体化していました。
クーパースミスは剣を手にし、白目を剥きだし、完全にデビルマンに変身します。
顔は豚ですが。

そして地下室は爆発炎上しました。
一部の生徒は地下室炎上の際に発生した又吉イエス並みの地獄の業火に焼かれてしまいます。

地下室からハリアーのように垂直に空中浮遊して白目を剥いた狂っとるクーパースミスが皆の前に姿を現しました!
キンケイドはその姿を見て、お前は何してるんだ的に呼びかけますが、スススと飛行して来たクーパースミスに脳天空竹割りを食らいます。
このワイヤーに吊られてます的な動きが素敵で、ワイヤーが見えてます。

まるで堕天使のような禍々しい姿になったクーパースミスを援護するように豚の大群が地下から押し寄せます。
一部の生徒は豚に食われて大往生してしまい、ババはそれを見て、礼拝堂の小部屋に逃げ込みました。
すみません!興奮してちょっと盛りました。大群と言っても本当は4匹くらいです。

ババは小部屋でえーんえーんと泣いていましたが、発泡スチロールのドアをぶち破って鼻先を突き出した豚が無慈悲な攻撃をしてきます。
ババは泣きじゃくりながら地下室へとんずらしました。

クーパースミスは有象無象どもをバッサバッサと時代劇のように斬り倒します。
いじめっ子を倒し、コーチを倒し殺戮を続けます。
基本的に首を飛ばすスタイルみたいです。景気よく首がポンポン飛んでます。
兎に角クーパースミスの表情が怖いです。

ババは地下室の奥まで逃げ、エステバンの棺のような物が景気よく燃えているのに遭遇します。
彼はなぜかゾンビ化した軍曹に襲われて心臓を抉りだされて殺害されました。
礼拝堂では十字架がドーンと倒れて爆発しました。
軍曹がなぜゾンビ化していたのかはナゾです。エステバンパワーだと思います。

礼拝堂に居た者は全滅し、クーパースミスは精神病院に入院したようです。
彼の病室が映りコンピュータがピカーンと光って大映しになります。
クーパースミスはエステバンの後を継いだようで、魂はコンピュータに残っているようです。

クーパースミスは生き残らない方がスッキリしたような気がします。
あーべーあーべーさーたーなー さたなす!さたなす!
 
クーパースミスの人は当時から髪の毛が後退していたので、鬘を被って参加したようです。
クーパースミス役は悩んだそうですが、いい仕事で誇りを持てたと言ってくれてます。
なんか共演者の方のこともリスペクトしてます。いい人ですね。
色んな映画に出演されてますがこの人が出ていると嬉しいです。私もクーパースミスのインパクトは忘れられません。

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