蝶にヤバい菌があるということですが TERRORS 闇夜

TERRORS 闇夜

祖父が遺した災いの種…

制作年 2001年
制作国 日本
監督 萩原鐵太郎
脚本 くここ
上映時間 27分
出演
眞鍋かをり
オダギリジョー
東野英心

だいたいのあらすじ

大学の研究室で生物を研究している彩子(眞鍋かをり)は翌日に祖父の33回忌に行く予定でした。
彩子はその晩、海外で琥珀の中から新種の蝶が発見されたというサイトを見付けます。
そのサイトを見ているとドアにナゾの人影が一瞬現れて消えました。

彼女はバスで実家に向けて出発し、従兄弟の慎一(オダギリジョー)に車で迎えに来てもらいます。
その道中で道路の真ん中に帽子を被った老人が立っていたので撥ねてしまいます。
2人が慌てて車から確認のため降りると老人は影も形も無く消え失せていました。

直後、唐突にカーTVの電源が入り、琥珀の中から蝶を発見したイギリスの学者が死亡したというニュースが流れます。
学者は謎の斑点が全身に広がって死亡したということで、慎一は何となく蝶に見覚えがあると言います。
消えた老人と突然点いたTVは誰も気にしてませんでした。

翌日、彩子達は無事に33回忌の法要を終えました。
皆は帰路に着きますが、祖母の前に祖父の正吉(東野英心)の亡霊が現れ、彩子と慎一も目撃します。

実家に戻り、アルバムを見た彩子と慎一はあれは祖父の亡霊であると知ります。
生前の正吉は家業を放り出して秘境探検ばかりしており、死因は全身に斑点が出来て苦しむという奇病でした。
彩子は祖父の死因と蝶を発見した学者の死因が同じであることに気付きます。
彼女がそのことを慎一に告げ、正吉が日記を遺していなかったか尋ねると裏の蔵に異物があると答えます。

彩子は夜中だというのに慎一を連れて蔵に入って見ました。
蔵の2階には正吉の亡霊が現れ、彩子達を手招いていたので、上へと向かいます。
2階の机の引き出しにはあの蝶の標本が入っており、慎一が見覚えがあったのはこれを見たからでした。
他には日誌があったので2人は読んでみることにしました。

日誌にはあの蝶のことが書かれていました。
蝶は現地では「悪魔の使い」と呼ばれており、鱗粉に毒があり塗れた羽根に触ると感染するようです。
感染すると記憶を無くし、全身に斑点が出て苦しんで死ぬようです。
彩子が熱心に日誌を呼んでいる最中、慎一は蝶を見ている内に魅入られたように蝶を容器から取り出します。
彩子がそれに気付き、慌てて慎一を止めますが、慎一は指に怪我をしていたので感染してしまいました。
そんなに長く鱗粉が菌を持ち続けるものなのでしょうか?

慎一の血を吸った蝶は生き生きと甦り、慎一はおかしくなって笑い出します。
彼は次の日、病院に運ばれました。
彩子は慎一を救う方法は無いのかと模索することになりました。


これはつまらないです。
お話が短いので何だかまとまっていない感じです。
ホラーというよりファンタジーっぽい話です。
かなり特撮がしょぼくてガッカリしてしまいます。

冒頭に加藤夏希さんが出て何か言ってたのでこれはシリーズか何かみたいです。
終わりにも予告編みたいなの入ってて皆さんの演技にガッカリします。
なんだか全部つまらなさそうです。

意外なことに役者さんは頑張っていてまともに演技しています。
彩子の演技は凄く残念な感じでしたが。
全然関係ないですが、特典映像には彩子の水着映像が入っているようです。

私はこの作品は嫌いです。

ラストまで(ネタバレ)

彩子は手掛かりを求めて蔵に入りますが、後から来た祖母がここに入っていけないと叱りつけます。
彩子は祖母に正吉が死ぬ間際に病気のことを何か言っていなかったか尋ねますが、祖母は答えません。

慎一は病院から戻りますが、原因が分からなかったので、明日は県立病院へ連れて行くことになったということです。
悲嘆にくれる彩子の前に祖父の亡霊が現れて手招きし、首飾りに薬が入っていると身振りで伝えます。
それはどうやら夢だったようですが、彩子は急いで祖母の首飾りを外して慎一に薬を飲ませます。

慎一は正気に戻り、蝶はどこかに飛び去って行きました。
TVでは蝶を発見した他の学者も死亡したというニュースを流しています。
蝶は増幅して日本中へ飛んでいきました。

エンドロールで終了です。

なんなんでしょうか?要するにこの人達が蝶を撒いたようです。
なんか最後はいい話っぽくしてましたが、正吉が何をしたかったのかナゾです。

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