リッチなイカレポンチの話 アメリカン・サイコ

アメリカン・サイコ

イカれた殺人欲求がある男にひどい目に遭う話

制作年 2000年
制作国 アメリカ
監督 メアリー・ハロン
脚本 メアリー・ハロン/グィネヴィア・ターナー
原作 ブレット・イーストン・エリス
上映時間 102分
出演
クリスチャン・ベール
ウィレム・デフォー
クロエ・セヴィニー

だいたいのあらすじ

パトリック・ベイトマン(クリスチャン・ベール)は27歳にして投資会社の副社長でしたが、実質会社を運営しているのは実父の社長であり、仕事は一切しませんでした。
彼が秘書のジーン(クロエ・セヴィニー)に命じるのはランチやディナーの予約、自分好みの服装をすることだけです。
パトリックはナルシストであり、朝はフェイスケアに時間を掛け、身体も鍛えています。
また飲食店などでは横柄な態度を取り、薬物中毒者であり、イブリン(リース・ウィザースプーン)という婚約者とコートニー(サマンサ・マシス)という愛人がいます。

彼は夜になると似た者同士の友人とつるみ、薄っぺらな世相をなぞっただけの議論を行いお酒を飲んでは盛り上がっていました。
彼等にとっては何を食べたかでは無く、どこで食べていくら使ったかということだけが重要なのでした。
ある日、パトリックはドーシアという一流レストランを予約しようとしますが失敗し、ラリったコートニーを騙して違う店に案内します。
そんな中、ポール・アレンというパトリックのライバルが金曜の夜にドーシアを言うのです!
パトリック達は自身の名刺にこだわりを持ち、色がどーだフォントがどーだと騒いでいましたが、ポールの名刺のすばらしさにパトリックは息を飲みます。
この人達は本当にデタラメで人の名前も満足に覚えられません。

ポールの件でムシャクシャしたパトリックは帰り道にホームレスをおちょくり、彼の飼い犬と共に殺害します。
パトリックは時折、殺人衝動に駆られては人を殺害していたのでした。

ある晩、パトリックはポールを食事に誘い、家に連れ込みます。
彼は自分が好きな80年代のポップスをかけて蘊蓄を語りながらポールを斧で殺害します。
その後、ポールの遺体を始末し、彼の部屋に忍び込んで旅行に出たように偽装しました。
パトリックはポールの部屋が自分より高級であることに衝撃を受けるのでした。
やることが凄く雑なのですが、この人本当にハーバード出てるんでしょうか?

パトリックは職場では相変わらず仕事もせず、音楽を聞いて過ごしていましたが、ジーンから探偵が来た連絡を受けます。
居留守を使おうとしますが、ランチには時間が早かったので通すことにします。
探偵のドナルド・キンボール(ウィレム・デフォー)はポールの失踪の件を調査していると言い、いくつか個人的なことを質問して去ります。
パトリックは仕事の友人と電話をしている振りをしていたのですが、本当にくだらないファッションの話しかしてませんでした。
キンボールは何度も「お忙しい所すみません」と嫌味のように言ってました。

パトリックは他人のことには地位以外には興味がないのですが、自分のことは大事だという異常者です。
キンボールの件がストレスだったのか、悪魔のいけにえを見ながら狂ったように運動します。
その後、ポールの名を語り、町で売春婦に声を掛けて家に連れ込み、更にデリヘルを呼びます。
パトリックは興味が無いという娼婦たちに自分の職業自慢をしたり、音楽の蘊蓄をたれ流したりします。
パトリックウザ過ぎて笑ってしまいます。なんで男って蘊蓄好きなのか。

その後は獣のように3Pを行い、その様子をカメラで撮影します。
腰振ってる間も鏡に自分の姿を映してウットリしてます。本当に自分大好きです。

パトリックは段々、殺人衝動が酷くなり、同僚のティモシー(ジャスティン・セロー)が良い名刺を作ったのを見てトイレで首を絞めて殺害しようとします。
しかしティモシーは同性愛者でパトリックに迫られていると勘違いして喜び、パトリックは我に返ります。

キンボールがパトリックを訪ねてきますが、彼はパトリックに疑いを持っているようで、ポール失踪時のアリバイを聞かれます。
またヒューイ・ルイスのアルバムを見せて好きかとかまをかけたりして来週ランチの約束をして去って行きました。

パトリックはジーンを食事に誘い、家に連れ込んでネイルガンで殺害しようとするのですが、イブリンからの電話に妨害され、ジーンは気まずくなって帰宅します。

キンボールとランチをしたパトリックはアリバイを訂正され、またかまをかけられます。

パトリックはまた路上で前に声を掛けた売春婦・クリスティを誘いますが、彼女は帰される前に暴力行為を受けたので断ります。
彼は札束をチラつかせて彼女を釣り、別宅に連れ込みます。
その後、エリザベスという友人を呼んでまたまた3Pをするのですが、隙を見てクリスティは逃走しようとしますが、エリザベスが殺害されるのを目撃します。
ここには殺害された女性の遺体がゴロゴロ転がっていることに気付いた彼女はパトリックを振り切って急いで逃げ出します。
パトリックは全裸でチェーンソーを持って彼女を追いかけます。

感想

これはまあまあ面白いと思います。
私は原作を読んでいないのですが、これは原作が面白いのではないかと思います。
演出はTVに毛が生えた程度のものでそれほど光るものは無いような気がします。

恐らくサイコスリラーか何かだと思うのですが、コメディ食も結構あると思います。

パトリックはヤバい男性で、いくら何でもこんな奴いねーよ!とツッコみたくなります。
自己中心的で他人の気持ちは一切分からず、自分の趣味に異常に没頭するという精神病の特徴を良く捉えていると思います。
類は友を呼ぶのかこいつの周りの友人もスカスカな奴ばっかりで、職業のことを聞かれても答えられるのは肩書だけです。
しかもお互いに実は仲悪くて、陰では悪口ばかり言ってるんですよね。
しかし受け取り方によっては「この人は立派な地位があってプライベートでは仕事の話しないんだー」とかいう感じで騙されそうです。

パトリックもこの後、何をするのかと聞かれると「レンタルビデオを返しに行く」と答えています。
実は予定を作らないとやりたいことも無い様子で、そんな彼が音楽以外に唯一のめり込んだのが殺人だったようです。
この人の場合、周りの人間は平気で傷つけるのですが、本人は異常に打たれ弱いようで、ちょっと面白くないことがあると人を殺すようです。

この映画はパトリックの演技に尽きると思います。
全裸でチェーンソー振りまわしたり、性行為の途中に筋肉に見とれたりと良くやってくれたと思います。
視聴者目線に近いのはジーンでしょうか?この人は普通です。
後、勝手にスコッティというティッシュのような名前付けられてた娼婦の人可哀想でした。
やっぱり生活かかってるから嫌でもお金には釣られてしまいますよね。
パトリックと同じような立場のイブリンやコートニーはバカっぽく描かれてました。

グロ表現とはは大分ソフトだと思います。
後、出演者が無駄に豪華な気がします。

これは暇つぶしに見るのはいいのではないでしょうか。

私はこの映画は普通です。

ラストまで(ネタバレ)

スコッティは階段を逃げて行きますが、パトリックが上から投げたチェーンソーが当たって死亡します。
これありえねーって思いました。

パトリックは流石にこれはヤバいと感じ、イブリンに一方的に別れを告げます。
彼はその後、ATMで猫を拳銃で殺害しようとしている所を通りすがりの婦人に止められ、彼女を撃ち殺してしまいます。
パトリックは警官隊と銃撃戦の末、逃走し、オフィス逃げ込んで顧問弁護士に電話して、伝言に今までの殺人を告白します。
ビルを間違えて関係ない守衛を殺害していますが、守衛も彼のことを人違いしてました。
彼は今まで40人近く殺害したことを告白し、明日の夕方バーで会おうと弁護士に告げます。

パトリックは自宅でシャワーを浴び、スーツに着替えて外出します。
ポールの部屋に行くのですが、そこは改装中で不動産屋らしき人物に不審人物とみなされて追い出されます。
これは単なるパトリックの勘違いだと思います。だって人の名前も自分が勤務しているビルも間違えるような人ですから。
彼はその後、ジーンに電話して、今日は休むから!と連絡します。

パトリックはバーで顧問弁護士のハロルドに会いますが、彼はまたパトリックを誰かと勘違いしており、伝言の内容を冗談だと決めつけます。
ハロルドは10日前にロンドンでポールに会っているので、パトリックの言うことはあり得ないと言うのです。
こいつはまた人を間違えてるだけだと思います。しかし「ポール」のことだけ問題にする辺りは弁護士も本当にクズですね。
パトリックは混乱して席に戻ります。

ジーンはパトリックに内緒で彼の机にあったスケジュール帳に書かれている女性を殺害している様子のイラストを見て彼の異常性に気付きます。

パトリックは罪を告白しても受け入れられないので、何の意味もないと心の声で呟きます。

エンドロールで終了です。

弁護士に言ってダメなら警察行けばいいじゃんと思いました。
ちょっと分かりにくいエンドですが、私はパトリックが殺人を犯していたことは間違いないと考えています。
ジーンがいるので、逮捕は時間の問題かと思っています。
あとはポールなんか実在してないんじゃないかという説もありそうな気がします。

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