イマイチなオムニバス V/H/S シンドローム

V/H/S シンドローム

ビデオを再生すると酷い目に遭う話

制作年 2012年
制作国 アメリカ
上映時間 116分

だいたいのあらすじ

これはホラー好きな監督さんが6人競作しているオムニバス作品です。
私はこれしか見たことないのですが、人気あるみたいでシリーズ化されてるようです。
冒頭がほん呪シリーズみたいで素敵な感じです。
大筋みたいな本編のTAPE56があって、その中で劇中劇みたいに各監督さんの作品が入ります。
全編POV作品みたいです。

TAPE56

監督 アダム・ウィンガード
脚本 サイモン・バレット
出演
レイン・ヒューズ
ケンタッカー・オードリー
アダム・ウィンガード

不良グループ4人組が集まっては悪さをしており、盗撮やら違法行為を撮影して小金を稼いでいます。
そんなある日、ある家にある1本のビデオテープを盗めという依頼がありました。
凄いクズっぷりに開いた口が塞がりません。

家に侵入するのですが、住人の老人男性はビデオを再生したまま死亡しており、ディスプレイには砂嵐が表示されていました。
二人のメンバーが地下を探し、もう二人のメンバーはこの部屋のデッキにセットされているのが目的のビデオかもしれないと考え、再生してみることにします。

第一話 AMATEUR NIGHT

監督 デヴィッド・ブルックナー
脚本 デヴィッド・ブルックナー/ニコラス・テコスキー
出演
ハンナ・フィアマン
マイク・ドンラン
ジョー・サイクス

若者の男性3人が集まり、メガネ型のカメラをネットで入手したからこれで盗撮しよう!ということになります。
撮影はクリントが担当し、早速町に繰り出して女性をナンパすることになりました。
仲間は上手いこといい感じで女性をナンパして盛り上がるのですが、クリントは地味系なのでナンパは苦手でした。

クリントが撮影をしつつ、カウンターで一人で飲んでいると何だかメンヘラっぽい異常に目を見開いた女性がナンパしてきます。
女性は目が怖いですが、美人だったのでクリントはモテ期来た!と喜びます。
閉店の時間になったので、皆は目が怖い女性ともう一人を車でお持ち帰りします。
友人のシェーンはもう一人の女性が酔いつぶれて寝てしまったので、目の大きい女性とHすることにします。
サービスありますが、足がなんだか異様な感じです。皆、気付いてないみたいです。

目が怖い女性を取られてしまったクリントはトイレで一人腐っていましたが、女性が急に暴れ出します。
女性は人外のものに変貌しているようで、友人パトリックを遅い、シェーンを食べてしまいます。
今度は背中が翼のように膨れており、口には牙が生えてきてます。
男子2人はトイレに籠っていましたが、パトリックがシャワーのポールを手に牽制します。
クリントはその隙にもう一人の女性・リサを起こして逃げようとします。
今度は顔の前で手をクロスさせるというナゾのポーズをしています。

パトリックはあっさりやられてしまい、局部を切断されてポイされています。
クリントは逃げ出しますが、階段でコケてしまい、女性に捕まりますが、彼女はクリントを殺す気は無いようです。
今度は顔の真ん中に亀裂が入ってます。
彼はその隙に外に逃げて付近の人に助けを求めるのですが、女性に捕まってしまい、どこかに連れ去られて行きました。

これは普通です。後半はなかなか面白いです。
特に女性の動きが良かったと思います。
ずっと撮影していたのも「メガネだから仕方ない」ということでしょうか?
怪物女性の人はクリスティーナ・リッチさんに雰囲気似てると思いました。

ここで本編に戻ります。

地下で大量のビデオテープを見付けたので持ち帰ろうとした不良グループですが、ナゾの全裸男性がちらっとカメラに映ります。
カメラマンは男がいた!と騒ぎますが、リーダー格の男はガン無視してビデオをバッグに詰めます。
老人の遺体の部屋でビデオの確認作業をしていた男はなぜか姿が見えなくなったので、もう一人の男がビデオをデッキにセットしました。

第二話 SECOND HONEYMOON

監督 タイ・ウェスト
脚本 ピーター・ポーク/タイ・ウェスト
出演
ジョー・スワンバーグ
ソフィア・タカール
ケイト・リン・シール

サムとステファニーの夫婦はテキトーな旅行に出かけて西部の田舎町のドライブを楽しんでいます。
サムはちょっと潔癖症みたいです。
宿を予約していなかったので、その夜はボロいツインの部屋に泊まることになります。
サムはステファニーにハメ撮りをお願いしますが、拒否されます。
この映画に出て来る男はこういう系の撮影が好きみたいです。
夫妻が撮る撮らないでグダグダしていると誰かがドアをノックしました。

サムが応対すると、外にいたのはフードを被った不気味な感じの若い女性で明日、相乗りさせてくれる人を探しているということです。
彼は気味が悪いので断りました。

その夜、グースカ寝ている夫妻の部屋にあの不気味な女性が侵入します。
彼女はなぜかステファニーに執着しているようで、ブランケットをペロンと捲り上げてお尻を見たりします。
その後、サムの歯ブラシを便器の水に浸し、100ドル盗むと彼女は去って行きました。
なかなかスリリングな感じなのに残念な気がします。何がしたかったんでしょうか?
しかし無理ありますね。普通、目を覚ますと思います。

サムは100ドルが消えたのでステファニーを疑いますが当然、彼女は知らんと答え、ちょっと険悪になりますが、忘れることにします。
その夜、昨夜のホテルに戻ったサムは「俺は今、ツキがある!」とベガス行きを提案し、次の日はベガスに行くことになります。
その後、ピースカ寝ている夫妻の部屋にまたまたフードの女性が侵入し、サムの首をナイフで掻っ切ります。
この首切断シーンはかなりのグロです。女性はアリス・スウィート・アリスみたいなお面被ってました。

実はステファニーはレズビアンだったようで、フードの女性は恋人だった模様です。
2人はテープを消して証拠隠滅して逃走しました。

これはつまらないですが、画質がとても良くて見やすいです。
なかなか良いシーンもありました。

ここで本編に戻り、ビデオを見た男は「これで終わりかよ」と視聴者の気持ちを代弁するようなことを言ってくれます。
そして次のテープをセットして再生し始めます。

第三話 TUESDAY THE 17TH

監督 グレン・マクエイド
脚本 グレン・マクエイド
出演
ノーマ・C・クィノンズ
ドリュー・モーライン
グレン・マクエイド

女子大生のウェンディは彼氏のジョーイ、友人のサマンサ、スパイダーと一緒にドライブしていました。
道中で歩いている人をクラクションで脅かしたりとチョイ悪行動を取っています。
4人は沼地に向かっているようで、車を降りてのんびりと林の中を歩きます。
道中には遺体があったりするのですが、この人達は全く気にしてません。
ナゾのキノコが群生している地点ではウェンディが「ここで皆死ぬ」と言い出したりしました。

沼地に着いたジョーイはさっきのキノコ地点で言ってたのはどういうこと?とウェンディに尋ねます。
彼女は実はこの話は実話で、昔ここで惨劇があったのです!と語り始めますが、すぐに「嘘だよー」と笑い出します。
皆は何だよ!もー!と言いつつ気を取り直して泳いだりして楽しみます。

サマンサは用を足しに行き、ついてきたスパイダーの前で一発芸をしようとしますが、ナゾの殺人鬼が現れナイフを投げます。
ナイフはサマンサの後頭部から突き刺さり、目玉を貫通します。
殺人鬼は続いて常人場慣れした速さでビビって逃げたスパイダーを追い、ナイフで脳天を刺して殺害します。
恐ろしい怪力の持ち主のようです。目玉飛び出ててグロいです。
殺人鬼の姿だけ物凄くノイズがかかっていて実在の人物では無いようです。

その後ウェンディが現れ、スパイダーのカメラを拾いますが、彼女は特に驚いた様子も見せませんでした。
実は彼女の妹はここで殺人鬼に殺害されており、彼女は友人3人を囮に復讐するためにここに来たのでした。
しかしジョーイも殺害され、何だか分からない間にウェンディも殺人鬼に殺害されました。

これは普通です。これも結構グロいです。
一応、犯人の姿を残すという目的はあるのですが、カメラを回している必然性が見当たらなかったような気がします。
色々と投げっぱなしなのですが、20分の尺しかないので仕方ないかなあとは思いました。
殺人鬼の編集がノイズだらけになっていて目がチカチカして見るの疲れます。

本編に戻ります。
地下を探っていた組が戻って来てビデオ再生組に合流しますが、なぜか部屋には誰も居ませんでした。
リーダー格の男が二人を探しに行き、カメラ担当の男がビデオをチェックすることになります、

第四話 THE SICK THING THAT HAPPENED TO EMILY WHEN SHE WAS YOUNG

監督 ジョー・スワンバーグ
脚本 サイモン・バレット
出演
ヘレン・ロジャーズ
ダニエル・カウフマン

エミリーは彼氏で医師を目指すジェームズと離れて暮らしており、ある日のこと二人はビデオチャットを楽しんでいました。
サービスあります。
エミリーは腕にナゾの痣が出来たり、部屋の中を何者かが歩き回る足音を聞いたと話します。
彼女は呪いに違いないと神経質になっており、部屋の様子をジェームズに実況中継します。
その時、彼女の背後のドアを子供のような影が出入りしました。

エミリーの腕の痣は悪化しており、コブのように膨れているようです。
ある日、エミリーはまた物音が聞こえたので家の中を映してジェームズに実況チャットをします。
今度もうずくまる子供のような影が見えました。

エミリーは腕のコブが気になって仕方ないので、何と自分で摘出しようとし、切開してピンセットでグリグリします。
それをビデオチャットで見たジェームズは彼女を制止し、俺が診てやるから落ち着けと宥めます。
エミリー大丈夫でしょうか?お肉用のフォークまで持ち出してました。

ある日、またまた子供の足音を聞いたエミリーはジェームズにビデオ実況しますが、ナゾの女性に囲まれて気絶します。
倒れた彼女の様子をビデオが撮影しているのですが、不気味な女性2名に囲まれて倒れた彼女の下にジェームズが現れます。
ジェームズはエミリーの脊髄付近を切開し、胎児のようなものを取り出しました。
どうやら不気味な女性は地球外生命体のようで、エミリーはインプラントされていた模様です。
腕に埋められていたのはチップだったようで、ジェームズは彼等に協力しているようです。
またジェームズが遠距離だというのも嘘で彼女の近くにいたようです。
その後、ジェームズは彼女の肋骨を折り、道路に投げ捨てて事故に見せかけます。

エミリーは病院で診断を受け統合失調症だと診断され、ジェームズに別れを告げますが、その内治ると慰められて別れ話は保留となります。
ジェームズは他の女性にもチップと胎児のインプラントをせっせと行っているようです。
サービスあります。

この作品で唯一の宇宙人ものみたいだと勝手に解釈しています。
と言うのも劇中で殆ど説明が無いので、恐らくこういうことなんだろうという解釈しかできなかったからです。
ちょっと意味不明な作品で、ジェームズが胎児を取り出しているシーンも撮影している必然性が見当たりませんでした。
とはいえ、映像はなかなか雰囲気あって良いものもありました。
エミリーの幸薄そうな様子がなかなかです。

本編に戻ります。
リーダー格の男がビデオ部屋に戻ってくるとカメラ男が消えており、老人の遺体も無くなっています。
彼はビデオを確認することにし、再生します。

第五話 10/31/98

監督 レイディオ・サイレンス
脚本 レイディオ・サイレンス
出演
チャド・ヴィレラ
マット・ベティネッリ=オルピン
タイラー・ジレット

4人のむさ苦しい白人男性の若者がハロウィンの夜に仲間を脅かしてやろうとコスプレをして出発します。
仲間の一人は熊ちゃんの着ぐるみにカメラを仕込んで撮影しています。
こうして海賊、ラッパー風、軍人、熊の扮装をした男達は意気揚々と友人のジャスティン宅に侵入します。

家には誰もおらず、4人が室内を物色していると2階に向かう女性の姿がちらりとカメラに映ります。
2階に上がってみますが誰もおらず、カメラにはまたまた椅子に座る女性の姿がちらりと映りました。
何やら話し声が聞こえたので屋根裏に上るとナゾの老人達4人が若い女性を縛って立たせており、何かの儀式をしています。
4人はそれを見てハロウィンの余興と勘違いして喝采するのですが、どうやら老人達はガチだったらしく怒鳴られてしまいます。

女性が殺害されそうになっており、儀式のメンバーの一人が天井に叩きつけらたりしたので、4人は女性を救って逃げ出します。
何だか床や壁から伸びてきた手に襲われたり、ポルターガイスト現象に襲われたりとひどい目に遭います。
ドアも取っ手が外れたりして閉じ込められてしまったので、女性をよいしょよいしょと運びながら地下室へ逃げ込みました。
この辺のシーンは画質悪いですが、なかなかです。

4人は何とか脱出できたようで、女性を後部座席に押し込むと出発します。
車は踏切で停車してしまい動かなくなり、女性の姿が消え、車の外に現れます。
4人は車の中に閉じ込められてしまい、踏切に突入して来た列車に車ごと轢かれてしまいました。
恐らく怪異の原因は女性であり、あの儀式の老人達は女性を殺害して何かを封印しようとしていたのではないかと思いました。
儀式の人達は4人に危害を加えるつもりも無さそうでしたし、恐らく女性に何かされたのだと思います。

本編に戻ります。
リーダー格が部屋を出ると仲間の首切断遺体を発見します。
実は遺体だった老人は生きており、ゾンビのような姿でリーダー格の男に襲い掛かります。
彼等が殺害される様子もビデオになっているようです。

これはなんだか無理がある話でツッコミどころが満載でした。
エンドロール前にTAPE56を編集したものが流れますが、凄く悪趣味です。

エンドロールで終了です。

感想

これはイマイチです。
特にこれと言って面白い作品が無いのが残念です。
恐らく持ち時間が短すぎるのが原因だと思われるのですが、だとすると企画倒れではないでしょうか?
怖い作品はありませんでした。

グロはなかなかで各監督さんのグロ披露大会みたいになってます。
映像というのは編集次第で印象が変わるんだなあとも思いました。
そう考えるとニュース映像なんかも怖いですね。

お話がまあまあなのは二話と四話、演出がまあまあなのは一話と五話でしょうか。

後続作品のDVDは実家にも手元にも無いので、もう観ないと思います。
多分、もう購入しないと思います。

これは特に観なくてもよいのではないかと思いました。