賢者の石を探します 地下に潜む怪人

地下に潜む怪人

モウ、モドレナイ

制作年 2004年
制作国 アメリカ
監督 ジョン・エリック・ドゥードル
脚本 ジョン・エリック・ドゥードル/ドリュー・ドゥードル
上映時間 93分
出演
パーディタ・ウィークス
ベン・フェルドマン
エドウィン・ホッジ

だいたいのあらすじ

考古学者のスカーレットの父は自殺しており、賢者の石といわれるものを求めていたそうです。
賢者の石とは錬金術に使用するもので卑金属を貴金属に変換できるのだといいます。
スカーレット(パーディタ・ウィークス)は考古学者でありながら父親譲りの冒険者でもありました。
彼女は危険を承知でイランの洞窟に潜入し、ローズキーと呼ばれる賢者の石の秘密を解読する鍵となるものの複写に成功しました。

スカーレットはフランスの錬金術師・ニコラス・フラメルの秘密を探りにパリに来ています。
賢者の石のドキュメントを撮影しようよカメラマンのベンジー(パーディタ・ウィークス)にも同行してもらっています。
秘密の解読にはアラム語が必須だったので、パリ近郊に住む仲間のジョージ(ベン・フェルドマン)に声を掛けます。
ジョージはスカーレットには関わりたくない様子でしたが、ローズキーのことを聞いて態度を軟化させます。

ジョージに協力してもらい、フラメルの墓碑の文字を解読すると彼の墓の地下深くに秘密があるようです。
地下深く侵入するためにはパリにある地下墓地の立ち入り禁止地域に侵入する必要があります。
スカーレットはその手の情報に詳しいというパピヨン(フランソワ・シヴィル)という男性に接触します。

パピヨンは仲間にも声をかけ、ゼットという男性とスージーという女性も同行することになります。
やってることは犯罪者なので、こそこそして大変です。
ジョージは洞窟には入りたくなかったのですが、警察に捕まりそうになり、同行することになります。
こうして総勢6名でパピヨンを先頭に地下へと潜入します。

地下でオカルトな人達を目撃したり、水溜りを濡れながらえっちらおっちら進みます。
途中で道が分かれており、パピヨンは骨の上を超えるルートを選択します。
スカーレットは右の方が近いと反論し、しばし言い争いになりますが、結局はパピヨンのルートで進みます。
パピヨン曰く、スカーレットの選択したルートは危険で誰も戻ってきた者がいないということです。
骨の道の途中でベンジーは閊えてしまい、パニックになります。
同時に落盤のような物が起こり、皆は急いでベンジーを救出して引っ張りだします。
まさかのディセント展開です。

今来た道は落盤で埋まってしまったのですが、出た先は先ほど言い争いをした分岐点でした。
道は真っすぐだったので後戻りをするはずは無く、何かが起きているようです。
スカーレットはパピヨンが止めるのも聞かず、入ったら戻れないルートを選択し、仕方なく一行はそのルートで進みます。
この時点で引き返した方がよさそうな気がします。
何と入り口付近にはパピヨンのサインがあり、そのルートに入ったことの無いパピヨンは本気で怯えます。
なぜかジョージが子供の頃に所有していたピアノが埃をかぶって置かれていたり、どこかで電話が鳴ったりします。
スカーレットは止せばいいのに電話の鳴る方へダッシュします。

電話に出てみると男性の声で意味不明なことを言っています。
電話を切ると、背後にラ・トープという昔、この通路に入ったまま戻ってこなかった男性が現れます。
ラ・トープはパピヨンの知り合いなのですが、彼は死んだものだと思っていました。
彼は出口に案内すると皆を誘導し、井戸のような縦穴を降りるように指示します。

スカーレットは確かに出口に通じているかもしれないと判断し、皆はそこを降りることになります。
ベンジーは降りる途中で手に怪我を負ってしまい、皆が下に降りると謎の重低音に襲われ、カメラには少年の亡霊のようなものが映ります。

その後、何だかピラミッドの罠のような部屋に出て、正しい石を抜くと先に勧めるようです。
しかし、スカーレットとジョージが名探偵してあっさりと開けてしまいます。
するとトンネルが開き、先に進むとテンプ騎士団のような衣装を着た遺体がありました。
不思議なことに遺体は腐っておらず、ミイラ化もしていませんでした。
またスカーレットが名探偵して水中のトンネルを泳いで進み、とうとう賢者の石を手に入れます。
何だか私は凄く置いてけぼりになっているような気分です。

後に続いたパピヨンとゼットは財宝のある部屋を開けてしまい、罠だったようで天井が崩れてきます。
幸いなことに皆は無事でしたが、スージーが岩の下敷きになります。
またラ・トープが行方不明になり、パピヨンがバッグを失ったので、食料も水も電池も失われます。
スカーレットが賢者の石を使ってスージーを治療すると石のパワーで傷がピタリと塞がりました。

出口を探しているとまたまたスカーレットが名探偵して「上のごとく下もしかり」という意味を表す印を見付けます。
これが原題みたいですね。
これは床に扉があると意味だ!と縦穴を見付けました。

感想

これは普通です。
ちょっと惜しい感じの映画です。POVなのですが、複数のカメラで撮影しているので、見辛いことはないです。
入ったら戻れないルートを選択した辺りからなかなか怖くなるのですが、何だかよくわかりませんでした。
中半に入ると完全にホラーでは無くなってしまい、盛り上がらない冒険映画みたいになります。
全く怖くはなく、あまり怖がらせようとしている感じも無いです。

テンポは良くてグイグイ進むのですが、凄い勢いで置いて行かれてしまい、話だけがダラダラと進みます。
なんというか緩急が無いような気がします。

スカーレットが強引過ぎるのも何だかなあと思いましたが、この人が動かないと話が進まないので仕方ないかとも思いました。
彼女とジョージはいつも何か発見して盛り上がっているのですが、ちょっとついて行けませんでした。

何だか白っぽい女性がチラチラ出て来るのですが、最後まで正体は分からずじまいです。

色んなことを投げっぱなしでスッキリしませんでした。
投げっぱなしの映画が沢山あるのですが、ちょっとこの映画がレベルが違うと思います。
結局、賢者の石もなんだったのかも分からずモヤモヤします。
多分、本物の石を探して戻った際にスカーレットが自分の姿を映すシーンがあり、そこにヒントがあるような気がしています。

役者さんはかなり頑張っていたと思います。
天才二人は常人離れし過ぎで、パピヨンは犯罪者なので、一番視聴者に近い立場はベンジーでしょうか?
そういう訳でラスト付近はますます置いてけぼりになります。

駄作だとは思わないのですが、モヤモヤするので楽しめる映画だとは思えませんでした。

ラストまで(ネタバレ)

縦穴から下に降りると今度は地獄の門に書かれた言葉があり、ダクトのような狭いトンネルを這って進みます。
すると前に落盤した部屋とそっくりな部屋に出て、今度は逆に水中トンネルを泳いで進みとミイラと謎の人物がいる部屋に出ます。
謎の人物はラ・トープで獣のような唸り声を上げており、突然スージーの頭を掴んで床にガンガンと叩きつけた後、姿を消します。
スージーは賢者の石でもどうにもならず死亡します。
またまた縦穴を見付けて降りてみるのですが、上で待機していたベンジーは赤ちゃんを抱いた女性に突き落とされて死亡します。
この女性はたまにチラチラと出てきた女性と同一人物でしょうか?

その後、生き残った4人は先に進みますが、ジョージは幼い頃の弟の幻を見て混乱します。
しばらく進むとなぜか燃えている車があり、中には男性がいます。
男性はパピヨンの知り合いだったようで、パピヨンは車の中に引き摺りこまれてぺしゃんこになり、地中に頭から埋まります。
車がくしゃっと潰れて、その後、犬上家みたいになってました。
この洞窟はどうやら昔の嫌な記憶を見せるみたいです。

その後、ローブを着たゾンビや壁で石造のようになっているゾンビ等の怪異に見舞われ、ジョージが壁ゾンビに首を噛み千切られます。
スカーレットは賢者の石で治療しようとしますが、効果が無く、これは偽物だ!と言い出し、本物を取りに戻ることにします。
ゼットとジョージは置いてけぼりになり、スカーレットは壁ゾンビを倒しながら元来た道を戻ります。

スカーレットは血まみれの手に掴まれたり、父の遺体に遭遇したりとしながらも賢者の石を手に入れます。
ジョージは呼吸停止していましたが、スカーレットが持ち帰った賢者の石で復活します。
壁ゾンビ等に追われ、3人は逃げながら深い井戸のようなものを見付けます。
スカーレットはこの洞窟は人の罪の意識に反応していると気付き、皆は自分の罪を告白して井戸に飛び込みます。
井戸は恐ろしく深かったのですが。3人は無事で井戸の底にはマンホールの蓋がありました。
そこから下に出ると、なんとそこはパリの道路にあったマンホールでした。
「上のごとく下もしかり」ということで罪を認めて下に降りると出られるようです。

こうして3人は生還し、ゼットはカメラを2人に渡して去って行きます。

エンドロールで終了です。

何だか良く分からない映画でした。

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