禁断動画 Not Found5
Not Foundの五作目です。
制作年 | 2012年 |
制作国 | 日本 |
構成・演出 | 古賀奏一郎/吉川久岳 |
上映時間 | 57分 |
出演 |
古賀奏一郎 |
杉本笑美 |
だいたいのあらすじ
ナイフ投げ
小学生二人が小型ナイフを段ボールの的に投げて遊んでいました。
その内、飽きたのか手に持ったリンゴをナイフで狙おうとか言い出して実行するのですが…
これはショッキング系です。タイトルで想像つくかと思います。
右目にナイフが刺さってビョーンと伸びーる話です。
内容はともかく、削除された動画っぽい感じなので、趣旨に合っててよいのではないでしょうか。
ストーカー
ストーカーが若い女性を隠し撮りしたものだそうで、ゴミを捨てたので早速回収するという故・鬼畜ライターみたいなことしてます。
ストーカー男は感極まったのかピッキングして女性の部屋に侵入してしまいますが、軽くゴミ屋敷でした。
彼は下着を発見してクンカクンカしたりして自慰したりしてました。
変態路線は見てて鳥肌立ってきて、不快です。
しかし女性が戻ってきたので、男はベランダに隠れます。
女性は戻ってくるなり、部屋を見回して玄関で電話を架けるとPCの電源を入れて何やらしています。
その内、玄関に若い男性が現れ、ハンマーを持ってベランダに向かってきて、ストーカーを部屋に引き摺りこみます。
若い男性は女性の友人でストーカーの存在に気付いて呼んだもので、その様子をネットで生中継しており…
これもショッキング系です。あまりにも作り臭いので引いてしまいました。
変態も悪いですが、女性もクズでどっこいどっこいだと思いました。
独り言をつぶやく女性
若い男性二人組が東京メトロの駅通路でブツブツと独り言をつぶやく黒ずくめの女性を撮影したものです。
削除される前の動画のコメント欄には「独り言じゃなくてもう一人の人と話してます。」と書き込みがあったのですが…
ほん呪みたいな感じになって来ました。あまり面白くないです。
でも怖くなって削除とかありそうだし、路線としては良いのではないでしょうか。
居なくなったスタッフ
スタッフの日暮里さんという人が失踪してしまったそうです。
日暮里のPCを調べた杉本は日暮里が三日前に藤崎という人物に会っていたことを突き止め、古賀と一緒に会いに行くことにしました。
藤崎は女性ブロガーで削除された動画のリンクを張っていたそうで、動画は持っていないので博士と呼ばれるネット上の知り合いを日暮里に紹介したそうです。
博士にコンタクトを取ると、インタビューには応じず、動画のアップロードのみしてくれたので、杉本は動画をダウンロードしました。
動画はカップルが寂れた神社にお参りをした後に道に迷い、立入禁止の防空壕っぽい所に入り込んで…という内容でした。
今回はほん呪路線なのか先行する女性の前方に白っぽい人影が映ります。
でも作りがイマイチでいつまで経っても「白いもの」にしか見えないです。
これは動画がヤバくて日暮里が消えたに違いない!と判断したスタッフは動画が撮影された場所を突き止め、早速突撃しました。
とある漁村で日暮里の写真を見せて心当たりは無いかと尋ねるのですが、皆は知らないと答えました。
執念の取材であの動画にあった神社を見付けるのですが、撮影止めろ!とナゾの女性が怒鳴り込んできました。
しつこくカメラを回すスタッフに女性は「あたしは秘密を知ってるのよー」という雰囲気を匂わせつつ、プリプリしながら去って行きました。
そしてとうとう防空壕の入り口を発見し、中に入りますが、ナゾの紐と赤い布が張られたものがあり、紐の向こうには人骨っぽいものがありました。
これがイマイチ不気味じゃないです。
するとスタッフの背後に地元民が現れ、勝手に取材されては困ると文句を言いますが、なぜか彼は洞窟の奥へと誘導しようとしました。
身の危険を感じたスタッフは旅館へと帰るのですが、駐車場に停めた車を地元民らしき男が覗き込んでいたり、次の日にサブカメラが破壊されていたりしました。
ということでスタッフは東京に逃げ帰りましたが、後日日暮里からテープが送られて来て…
どう見てもブレア・ウィッチですが、あれはどうしようも無い映画だったのでこっちの方が面白いかも。
日暮里さんの送ってきた映像にはあの洞窟で行われていたお船様の儀式が映っていました。
お船様というのは要するに村民が海賊して犠牲者のことを指すようです。
あの紐の所で白装束の女性が娘の遺体を食べてて、日暮里さんも見つかってやられたみたいです。
恐らく日暮里さんの送別会的な作品だと思われます。
ホームレス狩り
若者のグループが河川敷に住むホームレスを襲った際の映像です。
一人のホームレスの段ボールハウスに放火しようとしていた所、気付かれたので殴る蹴るの暴行を加えます。
そこに他のホームレスが刃物を持って現れ、周囲はバットを持ったホームレスに囲まれており…
これは不謹慎系なのです。タイトルで釣られると実はという内容です。
でも削除以前にアップ出来ねーだろ!って感じでちょっとやり過ぎだと思いました。
行き過ぎたSMの末に
SM行為で心を開放しよー!というSMカウンセラーなるものが存在しているそうです。
30代の女性がカウンセリングを受けに来た際に撮影されたものだそうです。
女性は手足を縛られた状態で肘、膝で歩いたり、身体を切られてたりしていました。
ストレスを溜めてる人でM行為を求める人っているんでしょうか?希少な気が。
その内、身体を切り刻む量が増えて行き…
タイトルまんまで女性が失血死してます。
これも削除以前の問題のようでイマイチです。凄く劇団臭がして、さりげなくHなの入れて来てるなあという感じです。
ガン見する怨霊
若者グループがとある心霊スポットで撮影したものだそうです。
雪が舞い降りる吊り橋の上で撮影しているとカメラが下を向いた際に何かが映るのですが…
これは心霊系ですが、あまりにも不自然過ぎました。
関係無いのですが、景色が絶景です。
霊の人の顔がほん呪で不治の病で入院していてベッドの所になんか映ったのに出てた患者役のおじさんにそっくりです。
感想
これは普通です。
一応、本来の趣旨に合ったものをぶつけて来てるみたいです。
路線がほん呪と被ってますね。
今回はコント無しでしたが、ブレアみたいなのは意外と面白かったです。
多分、期待しないで観たのが大きかったと思いますが。
今回は暇つぶしにはなりそうな気がしました。