ゴキブリ飼ってる少女の話 アリス・スウィート・アリス

アリス・スウィート・アリス

この恐怖が美少女を襲う…

制作年 1976年
制作国 アメリカ
監督 アルフレッド・ソウル
脚本 アルフレッド・ソウル/ローズマリー・リトヴォ
上映時間 91分
出演
リンダ・ミラー
ミルドレッド・クリントン
ポーラ・シェパード

だいたいのあらすじ

キャサリン(リンダ・ミラー)には二人の娘がいました。
姉のアリス(ポーラ・シェパード)は妹カレン(ブルック・シールズ)の人気に嫉妬しており、よく意地悪をします。

子供たちの聖餐式の日に皆が教会に集まります。
カレンが同年代の子の列の最後尾に並んでいると黄色いレインコードを着て不気味なマスクを着用した女性に背後から羽交い締めにされて気絶します。
マスク女はそのままカレンを引き摺って行き、カレンがトム神父から貰ったネックレスを引きちぎり、長椅子に閉じ込めると火の点いた蝋燭を投げ入れます。
皆はその事態に気付かず、式は淡々と行われていましたが、一人のシスターがその様子を見ていたので覗きに行きます。
シスターは長椅子でカレンが死亡しているのを見て悲鳴を上げ、会場は大騒ぎになります。
アリスはカレン殺害の際に現場におらず、なぜかカレンのベールを持っており、本人は拾ったと言いはります。

カレンの葬儀にはキャサリンの元夫のドムが訪ねてきますが、彼はキャサリンの姉・アニーとは反りが合わないようです。
葬儀の様子を見ていたブレナン刑事はアリスが怪しいと睨んでいるようです。
アニーはアリスがカレンを殺害したに違いないと決めつけ、ドムはそんな訳ない!と憤慨します。
ドムはブレナンの下も訪ね、うちの娘を疑うな!娘には会わせん!とクレームを入れます。
彼はその後、理解者であるトム神父とも面会し、アリスはどうも様子がおかしいと聞きます。

アリスは普段から言動が乱暴で特に肥満体の家主アルフォンゾには良く悪態を吐きます。
また奇行も目立つようで、学校長からキャサリンに精神科に診せるよう進言されたようです。
その報告を聞いたブレナンはますますアリスに対する疑惑を深めます。
アルフォンゾは股間のシミがヤバい感じです。

アリスはキャサリンに家賃を持っていくように頼まれます。
彼女はアニーともめ事を起こしてムシャクシャしていたのですが、アルフォンゾにもセクハラされて怒りを爆発させます。
アリスはアルフォンゾの猫を人質にセクハラ行為を止めさせます。
彼女は地下に秘密の宝箱を隠しており、その中にはあのマスクやカレンのネックレスもあり、ゴキブリを瓶で飼育しています。

その後、アニーが出掛けようとするとあの黄色コートのマスク女が現れ、太ももをブスブス刺し、足の甲にもナイフをぶっ刺します。
マスク女は人が集まってきたので逃走しました。
アニーは丁度、戻ってきたドム達に介抱され、トムとキャサリンと共に病院へ向かいます。
ドムはアリスを捜すのですが、彼女は地下におり、黄色コートを着て不気味な顔が二面ある人形を握り、ドムに抱きついてきます。
アリスはカレンが来た!怖い!と言っています。
どう見ても犯人はアリスなのですが、それを置いといても情緒不安定なのは間違いないですね。

アニーがアリスにやられたと証言したのでアリスは警察の取り調べを受けることになります。
うそ発見器にかけられますが、異常だということしか分からず、アリスは施設に送られます。
キャサリンは必死にアリスを庇っていたのですが、叶わず、結局アリスに恨まれるはめになります。

キャサリンとドムはアリスの施設に面会に行き、連れ帰りたいと申し出ますが、許可は出ず却下されます。
アリスはやはり家に帰りたがっており、ドムは彼女を宥め、絶対に真犯人を見付けると約束します。

キャサリンの家にはナゾの無言電話が架かって来るようになります。
どうやら電話はマスク女が架けて来ているようです。

ドムがホテルに戻るとアニーの娘アンジェラからカレンの服が家にあって家出したと支離滅裂な電話があります。
彼女は取り乱している様子だったので、ドムは古いダムの跡地で待ち合わせして話を聞くことにします。
待ち合わせ場所に着きますがアンジェラは居らず、黄色コートの人物が視界に入ったのでドムは追いかけます。
しかしナイフで刺されてしまい、さらに石で殴られてノックアウトされます。
黄色コートマスク女は気絶したドムをロープでグルグル巻きにし、ダムの小屋から突き落として殺害します。
マスク女の正体はトムの家のお手伝いのトレニード夫人(ミルドレッド・クリントン)でした。
トムは私のものだ的なことを言ってますが、今の所動機は不明ですね。
この辺りのシーンで包丁が上から落ちて着て階段の手すりに刺さるのですが、危ないと思います。

トレニードは教会に入り、何やらゴソゴソしていましたが、トム神父が子供を連れて入ってきたので残家室に隠れます。
彼女はそこで着替えていたのですが、神父は誰かいるのを知り、声を掛けます。
トレニードは罪を犯したと懺悔を始めますが、神父は相手がトレニードだと気付き、励まします。

感想

これは普通です。サイコ・ホラー系の話のようです。
お話はちょっと変わった感じですが、古い映画なので目新しいものは無いです。
特に怖いシーンは無いのですが、スリリングなシーンはありました。
ちょっとネタバレするのが早いような気がしましたが、これはラスト付近に繋げるためだったのだと思います。

地味な映画でおおっ!というシーンはあまり無いです。
包丁が落ちて来る所くらいでしょうか?

丁寧に作ってあるようで、殺害シーンなどをしっかり撮っているのでこれがホラーだということを改めて認識します。
ナゾのマスクはちょっと気味悪くていいと思います。
トレニードが殺人を犯す理由も一応、説明されています。
えっ?そんな理由で!?とも思いますが、サイコの考えることは常人には理解不能です。

ドムとキャサリンは別れたのにイチャコラしたりしてるのですが、意外とこういう人多いです。
私の知り合いでも離婚後に反って仲良くなった人がいます。

役者さんはアリス役の人が小憎らしい感じで良かったと思います。
トレニードも頑張っていたと思います。
アルフォンゾはゴキブリお腹に乗せて大変だったと思いますが、パンツにもシミがあるのが気になってそれ所では無かったです。

ちょっと地味で退屈なシーンもありますが、つまらなくはないので暇つぶしにはなると思います。

ラストまで(ネタバレ)

キャサリンはドムが戻らないので神父の家に相談しに行きます。
トレニードが出迎え、神父はいないし、今忙しいから!と追い返されそうになりますが、事前に連絡済みだと言って押し入ります。
トレニードはキャサリンにキッチンでコーヒーを振る舞い、魚を捌きながら自分の娘は死んだと話します。
彼女は親の罪を子が償うとかそれっぽいことを言ってキャサリンに恨みがあることを匂わせます。
多分、この人料理できないと思います。包丁の入れ方が意味不明で、うろこを落としてるにしてもヘンな動作です。
そこにトムが戻って来て、ドムが事故に遭ったとキャサリンに知らせます。

警察ではドム殺害はアンジェラも疑わしいということになりますが、遺体からネックレスが発見されました。
これは真犯人は別にいるということになり、関連する人物の周辺を洗うことになります。

キャサリンはトムと共にアリスを施設から連れ帰ります。
ドムのことを聞かれましたが、本当のことは言えず、帰ったと説明します。

トレニードは何だか良く分かりませんが、キャサリンを殺害する準備をし始め、衣装と凶器を用意して家を出ました。

家に帰ったアリスはお返しとばかりにゴキブリの入った瓶の蓋を開け、グースカ寝ているアルフォンゾの腹に置きます。
その後、キャサリンと共にアリスは外出しました。
出て行った母娘と行き違いにトレニードがキャサリン宅をノックしますが、母娘は不在です。
アルフォンゾはゴキブリに気付いて目覚め、悲鳴を上げます。
その悲鳴に外で張り込みをしていたスピナ刑事が反応し、トレニードも出直すことにします。

トレニードは帰る途中でアルフォンゾと遭遇し、コスプレしていたので「アリスこのやろう」とアルフォンゾに捕まります。
アルフォンゾは相手のマスクを剥がすとトレニードだったのでビックリ仰天し、トレニードは彼を包丁で刺します。
スピナは建物内に踏み込み、逃走して行くトレニードを目撃し、アルフォンゾの遺体も発見します。

教会では礼拝が行われており、キャサリン母娘も参加していました。
トレニードは黄色コートのまま教会に飛び込み、キャサリンとの距離を詰め、後ろの席に座ります。
警察では教会に踏み込もうとしていましたが、神父は自分が何とかするとスピナを説得します。

聖体拝領の時間になり、神父はキャサリンにパンを与えた後、トレニードを捕まえて「お前にパンはやれん!」と宣言します。
トレニードは「淫売にはあげたくせに!」とキャサリンを指さしてブチ切れ、神父の首を包丁で刺し、死亡した彼をウットリと抱きしめます。
警察が教会に踏み込み、大騒ぎになりますが、アリスはトレニードの凶器の入った紙袋を持つとこちら見ます。

エンドロールで終了です。

トレニードはトム神父とキャサリンが仲良くしてるのに嫉妬していたようです。
でも娘の話ってなんだったでしょうか?
ラストはトレニード2世の誕生ということでしょうか?

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