チルドレン・オブ・ザ・デッド
恐・怖・拡・大
制作年 | 2000年 |
制作国 | アメリカ |
監督 | トー・ラムシー |
脚本 | カレン・L・ウルフ |
上映時間 | 90分 |
出演 |
トム・サヴィーニ |
マーティン・シーフ |
ダミエン・ルヴァラ |
だいたいのあらすじ
警察官がワーワー騒ぎながらヘイズ邸を捜索しており、ヘリが空からゾンビを撃ったり、ハンターらしき集団がゾンビを撃ったりしています。
警官のヒュージ(トム・サヴィーニ)はゾンビをなぎ倒した後、相棒のランドルフ(マーティン・シーフ)とヘイズ邸を確認しに行きます。
校外教育に出ていた生徒達が行方不明になった事件だそうで、二人が怪しい納屋を捜索すると中には子供達が沢山いたので、出口に誘導しました。
ヒュージはここの農場の主であるヘイズのゾンビに襲われて死亡しました。
冒頭でゾンビが沢山出てきたので、ゾンビが普通にいる世界の話かと思ったら違うみたいです。
ヒュージが「ゾンビは子供を襲わない」とか言ってたんですが…
14年後
皆、普通に暮らしているようなのでゾンビいないみたいです。
ヘイズ邸に肝試しと称して男三名、女二名の若者が車でやって来ました。
すっかり心霊スポットとして定着したようで、アボットの遺体が病院から消えたとか、アボットが殺害していた人を埋めていた等と噂になっているようです。
若者五人はヘイズ家の墓の近くでワーワー騒いで帰りますが、帰り道にヘイズのゾンビが車の前に飛び出して来ました。
彼等が乗った車は崖から落ち、全員が転落死しました。
五名を埋葬しようとしていた墓守は装飾品等を奪っていた所をアボットのゾンビに噛まれて死亡します。
アボットゾンビは若者五人にも噛みついてゾンビにしてしまい、その後墓地の管理人サイを殺害して棺に詰めて埋めてしまいました。
皆の遺体は消えたという扱いになり、サイも行方不明ということになりました。
翌年
ヘイズや墓地の土地を購入したマシュー(ダミエン・ルヴァラ)が土地の下見にやって来て、ランドルフと挨拶します。
マシューは気付いていませんが、ヘイズゾンビが敷地内をウロウロしているようです。
彼はヘイズの土地で父の経営する自動車販売業を始める予定で、沢山の工事業者がやって来ました。
マシューは縮窄先のモーテルで15年前のヒュージの事件の被害者で今はダイニングで働くローリー(ジェイミー・マッコイ)と知り合いました。
現場のことは父の部下であるグレッグが仕切っていました。
グレッグは経費節約のため墓地の遺体を表向きは移動したということにし、ショールームの下に集めて埋めるように命じました。
この件はランドルフにも裏金を渡しており、暗黙の了解を得ていました。
一方、アボットは墓地付近でデス声を出してゾンビを集めてどっかに集まっていました。
このゾンビは何処から出てきたんでしょうか?アボットって人が一杯いるのにどこに隠れてるんでしょう?
次の日、グレッグ達が現場の仮事務所に出勤すると入り口に動物の死骸のようなものが置いてありました。
マシューは朝食を採りにローリーのダイナーに行き、何となく現場で噂になっていた殺人鬼の真相を確かめる流れになります。
アボットはイカレた母から女として育てられ、若い女性を誘拐して殺害するようになったそうです。
彼は母も殺害して死刑宣告を受けたのですが、獄中で殺害されたそうです。
その後、モーテルの主人がアボット軍団に襲われたりしました。
マシューはグレッグの企みを知り、父親やランドルフもグルだと知って愕然とするのでした。
感想
これはつまらないです。
ツッコミどころは沢山あるのですが、楽しくツッコめる映画ではありません。
お話も演出も音楽もつまらないです。
アボットがゾンビな理由と彼が何をしているのか最後まで観ても全く理解できませんでした。
何もかも中途半端で投げっぱなしで、面白ければいいと思いますが面白いと思える要素が無かったです。
これは地雷なので観ない方がいいと思いました。
ラストまで(ネタバレ)
その夜、視察に来たマシューの父もアボット軍団に殺害されますが、作業員のブラッドは彼を見捨てて逃げ出しました。
ゾンビ軍団はモーテルに現れてブラッドを襲い、マシューにも襲い掛かかりますが、マシューは車で逃げてローリーのダイナーに飛び込みました。
マシューは死体が攻めて来たから逃げようとローリーに知らせ、彼女は落ち着いた様子であれはゾンビだと答えます。
昨年遺体が消えた五人は彼女の友人達で姉のキャンディも含まれておりましたので、姉と友人達だとも知らせました。
そこにランドルフがゾンビに追われて飛び込んで来て、グレッグに救援を求めました。
1968年にゾンビが現れて退治されたのですが、その後1986年にまた現れたそうです。
それがヒューズが死亡した事件で、ローリーはランドルフに「お前があの時、アボットを倒さなかったせいだ!」とブチ切れます。
やがてグレッグ達が銃器を手にガヤガヤと集まってきたので、皆はゾンビと戦うことにしました。
ランドルフが注意点を説明して、皆は出動しました。
ゾンビはどう見てもそんなにいなかったのですが、全然数が減らずローリーが襲われてしまいます。
ランドルフが助けに来たので無事でしたが、ランドルフは噛まれてしまいローリーが頭を撃ちました。
ということでひと段落するのですが、アボットはまだ生きているようでした。
ラスト付近も全く盛り上がりませんでした。
エンドロール後におっさんがゾンビを射殺してポッケのお金を盗んで楽しそうに去るシーンが入ってます。
クスリとも笑えないのですが、ギャグのつもりみたいです。