ザ・リグ 深海からの覚醒
ひとり。そしてまたひとり…
だいたいのあらすじ
無人の海底探査艇を使って周囲を探りながら、ドリル付きのパイプで海底油田を採掘していたチームがいました。
パイプの周囲には紫の煙のような噴出が発生し。無人探査艇は歯がギザギザの深海魚の襲撃を受け、壊れてしまいます。
そんな中、この採掘基地の周辺に大型のハリケーンが迫っていました。
責任者のジム(ウィリアム・フォーサイス)は部下のフレディ(ステイシー・ヒネン)達にハリケーンの予想進路にある採掘装置の退避を指示します。
音楽が「海洋アドベンチャー!」みたいな感じで盛り上がります。
フレディにはコリン(ダニエル・ベンソン)という弟がおり、一緒に勤務していいます。
コリンは優秀な兄・フレディへのコンプレックスから本部に戻り、配属変えを依頼するということです。
採掘基地のクルーが嵐に備えていた所、コンプレッサーの点検に行ったアールが行方不明になります。
ジムは「なぜアールを一人で行かせた!」とダブス(スコット・マーティン)を強い口調で責め、ロドリゲス(カーメン・ペリッツ)と一緒に装置を見に行け!と命じます。
他のクルーはアールの捜索を行うことになりましたが、アールは見つかりませんでした。
基地には雷が落ち、無線や電話が通じなくなってしまいました。
機器の点検は二人一組でするルールだったようでジムはダブスを呼び出し「お前のルール違反のせいでアールが死んだ」と責めるのでした。
一方、コントロールパネルで気象を観測していたクルーのウォレスが何かに襲われて死亡し、同室で勤務していたアンドリュー(マルクス・T・ポールク)がその様子を目撃しました。
アンドリューは急いで隣の部屋に逃げ、バリケードを作って引き籠りました。
ダブスはジムの娘キャリー(セーラ・ディレイン)と付き合っていたのですが、ジムはそのことを快く思っていませんでした。
ジムは事務室で自分の生活から鑑みてキャリーには採掘基地以外の職業の男と結婚して欲しいと願っているとキャリーに話します。
キャリーは部屋に戻りますが、その直後、ジムは背後から伸びてきた角のような物に胸と腹を貫かれます。
ジムの背後からは半魚人のような手が伸びて来て彼を鷲掴みにしました。
キャリーは仲直りしようとケーキを持って事務室を訪ねますが、ジムの姿は無く、床に大量の血液が流れていました。
彼女の悲鳴で駆けつけたダブス達は床に流れる血液を見てただ事では無いと悟りました。
一方、キッチンでは洗い物をしているコックが襲われて死亡していました。
ようやく微かに怪物の姿が出ましたが、ちっこい半魚人っぽいです。
ベト7の2楽章が流れてますが、解釈が私好みでは無いです。ベト7は滅多に聞かないので、久々に聞きたくなりました。
ということでダブスと軍人上りのおじさんフォークナー(ロバート・ザッカー)とキャリーは他のクルーを捜しに行くことにしました。
一方、フレディはロドリゲスとシャワールームでイチャコーラしていました。
彼は賢者にならないらしく、事後で着替えタイムでも発情しています。
そこにダブス達が現れ状況を説明し、さすがのバカップルも「それはヤバい」と青くなります。
5人はアンドリューを発見し、船内に怪物がいるということ知ります。
監視カメラを再生してみるとチュパカブラのようなちっこいのが素早く移動する姿が映っていました。
この映像だけだと正体不明です。横のディスプレイの気象図のハメコミ感が凄いです。
皆はジムの事務室に銃を取りに行きましたが、トリガーロックが掛かっていたので鍵を捜すことにします。
フォークナーは「俺は独りがいい」と言い出し、水中銃を捜しに行くことにします。
彼は怪物の爪から出た蛍光塗料のような体液が可燃性であることを突き止めます。
フレディは水中銃をゲットして先端に松明ののうな物を取り付けました。
一方、ダブス達は銃の鍵を手に入れ、船内の探索をすることにしました。
ひとまずアンドリューとロドリゲス組とダブス達3人と二手に分かれます。
物音がしたので確かめようとしたロドリゲスは怪物に襲われて一瞬にして連れ去られてしまいました。
フレディは彼女を助けなかったことでアンドリューを殴り、2人は険悪になりますが、すぐ仲直りします。
嵐が去った後、他のクルーが来ることになっていたのでダブス達は管制室に引き籠ることにします。
しかし、怪物の爪に引っ掛れた所為かアンドリューがアレルギー反応を起こしたので、ダブスとフレディは医務室に向かいます。
モニターで様子を窺っていたキャリーはフォークナーが2匹目の怪物に襲われているのを目撃します。
彼女はダブス達に「怪物は2匹いる」と無線で知らせ、ダブス達は医務室に飛び込み、大急ぎで戻りました。
キャリーはアドレナリン注射をアンドリューに打ち、様子を見ることにしました。
感想
これはイマイチです。
なんだか観ていて全くスリルが無いのです。
シチュエーションはかなり面白そうに感じるのですが、何の盛り上がりも無かったです。
演出は普通だと思います。
家族愛を扱っているようですが、空振りしてるみたいで、あんまり意味無かったような気がします。
怪物は半魚人とチュパカブラ混ぜたような感じで深海魚みたいな尖った歯してます。
こいつは最後まで姿がハッキリと写りませんでした。
正体不明なので、なぜ銃で撃っても死なないのか等良くわかりません。
これはちょっと暇つぶしに観てもガッカリしそうです。
ラストまで(ネタバレ)
ドアをドンドン叩く音がしたのですが、なぜかダブスがドアを開けたのでアンドリューが怪物にやられて死亡しました。
どうやら怪物は銃で撃っても死なない模様です。
3人はひとまず逃げ出し、一区画にガスを充満させて爆発させて怪物を倒そうと算段を始めました。
キャリーが管制室でモニターをチェックし、男2人がデッキで囮になることにしたのですが、フレディが早速やられます。
ダブスは管制室にとんずらし、キャリーに「二人で怪物を倒そう」とか言い出し、2人は外に出ました。
キャリーはガス管を開け、ダブスは怪物にやられたので発煙筒で怪物もろとも自爆しました。
その後、キャリーはヘリに救助され本部の責任者ケン(アート・ラフルー)はコリンに兄が死亡したことを告げます。
ケンは現地に調査に行くことにし、コリンは無理を言って同行しました。
基地では生き残っていた怪物が現れ、コリンに襲い掛かりますが、ケンが撃った照明弾で怪物は燃え上がりました。
フレディはなぜか無事で、3人は無事に本部に帰りました。
エンドロールで終了です。
結局、怪物が何だったのかは分からず、フレディが生きていた理由も不明です。
またケンが怪物の弱点をなぜ知っていたのかも不明です。