必殺!炎パンチ! 新・死霊のしたたり

新・死霊のしたたり

人体自然発火事件を調べていたらひどい目に遭う話

制作年 1990年
制作国 アメリカ
監督 ブライアン・ユズナ
脚本 ウディ・キース
上映時間 86分
出演
モード・アダムス
トミー・ヒンクリー
クリント・ハワード

だいたいのあらすじ

前作です。

映画ヘルブレインのネタバレ紹介と感想です。

ホームレスのリッキー(クリント・ハワード)が道端に落ちていたハンバーガーを食べていると屋上から燃えている女性が落下してきました。
彼女は落ちる前に何やら言い争っているようでした。
クーパースミスさんが出てますね。

事件のことを知ったLAアイの記者キム(ニース・ハンター)は編集長のイーライに取材をしたいと申し出ますが、恋人のハンク(トミー・ヒンクリー)に取られます。
キムはクソー、ファ○クと憤り、勝手に取材を始めてしまいました。
現場の近所の肉屋で聞き込みを行うと女性の下半身は炭のように真っ黒焦げだったということです。
付近の書店に入るとリッキーがいて、キムのお尻に何かを擦り付けたりしました。
キムの悲鳴を聞いて店主でビルのオーナー・のフィーマ(モード・アダムス)が取材に応じてくれます。

フィーマはキムにやけになれなれしく処女神に関する本を無理に渡したり、ピクニックに誘ったり、プラムを食べさせたりします。
キムが屋上を取材しているとリッキーが現れ、煙突からデカいカブトムシの幼虫みたいなのを掴み出していました。
家に帰れば部屋はゴキブリが大量発生しており、パンの中からも出てきたりします。
処女神の本を見てみると「らせんは女の力の象徴」と書いてあり、食べようとしていたスパゲッティが螺旋状になったりしました。
このスパゲッティが凄くまずそうです。

その後、キムはハンクの家族と夕食を共にするのですが、ハンクの父は女性蔑視者で、またユダヤ人であるキムを差別する発言をしました。
大層イヤな思いをしたキムは帰り道に記事を取られた件もあり、ハンクに三下り半を叩きつけて帰宅します。
キムが帰宅すると1m級の巨大ゴキが出てきて、床に捨てたスパゲッティの中でもゴキが蠢いていました。
思わずトイレでゲーゲー吐くとゴキブリを吐き出し、キムは部屋でバッタリ倒れてしまいました。
スパゲッティは捨てようよ。しかし汚い映画ですね。

キムは仕事を休んで、フィーマに誘われていたピクニックに行くことにしました。
そこでキャサリンという老婆とジェーンというダンスの先生を紹介されます。
フィーマがらせん模様の服着てますね。
キムが本に載っていた下半身が燃えている女性の絵について質問すると皆は聖書のリリスだと答えます。
その後、なぜかハンクがキムを連れ戻しに来て、彼女はイーライから正式に取材許可を貰いました。
ハンクはキムの居場所を同僚のジャニス(アリス・ビーズレー)から聞いたというのですが、キムは出先を誰にも教えていませんでした。

キムはハンクと一緒にまた屋上を調べるのですが、屋上にはらせん模様があったりします。
また、テントがあり、これはリッキーの住み家と思われます。
キムとハンクはハンクが謝罪したので、ひとまず和解しました。
帰りにキムは独りでフィーマの部屋に寄るのですが、ニワトコの木入りのまずい茶を飲まされます。
フィーマにはリリーという娘がいたそうですが、駆け落ちしたそうです。
キムは気分がお茶のせいか悪くなりますが、またプラムを食べさせられ、お腹が痛くなったのでソファで寝かされます。

キムがぼんやり意識を取り戻すと横になっており、周りにはジェーンやキャサリン、フィーマに謎のヘアバンドをした女性がいました。
皆は何かの儀式をやっているようで、キムの顔に線を書いたり、お腹にらせん模様を書いたりします。
その後、リッキーが煙突から出た虫をキムの腹に置き、鼠の喉を裂いて生き血を垂らすと虫はキムの中に入って行きます。
キムはデカいハネカクシみたいなのをを口から吐き、リッキーがそのハネカクシを真っ二つにしてその粘液をキムの顔に塗りたくりました。
気が付いた彼女は普通にソファで寝ていましたが、何が目的なの!とフィーマに問いただすと、娘を取り戻したとか言ってるので、これはヤバいとスタコラと逃げ出しました。

キムは帰宅すると寝ていたハンクとなぜかセックスし始めるのですが、そこにリッキーが入ってきます。
リッキーはベッドの側のTVを点けて勝手にヘルブレインを観始めました。
ハンクが気づいてリッキーを追い出そうとしてしょっぱい戦いになり、ハンクは殺害されます。
キムはジャニスから電話があったので、警察を呼ぶように依頼しました。


感想

これはつまらないです、怖くなくて汚いです。
汚いローズマリーの赤ちゃんみたいな感じなのですが、適当に考えたのかグダグダです。
演出も良くないです。

リッキーが虫をなぜ煙突から取り出したのかなど謎が多くいです。
シーンも、えっ?なんでここでそういう行動なの?っていうのばっかりです。
実に意味不明映画でそのまま何の説明も無いまま終わります。
どうやらキムがリリスになった!という話みたいですが。

グロは大したことないです。

これは地雷なので観ない方がいいです。

ラストまで(ネタバレ)

ジャニスがキムの家に来たのですが、彼女はフィーマ一味でした。
キムはリッキーに拉致されて肉屋の貯蔵庫に監禁されます。
天狗みたいな面を着けたリッキーとセックスさせられ、周りの連中はイシスだのリリスだのホルスだの好き勝手ほざいてます。

キムはなんだか良くわからないものを出産し、フィーマ一味にさせられてしまいました。
どうやらフィーマ達は自然発火して死亡したリリーに同じものを出産させていたようです。
フィーマは生贄を与えないと焼け死ぬと言い、ハンクの弟を生贄にしましょうとか言い出します。

キムはハンクの件で警察を呼ぶのですが、証拠が無いので相手にされず、LAアイもフィーマ一味でした。
彼女はふざけんなと逃亡しようとしますが、身体が燃え始めたので、ハンクの家に向かいました。
この皆が仲間でした!って雑な展開はなんなんでしょうね。
生贄を出さないと燃えるのはいいんですが、なんで生贄を出さないと燃えるの?
が燃やすの?まさかリリスの炎っていう絵だけで説明したつもりでしょうか?

リッキーがハンク父を殺害し、キムはハンク弟・ロニーを攫ってフィーマ一味の所に連れてきました。
しかしキムはロニーを殺害せず、フィーマを刺してロニーを逃がします。
フィーマは不死身だったのかキムに迫りますが、リッキーが邪魔したので殺害します。
間もなくキムは燃え始めますが、フィーマの腹辺りをを燃えた手でパンチししました。
すると炎はフィーマに移り、炎上して屋上から転落しました。

キムはロニーとしっかと抱き合うのでした。

エンドロールで終了です。