雇い主が怖いです 回転

回転(2009)

この世には、触れてはいけない存在がある

制作年 2009年
制作国 イギリス
監督 ティム・ファイウェル
脚本 サンディ・ウェルチ
原作 ヘンリー・ジェームズ
上映時間 102分
出演
ミシェル・ドッカリー
エヴァ・セイヤー
ジョセフ・リンジー

だいたいのあらすじ

1921年 ロンドン
精神科医のフィッシャー(ダン・スティーヴンス)は入院患者のアン(ミシェル・ドッカリー)から彼女が入院するきっかけとなった事件のことを聞き出そうとします。
アンは心を開きませんでしたが、フィッシャーに強く要求されて話を始めます。

彼女はロンドンの裕福な雇い主の青年(マーク・アンバース)の甥と姪の家庭教師の面接を受けて合格し、この時雇い主に一目惚れしてしまいます。
雇い主の甥と姪はブライという地方の人里離れた屋敷に住んでおり、アンは屋敷に到着しますが、男性は出兵しており使用人も運転手も全て女性だけでした。
彼女は到着早々、女性のすすり泣くような声を聞きました。
アンはこの屋敷で両親を亡くした兄妹・マイルズ(ジョセフ・リンジー)とフローラ(エヴァ・セイヤー)の家庭教師をすることになります。
マイルズは全寮制の学校に入っているので、学期末まで戻らない筈ですが、フローラは「兄はすぐ戻る」とアンに言いました。

アンはフローラに庭を案内して貰っている際に塔の上に男性が立っていたのを目撃しました。
使用人頭のサラにその話をしますが、気のせいだと言われました。
ある日、マイルズは「他の生徒に危険を及ぼす」という理由で退学になり、屋敷に戻って来ました。
アンはフローラと一緒にマイルズを迎えに行きましたが、兄妹は屋敷に近付くと怯えたような様子を見せていました。

前の家庭教師はすぐ辞めたそうで、使用人達は陰でアンがいつ辞めるか噂していました。
ある日、アンは庭ですぐ辞めたという家庭教師・ジェスルの墓標を発見します。
サラによるとジェスルは恋人に捨てられて自殺したそうです。
アンはすっかり兄妹と打ち解け、信頼を築きました。
ある雨の日、アンは窓の外に血まみれの男の顔を目撃しますが、サラは気のせいだと言います。
しかし使用人の一人はアンに「男を見たのね、戻ってきたんだわ」と意味ありげなことを言うのでした。
その使用人カーラを問い詰めるとクイントという男の話をしてくれます。

クイントはこの屋敷の使用人だったそうですが、雇い主がロンドンに去った後、他の使用人に暴力を振るったりレイプしたりしたそうです。
彼はジェスルとはいい仲だったそうで、マイルスとは良く夜の狩りをしていたそうです。
クイントはマイルズを狙っているとカーラは訴えるのでした。
アンはサラにクイントのことを問い正すのですが、彼女はカーラは心を病んでいるから信用するな的なことを言われます。
クイントは既に事故死しており、アンはサラから庭の墓標を見せられました。

ある日、兄妹の亡父の部屋から成人男女の声が聞こえて来たので開けてみると兄妹がいました。
マイルズに父のことを尋ねると「お前に関係無い」ばりの暴言を吐かれ、アンは驚きます。
それからごくたまにマイルズは粗暴な振る舞いを見せるようになります。
また、アンは庭でジェスルらしき亡霊を目撃しました。
その夜、ジェイスの亡霊がアンの部屋に現れ、悲しそうな顔で首を横に振って彼女を導きます。
アンが後を追うと窓際にフローラが立っていたので抱き上げますが、彼女は「遊んでいた」と返答します。
窓から外を見ると庭にマイルズが立っており、しきりに屋上を見上げています。
直後、カーラが飛び降り自殺し、アンは急いでマイルズの所に駆けつけます。
彼は「立入禁止の屋上に入るからだ、バカ女」とカーラを罵っており、屋上ではクイントの亡霊が高笑いしていました。
アンはまたサラにクイントのことを訴えるのですが、また見間違いだと言われました。

ここまでアンの話を聞いてフィッシャーは否定的になり、だったら霊の目的はなんなの??と質問します。
アンはクイントとジェスルは兄妹の肉体を狙っていたのだと返答しました。
何となくこの展開は読めました。
アンはまた話を続けました。

クイントとジェスルの亡霊は度々兄妹にも接触しているようでした。
兄妹はまるで二人のことを待ちわびているようで、アンはどうすれは兄妹を守れるのか思い悩みます。
というかこの兄妹はもう乗っ取られているように見えますが。
サラも巻き込んで兄妹を教育しようとするのですが、マイルズは上手くサラを欺くのでした。
アンは授業中につい、マイルズが完全に退学になったことを漏らしてしまいます。
彼は叔父さんに手紙を書けば余裕で戻れると言い出し、フローラも一緒に書きます。
自分の評価を下げるのを恐れたアンは兄妹の手紙を燃やしてまいました。
これはまずいと思います。

感想

これは普通です。
つまらなくも無ければ面白くも無いという作品だと思います。
お話は良くあるオカルト系のものです。
意外と早い段階で先の展開が分かってしまうので、ちょっと退屈でした。

演出も雰囲気がイマイチで大河ドラマみたいな感じでした。
昔の怪奇小説みたいな感じなので、映像化すると地味になるような気がします。

もう少しアンの狂気なのか現実なのか迷わせるように誘導すると面白かったかもしれません。
子供が悪いのが分かってしまうのが原因のような気がします。

後半はエクソシストみたいな話になりました。

これは興味ある人が観ればよいのでは無いかと思いました。

ラストまでのあらすじ

兄妹は授業中にもこそこそとふざけるようになってきたのでアンは退職する決心をします。
荷物を纏めて屋敷を出るアンでしたが、兄妹はそのことを予知していたようでした。
アンは一度は屋敷を離れるのですが、帰り道にクイントの亡霊の姿を見て戻ることにしました。
アンがどうして戻ったかの説明が薄いと思います。

フィッシャーは彼女が屋敷に戻った理由について狂信的な牧師であった父の影響ではないかと指摘します。
しかしアンは自分は父を憎んでいたのでそれは無いと否定しました。

ある日、マインズがフローラのことを罵り、湖に顔を長時間浸けていたのを目撃したアンはマインズにビシバシとビンタします。
サラが何してんだ!と止めに入りますが、対岸のクイント達の姿を認めたアンは「ほら、あいつら見えるだ」とフローラに言いました。
フローラはそんなの見えないと否定し「アンは怖いから近づきたくない」とサラに訴えます。
こうしてアンは完全に電波扱いされてしまいました。

アンはサラにフローラを雇い主の所に連れて行くように指示し、使用人も屋敷から一時退去するように指示しました。
彼女はマインズが敷地内の教会に行きたいと言うので連れて行きました。
アンは彼が退学になった理由を問い詰めるのですが、マインズは話を反らして返答しません。
彼女はマインズにあなたはクイントに悪い教育を受けており、彼が縛り付けるからここから出らないと説明します。
そしてクイントの名を呼び、きっぱりと去る様に言いなさいと指示しました。

クイントの亡霊が現れ、教会の窓を叩きます。
マインズはクイントに去る様に指示しますが、クイントは教会の中に入って来ました。
アンはクイントに屈せず、マインズを強く抱きしめますが、彼は死亡しました。
そしてアンは逮捕され、この病院に来たのです。
しかし単なる虚言癖ありということで彼女は逮捕されてしまいました。

あの屋敷では新しい家庭教師が雇われていました。

エンドロールで終了です。

どうもピリッとしない話です。

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