地獄の腹話術師 デッド・サイレンス

デッド・サイレンス

腹話術人形にひどい目に遭う話

制作年 2006年
制作国 アメリカ
監督 ジェームズ・ワン
脚本 リー・ワネル/ジェームズ・ワン
上映時間 91分
出演
ライアン・クワンテン
ドニー・ウォールバーグ
アンバー・ヴァレッタ

だいたいのあらすじ

ある日、妻のリサ(ローラ・レーガン)と二人暮らしをしているジェイミー(ライアン・クワンテン)にデカい小包が届きます。
差出人は不明で、中にはタキシードを着た全く可愛くないとっちゃん坊やの腹話術人形が入っていました。
人形は相当キモいのですが、リサは大はしゃぎで腹話術ごっこをして遊びます。
彼女は「メアリー・ショウ」という女腹話術師が恐ろしい人形を作るという詩を思い出します。
その後、ジェイミーが外に中華を買いに行っている間にリサは人形に襲われて死亡しました。
ジェイミーが帰宅すると家の中が血まみれで驚くのですが、リサに呼びかけるとしっかり返答します。
しかしリサは腹話術人形のように口をパックリと開き、舌を切られて死亡していました。
グロいです。

警察ではジェイミーを容疑者としてマークしており、リプトン刑事(ドニー・ウォールバーグ)の取り調べを受けることになります。
ジェイミーの他に侵入者の形跡が無く、リサはあ争った形跡が無かったためジェイミーは不利な状況でした。
彼は小包の差出人が怪しい!と主張するのですが、取り合ってもらえませんでした。
しかし警察も決定的な証拠がある訳では無いので彼は釈放されました。
帰宅した彼は人形の化粧箱の底に生まれ故郷のレイブンス・フェアの「メアリー・ショウとビリー」という広告を発見します。
どうやらこのキモい人形はビリーという名だそうですが、ジェイミーは妻の不審死の謎を解明するため、レイブンス・フェアに車を走らせます。

久し振りに訪ねる故郷の町はゴースト・タウン化していますが、ジェイミーの家は豪邸でした。
彼の父エドワード(ボブ・ガントン)は何とブロンド女性エラ(アンバー・ヴァレッタ)と再婚していました。
エドワードは2か月前に倒れ、車椅子生活を送っていますが、ジェイミーはエドワードが母を死に追いやったと恨んでいるいました。
ジェイミーは葬儀屋に行き、リサの葬儀の手配を済ませました。
その夜、ジェイミーはモーテルで眠っていたのですが、ビリーが勝手に動き出し、ソファに座ります。
そしてジェイミーは骸骨みたいな顔したおだんごヘアーの老婆が威嚇して来る悪夢を見るのでした。

リサの遺体を深夜に引き取って来た葬儀屋のおじさんヘンリー(マイケル・フェアマン)は彼女の遺体の惨たらしさに仰天します。
彼の妻マリオン床下に入り込み、鴉を抱っこして「あの女が来る」と震えていました。
マリオンはリサの葬儀の際にもジェイミーに「あの女が来る、人形は埋めなさい」とまくし立てていました。
ジェイミーは葬儀の際に森の中へ消える黒衣の女性を目撃して後を追った所、メアリー・ショウの墓を発見しました。
彼はその後モーテルに戻り、ビリーを持って再びメアリー・ショウの墓を訪ねます。
近くに小さな墓が沢山並んでいたのでその中からビリーの墓を見付け、ビリーを埋めてしまいました。
ビリーは埋められる直前に首を動かし、ジェイミーが車に乗り込むと周囲を走り回って嫌がらせをしました。

ジェイミーがモーテルに戻るとなぜかビリーが戻っていて、リプトンも居ました。
リプトンはジェイミーを尾行し、ビリーを掘り返したようです。
彼は証拠品を埋めるなとジェイミーを責め、ジェイミーは「メアリー・ショウは人形と共に埋められたから返しただけ」と反論します。
ジェイミーはメアリー・ショウの幽霊と出会ったら決して叫んではいけないというこの辺りの言い伝えも話します。
この説明は唐突な感じでした。
リプトンは隣の部屋に滞在しているそうで、ビリーを証拠品として押収して行きました。

翌日、ジェイミーがビリーを拝借してマリオンに会いに行くと彼女は早々に逃げ出してしまいました。
ヘンリーが出て来てその人形は彼女のものだから危険だと言い、名前を呼ぶのさえ幅られる様子でした。
彼は自分が知っているメアリー・ショウのことを話してくれました。
彼女はロスト・レイクの劇場で大人気だった老婆の腹話術師でしたが、ステージの際に「唇が動いてる!」とケチを付けた子が数週間後に行方不明になったそうです。
その後すぐに彼女も亡くなったそうで、遺言には人形を一緒に埋葬することと自分を人形にして欲しいと書いてあったそうです。
ヘンリーの父は101体の人形と共に彼女を人形のように加工したそうで、口は腹話術人形にそっくりだったそうです。
メアリー・ショウが埋葬された後に町では舌を切られて死亡する人が続出したということです。

ジェイミーはメアリー・ショウが住んでいたロスト・レイクの劇場に向かうことにします。
劇場は岸辺の対岸にあり、かつてあった橋は朽ち果てていたのでボートで乗り込みました。
劇場内は一部の客席や舞台は残っていましたが、樹に浸蝕されており、シャンデリアも落ちています。
舞台上の通路はかなりの高さがありますが、今にも落ちそうでした。
メアリーの控室らしき部屋を発見して物色すると人形の設計図があり「完璧な人形」と注釈があります。
またジェイミー一族の「マイケル」という人物が失踪したといいう新聞記事がありました。

ヘンリーはジェイミーが置いていったビリーを埋めに行こうとしていました。
しかし床下におびき出されてしまい、メアリー・ショウに遭遇します。
叫び声を上げてしまった彼は舌を切られて死亡し、メアリーは彼の舌を食べて「あなたの声を頂く」と言っていました。

感想

これは普通です。
お話は腹話術の話ということで他に無いような気がします。
強引な所はありますが、良くまとまっていると感じました。

雰囲気はいいのですが、若干効果音が五月蠅い気がします。
劇場の建物等はなかなか良かった気がします。
後、メアリー・ショウが出オチなのであまり怖くないです。

それにしてもメアリー・ショウは逆恨みもいい所だと思います。
誰かこいつを成敗してくれないでしょうか。
結末は悪くは無いと思いますが、蛇足のような気もしました。
続編ありきで作ったのでしょうか?

エドワードとヘンリーがジェイミー不在の間にどのような生活を送っていたのかが気になります。
なぜ、急にメアリー・ショウはジェイミーを呼び出したのでしょうか?

暇つぶしに観るのには良いのではないかと思いました。

ラストまでのあらすじ

ジェイミーは実家に怒鳴り込み、エドワードにマイケルのことを尋ねます。
マイケルというのはジェイミーの大叔父で、彼が行方不明になった際に一族はメアリー・ショウを疑ったそうです。
彼等は町の住人にも協力してもらい、メアリー・ショウに叫び声を上げさせ、舌を切り落としたといいます。
しかしメアリーはその後、リンチに加担した住人や一族の者の舌を切って殺害したということです。
エドワードがジェイミーを町から追放したのも呪いから逃れるためだったということです。
ジェイミーが実家を出ようとするとリプトンが現れます。
彼はメアリー・ショウの人形の墓を暴いたのですが、1体も無かったのでジェイミーに疑惑の目を向けたのでした。
そこにヘンリーから電話があり「君の潔白を証明する証拠が出たから劇場まで来てほしい」という内容でした。
ジェイミーは問答無用で彼を連行しようとするリプトンに事情を説明しますが、聞く耳持ちません。
彼は隙を見てリプトンを突き飛ばし、劇場へと向かいました。

劇場に着いたジェイミーはヘンリーの声に導かれて舞台上の通路に誘い込まれ、リプトンもボートを見付けて劇場に乗り込んで来ました。
この湖のシーンはなかなか良い雰囲気だと思います。
ジェイミーが先に進むとリプトンが現れますが、彼もヘンリーの声を聞いたので合流することになります。
声の聞こえた先の壁はだまし絵のようになっており、壁の一部が狭い通路だったのでそこを進みます。
奥は人形工房のようになっており、ガラスの陳列棚には100体の腹話術人形が飾られており、ビリーだけありませんでした。
また、マイケルのミイラが操り人形のように糸を付けられ、着席していました。
やがて100体の人形が一斉に首を動かして左の方を向き、そこにはロッキングチェアを揺らすピエロの人形がありました。
ピエロ人形はメアリーの化身のようで、目的は何だと尋ねると「復讐」と答えます。
しかし彼女は人形の材料にするためにマイケルを拉致したようでした。
自業自得ということですね。

メアリーの目的の一つはジェイミー一族の根絶やしであり、リサは妊娠していたので殺害されたようです。
そしてメアリー本体が登場し、マイケルや人形を操って襲って来たので、二人は反撃しつつも堪らず逃げ出します。
二人同時に渡ったので、舞台上の通路はとうとう落下してしまい、リプトンは悲鳴を上げて落下したので舌を切られて死亡しました。
ジェイミーも落下しますが、叫ばなかったのと湖に落ちたので無事でした。
彼は何とか岸まで泳ぎ、劇場はランプの炎が燃え移って全焼しました。
ジェイミーはビリーを始末しようとヘンリーの家に急行し、彼が死亡したことを知ります。
マリオンにビリーのことを尋ねるとエドワードが持って行ったと言うのです。

ジェイミーは父が車椅子生活だったのでおかしいと訝りながらも実家へ向かいました。
彼は揺り籠に入れられたビリーを発見し、メアリーの妨害を受けながらも叫ばずに暖炉の中にビリーを放り投げます。
ビリーは燃え、メアリーも消滅したようでした。
そこにエドワードが居たのですが、彼はずっと無反応で呼び掛けにも返答しません。
何と彼の背中は空洞になっており、木の棒が背骨のように通してあり、腹話術人形にされていました。
ジェイミーが見ていたエドワードはエラの生腹話術人形だったのです。
メアリー・ショウの設計図にあった完璧な人形とはエラでした。
エラに襲われたジェイミーは流石に叫んでしまい、舌を抜かれてしまったようです。

ジェイミーはリサやヘンリーと共にメアリー・ショウの人形コレクションになったようです。

エンドロールで終了です。

うーん、リサの妊娠を待たなくてもジェイミーだけ始末できたような気がしますが。
これはエドワードが死ぬまで連絡先が分からないかったということでしょうか?
そう考えるとエドワードはずっとメアリー・ショウの攻撃に耐えて来たということでしょうか?
悪夢攻撃とかで叫ぶと思いますので、無理ゲーのような気がします。

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