ゾンビ彼女の話 バタリアン リターンズ

バタリアン リターンズ

バカップルに皆がひどい目に遭う話

制作年 1993年
制作国 アメリカ
監督 ブライアン・ユズナ
脚本 ジョン・ペニー
上映時間 97分
出演
J・トレヴァー・エドモンド
メリンダ・クラーク
ケント・マッコード

だいたいのあらすじ

軍人のジョン(ケント・マッコード)は基地の地下施設で生体兵器の研究をしており、同じく人体改造のベテランであるシンクレア(サラ・ダグラス)がチームに配属されました。
一方、ジョンの息子・カート(J・トレヴァー・エドモンド)は恋人のジュリー(メリンダ・クラーク)にいい所をみせようとジョンのカードを盗み出して基地に潜入しようとします。
18時から実験が始まるということでジュリーは興味津々で、カートのバイクの後ろに乗って基地に向かいました。
カートは知りませんでしたが、ジョンが行っていたのはトライオキシンに関する実験でした。
カートは要するにボンボンなのですが、ジュリーはパンキッシュな子です。。
さて基地に顔パスで入り、地下施設に侵入したカートとジュリーはジョンが死者の蘇生実験をしているのを目撃します。
どうやらジョン達はゾンビの脳を凍らせて休眠状態に入らせる麻酔銃を開発したようです。
巡回していた兵士に見つかりそうになったカート達は引き揚げました。

ゾンビは一時期大人しくなっていたのですが、また活動を開始してしまい犠牲者が出ます。
追加で麻酔銃を何発か撃ち込まれてゾンビは大人しくなりました。
しかし犠牲者もトライオキシンを吸ってゾンビと化し、実験場は大混乱に陥りますが、一人の兵士が麻酔銃を撃って終息しました。
ジョンはこの責任を負い、配転となってしまいます。
家で呑気にジュリーとHしていたカートは帰宅したジョンに呼び出されて配転を告げられます。
ジュリーと別れたくないカートはジョンに反抗し、ジュリーと一緒にバイクで駆け落ちしてしまいました。

しかしカートは対向車線のトラックを避けようとして事故ってしまい、彼が無事だったものの、打ちどころが悪かったジュリーは死亡します。
カートはあろうことか再び基地の地下施設に侵入し、トライオキシンを浴びせてジュリーを蘇生させます。
ジュリーは自分が死んだことも覚えていませんでしたが、カートから蘇生した旨を伝えられます。
二人はトライオキシンの樽に住んでいた年代物のゾンビや兵士に追われて基地を脱出しました。
基地の監視カメラからジュリーが蘇生したことが判明し、捕獲隊が結成されジョンが指揮官に任命されました。

ジュリーは激しく空腹を訴え、カートは人気の少ないスーパーで買い物をしようとします。
彼女は店に飛び込むなり、菓子パンをガバッと取ると床に座ってガツガツと食べては口に合わないのか吐き出しています。
その様子を見ていた店にいたチンピラ三人組が揶揄ってきたので、ついカートは手を出してしまい、チンピラは激おこします。
カートはチンピラに謝罪しますが、喧嘩になりそうになったので店長が止めに入ります。
チンピラの一人はそのどさくさに紛れてレジのお金を盗もうとしたので銃を出した店長とチンピラは揉み合いになります。
店長は撃たれてしまい、チンピラは車で逃走しますが、ジュリーはどさくさ紛れにチンピラの一人の腕を齧りました。

チンピラは去り際にカートのバイクを滅茶苦茶に壊して逃げたので、カート達は店長の車を拝借して店長を病院に運ぶことにします。
そこに警察が駆けつけ、カート達を犯人だと思ったのかいきなり発砲した後、追跡します。
可哀想な店長は荷台から後ろのパトカーに撃つなと呼びかけるのですが、射殺されてしまいました。
空腹を抑えきれなくなったジュリーは店長の脳味噌を貪り、カートを仰天させます。
二人はそのまま逃走し、警察は脳味噌の無くなった店長ゾンビに襲われます
一方、軍もカート達を補足して捜索を始めており、店長ゾンビを麻酔銃で休眠させて捕獲しました。

カート達はマンホールから地下道に逃げ込んでいました。
ジュリーは痛みが空腹を和らげると言い、スプリングを腕に縫い付けるように食い込ませています。
なぜ脳味噌食べた!と咎めるカートにジュリーは「お前が蘇生させるからこんなことになった」反論し、険悪になります。
ジュリーはぷいといなくなり、追いついたカートの目の前で橋の上から遥か下の浅い川へ飛び降りてしまいました。
カートは慌てて下に降りてジュリーを捜します。
一方、ジュリーに腕を噛まれたチンピラは熱病のように震え出して様子がおかしくなっています。
チンピラ達はジュリーが病気を感染したに違いないと考え、仕返しをしようと二人の逃走経路であると思われる川へ向かいました。

ジュリーはやはり生きており、カートに介抱され「私は生きても死んでもいない」と嘆きます。
そこにチンピラ達が絡んだ来たのですが、ジュリーの自殺を見ていた黒人のホームレスの人が二人を逃がそうと下水道の奥に導きます。
一方、ジョンは指揮権をはく奪され、シンクレアが新指揮官に任命されます。
シンクレアはカートも捕獲対象に含めたため、ジョンは反発し、独自にカート達の追跡を開始します。
ホームレスのリバーマンは自分の住むボイラー室に二人を案内してチンピラに絡めれている部分の事情を聞き「自分が見張るから休め」と言います。
カートは「お礼がしたいけど無一文」と捉え方のよっては失礼とも思える発言をするのですが、リバーマンは怒らす、彼に謝肉祭のコインを渡します。
リバーマンは「お前が次に困っている人を助けたらこれを渡せ。このコインが循環している間は世の中にいいことが起きてるということだ」と言いました。

最早ジュリーは空腹に耐えられなくなり、正気を保とうと自分の身体を傷つけます。
首にはチェーンを通し、唇と鼻には金属のリングを通し、顔にも金属を埋め込みます。
腕や爪の先にも釘を刺し、腿も切り傷を沢山付けます。
チンピラがリバーマンの住処入入り口に到着し、女を出せとリバーマンを拷問します。
一方、ジョン達も地下道に突入し、こちらに向かっていました。
リバーマン可哀想です。

感想

これは普通です。
要するにバカップルが周囲に迷惑をかけまくる話なのですが、周りの連中もまともではないので五分五分です。
バタリアンは愉快な映画なのですが、今作は常にシリアスです。
困ったことにちょっと泣けてくるのです。
もしかすると笑いどころになりそうなジュリーの自己改造シーンでも泣けて来るので困ったものです。
テンポはサクサクですが、盛り上げ要素が少ないので要所にグロを入れて頑張ってる感じでした。

音楽はデモンズ系を連想させるものですが、思ったよりラストとかにマッチしていい感じでした。

グロもかなり頑張っていて、サントスの首が骨になったゾンビや脳味噌無いゾンビ等グロかったです。
ホラー的な怖さは殆ど無いですが、動きは面白いと思いました。
ゾンビが迫ってくるシーンでも怖いと感じませんでしたが、死なないゾンビなので仕方ないかも。
ラスト付近のゾンビ大集合シーンは凄いです。
大きな見どころはこのゾンビ大集合やジュリー、サントス、リバーマンの変貌ぶりでしょうか。

軍人チームの人は皆さん自分勝手な人ばかりでシンクレアがマッドな女医を頑張っています。
イラッと系でチンピラ四人組が用意されてます。
ジュリーの人は行動はともかく、ゾンビ化してからの方が正格良くなったきがします。
カートは何も考えていないので救いようがないです。
唯一心オアシスになりそうなのがリバーマンなのですが、この人は可哀想なことになってしまいます。

これは意外と泣けるヘンな映画ですが、暇つぶしにはいいのではないかと思いました。

ラストまでのあらすじ

カートはリバーマンを庇って飛び出して暴れますが、チンピラに取り押さえられて銃を突き付けれらてしまいます。
チンピラリーダー・サントスはカートを人質にしてジュリーをレイプしようとするのですが、返り討ちに遭います。
ジュリーに噛まれたチンピラもゾンビ化し、もう一人のチンピラもジュリーの餌食になります。
サントスもゾンビ化し、リバーマンはカートとジュリーを連れて住処に飛び込み、ドアを固く閉ざしました。
ゾンビはドアを破ろうとし、カートはリバーマンとジュリーを逃がして食い止めようとします。
とうとうドアが破られ、カートも逃げ出しますが、ジュリーはリバーマンの脳味噌を食べていました。

そこにジョンの率いる部隊が突入し、次々にゾンビに麻酔銃を撃ち込みます。
ジュリーのことが怖くなったカートは彼女を見捨て、ジョンは彼女にも麻酔銃を撃ち、ジュリーは脳が凍結しました。
ゾンビとジュリーは捕獲されました。

カートは今までのことをジョンに話し、二人は和解しました。
しかしカートはゾンビ化したリバーマンが手足に金属の拘束具を装着され、シンクレアにロボトミー手術をされているのを目撃します。
彼女はゾンビを生物兵器として利用するつもりのようで、カートはそうはさせじと研究員を殴りつけて彼女を救出します。
ジュリーはまだ正気を保っているようで、カートは施設から彼女を連れ出そうとしますが、シンクレア達が止めようとします。
しかしリバーマンがまるで二人を逃がすように暴れ出し、研究員を一掃しました。
彼はタンクを倒して大暴れし、時代物のゾンビもタンクから這い出します。
カートはリバーマンに襲われそうになりますが、コインを渡すと彼は理性を取り戻し、シャッターをこじ開けてカート達を逃がしえてくれました。
リバーマンはゾンビになっても親切な人でした。
残念なことにコインは循環しなくなってしまいました。

研究チームで唯一生き残ったシンクレアはリバーマンの足をショットガンで破壊して行動不能にしますが、樽ゾンビに襲われて死亡します。
非常事態で基地の通路は次々に閉鎖され、ジュリーを連れて脱出を目論んでいたカートもゾンビに噛まれてしまいました。
ジョンはカートの姿を認めて逃がそうとしますが「もう手遅れだ」とジュリーを連れて内部へ消えます。
怯えながら「早く逃げよう」とうジュリーにカートは「二人だけの世界に行こう」と言います。
カート達は固く手を握り合ってキスをし、抱き合ったまま焼却炉の炎に包まれていきました。

エンドロールで終了です。

一緒にはなれないし、仕方ないですよね。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする