父さんがヤバいことに デビルズ・フォレスト

デビルズ・フォレスト 悪魔の棲む森

本当の恐怖を教えてやろう。

制作年 2012年
制作国 アメリカ
監督 ダーレン・リン・バウズマン
脚本 ダーレン・リン・バウズマン
上映時間 97分
出演
スティーヴン・モイヤー
ミア・カーシュナー
エリック・ヌードセン

だいたいのあらすじ

デイル(ショーン・アシュモア)とエリカ(アシーナ・カーカニス)のカップルが森の中を散歩していると何かの死骸の山を発見します。
ここはナッシュキャンプ場の付近で、デイルは携帯で「事故があったようだ」と通報します。
その直後、二人は空から来た巨大なものに襲われたようです。
この作品はジャージー・デビルが題材のようです。

金曜日

リチャード(スティーヴン・モイヤー)は再婚相手のシンシア(ミア・カーシュナー)と子供を連れてキャンプに行くことにします。
息子のダニー(ピーター・ダクーニャ)は問題無かったのですが、娘のセイディ(アリー・マクドナルド)はシンシアを家族と認めませんでした。
リチャードはこの機会にセイディがシンシアと仲良くしてくれるといいな!と考えたようです。
ダニーは出発前に飼い犬のオスカーが7日も戻って来ないことをずっと気にしていました。
一家がやってきたのはニュジャージー州のパインウッド国立公園でしたが、幸先悪いことに道路に飛び出した内臓はみ出た鹿を轢きそうになります。
管理人に鹿のことを話すと森の中に住むバーンズという人物の仕業ではないかと言います。
この辺りは最近熊が人を襲う事案が発生したので、夜は食べ物を木の上に置くように注意されました。
またリチャードはシンシアとセイディが携帯ばかりいじっているので「携帯と音楽が禁止」と皆に言い渡しています。

キャンプ地に着いたもののリチャードは頭痛がしており、若者達が騒音をまき散らしながらはしゃいでいる様子を見て愕然とします。
セイディは早速同年代の男子と仲良くなってはしゃいでおり、それも彼をイラつかせるのでした。
リチャードは突然、森の中の子供に何かが迫る様子をフラッシュバックのように見て悲鳴を上げます。
夜になったのでキャンプしている人はキャンプファイヤーを囲んでくつろぐことになります。
若者の一人が付近に伝わるジャージー・デビルの話を始めます。
この付近の森にリーズ夫人という娼婦には避妊もせずに産みまくった12人の子がいたそうですが、生活は町の人をあてにしていました。
町長は「今度子供産んだらもうあいつの面倒見ない!」と宣言し、リーズ夫人も仕方なく従います。
しかし彼女は妊娠してしまって追放され、お腹の子を呪ったら悪魔が産まれたそうです。
その直後、着ぐるみの男性が飛び出して来てダニーを脅かしたのでリチャードはブチ切れ、場の空気が凍ります。

リチャードは怒りっぽくなっているようでしたが、自分が原っぱにポツンと置かれたテントから出て来てジャージーデビルに追われるというフラッシュバックを見ます。
我に返ると眼の前にシンシアがおり、禁止だった携帯を使用していたので奪い取ります。
どうやら男に電話した形跡があったので電話を投げてしまい、口論になりますが、浮気はしていない!とシンシアは否定します。
クールダウンすることにしたリチャードの前に上空から鹿の死骸が落ちてきました。
シャイニングみたいです。

土曜日

リチャードは頭痛がするのか頭痛薬をタブレットのように大量摂取します。
彼の右腕にはなぜか膿んだような傷が出来ていました。
キャンプ場には昨夜若者グループの一人が行方不明になったのでウィンタース保安官が来ていました。
ウィンタースはリチャードに何か知らないかと質問しますが、知らんと返答されました。
リチャードはもっと奥に移動することに決め、テントを畳んで家族を移動させます。
彼等が移動している側の森には内臓がはみ出した若者の遺体が転がっていました。

リチャードは父の遺灰を持参しており、この地で撒きたいようです。
暫く進むとテントの上にイカの干物のような不気味な飾りをし、これまた不気味な半白骨化犬の死骸が置いてあったテントがありました。
リチャードはそこで野営すると言い出し、犬の死骸を抱えて沼に捨てました。
仕方なくシンシア達はテントを張りますが、良く見ると不気味テントは熊に襲われたように破けていました。
リチャードの前に若者グループの一人ライアン(エリック・ヌードセン)がセイディに会いに来たと現れます。
彼はライアンに自分が知っているジャージー・デビルの話をします。
リーズは13番目の子を産んだ後、その子を悪魔に捧げようと川に投げ込んだそうです。
そこに町長が来て赤ちゃんを助けるのですが、目を離した隙に悪魔に連れ去れてたそうです。

リチャードはテントに帰るなり、セイディの荷物をぶちまけて携帯を没収します。
シンシアは皆が協力してるんだから、そういう態度は無いだろ!とリチャードを諫め、携帯を取り返します。
彼女は看護師なのですが、リチャードに熱があり様子がおかしいので雨が止んだらここを出て病院に行こう!と提案し、彼も同意します。
リチャードは不気味テントから不気味ノートを拾ってきたのですが、シンシアも見てみると悪魔の図とナゾの文字が羅列されていました。
彼は腕の傷はオスカーに噛まれたもので、その際に殺したことをシンシアに告白しました。
オスカーは泡を吹いて凶暴化しており、様子がおかしかったので安全のため殺したということです。

一家は周囲が暗くなってきたので、仕方なくテントで一泊することにします。
セイディはテントの周辺からライアンに電話するのですが、ずっと留守電のままです。
しかしなぜか近くで着信音が聞こえ、彼の携帯が落ちていることに気付きました。
一方、リチャードの腕の傷は酷くなっており、シンシアが睡眠薬を与えても飲もうとしません。
リチャードにはジャージー・デビルの姿が見えるようになっており、テントの中でブルブルと震えます。
シンシアは子供達がリチャードを怖がるので「彼は病気なの」と説明し、三人で一緒に寝ることにしました。

感想

これはちょっと面白いです。
ジャージー・デビルの話なのですが、ちょっと捻ってあって騙されそうになります。
おの辺りの話の持って行き方が上手いと思います。
ホラー的な怖さはあまり無く、シャイニングみたいな人間怖い系です。

地味に何かいると思わせるようなシーンや霧の演出が良いと思います。
景色もきれいだし上からのカメラも良いと感じました。

ちょっとネタバレになりますが、ジャージー・デビルは本当にイヤなヤツです。
こいつがこそこそしてるので皆が悲惨なことになってます。
性別は不明ですがデビルだったらハッキリしなさいよ!と言いたいです。
造形には苦労したんだろうなあと感じます。
だってwikiで調べたら発見者のイラストが全然怖くないという。

登場人物はイマイチ魅力的な人が出てこない印象ですが、結末付近で見方が変わりました。
私は特にリチャードとセイディですね。
リチャードの人の演技の所為でてっきりヤバい人だと思ってましたし、セイディも我儘娘にしか見えないんだもん。
若者グループもそんなに非常識な人達では無くて普通の悪のり系の人達でした。
シンシアはゴーストとか第七の予言の人のエラ削って残念にした感じでした。

ジャージー・デビル映画って地雷が多いような気がしましたが、これは別です。
なかなか面白くて観て良かったと思いました。

ラストまでのあらすじ

日曜日

リチャードが目覚めるとテントの周囲には深い霧が発生しており、またジャージー・デビルを目撃して悲鳴を上げます。
シンシアが起きてきて「幻覚だ」と宥め、彼女は子供達に急いで出発準備をさせ、オスカーがリチャードを噛んだことを話してしまいました。
暫く進むうちに霧が晴れてくるのですが、シンシアとセイディは内臓がはみ出たライアンの遺体を発見し、近くにはリチャードにナイフが落ちていました。
シンシアが携帯で助けを求めるとウィンタースが応答し、状況を聞いて彼等を捜索することにします。
リチャードとダニーの姿が消えたので、二人は彼等を捜します。
ダニーはなぜか沼地に投げ込まれており、シンシアが急いで引き上げますが呼吸停止していました。
シンシアは必死に彼を蘇生し、ダニーは息を吹き返します。
リチャードが現れたので「息子に何すんのよ!」と掴みかかりますが、彼は泡を噴いて倒れました。

彼にはシンシアがジャージー・デビルに見えたので首を絞めて突き飛ばし、その拍子に彼女は骨折して骨が飛び出る重症を負います。
セイディはその辺にあった棒きれでリチャードを殴って気絶させ、ロープで木に縛り付けました。
セイディはダニーを連れて助けを呼びに行くことにし、リチャードが目覚めてロープを解けと言ってますがガン無視して出発しました。
リチャードはひたすら「森は危ないから入るな!」と呼びかけていました。
一方、ウィンタース達もリチャード一家を捜しに来ていました。

リチャードは「悪魔がすぐ側に来ている」と訴え、シンシアは「お前は狂犬病で、それは幻覚。悪魔はお前」と否定します。
それにしては雨の中に居られるし、沼にも近づけるんですよね。
シンシアはド根性で飛び出た骨を脚に戻しました。
セイディはダニーからリチャードは何かから逃げていて隠れる場所を探していたと聞きます。
一方、ウィンタース達は若者の遺体を発見し、ライアンの遺体とリチャードのナイフも発見しました。
セイディとダニーはピューマに襲われそうになりますが、ハンターがピューマを射殺して助けます。

リチャードは自力でロープを解き、ヤツが居るとシンシアに伝えるのですが、デカい石で殴り倒されてしまいました。
しかしリチャードっは姿を消し、シンシアは何かに襲われます。
リチャードは近くに来ていたセイディ達に駆け寄るのですが、皆はリチャードに疑惑を目を向け、ハンターは彼に銃を向けます。
彼の後方からはシンシアが這いずって来ており、言い逃れができない状況で、セイディ達はシンシアに駆け寄ります。
リチャードはハンターに飛び掛かり、銃を奪おうとしますが弾みで発砲し、ウィンタース達は銃声の方に走ります。
彼はハンターから銃を奪って銃床で気絶させ、シンシア達を追います。

リチャードはシンシア達を発見し「すなまい」と呟くとセイディの方に銃口を向けました。
しかし彼の銃はセイディでは無く、背後にいるジャージー・デビルに向けられていたのです。
シンシアとセイディはその姿を目撃し、レンジャーもそれを見ました。
リチャードはデビルに向けて発砲し、保安官はリチャードを撃ちました。
その直後、保安官はデビルに殺害され、レンジャー達は逃げ出します。

リチャードは必死に這いずってシンシアの手を握り「君はよくやった」と言い、彼女は「ごめんなさい」と答えます。
そこにデビルが上空から飛び掛かるのでした。

エンドロールで終了です。(と思ったら続きがありました)

ちょっと悲惨な結末でした。てっきりリチャードの妄想かと思ってました。
最後のごめんなさいは「信じなくてごめんなさい」ということでしょうか。
ジャージー・デビルは良く姿が見えないのですが、凶悪な牛みたいな顔に羊っぽい角、コウモリみたいなでっかい羽根が付いてます。
全体的に毛むくじゃらで脚は馬の蹄みたいので二足歩行で、体長は2m位でしょうか。
重量級みたいで、移動する時にドシンドシンと音がします。

と思ったらまだ続きがありました。

TVのニュースでは今回の事件は熊によるものとされました。
セイディとダニーは生き残ったのですが、彼女は取り調べに「ジャージー・デビルがやった」と答えます。
信用される訳も無く、事件はナゾのまま幕を閉じます。
後日、セイディはレンジャーや有志のハンター達と共に再びジャージー・デビルの森へやって来ました。
彼女は自分の手でヤツを倒すと固く決意していようでした。

セイディ達は生きてたんですね。
ニュースで7名死亡と言っていたので、死亡したと思ってました。
もしかして冒頭のカップルはまだ発見されてなかった?
それとも呪いテントの人と誰か一人殺された?