ゾンビ2030
ゾンビが人間に狩られる時代、到来
制作年 | 2008年 |
制作国 | カナダ |
監督 | エリック・ビロドー |
脚本 | エリック・ビロドー |
上映時間 | 93分 |
出演 |
パトリス・ルブラン |
パトリック・バビー |
マリー=エヴァ・ルミール |
だいたいのあらすじ
カナダ
19年前に自然の徹底保護が行われ、人類の98%は自然と触れ合うことを禁止されていました。
人々はオルタ―ネートと呼ばれるTVゲームの中だけで大自然で狩りを楽しむことを許されています。
冒頭からひどい合成でドン引きします。
一方どこかの山中では軍による極秘実験が行われていました。
ここでは壊死した組織に薬を投与して仮死状態にし、傷口を塞ぐ実験が行われています。
その後、揺れたかどうか判断付かない程度の地震が発生し、地下から何かの液体が漏れていました。
なぜか地下には死体が一杯だったそうで、ゾンビが誕生しました。
大臣の息子セバスチャンは仲間達と一緒に外に狩りに行くことにします。
その際のガイドとしてロイというおっさんを雇うことにしました。
セバスチャンはハゲたおっさんポールとメタボな女性・レクサとメンヘラっぽい女性フランシーンと一緒に外へと向かいました。
ロイは物凄く態度がデカくて観ているこっちもイラッと来ます。
この映画は全然未来感が無いです。どう見ても現代の片田舎の風景で移動も乗用車です。
一方、ゾンビが出て来た研究所ではサクサクと研究員や軍人コスプレの人達がゾンビに襲われて死亡していました。
セバスチャン達は無事にゲートを通過し、外のの世界に出ました。
ゲートの近くは自然が一杯で普通に触れ合えるようなきがします。
人と触れ合うのが初めてだったフランシーンがゲロを吐いたりして、暫くどうでもいい言い争いが続きます。
一方、大臣はセバスチャンが町の外に出たと報告を受けました。
フランシーンはゲームばっかりやってるので蛙や現実の小屋を見ただけでビビッてしまうのでした。
ポールとロイは小屋で支度をして一足先に狩りに行きます。
ヘルメットを被ったゾンビがちょいちょい挟まるのですが、作業員かなんかでしょうか?
セバスチャンはスカスカのダサいアーマーを装着し、撃つと山の頂上でCGの煙がちょっと出るというナゾの銃をぶっぱなします。
ロイはそれを見て激怒し、戻って来てセバスチャンを怒鳴りつけ、ナイフで脅します。
ポールもかなりイラッと来たようで、セバスチャンは狩りの仲間から外されてしまいました。
一方、大臣はセバスチャンがハイテク武器を持ち出したのを知り、現地に向かうことにしました。
セバスチャンは腹いせに鹿を撮影してホログラムを皆の付近に送信します。
ポール達は大喜びで鹿のホログラムを撃ち、偽物だと気付くとロイがブチ切れました。
セバスチャンはポールに無線で呼び出されたので、皆の所に向かいます。
彼はホログラム撮影装置を放置して行ったのでゾンビのホログラムがポール達にプレゼントされました。
イラッと来たロイはまたナイフを手にガチでセバスチャンを殺しに掛かり、ポールがそれを制止しました。
感想
これはつまらないです。
怖くも無いし、正直言って面白い要素が何もありません。
50分近く内輪揉めのシーンを延々と見せられ、グダグダと終わります。
もう少し砕けた感じだったら良かったのかもしれませんが、終始シリアスな感じです。
どうでもいいシーンばかりで眠くなってしまうのです。
シリアスな割には登場人物の行動がのったりもっさりしていて緊張感ゼロです。
ロケが無かったのかほとんどのシーンが合成で、恐ろしく人物が浮いて見えます。
フランシーンはゲームでは一流のスナイパーということだったのですが、何の活躍もしませんでした。
ゾンビは安くてそんなには悪くないですが、皆さん血色が良いです。
ヘルメット被ってるのが多いのはなぜでしょうか。
後、殆ど人間であまり古いのが居ませんでした。
このゾンビはノロノロ系です。
これはつまらないので観ない方がいいと思いました。
ラストまでのあらすじ
ロイはレクサが「サイコ!」と口出ししたので、ナイフを手に彼女にも襲い掛かります。
ポールは威嚇射撃してロイを止めようとし、銃声でゾンビが集まって来ました。
フランシーンはゾンビに襲われて重症を負い、施設にいた軍人コスプレおばさんも現れます。
ロイはどさくさに紛れてライフルを手に単独行動を始めます。
軍人おばさんは自分はアリア中尉だと名乗り、ロイは殺人鬼で狩りの同行者を殺害しまくりだと教えてくれます。
そうこうしている間にも小屋に先に戻っていたセバスチャンがロイに襲われて肩を負傷し、フランシーンは殺害されてしまいました。
アリアは小屋に着くとゾンビの秘密を全部ポール達にぶちまけます。
また、セバスチャンはロイの正体を知っていたのですが、父親の気を引くために連れて来たようです。
ポール達は小屋から移動することにし、セバスチャンは一人でアーマーを装着して丘にあるCG銃を回収していました。
アリアは小屋から出た所でゾンビをヘッドショットで仕留め、ポール達に頭を撃つよう指示しました。
一方、セバスチャンはCG銃を撃ちまくってゾンビを倒しながら、施設に侵入しています。
どうやらCG銃を充電しようとしたようですが、ゾンビに喰われてしまいました。
ポールは潜んでいたロイに発砲し、あっさりと命中させて負傷させます。
アリアも撃たれましたが、かすり傷でした。
その後、大臣が率いる部隊が空飛ぶ装甲車みたいなのに乗って現れ、ロイと撃ち合いになります。
ポールはまたまたロイに弾を命中させ、大臣部隊と合流しました。
大臣は息子はどこだ?と質問し、なぜかアリアは施設に独りで入って行ったと答えました。
なんで彼女が知ってるのか良く分かりませんでした。
ポールは単独でロイを仕留めに向かいました。
一方、部隊の前にはゾンビを引き連れてセバスチャンゾンビが登場しました。
彼はスカスカアーマーを身に着けているので弾を跳ね返してしまい、皆は森まで撤退しました。
ポールとロイはゾンビに囲まれ、たまにゾンビを倒しながらナイフで斬り合います。
結局ポールが勝利し、ロイはゾンビに喰われました。
ということでポールは大臣チームに合流しますが、彼等は施設の付近でノンビリしていました。
案の定セバスチャンが現れてアリアを襲い、彼女が誤射した拳銃で大臣とその部下は全滅しました。
ポール達は施設に飛び込み、CG銃でセバスチャンを撃つのですが、彼は倒せませんでした。
ということでナイフで首を掻き切って倒し、車で帰りました。
エンドロールで終了です。
セバスチャンは最後まで迷惑野郎でした。