妖怪の身体能力半端ないです テケテケ

テケテケ

この都市伝説に、逃げ場はない!

制作年 2009年
制作国 日本
監督 白石晃士
脚本 秋本健樹
上映時間 70分
出演
大島優子
山崎真実
西田麻衣

だいたいのあらすじ

関西地方の地方都市で三十路の女性(小島可奈子)が帰宅途中に地面を猛スピードで走ってくる何かに襲われ、上半身と下半身を真っ二つに斬られて死亡しました。

高校生の可奈(大島優子)は友人の綾花(西田麻衣)に頼まれ、彼女の想いを圭太(一慶 )に伝えます。
圭太はあっさり綾花と付き合うとOKしてくれました。
ということで次の日に綾花は圭太と一緒に帰ることになりますが、可奈も付き合うことになりました。
寄り道したファーストフード店で名古屋で起きたという冒頭の女性の事件を知った三人はテケテケの話で盛り上がります。
テケテケというのは下半身が無い人型の妖怪で鉄道に架けられた歩道橋で背後から追いかけてくるそうです。
振り向くと追跡されて殺害され、逃げ切っても三日後に殺されるそうです。

その帰り道、圭太は可奈に気がある様子だったのを察知し、彩香はジェラシーで可奈と喧嘩別れします。
綾花が歩道橋の上で何かの気配を察知して振り返ると、上半身だけの女性ゾンビのようなものが腕立てしていました。
逃げようとした綾花はすっ転んでしまい、テケテケと走ってきたそれに真っ二つにされてしまいました。
それは腕だけでジャンプしてフェンスに飛び乗り、下の線路に飛び降りると猛スピードで消えました。
次の日、警察に事情を聞かれた可奈は綾花がいつもと違う道で帰ったことを知りますが、喧嘩別れしたことは言いませんでした。

名古屋の殺人事件の容疑者として恋人の男性が逮捕されたそうですが、彼は下半身の無い女性を見たと話しているそうです。
可奈はそのニュースを見てテケテケの仕業かもしれないと考え、圭太に話すのですが、彼は取り合いませんでした。
綾花の殺害現場に花を手向ける可奈でしたが、背後から腕立てゾンビが現れます。
気配を感じた彼女はそれが近づいてきても決して振り返りませんでしたが、、腕立ては彩香の幽霊に声を掛けさせるという姑息な手段で可奈を振り返られます。
ということでそれに追われる可奈でしたが、通りがかった圭太の自転車の後部に飛び乗り、何とか振り切ったようです。
なかなか面白いシーンです。
圭太の自転車は倒れてしまい、彼は脚を骨折して暫くサッカーが出来なくなりますが、加奈のことは責めませんでした。

可奈がテケテケについて図書館で調べていると女性大生の従妹・理絵(山崎真実 )と遭遇します。
可奈が眺めていた本の江戸時代っぽい挿絵がインチキ臭くて上手いです。
理絵も大学の課題でテケテケについて調べているそうで、今からテケテケのルーツについて話を聞きに行くそうです。
可奈は自分がテケテケらしきものを見たことを理絵に打ち明け、その教授のいる兵庫県の加古川まで同行させてもらうことにします。
ということで加古川大学に到着し、行方教授(蛍雪次朗)に話を聞くことになりました。
1948年の12月1日に三笠町1丁目の桟橋から女性が飛び降り自殺し、下半身が無かったそうです。
彼女は死の前に事件に巻き込まれたようで、半狂乱になりひたすら赤い物を投げ捨てていたということです。

理絵達は教授の助手・武田(阿部進之介)の案内でその女性の大家のお孫さんという人の話を聞くことになります。
その女性カシマ・レイコは美人で看護師だったそうですが、進駐軍に輪姦されたという噂です。。
彼女は処女だったそうで、その時のショックと出血で赤い物を投げ捨てていたのではないかということでした。

感想

これは普通です。
テケテケにカシマレイコの都市伝説を足した感じになっています。
そんな古いものがなぜ今更とか色々とツッコみ所は多いですが、ミステリー仕立てで普通に楽しめました。
後、お話は完全にリングのパクりみたいな感じです。

典型的なB級映画ですが、演出はなかなか面白いと感じました。
ただ全くもって怖くは無いですが、劇中で圭太が「子供の噂だろ」と言っていたようにテケテケ自体が怖くないのです。
シーンもどこか牧歌的なものがあったりしてホラーというより妖怪映画みたいな感じです。
スリリングなシーンはあったので、可奈と利絵にもう少し緊張感があると良かったのかもしれません。
特に可奈はイマイチ自分が死ぬという切迫感が感じられませんでした。

劇中で可奈と理絵が「アウストラロピテクス」と「アウトスラロピテクス」の言い間違いを話すシーンがあるのですが、それが伏線になっていました。
まさかこんなダジャレみたいなネタが伏線になってるとは思いませんでした。
テケテケは上半身だけのゾンビみたいな感じで、腕立てするシーンはバンクみたいです。
凄く速く走れるみたいで、車に追いついたりしてました。

これは短いので暇つぶしにはなると思いました。

ラストまでのあらすじ

その後、武田からカシマレイコの妹が彼女の慰霊碑に毎日お参りしていた話を聞きます。
その妹さんは亡くなり、慰霊碑は崩れたそうで、それ以来名古屋や綾花のような事件が発生するようになったそうです。
その話を聞いた二人はナビを頼りに「三坂町」に向かうことにしました。
実は理絵もテケテケを見ていたことが発覚し、残された時間は2時間程度でした。
しかし着いた所は何も無い原っぱで、武田に確認した所、「三笠」を「三坂」と間違えていたという痛恨のミスが発覚しました。

途中の分かれ道で迷いますが、武田の案内で何とか乗り切り、現地に着きました。
二人は背後に迫るテケテケを感じながら慰霊碑をよいしょよいしょと起こします。
すると背後の気配は消えました。
ということでひとまず車に戻り、一息吐きましたが、なぜかバックミラーにはテケテケが迫ります。
アクセルを踏み込んで逃げるのですが、加奈は赤がヤバいのでは?と気付き、ひとまず赤い車を乗り捨てて二人は徒歩で逃げ出します。

理絵は赤いベルトやらカラフルな上着を脱ぎ捨て、二人は森に逃げ込んではぐれてしまいました。
可奈は携帯が赤かったのでテケテケに襲われそうになりますが、ギリギリで投げ捨ててセーフでした。
理絵も生き残って二人は再会しますが、彼女は木の枝で額を切ってしまい、血の色に反応したテケテケに輪切りにされます。
どうやら可奈は生き残ったようですが、部屋から狂ったように赤い物を投げ捨てていたようで、後に引っ越したようです。

一年後
武田がこっちに転勤になったそうで、お菓子を持って可奈に挨拶しに来ました。
可奈は部屋で廃人のような生活を送っており、無反応でしたが、武田の持ってきた菓子の赤い包みを見て絶叫するのでした。
可奈ママは急いで包みを片付け、武田は呆気にとられるのでした。

エンドロールで終了です。

もう一生赤いのがNGになってしまいました。
その内に悪魔のサンタクロースシリーズのリッキーみたいになるかもしれません。
「パーニッシュ!」とか言いながら斧を振り上げる可奈の姿を想像してみてください。
どうやったらカシマレイコは成仏するのでしょうか。
慰霊碑を起こした際に一旦引き揚げたのもナゾです。

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