劇場と父の秘密 遺産

遺産

遺産相続したらひどい目に遭う話

あらすじ(ネタバレ)

ダン(デイビット・ギリアム)は資産家だった父が死亡したので、遺産を相続することになります。
父の共同経営者だったティモシー(ヘンリー・ブランドン)は彼が事業を継ぐことを望んでいましたが、父と不仲だったダンは遺産を売却して寄付することにします。
遺産の物件の中には入り口が釘付けになって閉鎖された劇場がありました。
ダンはその劇場が気になったので中に入ってみることにしますが、案の定蜘蛛の巣まみれの廃屋でなぜかダンはめまいがして倒れてしまいました。
彼が喧噪に気が付いて息を吹き返すと、不思議なことにステージの上では歌や踊りマジックショー等が行われていました。
ダンが倒れていたのは客席の付近だったのですが、お客さんも沢山入っていて盛況です。

ダンはしばらくその不思議な時間を楽しみ、女性シンガーのヴァレリー(キャロル・コナーズ)は彼のことをじっと見ていました。
どうやらダンは父の行動を追体験しているようです。
父はヴァレリーと一度、過ちを犯したことで強請られており、彼女を楽屋で殺害します。
ダンはそこで目が覚め、楽屋等を見回りますが、彼はあるドアを何かに憑かれたように壊そうとします。
そこに見回りに来ていた警官に声を掛けられ、ダンは我に返りました。

警官はダンにドアを壊そうとしていた理由を尋ねますが、ダンは自分でも分からないと答えます。
ひとまず警官の助力を得てドアを開けると、中から白骨死体が出てきました。
警官は態度を硬化させ、ダンを要注意人物として扱ったので、彼は事情を説明して一緒にティモシーの所に行くことになりました。
ティモシーはダンの父が「私の死後に劇場の件で罪に問われそうな人が居たら開封してくれ」と頼まれていた封筒を開けました。
そこには手紙が入っており、自分がヴァレリーを殺害したことが書かれていました。

実はヴァレリーと過ちを犯して強請られていたのはティモシーでした。
ダンの父は自分に任せろと言ってヴァレリーに会いに行ったそうで、ティモシーにはお金で片付いたと知らせたといいます。
警官は「じゃあ事件は解決だ」としめました。


感想

これは普通です。
結末は割と面白いと思いました。
解説によるとダンが見たのは潜在意識の記憶だそうです。
私はダン父の後悔の残留意識がダンに見せた幻とかの方が面白い気がしました。

犯罪者にはなってしまった訳ですが、ダン父はいい人だと思いました。

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