大仰な吸血鬼 魔人ドラキュラ

魔人ドラキュラ

トランシルヴァニア行ったらひどい目に遭う話

制作年 1931年
制作国 アメリカ
監督 トッド・ブラウニング /カール・フロイント
脚本 ギャレット・フォート
原作 ブラム・ストーカー
上映時間 75分
出演
ベラ・ルゴシ
ヘレン・チャンドラー
デヴィッド・マナーズ

だいたいのあらすじ

冒頭にチャイコの白鳥の湖をいじったような曲流れてます。

英国の弁護士レンフィールド(ドワイト・フライ)はドラキュラ城のドラキュラ伯爵に招かれてトランシルヴァニアを訪れました。
今夜中にボルゴ峠で待ち合わせだったのですが、ワルプルギスの夜だということもあり、御者は峠まで行くのを嫌がります。
またドラキュラは地元では吸血鬼と呼ばれて恐れられているそうで、宿にいた女性はそれでも行くと言うレンフィールドの首にロザリオを架けてくれました。
果たしてドラキュラ城では日没と同時に男女が棺から起き上がっていました。
峠に着いたレンフィールドは異常に目を見開いた実に不気味な御者の乗る馬車に乗り継ぎました。
ちょっと御者の演技ウケました。こんなの私でもできそう。

そして馬車は崖のような所を進むのですが、レンフィールドを降ろして彼の荷物と共に馬車は消えました。
目の前には廃墟としか言いようが無い城があり、入ってみると黒マントのドラキュラ伯爵(ベラ・ルゴシ )が出迎えました。
内部は蜘蛛の巣だらけで、レンフィールドはうへぇみたいな顔をしていましたが、通された部屋は暖炉がありキレイでした。
伯爵は食事を用意してくれたそうで、荷物も運ばせたと言います。
彼はロンドンで修道院を借りることを希望しており、その契約のためにレンフィールドを呼んだのでした。
伯爵は即、契約して明日にも船でロンドンに向かうそうです。
その夜、ワインの所為か伯爵の術か分かりませんが、レンフィールドはバッタリ倒れてしまい、伯爵の妻達に襲われそうになります。
しかし蝙蝠となった伯爵が飛んできてそれを阻止し、自分で美味しくいただいたようです。

レンフィールドは伯爵の下僕となってしまい、彼等の棺をロンドンに運ぶ手助けをします。
伯爵は移動中に船員の血を吸って殺害し、船は嵐に遭いロンドンに漂着します。
レンフィールドは生き血を要求する等狂乱状態だったので精神病院へ収容されました。
伯爵は夜のロンドンで花売りの女性を吸血して殺害し、マイスタジンガーのオペラ会場に紛れ込みます。
従業員の女性を眼力で操り、オペラをを観に来ていた精神病院の院長シュワード(ハーバート・バーンストン)に接触しました。
伯爵は「ドラキュラです。トランシルヴァニアの城主で伯爵です。精神病院の隣の修道院に住んでます。」と自己紹介します。
その席でシュワードの娘ミナ(ヘレン・チャンドラー)とその恋人ジョン(デヴィッド・マナーズ)とその友人ルーシー(フランシス・デイド)と知り合いました。

ルーシーは中二病だったらしく、「城、伯爵」というパワーワードとヘンな発音の英語を話す伯爵が気に入ったようです。
彼女は不用心なのか窓を全開で寝ていたので蝙蝠に変身した伯爵が深夜に侵入し、ヘンな手つきをしながら吸血しました。
ルーシーは失血死し、シュワード等は被害者が血液を失っていること、首に二つの穴のような傷があることに気付きました。
知り合いであるヴァン・ヘルシング教授がシュワードを訪ね「我々が相手にしているのは吸血鬼だ」と断言し、昆虫などの血を吸っているレンフィールドが怪しいと言います。
ヘルシングがレンフィールドを呼び出し、吸血鬼が恐れるというトリカブトを突き付けると彼は異常に怯えます。
ヘルシングはシュワードにレンフィールドを監視するように勧めました。

伯爵は病院の中庭に立ち、何やらレンフィールドとテレパシーで会話します。
そして蝙蝠に変身し、窓を全開で寝ているミナの部屋に侵入して吸血しました。
窓全開は善しとしてもカーテンはしましょう。
ミナは霧の中から何かが現れて首筋にキスをする悪夢を見たと話します。
ヘルシングはその話を聞いてミナの首を確認し、傷痕があることを確かめます。
また伯爵が鏡に映らなかったことから、彼が吸血鬼に違いないと確信しました。

伯爵はミナを眼力で連れ出し、また吸血しました。
彼女は無事でしたが、このままでは危険だとヘルシング達は話し合いました。
また白いドレスの女性が子供を襲ったりしているようで、それはどうやらルーシーの仕業のようです。
ヘルシングはミナの部屋にトリカブトを置き、彼女にもトリカブトを身に着けさせて吸血鬼避けにします。
彼はイマイチ協力的でないジョンに昼間の間に修道院にある箱の中から伯爵を探し出し、胸に杭を打つことでミナは解放されると懇々と言い聞かせました。
その後、伯爵はまたシュワードの家に侵入し、ヘルシングの前に現れて彼を脅迫します。
しかしヘルシングは必ずお前を滅ぼすと宣戦布告し、眼力にも操られませんでした。
彼が伯爵に十字架を突き付けると伯爵はマントで顔を隠して退散していきました。

感想

これは普通です。モノクロ映画です。
あまり怖くないですが、ドラキュラ城は雰囲気あって良かったです。
修道院の建物も階段が長くてなかなか素敵です。
ドラキュラ映画の原点ということらしいのですが、やはり今観るとヘンですね。
十字架をかざすとマントで顔を隠す仕草は恥ずかしがってるみたいでした。
指の動きも何かHです。

吸血鬼がトリカブト嫌がるのは初めて知りました。
ずっとニンニクだと思ってました。

後、ビックリしたのがシュワードの家が精神病院兼自宅になっている所で、レンフィールドが家に出入りしているのは驚きでした。

ラストまでのあらすじ

ミナはドラキュラの血を受けたということだったので、やはり吸血鬼化し始めたようで、トリカブトを嫌がり始めます。
彼女はヘルシングの言いつけを破り、ジョンを誘ってテラスに出て、蝙蝠となった伯爵とテレパシーで会話します。
そこにヘルシングが駆けつけ、ミナに十字架を突き付けると彼女は悲鳴を上げ、十字架を見ることができませんでした。
伯爵はナースを操り、屋敷内に侵入するとミナを拉致しました。

一方、ヘルシングとジョンはレンフィールドが病院から脱走していたので後を尾けます。
そして修道院に着き、ミナをつれた伯爵を発見しました。
伯爵は怒り狂い、レンフィールドを殺害し、ミナをお姫様抱っこして建物の奥に消えます。
彼は夜明けが来たので棺に入り、ヘルシングは伯爵の心臓に杭を打って倒しました。
伯爵の呪縛が解けたミナは元に戻り、平和が訪れました。

終了です。