その発想は無かったです 怪談釘を打つ女

怪談釘を打つ女

死んだふりしたらひどい目に遭う話

制作年 1971年
制作国 日本
監督 山田達雄
脚本 犬塚稔
上映時間 48分
出演
佐々木功
二本柳俊衣
三田登喜子

だいたいのあらすじ

植木職人の仙之助(長谷川明男)の仕切りで与三郎(佐々木功)の葬儀が行われています。
結婚して半年の妻のお鈴(二本柳俊衣)は大変なショックを受けていました。
与三郎はお金持ちの商人の息子だったのですが、道楽三昧で勘当されていました。
彼の母は葬儀に顔を出すのですが仙之助から借金取りが来ていると聞かされ、彼に借金返済用の三十五両、鈴へのお悔やみに二十両、香典に十両を仙之助に託しました。

実はこの葬儀はお金に困った与三郎が仙之助と組んで香典目当てに起こした狂言だったのですが、仙之助は墓に埋められた与三郎を掘り起こさずに放置することにし、彼は六十五両を手にしました。
仙之助は徳からお金は受け取っていないと嘘を吐き、自分のものだとお金を鈴に見せて無理矢理内縁の妻にしてしまいました。
鈴も与三郎に申し訳ないとは言っていましたが、生活のメドが立たないので、彼にすがることになりました。
その夜、仙之助と鈴は与三郎の亡霊を見ますが、仙之助は与三郎が墓から脱出したと考えたようです。

仙之助の下に留五郎という駕籠屋の親方が訪ねて来たのですが、彼は与三郎の亡霊を見たそうです。
与三郎に何か未練があると考えた留五郎は仙之助にお金の件を尋ね、三十両出せと脅します。
渋々仙之助は三十両を留五郎に渡し、与三郎がまだ生きているに違いないと確信しました。
仙之助は与三郎の墓が暴かれていたので鈴を連れて逃げることにし、帰宅しますが、鈴は仙之助からの駕籠でどこかに行ったということです。
これは留五郎の企みに違いないと仙之助は包丁を持って駕籠屋に乗り込みますが、留五郎は不在で、昼過ぎに与三郎が来ていたということです。

やはり与三郎は生きていて、鈴を呼び出したのは留五郎との共謀でした。
しかし料亭で仙之助を待つ鈴は「よくも裏切ったね」と現れた与三郎を見て幽霊だと思い、倒れました。
留五郎が看病することになったのですが、今度は鈴は留五郎とHしてしまいました。
とんでもないおサセですね。
彼は鈴に仙之助が与三郎母からのお金を巻き上げて与三郎を生き埋めにしたと吹き込みます。
ということで鈴は留五郎の愛人になりましたが、そこに与三郎が「俺は生きてるよー」と登場します。
留五郎は「いや、お前もう死んでるし」と与三郎を叩き出してしまいました。

その夜、仙之助はお金の件で与三郎に詰め寄られ、三十五両しか受け取ってなくて、留五郎に全部取られたと嘘を吐きます。
与三郎は騙されまくりなのに懲りずに彼を信用し、仙之助が仇を討ってくれるということになりました。
翌日、鈴の着替えを取りに来た留五郎と揉み合いになった与三郎は絞殺されてしまいました。
留五郎は畳の下に与三郎を投げ込んで帰りました。

感想

これは普通です。
自業自得系の話で1㎜も同情できませんでした。
それにしても良くこんなことを思い付いたものだと感心します。
保険金詐欺のようなものでしょうか。

またこの与三郎が良く騙されるのです。
時代劇なので直ぐに「あっ!この人悪人だ!」とわかるのですが、そういう人の口車にホイホイと乗ります。
周りが何とかしてくれると思ってるみたいです。
鈴のビッチぶりも凄いと思いました。

そういう感じなので与三郎が亡霊化しても全く怖くなかったです。
留五郎は殺人の負い目があるので怖がるのは理解できますが。

ラストまでのあらすじ

仙之助が戻ると与三郎が白目になっていたのですが、迫力不足で亡霊とは気づかず「一緒に留五郎の所に殴り込もう」と声を掛けて出かけました。
留五郎が船宿で鈴と屋形船に乗っていた所を仙之助が「与三郎連れて来た」と片を付けに来ますが、与三郎は消えていました。
仙之助は女も金も返すと言う留五郎の口車に乗り、持参した包丁で刺殺されてしまいました。
留五郎は仙之助の遺体を川に沈めている際に与三郎の亡霊に顔に傷芸や白目芸を披露され、自分から川に入って溺れ死にました。
鈴は与三郎に祟られておかしくなり、彼の亡霊と帰宅しました。

鈴は夜中に外に出られないように家の戸を釘付けして閉じ籠り、近所では亭主が死んだのに男と一緒とはなんというビッチ!と呆れかえります。
ところが、鈴が何日経っても出てこないので近所の人が不審に思って戸をこじ開けて上がり込むと鈴は畳の下の与三郎に寄り添って死亡していました。
近所の人は「与三郎が鈴を殺したのだ」とヒャーと逃げ出し、改めて二人の葬儀が行われました。

エンドロールで終了です。

最後の最後でやっと釘を打つ女出てきました。

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