火星生物の襲来 宇宙戦争

宇宙戦争

隕石が落ちて来てひどい目に遭う話

制作年 1952年
制作国 アメリカ
監督 バイロン・ハスキン
脚本 バリー・リンドン
原作 H・G・ウェルズ
上映時間 85分
出演
ジーン・バリー
アン・ロビンソン
レス・トレメイン

だいたいのあらすじ

人類は大規模な二つの世界大戦を経験していますが、もっと恐ろしい超近代兵器を用いた戦争の危機が迫っている!ということです。
火星には火星人が存在しており、地球人類をずっと監視していたそうです。。
火星は寒かったり暑かったりして暮らすの大変で、資源も渇望してきたので他の星に移住計画を立てたそうです。
冥王星はもっと寒い、海王星や天王星は暗いしガスヤバい、土星は輪っかが素敵だけど寒い、木星は広いけど熱いし溶岩ヤバい、水星はもっと熱いし空気無い、ということで地球がいいね!ということになったようです。
勿論、そんなことは夢にも知らない地球人類は呑気に暮らしていました。

ある夜のこと、カリフォルニアに巨大な隕石が落下し、山火事になってしまい大変な騒ぎになりました。
山火事と言ってもその辺の植え込みに火を点けて消してますが、安いから仕方ないと思います。
現場には鯨サイズの隕石が真っ赤に燃えており、火は消したものの、まだ近づけない状態ですが、地元の人は見物人にホットドッグ売って儲けようぜ!アイスも売ろうぜ!とか話し合って喜んでいました。
友人と現場付近に釣りに来ていたフォレスター博士(ジーン・バリー)は隕石の調査を依頼されました。
ということでフォレスターは現場に到着しますが、役得なのか彼を尊敬しているという女子教諭のシルヴィア(アン・ロビンソン)と知り合います。
またシルヴィアの叔父のコリンズ牧師(ルイス・マーティン)を紹介されました。

隕石は直に落ちたのではなく、落ちた後に斜面を滑り落ちた所為かクレーターは小さいようです。
フォレスターはそれ以外に隕石自体が空洞か質量が小さい所為でクレーターが小さいのだと分析しました。
またガイガーカウンターで計測した所、放射能が出ているようだったので、住民達を退避させることになりました。
ヤバい気がしますが、皆ノンビリしてます。
まだ隕石は熱かったので、フォレスターはコリンズの家に泊めてもらうことになりました。
ということでフォレスターは町の行事であるスクエアダンスでシルヴィアと踊ったりして「ダンスのエネルギーで隕石飛ばせるね!HAHAHA!」と不謹慎なジョークをかましていました。

山火事の危険があったので隕石は三人の人達が見張っていたのですが、隕石の上部がネジのようにクルクルと回転し始め、ハッチが開きました。
あれは何だ!と驚いていると今度はコブラ状の内視鏡のような物体がビヨーンとハッチかか伸びて来ます。
三人はそういえば火星が接近したということだから、あれは火星人かもということになり、なら友好的だろうと決めつけて白旗を持って近づきます。
ところが、内視鏡みたいなのから赤い光線がビシュシュと出て来て三人は抹殺されてしまいました。
同時に町では停電が起こり、電話も不通、時計等の電子機器も停止しました。
隕石付近に火災が発生したのでフォレスターは保安官と共に見に行くのですが、三人は白い灰になっており、パトカーも光線の攻撃を受けました。
フォレスター達は何とか光線を避けました。

その後、火星からの隕石は世界各国に降り注ぎ、軍が出動して谷を包囲したのですが、光線の攻撃で近付けませんでした。
やがてマン将軍(レス・トレメイン)が到着し、包囲網を固めます。
他の地域では光線により壊滅した都市もあるようで、通信機器がダメになるので情報が錯綜しているそうですが、この谷にある隕石がリーダー的存在であることは間違いないようです。
隕石からは磁力で浮いているエイのような形のUFOが三機出て来ましたが、どうやら光線の発射装置はこのUFOのものだったようです。
軍は夜明けと共に総攻撃をする予定だったのですが、よりによってコリンズは連中と話し合いに近付き、光線の餌食となります。
コリンズの死を皮切りに総攻撃が開始されますが、敵は電磁波のシールドで完全防御しており、こちらの攻撃は通りませんでした。
UFOはヒレのような翼の先端からも緑色の怪光線を出し、アッと言う間に包囲していた軍を壊滅状態に導きます。
恐ろしいことに怪光線を浴びると人だろうがモノだろうが、一瞬にして蒸発するように消えてしまうのです。
ひとまず地上部隊は撤退しました。

空軍の攻撃も失敗し、フォレスターとシルヴィアは逃げ遅れてしまい、山中で一夜を過ごします。
二人は一軒の農家を発見してそこで休むのですが、付近に隕石が落下して家が壊されてしまいました。
またまたUFOが三機出て来て機体の下から舞台の三色スライド照明みたいなカメラを搭載した内視鏡みたいなのが伸びて来て瓦礫に隠れる二人を探るように動きます。
カメラの一つを破壊すると三色の目を持つ妖怪人間ベロのような火星人が現れたので、フォレスターが斧で撃退しました。
二人はその隙に破壊したカメラを回収してとんずらしました。
火星人は手足がひょろひょろなので、筋肉が無く、肉体は相当貧弱なようです。

火星人の攻撃は世界各国に及び、次々に人類は敗れ去り、政府は国を追われました。
人類はジェット機で情報共有していましたが、中心拠点だったイギリスが落ち、情報はワシントンへと伝達されました。
フォレスターはその後、カメラと火星人の血を大学に持ち込み、分析を依頼しました。
アメリカ軍ではロス郊外の敵に対して核攻撃することが決定しました。

感想

これは普通です。
原作は中学生くらいの時に読んで怖かった記憶があります。
三本脚のロボット的なものが攻撃して来る内容だったのですが、これはUFOに変わっています。
このエイみたいなUFOもこれはこれで面白いと思いました。
前半は地味なのですが、後半はミニチュア特撮を駆使していて派手になります。

原作は怖かったのですが、この映画はどこか牧歌的でノンビリしていてあまり緊張感が無いです。
流石に原爆投下後は悲壮感ありましたが。
ロマンス要素が入ってるのは映画だから仕方ないでしょうか。

火星人の攻撃が一方的でストレスが溜まりますが、結末は希望があるので大丈夫です。

ラストまでのあらすじ

空軍基地からはB-2のような三角形の機体を持つ爆撃機が飛び立ち、原爆を投下しましたが、効果がありませんでした。
兵器は通用しないので、後は研究により火星人の弱点を探るしかありません。
西海岸の町では疎開が始まり、移動手段を持たない人達は暴徒と化してトラックを襲い乗り込みました。
研究機材を積んだフォレスターのトラックも奪われてしまい、分乗していた他の科学者も襲われたようです。
こうして人類の火星人への対抗手段は無くなってしまいました。
こういうのは軍が保護しないとダメですよね。それはそうと無人で散らかった街並みはなかなか素敵です。

間もなくUFOの攻撃が始まり、町はドンドン破壊されていき、フォレスターはシルヴィアと仲間を探してさまよいます。
何件か教会をはしごし、ようやくシルヴィアと再会して抱き合う二人でしたが、教会もUFOに攻撃されます。
しかしその直後、UFOは次々に墜落してしまいました。
世界各国で同様の現象が起きるのですが、火星人は免疫力が無く、大気中のバクテリアにも抵抗力がありませんでした。
その為、地球で呼吸した時点で死が確定していたのです。
高度な文明を持つ火星人を打ち倒したものは神が与えた小さな命でした。

終了です。

この病原菌で敵が滅ぶというアイディアはバクテリアとなってますが、原作のままですね。
この結末は原作読んだ時、非常に面白いと感じました。

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