小人さん出てきます フランケンシュタインの花嫁

フランケンシュタインの花嫁

怪物が奥さんもらう話

制作年 1935年
制作国 アメリカ
監督 ジェイムズ・ホエール
脚本 ジョン・ボルダーストン/ウィリアム・ハールバット
上映時間 75分
出演
ボリス・カーロフ
コリン・クライヴ
ヴァレリー・ホブソン

だいたいのあらすじ

前作です。

映画フランケンシュタインのネタバレ紹介と感想です。
冒頭にジョージ・ゴードン(ギャヴィン・ゴードン)による前作の振り返りが入ります。
ジェリー夫妻に招かれたジョージはメアリー凄いね!とフランケンシュタインを絶賛しますが、メアリーの夫であるパーシーは「面白いけど結末があっけないねー」と言うのですが、メアリー(エルザ・ランチェスター)は「まだ続きがあるのよー」とお話を始めました。

風車小屋は燃え尽き、ヘンリー(コリン・クライヴ)は死亡、怪物(ボリス・カーロフ)は焼けたと判断されました。
前作だとヘンリーは生きていたような描写でした。
前作で娘のマリアを失ったハンスは怪物の生死を確認しようと焼け跡に入るのですが、地下水脈に落ち、そこに逃げ延びていた怪物に捕まって殺害されます。
怪物は地上に出てハンスの妻も殺害し、その姿を目撃した老婦人は逃げ出しました。
彼女は城下町に戻り、「怪物が生きてた!」と知らせるのですが、いつも嘘松気味だったので相手にされませんでした。
ヘンリーが死亡したと聞き、エリザベス(ヴァレリー・ホブソン)は悲しむのですが、やっぱり彼は生きていました。
彼はイマイチ反省していないようで、神の啓示で生命を創造した!とかのたまったのですが、エリザベスは悪魔の仕業よ!と否定します。

夜遅くにプレトリウス博士(アーネスト・セジガー)という不気味な老人がヘンリーを訪ねてきます。
実はプレトリウスもヘンリーと同じ研究をしており、生命体の創造に成功したので是非見て欲しいということでした。
急にこういう人物が現れる辺りは続編として上手くない気がします。
この研究からは足を洗おうとしていたヘンリーでしたが、探求心に勝てず、エリザベスには告げずにプレトリウスの研究室を早速、訪問することにしました。
彼の研究はヘンリーとはアプローチが違い、酒瓶の中に体長15㎝程の人間を作り上げていました。
彼等はサイズが小さいだけで他は人間と全く同じで、女性や男性以外に人魚も創造しています。
プレトリウスはサイズが課題であると言い、ヘンリーに協力を申し込むのですが、どうやらミニ人間を大きくするのでは無く、ヘンリーの作った怪物に花嫁を与え、繁殖させたいということのようでした。
このミニ人間はゴニョゴニヨ喋っててカワイイです。

怪物は森の中を彷徨っていたのですが、彼は自分の醜い姿が嫌いなようです。
美しい羊飼いの娘に魅かれて近づく怪物でしたが、彼女は彼を見て悲鳴を上げ、滝つぼに落ちます。
彼女を救出した怪物でしたが、悲鳴を聞いて駆けつけたハンターに肩を撃たれて逃走しました。
ハンターは森で怪物を見たと村長に知らせ、再び山狩りが行われます。
皆は寄ってたかって怪物を押さえつけ、木の杭に縛り付けて捕獲し、馬車で村まで運びます。
怪物は地下牢に入れられて椅子に座らされ、鎖で厳重に拘束されました。
しかし怪物は怪力で鎖を引き千切って見張りの警官を倒すと、村人達が逃げ惑う中を逃走し、また犠牲者が出てしまいました。

その後、怪物はキャンプしていた一家の食料を狙いますが焚火に阻まれて失敗し、盲目の老人が弾くヴァイオリンの音に誘われて小屋に迷い込みます。
シューベルトのアヴェ・マリアですね。良い曲です。
目が見えない老人は怪物を暖かく迎え、怪物は初めて歓迎されたので笑みを浮かべます。
怪物はまだ警戒していましたが、老人は久々の来客に大喜びして彼を友と呼び、食事と寝床を提供します。
老人は「友人を与えてくれて感謝します」と神に祈り、怪物はその姿を見て涙を流します。
次の日、老人は怪物にパンやタバコを与え、それぞれの単語や火が怖くないこと、友達はいいもの、音楽は楽しいものとまあなびます。
しかし幸せも束の間でハンターが現れたので、怪物は戦うことになり、老人は彼等に保護され、小屋は燃えてしまいました。

怪物は地下墓地に隠れて山狩り隊をやり過ごすのですが、そこにプレトリウスがならず者二人を引き連れて墓荒らしに来ました。
プレトリウスはマデリーンという19歳の美しい娘の遺体を見て、これにしようと言っています。
やがてならず者を帰し、酒盛りを始めるのですが、そこに怪物が現れ、御相伴します。
プレトリウスは言葉を話せるようになった彼に女の友達を造ってやると告げました。
ちょっとこのシーンが陳腐な気がするんですよね。

プレトリウスは怪物を連れてヘンリーを訪ね、協力を依頼しますが、彼は怪物が喋れることに驚いたものの改心したので断固として協力を拒みました。

感想

これは普通です。
前作で死亡したと思われた怪物が生きていてという話です。
ちょっと陳腐な面はありますが、私は前作よりこっちの方が好きです。
前作が禁断の実験をテーマにしていたのですが、今作は娯楽寄りになっていて楽しめます。
特に盲目の老人と怪物の交流のシーン等はなかなか面白いしちょっとホロリと来ました。

怪物が表情豊かになっており、微妙に泣いたり笑ったりします。
前作でも喜ぶシーンはあったのですが、顕著になっているようで、良く演じていると思いました。
若干、前作の設定がぶち壊しな気もしますが、素直に良いなあと思いました。
また、一気に単語を喋れるようになって無理があると感じましたが、良く考えてみると元々成人男性の脳を使っていたので知識はあるんですよね。

音楽もアドベンチャー映画みたいでなかなかいいですね。

怪物の装置も大掛りになっており、この凧を利用した仕組みはリメイク映画でも利用されていたような記憶があります。
これシーケンスがなかなか面白いんですよね。

エリザベスの女優は変更になったようで、可愛くなったような気がします。

ラストまでのあらすじ

プレトリウスは怪物にエリザベスを誘拐させ、ヘンリーに協力するように強要しました。
ということでヘンリーは塔の施設を提供し、実験を開始しますが心臓の再現に失敗したので、プレトリウスはならず者に心臓を事故死した者から盗むように命令します。
ならず者は忍び込むのが億劫だったので、その辺を歩いていた女性を殺害して心臓をゲットしました。
今度は上手くいきそうでしたが、怪物が急かして作業がはかどらないので眠り薬で寝かせます。
こうしてプレトリウスが生成した人口脳と新鮮な心臓を持ったマデリンをベースにした怪物花嫁の準備が整います。

再び嵐の雷を利用して電流を流すのですが、今回は死体を屋上に上げるのではなく、凧で電力を吸収して電力を死体の上の増幅装置に送り、通電させてその後、引き上げるという仕組みのようです。
実験中に目覚めた怪物がならず者の一人を塔の上から落とすというハプニングもありましたが、実験は成功しました。
ということで髪の毛がアフロみたいに爆発している不機嫌顔の花嫁(エルザ・ランチェスター)が白ドレスを纏って誕生しました。
彼女はかなり挙動不審なカクカクした動きをしていましたが、美人なので怪物は喜び「友達、友達」と手を握ります。
しかし花嫁は全力で怪物を拒絶したので、彼は絶望し自暴自棄になり、触ると爆発するというヤバいレバーに手を掛けます。

その時、開放されたエリザベスが現れてヘンリーを呼んだので、怪物はフランケンシュタイン夫妻に逃げるよう指示します。
そしてレバーを入れて塔を爆破し、花嫁とプレトリウスと運命を共に崩れ落ちる塔に埋まりました。
フランケンシュタイン夫妻は無事に逃げ延び、しっかと抱き合うのでした。

エンドロールで終了です。

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