カワイイ妖精の話 黒の怨

黒の怨

来るよ、来るよ。光が消えると「あれ」が来る。

制作年 2003年
制作国 アメリカ
監督 ジョナサン・リーベスマン
脚本 ジョン・ファサーノ/ジェームズ・ヴァンダービルト/ジョー・ハリス
原作 ジョー・ハリス
上映時間 86分
出演
チェイニー・クレイ
エマ・コールフィールド
リー・コーミー

だいたいのあらすじ

150年前にダークネス・フォールズという町でマチルダという老婆が子供の乳歯と金のコインを交換してくれていたそうです。
彼女は「歯の妖精」と呼ばれて親しまれていたのですが、火災に遭い顔が醜くなってからが陶器のマスクを被って夜しか行動しなくなったそうです。
凄い題材です。
その後、子供が二人行方不明になったのですが、なぜかマチルダの所為にされ、縛り首になったそうです。
マチルダは町を呪いながら死に、子供も無事に発見されたということでした。
今では子供の最後の乳歯が抜けた際に彼女の亡霊が現れ、顔を見てしまうと復讐されるそうです。

少年だったカイルは最後の乳歯の抜けた夜、幼馴染のケイトリン(エミリー・ブラウニング)を週末のダンスパーティーに誘い、OKを貰いました。
ところが彼は陶器のマスクに黒フードという恐らくマチルダの亡霊と思われるものを見てしまいました。
マチルダは光の中には入れないらしく、カイルの代わりにママが惨殺されてしまいます。
カイルは母親殺しということになってしまい、施設へと入れられました。

12年後
大人になったケイトリン(エマ・コールフィールド)の幼い弟マイケル(リー・コーミー)は異常に闇を恐れるようになっていました。
彼女は同じような症状診断を受けていた施設を出ていたカイル(チェイニー・クレイ)にマイケルのことを相談しました。
カイルは精神安定等の薬漬けで懐中電灯が手放せない生活を送っていましたが、久し振りにダークネス・フォールズを訪ねマイケルと面会しました。
マイケルはマチルダを見てしまったようで、彼女が光を恐れることや、カイルも同じく見たことを言い当てます。
ケイトリンにマイケルがノートに描いたマチルダのマスクを見せられたカイルは「悪いけど力になれない」と去ろうとしました。
カイルは病院で再会したラリー(グラント・パイロ)とバーに行きますが、ラリーは弁護士になったそうで、遠回しにケイトリンとマイケルには近づくな的なことを言われます。
カイルは地元では母親殺しなので性質の悪い酔っぱらいレイに絡まれ店の外の暗闇に出されたのでマチルダが現れ、パニックになり、レイを殴り倒して懐中電灯を灯火して逃げ出します。
その直後、レイはマチルダに襲われ、警官のマット(サリヴァン・ステイプルトン)達は彼の遺体を発見しました。

カイルが病院を訪ね、ケイトリンにマイケルの治療は意味無いから止めろと忠告しているとマット達が現れて彼を連行します。
彼は長年の病歴やアリバイが無いことからレイ殺害容疑で留置場へ入れられてしまい、弁護士を要求し、またケイトリンはカイルを擁護しました。
留置場はランプが一つしか無いのでカイルは頭を抱えてしまいます。
一方、マイケルはマチルダに捕まりそうになり、明るいシャワー室に引き籠っている所をケイトリンに助け出されます。
マイケルはカミソリで自傷しており、医師は睡眠不足から来る夜鷹症だと診断し、暗闇療法を提案しました。

カイルはラリーの監視付きで釈放されますが、レイの友人はカイルがいきなり殴りかかってきた嘘の証言をしているようです。
彼はライトを沢山仕入れてラリーに病院へと送らせました。
ラリーはカイルを病院へと送らず、車内ではっきりとケイトリンを口説いているがお前が邪魔だと発言し、マイケルが暗闇治療をすることを話します。
仕方なくカイルは先ほどショップで盗んだ拳銃を突き付けて病院に行くように要求しますが、ラリーは事故ってしまいました。
街灯が無い所に突っ込んだのでラリーはマチルダに攫われてしまい、カイルは車に飛び乗り、病院へ向かいます。
カイルはラリーの携帯で病因に電話して「マイケルを暗闇に入れるな」と言うのですが、受付は警察へ通報しました。

ケイトリンはマイケルの治療に同意してしまったので、マイケルは注射を打たれてCTスキャナのような装置に入れられます。
間もなく暗闇が彼を覆うという寸前でカイルが飛び込んで来て治療を止めろと言い、ケイトリンも同意したのでマイケルは装置から出されました。
そこにマット達が来てカイルを連行しますが、カイルはケイトリンに「マイケルの言うことは本当だから暗闇に入れるな」と叫びました。
再び留置場にぶち込まれたカイルはマットにマチルダの話をするのですが、信用される筈もなく、間もなく町を停電が襲いました。
留置場は非常灯で暗闇は免れますが、マチルダが出現し次々に警官を襲います。
マットはこの事態にようやくカイルの言うことを信じ、鍵で出ようとしている彼に鍵の番号を叫びます。
カイルは急いで飛び出してバッグから懐中電灯を取り出してマットの危機を救い、病院へ向かいます。
病院に到着したカイルはマチルダから逃げ回っていたマイケル達を救出してエレベーターへ飛び乗り、ひらすら攻撃して来るマチルダをかわして医師達と合流しました。

感想

これは普通です。
題材は面白いのですが、それほど面白い話では無いです。
誰か死ぬ→カイルが疑われるの繰り返しなので少し飽きてきます。
テンポがあまり良くないのも拍車を掛けているようです。
内容も冒頭に紹介があったまんまで捻りが無いんですよね。

結末付近は面白いです。
この映画の面白さは結末付近の攻防戦に凝縮されているような気がしました。

マチルダの霊は陶器のマスクを被った死神のような姿でで物凄く速く飛びます。
攫われていく人が凄い勢いで小さくなるのでギャグみたいです。
ただ、ラスベガスに引っ越す前のカイルも襲いに行ったらしく移動原理が良く分かりませんでした。
物理飛行して移動しているような感じでしたが、長距離だと身体が足りなくなる気がします。

役者さんは知らない人が多かったですが、ケイトリンの子役の人は馴染み深いです。
ゴーストシップとエンジェルウォーズの印象が強烈ですね。

これは前半を乗り切れば面白くなるので、暇つぶしには良いかなあと思いました。

ラストまでのあらすじ

カイルはここで鞄の懐中電灯を失い皆で脱出を図るのですが、道中で光が切れている通路があったので、ダッシュで光の中に移動する感じで進みます。
このシーンは面白いと思いました。
ここでナースが一人攫われてしまい、今度は階段の上下を挟んで光が途切れたので上の段から下の踊り場まで一気にジャンプします。
ここでナースがまた一人やられ、生き残ったカイルとマイケル、ケイトリン、医師の四名は駆けつけたマットの車に飛び乗りました。
しかしマチルダはしぶとく車も攻撃してきて医師を連れ去り、ガラスを割って天井を凹ませて大暴れします。
何とかライトで追い払い、灯台へと到着しました。
ランタンを手にスイッチを入れるのですが、燃料漏れしていたので点灯せず、ひとまず修理したのですが、ここでマットが犠牲になりました。
マチルダの猛攻を受けながらもなんとかマイケルがスイッチを入れ、マチルダは光の中に消えました。

一安心したのも束の間、マチルダが光の隙間からカイルを捕らえて持ち上げます。
カイルは首締めされた状態で宙吊りになりますが、灯台のレンズを足で蹴って火花を散らし、マチルダのマスクを剥ぎ取ります。
マスクは割れ、中から乳歯が沢山出てますが、カイルは火花が燃え移った右腕で火炎パンチを叩き込み、マチルダを生滅させました。

町の何処かの家で子供の乳歯が抜けたそうで、枕の下に乳歯を入れて灯りを消すのですが、マチルダの脅威は去ったらしく、ママがこっそりコインと交換してくれました。

エンドロールで終了です。

完全に消えたみたいで良かったです。

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