ウムカイは紳士です 食人族VS首刈族

食人族VS首刈族

父の仇探してひどい目に遭う話

制作年 1985年
制作国 イタリア
監督 マリオ・ガリアッツォ
脚本 フランコ・プロスペリ
上映時間 87分
出演
エルヴィル・オドレ
アンドレア・コッポラ
ニール・バーガー

だいたいのあらすじ

これは10年前に起きた実話で、当時の様子を再現したものだそうです。
ヘンな点があっても許してね、ってことでしょうか?

英国人のキャサリン(エルヴィル・オドレ)は18歳の誕生日を祝うため、両親が住むアマゾンを訪れました。
誕生日パーティーの翌日、叔父(アンドレア・コッポラ)一家と両親と共にボートで奥地に遊びに行くことにしました。
ところが母の目に突然飛んで来た吹き矢が刺さったのを皮切りに連射された吹き矢で両親は死亡、キャサリンも腕に毒矢を受けて倒れました。
そこにウムカイ(ウィル・ゴンザレス)という首狩り族の青年が現れ、彼女の腕の毒を吸い出して拉致します。
キャサリンの両親は首狩族に首を狩らてお持ち帰りされました。
ウムカイは芋虫を噛んで彼女の腕の傷に塗ったり、仲間が奪った彼女のネックレスを奪い返したりしました。

暫く進むと顔を白塗りにしたタムリ族という食人族が襲撃して来ました。
キャサリンがタモリに誘拐されそうになりましたが、ウムカイが撃退して首を狩りました。
食人族の皆さんはここで退場です。
一方、キャサリン一家が一週間も戻らなかったため、ヘリで捜索が行われて両親の遺体が発見されます。
遺体が無かったので、キャサリンは行方不明という扱いになりました。
キャサリンは藁ぶきの小屋が並び建つ首狩り族の村へ到着しました。
この部族はトップレス系のようで女性は皆乳を放り出しています。
キャサリンも早速、スッポンポンにされて部族の女性にヘンなオイルを塗られてしまいました。
族長はウムカイからキャサリン父のナイフを奪おうとしますが、拒否されました。

キャサリンはスッポンポンのまま皆の前に連れ出され、誰が所有するかでセリ的なものが行われ、おっさんの所有物になりました。
おっさんにレイプされそうになりますが、処女だったので子供扱いされてセーフという良く分からない状況になりました。
部族の人達の会話は字幕無しなので何を言ってるのか全然分かりません。
彼女は脱走するのですが、過酷なジャングルで逃げ延びられるはずも無く、すぐに捕まって連れ戻されてしまいました。
そして部族の女が手に持った木の枝で処女を奪われるという悲惨な目に遭います。
ということで処女で無くなったのでまたあのおじさんファミテリにレイプされそうになりますが、ウムカイとファミテリはキャサリンを取り合って決闘になります。
死闘の末、ウムカイがファミテリを破り、キャサリンをゲットしました。
ウムカイの妹ルアマリは少し英語が話せるそうで「あなたは兄のものになった」とキャサリンに伝えました。
ファミテリは死亡したので葬儀が行われましたが、キャサリン的にはファミテリがキモかったそうです。

ウムカイの女になったキャサリンは自由になったのですが、どうせ逃げられないと諦めて笛を吹いては気を紛らわせていました。
キャサリンは整理中は隔離されるというナゾの風習を利用してこっそりと干し首にされた両親の首を盗み出し、埋めました。
それを見張りの男・ガラグエリとウムカイに見られましたが、彼等は内緒にしてくれたので、タムリが首を盗んだということになり、ガラグエリが仲間からリンチされました。
ガラグエリは元々脚を負傷して狩りに出られなかったので見張りになり、落ち込んでいたので、キャサリンは文明パワーの添え木で彼の脚を治療しました。
キャサリンは逃げようとも思ったのですが、ここでは男を裏切ると顔に蜜を塗られて逆さ吊りにされ、虫に食われるまま殺されたり、川に流されたりするので、恐ろしくて実行に移せませんでした。

ガラグエリは杖無しで歩けるようになり、彼は貴重な戦力だったのでキャサリンは部族から大事にされるようになりました。
元々優しかったウムカイはますますキャサリンに親切にしますが、彼等を両親の仇と憎んでいる彼女は複雑な心境でした。
ウムカイから花輪をプレゼントしてもらってもキャサリンはそれを川に速攻で投げ捨てたりし、彼はショックを受けているようです。
ウムカイはその後、ルアマリから言葉を教わり、簡単な英単語は喋れるようになりました。

感想

これは普通です。珍作です。
タイトル詐欺で食人族は出てこないです。
キャサリンが首狩り族に拉致されて暮らした際の話を再現したものです。
話はあって無いようなものでツッコミ所とご都合主義が満載です。
彼女はある人物を殺害した容疑で裁判にかけられており、その際の証言として首狩り族映像が入ります。
なので「異議あり!」だとかどっかの公民館にパイプ椅子を並べたような裁判所で裁判が行われている様子と平行して首狩り族生活映像が流れます。
意外なことにそれほど地雷では無く、キャサリンとウムカイのロマンス的なものも入っていてヘンな映画ですが割と観られました。
とは言ってもキャサリンの理想というかウムカイは無言実行型で実に都合の良い男性として描かれています。
本当にそんな男が存在していたのかと疑ってしまうレベルです。

お決まりの差し込み映像での動物の捕食シーンなんかが脈絡無く差し込まれてました。
でも景色は大きな滝が流れていたりしてなかなかキレイでした。
どっちが野蛮人か分からない!的なシーンも入れてまして、グロは汚いの多いです。

ヘンな映画ですが、音楽は普通で冒頭付近に食人族をパクったようなものも流れてました。

但しイケメンに限るみたいなシーンもあるので怒る人いるかも。
出演者は南米系の人が多いみたいですが、族長とか主要メンバーはどう見てもスパニッシュ系とかに見えました。
ウムカイはハンサムですが、岸田劉生画伯の麗子像みたいな髪型してます。
彼は異常に言語学習能力が高く、すぐに英語を喋れるようになってます。
キャサリンは首狩族編では常にトップレスで大変です。

これは観ない方がいいと思いますが、食人系ではマシな方な気がしました。

ラストまでのあらすじ

相変わらずウムカイはレイプしたりしない紳士だったので、親の仇と知りつつもキャサリンは少し彼に魅かれるようになります。
ある日、ヘリが飛んできたので救助を求めるキャサリンでしたが、なぜか彼等は発砲してきました。
どうやら開発会社から頼まれて首狩族を狩って報酬を得ているハンターだったらしく、彼等は首を持ち帰っていました。

ルアマリはウムカイがキャサリンの両親を殺していないと言っていたのですが、ウムカイも白人が現地人に殺させたと言いました。
彼の話を聞くとどうやら白人が現地人を雇って吹き矢で殺害させ、その後、現地人を殺害したようです。
再現映像だと叔父夫婦が犯人ですね。
ウムカイは嘘を吐かないのでキャサリンは彼の言うことを信じ、復讐を誓います。
キャサリンを庇って毒蛇に噛まれたウムカイを看病したりする内に彼女は彼を愛するようになり、とうとうHしました。
ウムカイがカヌーを手に入れてくれたので、キャサリンは農場まで送ってもらいました。
農場は叔父夫婦に乗っ取られており、彼女は犯人を確信します。
グースカ眠り込んでいた叔父夫婦を脅すと両親殺害を白状したので、キャサリンは二人を毒矢で苦しめた後、斧で首を切って殺害しました。

一旦はカヌーに戻ったキャサリンでしたが、首狩族では殺人を犯した女は呪われるのでウムカイは顔を曇らせます。
自分の罪は消せないと判断した彼女はカヌーから川に飛び込んでお別れし、ウムカイは黙って見送りました。
というとでキャサリンは自首し、ここまでが彼女の証言でした。

弁護側は彼女の心神喪失を前面に押し出し彼女は精神病院に収容後、刑務所入りとなりました。
その後、キャサリンは建築家と結婚しましたが、知人によるとキャサリンの心は今でもアマゾンにあるのではないかということです。
尚、ウムカイはその後、命を絶ったそうです。
キャサリンは息子が公園に沈めてしまったヨットのおもちゃを見て彼のことを思い出し、涙するのでした。

エンドロールで終了です。

私もちょっと泣きそうになりました。騙させてる気がします。

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