死神ランボー 皆殺しの戦場
引きこもって生きるか、誰かのために死ぬか、俺が決める。
制作年 | 1984年 |
制作国 | アメリカ |
監督 | バディ・ジョヴィナッツォ |
脚本 | バディ・ジョヴィナッツォ |
上映時間 | 92分 |
出演 |
リック・ジョヴィナッツォ |
ヴェロニカ・ストーク |
ミッチ・マグリオ |
だいたいのあらすじ
どっかの記録映像から持ってきた爆撃シーン等が差し込まれてます。
ベトナム帰還兵のフランキー(リック・ジョヴィナッツォ)は戦時にダナンという村へ偵察に出た際の悪夢を繰り返し見るのですが、記憶が途絶えており、実際に村で何があったのかは覚えていませんでした。
どうやら彼はベトコンの美人女リーダーをためらいながらも射殺して小銃を捨てて逃亡したようです。
どっかの果樹園でコスプレした人達が追いかけっこしてます。
そして沢山の死体が転がる中を逃げ回りますが、美女ベトコンの仲間に捕まって銃でピコピコという電子音と共につつかれ、口に銃を突き付けられるというものでした。
ゲームみたいな音してます。どう見ても敵前逃亡です。
フランキーには肉付きの良い妻キャシー(ヴェロニカ・ストーク)と赤ちゃんがいるのですが、彼が働かないので餓えているようで、ケイシーはブーブー言っています。
彼が戦場で浴びた枯葉剤の影響なのか赤ちゃんはムンクの叫びのようなクリーチャー顔をしています。
また、フランキーはかなり薄毛ですが、これが枯葉剤の影響なのかどうかは不明です。
彼は水道のポタポタ音がピコピコとゲーム音に聞こえるぼですが、これも枯葉剤の影響かどうかは不明です。
フランキーは家賃を滞納して追い出される寸前のようで、その督促状を見て、2年間捕虜だったことを思い出したりします。
彼は職探しをするわけでも無く、町に出て通りをブラブラするのですが、「風神」と書いてる日の丸の鉢巻をした手下がいるギャングのパコ(ミッチ・マグリオ)に捕まり、「明日までに金帰さないと妻と赤ちゃん売る」と殴り倒されます。
尚、フランキーの友人でゾンビみたいな顔色の薬中マイクはお金が無いので路上で強盗をしようとしていました。
彼は歩きながらベトナム捕虜時代のことを思い出すのですが、どうやら寒がりだったようで、ベトナム人と服装は殆ど同じなのに竹の檻の中で「寒くて凍えそうだ」等と言っていました。
もしかすると堪え性の無い人なのかもしれません。気温は高そうです。
フランキーはようやく働く気になったようで、職安の20人位の列の末尾に並びました。
一方、マイクは強盗して得た装飾品でパコから薬をゲットして路上で注射器を探していましたが、見つからなかったので針金で腕に穴を開けてドラッグを注入していました。
フランキーの仕事は見つからず、職業訓練を受けるように勧められるのですが、彼には難しいようです。
彼は帰り道にまたベトナムで指を斬られそうになった拷問の様子を思い出しました。
また、勘当されていた父に連絡するのですが、父は財産を失っており、援助はできないと断れました。
マイクは路上で死亡したらしく女性に拳銃を奪われていました。
感想
これはつまらないです。
ホラーでも戦争映画でも無く、ベトナム帰還兵が町をうろつく様子を延々と見せられます。
素人が打ち込んだようなヘンな電子音のBGMが催眠術のように効いてきます。
面白いシーンが一つも無くてお話もつまらないので苦行のようです。
帰還兵の人はやたらと貧相で、ギャングも弱く、奥さんは栄養がいいのか太ってます。
これ以上書くことも無いです。
超地雷です。
ラストまでのあらすじ
フランキーは路上で口喧嘩していた少女を窘めるのですが、その少女はパコに少女売春させられているようです。
彼は自宅への帰り道にマイクの銃を盗んでいた女性のハンドバッグをひったくり、パコ達に追われます。
やがて転んでしまい、パコ達にボコボコにされ、バッグは盗られますが、その時落ちた拳銃でパコと手下二名を皆殺しにしました。
銃も持ってないギャングってなんなんでしょうか。
その後、フランキーは自分が虐殺に参加せず、脱走兵扱いになったことを思い出し、戦争は終わっていないと回想します。
帰宅した彼はキャシーと赤ちゃんを射殺し、赤ちゃんをオーブンに詰めて焼きます。
その後、ヨーグルト化した牛乳を飲んでから自殺しました。
エンドロールで終了です。