着信アリ2
遊ぼ。
制作年 | 2005年 |
制作国 | 日本 |
監督 | 塚本連平 |
脚本 | 大良美波子 |
原作 | 秋元康 |
上映時間 | 105分 |
出演 |
ミムラ |
吉沢悠 |
瀬戸朝香 |
だいたいのあらすじ
前作です。
保育士の奥寺杏子(ミムラ)は預かっている児童のリカが帰り際に誰もいない空間に向かって手を振っているのを目撃します。
その夜、杏子は同僚の内山まどか(ちすん)に誘われて恋人の桜井尚人(吉沢悠)がバイトしているワン(大久保運)の中華屋に呑みに行きます。
ワンの娘のメイフォンの携帯が例の着信音で鳴ったのでワンが出るのですが、電話はメイフォンからで「油掛けっぱなし危ないよ」と言った後に悲鳴が響くというものでした。
しかし、メイフォン(シャドウ・リュウ)は買い物に出ていただけですぐに戻ってきました。
メイフォンは携帯を変えたそうで、杏子とまどかは新しい番号を送ってもらいました。
その後、まどかの携帯にもあの着信音の着信があり、杏子達は一年前に小西なつみがTVで死亡した一連の事件の話をします。
ワンは煮立った食用油に顔を浸けて死亡し、刑事の本宮(石橋蓮司)は所轄刑事にワンの口に赤い飴玉が無かったか尋ねます。
ワンは飴玉以前に携帯を所有していないということだったので本宮は引き揚げます。
そこに一年前に起きた事件と中村由美(柴咲コウ)の行方を追っているジャーナリストの野添孝子(瀬戸朝香)が現れたので、本宮はオフレコで今回の件は一連の事件に関係が無さそうだと話します。
孝子は尚人に接触し、ワンがメイフォンの携帯に出ていた際の着信音が例のものだと知ります。
更にまどかがこの着信を受けたと聞き、孝子は尚人に電話させるのですが、携帯がヘンなことになり、通じませんでした。
杏子はメイフォンの看病をしつつまどかと携帯でビデオチャットしていたのですが、まどかの背後には不気味な少女の影が現れ、背後からしがみ着いていました。
そして、まどかは未来の自分からの悲鳴という死の予告電話を受けてしまいました。
予告時間は直ぐ来たので、まどかは浴室で青白い手に手首を掴まれてヘンな方向に身体を折り畳まれて死亡します。
不安になった杏子が現場に駆けつけてまどかの遺体を発見し、そこに孝子達も飛び込んで来ました。
そして杏子の携帯にも死の予告電話が画像付きで送られて来ました。
孝子は杏子達を連れて本宮に相談し、杏子携帯を本宮に託しました。
7月18日
孝子は杏子達を伴って、水沼美々子の祖母にスナックに面会しに行くのですが、美々子はマリエが台湾人にレイプされてできた子だそうです。
一年前から事件を追っている割りには情報少ないですね。
孝子はその帳偉という人物を追い掛けることにし、台湾の知り合いの弁護士・雨亭(ピーター・ホー)に助力を求め、台湾でも同様の事件が起きていると聞き及びました。
尚、孝子はちょいちょいフラッシュバックで神社で少女が「ヤメテー」とか言ってる幻影を見ます。
一方、ワンとまどかは口から飴玉が出なかった代わりに胃から石炭が検出されたということです。
孝子はいきなり警察に現れ、本宮に台湾の事件の件を話し、石炭は台湾産ではないかと匂わせます。
7月19日
台北に飛んだ孝子は雨亭に調べてもらった帳偉の住所を訪ね、複数の包丁が天井からぶら下がり、床に八卦の模様が書かれた家に上がり込み、マリエの写真を見付けます。
更に押入れから携帯電話を握りしめた帳偉のミイラを発見しました。
どうやら美々子も一覧の事件の被害者で帳偉から電話を受けたのが美々子ではないかということになります。
尚、雨亭は孝子の別居中の夫だったということで、彼は台湾で起きた予告電話事件を調べていたようです。
その頃、杏子はまた着信を受け、どこかのフェンスの前で口を縫われているという画像も受けます。
この映画凄く五月蠅いんですよね。つまらないし、観るの嫌になって来ました。
尚、孝子は幼少期に神社に鳴った電話に出た双子の妹を置き去りにし、妹は殺害されて死亡という過去があり、繰り返し見る幻影はその際の風景だったようです。
なぜ孝子が夫である雨亭に何度も話したであろう話を今更説明口調で話すのでしょうか?
この後少し寝ました。
7月20日
杏子は尚人と一緒に台湾に到着しました。
仕事はどうしたんでしょう。
三人は美々子の祖父が住んでいたという炭鉱に向かうことになるのですが、その村の人達は変死したそうです。
炭鉱に行く前に村の唯一の生き残りだという老婆を訪ねるのですが、その老婆は盲目で自分で目を刺したそうです。
村のこと尋ねると彼女は家の中に逃げてしまい、「リーリーが殺しにくる」と怯えていました。
リーリーはいつも見えない何かと話していたので、不気味だと虐められていたそうですが、彼女は虐められた相手に「三日後に死ぬ」とか予言し、実際にバタバタ死んだそうです。
村人はリーりーに死の予言をさせないために口を縫い、炭鉱に生き埋めにしたそうです。
孝子は実は妹を憎んでいたと杏子達に告白し、雨亭は死の予告電話を受けており、予告時刻は京子より早いと発覚しました。
三人は炭鉱に着き、孝子は昔この付近で伝染病が流行ったので、村人の死因はそれでリーリーが持っていた力は呪いでは無く人の死の予知だったのかもとか話します。
炭鉱の出入り口は封鎖されていたので、三人は二手に分かれて入り口を探すすことにしました。
単独行動となった孝子は本宮からの電話で中村由美が死んだこと、彼女は自分の意思で美々子に共鳴したこと等を聞きましたが、後は意味不明で聞き取れませんでした。
孝子は炭鉱に入るや否や少女に遭遇して悲鳴を上げて倒れ、起きたら雨亭の死亡時刻間際でした。
杏子は麻袋に詰められて助けを求めるまどかを助けたら襲われるという事態に陥り、気絶しました。
尚人が駆けつけて助け、まんま貞子になって襲ってきたまどかから逃げ出します。
しかし尚人が手を引いて連れ出したのは口を縫われた少女で、少女は消えました。
一方、杏子は息を吹き返してもまどかが佇んでいたので悲鳴を上げて逃げ、炭鉱の入り口を発見しました。
杏子は炭鉱に入り、少女に手を掴まれて口を縫われた際の体験を見せられ、少女に同情します。
背後には糸と針を持った少女が「遊ぼう」と迫って来ていました。
感想
これはつまらないです。
これ、全然着信関係ないですよね。単なる虐めの話じゃんって思いました。
お話も台湾巻き込んだ割りにはつまらないのです。
前作と上手く繋がっているとは言い難い気がしました。
演出も五月蠅いだけで怖くなく、面白いシーンも無かったです。
シーン的には死霊のはらわた、リング辺りからパクってきたようなのばっかです。
凄く安っぽいロマンス映画でもあり、観ていて苦笑してしまいました。
こういうのに騙されて釈然としないまま泣くことが多い私でも1ミリも泣けなかったです。
多分、登場人物の誰にも共感できなかったからかもしれません。
ワンさんが一番可哀想な気がしました。
少女は何をしたいのか全く分からず、美々子の件も投げっぱなしです。
杏子の演技がイマイチだったような気がします。
可哀想なのは雨亭の人で、彼にわざわざ片言の日本語で演技させる必要があったのか疑問です。
暴言だと思いますが、この映画は必要だったのでしょうか?
続編でもひどいことになります。
ラストまでのあらすじ
孝子は結局、雨亭の所に戻ったのですが、彼は見えない何かに追われて怯えていました。
しかし彼はセーフだったようで、時間経過ししても無事でした。
そして孝子は杏子の所に戻ることにしました。
尚人が炭鉱に入ると杏子は縛られて少女に口を縫われそうになっており、少女は尚人を確認すると「遊ぼ」と言いながら鎌鼬や柱崩しで攻撃して来ます。
杏子は「ヤメテー」と叫び、尚人に私はここに残ると言い、尚人は「いや、ダメだ」と縄を解いて逃げ出します。
少女は空気を読んだのか二人が小芝居をしている間は攻撃をしませんでした。時代劇の悪役みたいですね。
炭鉱を出た所は杏子の死の予告地点で、杏子は少女に捕まり、携帯が鳴ったので尚人はワンがメイフォンの携帯を取って死亡したことを思い出します。
尚人は携帯を取って杏子の声を聞き、身代わりに死んでしまいました。
杏子は入院し、孝子は本宮に連絡を取りますが、、彼は「美々子が来た」」と告げた後に死亡したそうです。
孝子が炭鉱の入り口で本宮から電話を受けた際には彼は既に死亡していたそうです。
その後、京子は台湾警察の刑事から炭鉱で発見された遺体は二つあったと知らされます。
孝子は雨亭の予告直前に撮影したビデオをチェックしていたのですが、それには自分が雨亭を殺害する様子が撮影されていました。
どうやら孝子は炭鉱で倒れた際に美々子に刺されて死亡しており、亡霊となって雨亭を殺害した模様です。
彼女の口の中には赤い飴が入っており、それを見て微笑んで投げました。
エンドロールで終了です。
意味分かりませんでした。
なんで亡霊がわざわざ杏子を見舞ったり、本宮の死を確認するのでしょうか?