スベりまくってます 山形スクリーム

山形スクリーム

列島絶叫!

制作年 2009年
制作国 日本
監督 竹中直人
脚本 継田淳
上映時間 116分
出演
成海璃子
沢村一樹
AKIRA

だいたいのあらすじ

山形県の御釈ヶ部村に向かってバスが走っており、都内のJK美香代(成海璃子)が教師の海子(マイコ)や同級生の宙子(桐谷美玲)、胸恵(波瑠)達と共に乗車していました。

今から800年前に平家の落ち武者葛貫忠経(沢村一樹)と恋人の光笛(成海璃子)は山形へと落ち延びました。
落ち武者狩りに遭いそうになりますが、部下の山崎(竹中直人)が二人を逃がしてくれました。
葛貫は落ち武者狩りに捕まって井戸に投げ込まれて埋められ、光笛は拉致され、山崎は裏切っていたのですが殺されました。
普通は落ち武者狩りって身ぐるみや首を狩るものだと思いますが。
海子はその葛貫に由来のある縁結びの祠が目当てだったようで、そこに向かっていました。

海子達一行を乗せたバスはガス欠してしまい、温水洋一(温水洋一)演じる葛貫がガイドを殺害するというどうでもいい寸劇を見せられますが、それが村長の蝦蟇且(生瀬勝久)のサプライズ歓迎でした。
蝦蟇且は現在のほこらを取り壊し、新しいほこらを建てて出会いのテーマパークを造ろうとしており、代々ほこらを守って来たという一族で美容院店主の三太郎(AKIRA)が現れ、「ほこらを壊すと葛貫の祟りがある」と止めさせようとします。
しかし村人ムトウ(六平直政)達がブルドーザーで突っ込んで来てほこらを倒してしまいました。
ほこらの跡地からは火柱が上がりますが、それ以外の異変は無いように見えました。
三太郎は携帯持ってる持ってないで美香代と口論になった後に祖母(由紀さおり)を連れて去りました。

しかし葛貫は密かに復活し、また山崎もその前に甦っていました。
葛貫の呼び掛けに応じて落ち武者三名が甦り、海岸にいたカップルの前に出現していました。
一方、ヘンな番頭(田中要次)がいるホテルに到着した海子は出会いが無かったので生徒に当たり散らし、美香代達にほこらについてのレポート原稿用紙四枚提出を命じました。
宙子は自分のこと「カワイイ?カワイイ?」と聞いてますが、ウザいけど可愛いです。
美香代の父は母が死亡した後、アフリカ系の後妻ケイシー(クリスタル・ケイ)と再婚しており、それが美香代には許せないようです。
そんなことを考えながらホテルを出て歩いていたら迷ってしまい、ハーブ好きのヘンな集団のリーダー薔薇男(竹中直人)と遭遇します。
美香代は連中を無視してさっさと逃げ出し、三太郎と再会しました。

三太郎はほこらの所で美香代が祖母を助けてくれたことの礼を改めて言い、美香代はそうめんをご馳走になることになります。
彼が両親を亡くして祖母と二人暮らしと聞いた美香代は親近感を覚え、母を亡くした件や父がすぐ再婚して許せない件を打ち明け、三太郎はコマ回しを見せて彼女を元気づけます。
その頃、落ち武者は海辺カップルの車で移動していました。
三太郎の祖母が徘徊しに出てしまったので、二人は捜しに行く道中で山崎とすれ違い、山崎は美香代が光笛と瓜二つであることに気付きました。
山崎は海辺カップルと移動して来た落武者伊東(石橋蓮司)達と合流し、コンビニで物資を強奪していました。

宙子は美香代がなかなか戻らないので捜しに行こうと胸恵達に言い、圭(紗綾)が美香代捜しでレポートが書けなかったことにしよう!と言うので胸恵も乗っかり、三人はホテルから脱走しました。
一方、温水は村人に「あんなの呼ぶな」とか陰口を言われたのに憤り、ほこらの跡地で立ちションしていたのですが、跡地から浮上した葛貫に斬られました。
そして山崎以下四名も葛貫の下へはせ参じ、葛貫は山崎が前に裏切っていたことを知らないので歓迎します。
カップルはその隙に逃げようとしましたが、夏彦(デビット伊東)に弓で射られて死亡します。
夏彦はその後、こっそりと青いゲロをカップルと温水に浴びせ、「御意、御意」と歩き回る落武者ゾンビにしていました。

葛貫は村人の虐殺を始め、伊東と藤本(斉木しげる)も夏彦と同じように村人をバッサバッサと切り倒します。
一方、スナック「じゃれこーべ」でグダグダと呑んでいたムトウ達も温水ゾンビに水色ゲロを浴びせられてゾンビ化していました。
その頃、三太郎は祖母を河原で発見し、宙子達も美香代を発見し、駐在の鹿島津(赤井英和)と共に合流しました。
そこに葛貫一味が現れ、鹿島津はいきなり殺されてしまい、美香代を見付けた葛貫が光笛に瓜二つなので驚いている隙に美香代達は逃げ出しました。
三太郎は美香代達を見捨てて祖母と納屋に逃げ込んで立て籠もってしまったので、美香代達は圭の誘導でホテルまで逃げ帰りました。

海子はホテルのロビーで番頭と女将を相手に呑んだくれて絡んでいたのですが、そこに美香代達が駆け込んで来ます。
しかし「レポートどうなっとんじゃー」と話にならないので、美香代達は部屋に逃走し、葛貫がやって来て女将と番頭は斬られます。
ホテルの宴会場でバニーガールを侍らせて宴会していた蝦蟇且と開発業者は夏彦に襲われて小部屋に逃げ込みました。
美香代は宙子達とはぐれてしまい単独で逃げ回り、宙子達もホテルの部屋から外に逃げ出し、海子もまた単独で逃げ出しました。
海子は生徒を見捨てて車で逃げようとしていましたが、村人ゾンビに追われて逃げて来た宙子達と合流しました。
美香代は薔薇男達の溜まり場である廃校に逃げ、彼等に助けを求めるのですが、伊東に四人纏めてあっさりと斬られ、葛貫に捕まってしまいました。

海子は美香代を見捨てて逃げようと企んでいたのですが、橋が落ちており、ゾンビに囲まれます。
圭がナゾのレーザー銃でゾンビを撃ち殺し、海子は胸恵に怒鳴られながら、車をバックさせて村に戻りました。
その頃、蝦蟇且は開発業者をゾンビの餌食にして逃げようとしていましたが、山崎に「一緒に天下を狙おう」と脅されて仲間にされました。
一方、三太郎は美香代を馬に乗せて通る葛貫と遭遇し、止めようとしますが無視されました。
彼と祖母に藤本が襲い掛かって来るのですが、祖母のナゾの歌を聞いた藤本は頭が破裂して倒れます。
そこに宙子達四人が駆け込んで来たので、三太郎は中に招き入れました。

宙子達は美香代が拉致されたことを聞き、助けに行こうということになりますが、歌が効果あると聞いて村内放送で流そう!ということに決まりました。
しかし認知症の祖母に歌って貰えるかは未知数で、更にゾンビの群れが現れたのでトラクターで脱出を図ります。
一方、葛貫は寺に隠しておいた宝剣「草薙」を手にしていました。
その頃、山崎も蝦蟇且の車で草薙を奪って天下を取り、遊園地を建設しようと野望を抱いていました。

感想

これは普通です。ホラー要素は無いと思います。
落武者が甦って暴れる話なのですが、緊張感が全く無いので完全にコメディです。
お話は面白くて退屈しないのですが、ネタは殆どスベってる気がします。
ちょっとそこでテンションが下がるのですが、一つ一つのネタはそれほどくどくも無いので、流す感じで乗り切れます。
ネタ系の演出以外は普通で、おおっ!というシーンは無かったです。
テンポは良い感じですが、ちょっと長くは感じました。
全体的に娯楽映画としては楽しめると思います。

音楽は映画に勿体ない位に良かったと思います。
主題になっているテーマが古典風でリコーダーの曲も良かったです。

私、母の出身が山形なのですが、この映画は山形要素無いと思います。
山形である必然性も無いような気がします。
あと、鎌倉時代の武士の話なのに戦国とごっちゃになってるみたいです。

この映画はキャストが素晴らしいと思いました。
男性からも女性からも幅広い層を揃えてまして、色んなニーズに答えられるのではないでしょうか。
JKは鉄壁で清純系のもっさりした美香代、眼鏡の圭、ゴスロリの胸恵、アイドル系の宙子がいます。
妙齢の海子と熟女系だと広田レオナさんも出てまして、祖母もいますね。
男性陣も三太郎から伊東まで幅広くカバーしてました。

私は何と言っても伊東とムトウが好きです。
女性だと海子と胸恵が可愛いと思いました。
恐らく、美香代と三太郎が主人公だったと思うのですが、美香代は非常に陰が薄いです。
一応、二人の成長物語みたいな面はあるようです。
やっぱり映画としての完成度はイマイチな感じで、豪華な役者を集めただけの映画みたいな感じですかね。

面白くはあるのですが、お勧めは出来ないなあと感じられました。
B級の生物パニック映画を観る感覚で観ればいいのかと思いましたが、この映画ホラー要素無いです。
ちょっと長いですが、謎解き無しのトリックみたいな感じでしょうか?

ラストまでのあらすじ

トラクターで村役場を目指していた三太郎達ですが、エンストしてしまいゾンビに囲まれてしまいます。
しかし人生諦めムードだった海子が覚醒してトラクターを押し、再度走り出しますが、海子は残念ながら夏彦の矢に射抜かれて倒れました。
海子はゾンビにされてしまうのですが、夏彦と運命の出会いをしました。
一方、存在感の薄い美香代は葛貫に「永遠に夫婦となるのじゃ」と迫られ、黄泉の国に連れ去られそうになっていました。

三太郎達は道中で伊東の妨害に遭い全員無事だったものの、トラクターは炎上してしまいました。
命より大切な自分のグラビアボードを伊東に斬られた宙子はブチ切れてチェーンソーを手に伊東に立ち向かおうとするのですが、胸恵が「お前じゃ無理」と割りこんで花火をバックに伊東と対峙します。
三太郎達は役場にたどり着き、瓜瓦(井口昇)を叩き起こして中に入れて貰いました。
しかし祖母はやはり制御不能で子守歌を歌ってくれないのでした。
一方、胸恵は伊東と接戦を繰り広げていました。

山崎は葛貫のいる寺に到着し、蝦蟇且の保管していた光笛の装束を差し出します。
そして美香代が葛貫と衣装を着る、着ないで揉めている間に草薙を奪い、葛貫に斬りつけます。
山崎は落ち武者狩の件も自分の企みであったと暴露し、葛貫とは完全に敵対しました。
その頃、瓜瓦は「子守歌を歌うきっかけが必要」と怪作が多い監督の割には至極まともなことを言い、仕方なく三太郎は祖母の膝で「俺はダメ人間なんだー」と泣き事を言いました。
ということで祖母のスイッチが入り、ヘンな子守唄が村に流れ、伊東に斬られる寸前だった胸恵は命広いし、伊東の首は風船のように膨らんで空へ消え、身体からはヒトデが出てきました。

夏彦の顔も膨らんで破裂してしまい海子の出会いは終わりますが、夏彦は顔にフジツボを貼り付けていたのにカニになりました。
ゾンビも姿はそのままでしたが、凶暴性を失って皆で挨拶し合ったりして癒しモードになりました。
しかし葛貫の居る寺はスピーカーが壊れており、祖母の声は届きませんでした。
山崎の企みは失敗し、葛貫に追い詰められるのですが、葛貫は仏像の中に埋め込まれてミイラ化していた光笛を発見して同様します。
その隙に山崎は美香代を人質に取りますが、美香代は飛び込んできた三太郎達に救出されました。
葛貫は草薙で山崎に止めを刺し、黄泉の国へ送りました。

葛貫は光笛の遺体を発見したことと、美香代に「自分勝手だ」と言われたことで反省し、詫びを言ってからイケメンに戻り、光笛とノーマルに戻った伊東達と共に黄泉の国へ消えました。
美香代達は再会を喜び、彼女は父からの電話にも出て和解しました。

1年後
蝦蟇且はほこらと橋を復旧し、観光客もぐっと増えたようです。
美香代は父と義母と共に再び村を訪ね、ゾンビ海子はゾンビ温水とくっつきました。
宙子達は村のステージの上で三人で謳っています。

エンドロールで終了です。

ゾンビの件は何も解決していないような気がしますが、本人が楽しそうなので問題無いと思います。

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