ヘビ女の恐怖 まだらの少女

楳図かずお恐怖劇場 まだらの少女

ヘビ少女にひどい目に遭う話

制作年 2005年
制作国 日本
監督 井口昇
脚本 小中千昭
原作 楳図かずお
上映時間 53分
出演
成海璃子
中村有沙
鈴木理子

だいたいのあらすじ

小学生の中村弓子(中村有沙)はクラスメートの書き込みで荒れているネットの掲示板に「氏ね、氏ね、氏ね、氏ね」と書き込んでいました。
虐めが原因なのかクラスメートが教師を殺害するという事件が起きたようで、弓子は事件が起きた教室から蛇が這い出て来たのを目撃しました。
弓子の母は休みを利用して彼女を和歌山の親戚である山川家に預けることにしました。
駅に着いたものの携帯が通じなかったので、弓子は歩いて山川家に行くことにしました。

道中で老婆を見付けたのですが、弓子が名乗ると老婆は棒読みの台詞を吐いて逃げてしまいました。
弓子が水溜りにハマったりして泣きそうになりながら歩いていると弓子と思い年の山川家の娘・京子(成海璃子)と再会しました。
ということで山川家に入って挨拶したのですが、家の中はドヨーンとしており、京子の母(田中美奈子)は開口一番「来なければ良かったのに」とか言い、父(嶋田久作)がフォローしていました。
一々、「ドン」とかいう効果音が入るのですが、ネタにしか思えず笑ってしまいます。
京子にはマリ子(鈴木理子)という盲目の妹がいるのですが、彼女だけが明るいようです。

その夜、弓子はお風呂に入り、布団を準備してもらったので寝ることにします。
しかし天井の節穴からは何者かの目が覗き、こっそりと隣の部屋を覗くと京子母が父に「やっぱ帰した方がいい、なんかあったら私達この村追放」的なひそひそ話をしていました。
翌日、弓子は京子とその辺で遊ぶことにしたのですが、マリ子は「にしきまだらがなんちゃら」という呪い歌を歌っていました。
その後、弓子は京子から「蛇をまたぐと足が腐る」という言い伝えや「占いおキヨ」という占い婆の言うことを皆信じている等の奇怪な風習を聞きました。
占いおキヨは村外れの家に住んでいるのですが、「蛇が来る」という予言をしたそうで、たまたまそれが弓子の来た時期と重なったそうです。
棒読み老婆が逃げた理由はこれだった模様です。

その後、二人が歩いていると村人達が集まって無遠慮な視線を弓子に投げて来りします。
弓子はクラスの生徒が教師を撲殺した話をし、「憎しみってなんで起きるのかな」と呟くと、京子は「憎しみって恐怖と同じらしい」と哲学的なことを言いました。
京子は占いおキヨに弓子が蛇では無いと認めさせればいいのではないかと考え、一緒におキヨの家の行きました。
彼女はタメ口で「おキヨいるー?」等とずんずん家の中に入ってしまい、後を追った弓子はなぜか口が裂け、胴体が蛇という蛇女(中原翔子)に襲われて足首を噛まれます。
京子に助け起こされたのですが、彼女の足首には毒蛇に噛まれたような牙の痕が残っていました。

ひとまず京子は弓子の傷に口を付けて毒を吸い出し、医者に連れて行って注射を打って貰いました。
その夜、弓子はマリ子が失明した原因はマムシに噛まれたことだと聞きました。
また、弓子の鞄が届いたのですが、なぜか大穴が開いており、服が全部なくなっていました。
その後、弓子は悪口を言ったクラスメートを蛇女になった噛み殺すという悪夢を見て京子に起こされました。

翌朝、弓子の布団には大きな蛇の抜け殻のような物があり、自分の皮膚が一部剥がれているのに気付きました。
なぜか京子は目を剥いて歯を見せるように要求し、マリ子は自分を指差して「蛇!蛇!」と怯えるので弓子は家を飛び出します。
家の前には老夫婦が居り、「昨夜婆さんが蛇女に襲われた!お前だろう」と言ってタバコの葉を燃やしたものを突き付けられます。
そして老婆は鍬で夫を殴り殺すというカオスな状況になったので弓子は逃げ出しました。
村人は皆蛇女に噛まれてゾンビのようになっており、彼女に襲い掛かって来ました。

墓場まで逃げた弓子は京子が現れたので助けに来てくれたと思ったのですが、彼女は弓子の歯を調べて「蛇女だ」と言いだしたので、弓子はまたまた逃げました。
弓子は橋の上で、こんなことになったのは自分に憎しみの心がある所為だと謎の反省をし、そこにマリ子が現れました。

感想

これは普通です。
田舎に行ったら蛇少女と遭遇したという話です。
原作とは違うような気がしますが、リスペクトを感じます。
楳図タッチというかそういうものを大事にしているようで、台詞が「だわ」口調だったりします。
最初に登場する蛇女もかなり漫画に近いデザインでした。
弓子の叫びカットも漫画の中の一コマを切り取ったような感じでした。

そう言う訳で演出は良かったですが、コミカルな感じでウケてしまい、怖くなかったです。
京子はあまのじゃくになったり、蛇女になったりお仕事大変だなあと思いました。

ラストまでのあらすじ

マリ子は弓子の歯は別に尖っていないし、占いおキヨは4年前に死んだと言うのです。
違和感を感じた弓子はマリ子をお地蔵さんの前で待たせ、山川家に戻りました。
そこで京子の部屋を見るとネットは無いと言っていたのにPCがあり、「弓子」というフォルダの弓子の写真は二顔が塗りつぶしてあり「シネ」と書かれていました。
京子が現れたのですが、弓子が荒らしていた掲示板は京子のものだったそうで、京子は掲示板が荒らされたことで憎しみが自分に来たのだ!と言いました。

どうやら弓子の鞄を破ったのも京子だったようで、「私はお前の代わりに東京に帰る」と言い、蛇女になって追いかけて来ました。
弓子は逃げ出しましたが、ゾンビになっている京子両親に捕まりました。
京子は弓子を呑みこんで同化し、骨は墓に埋めてやると言い「弓子のはか」と書いた板切れを持ってきました。
弓子は隙を見て両親を撃退し、バールを手に占いおキヨの家に捕まったというマリ子を助けに向かいました。

マリ子は包帯のようなもので蛇のようにされていたので、弓子が助けようとすると、完全に蛇女になった京子が襲い掛かって来ました。
弓子は京子に呑まれそうになり、「私が呑まれることで京子ちゃんの憎しみが消えるなら、呑んでいいよ。でもマリ子ちゃんは助けてね」と無抵抗になり、京子に巻かれます。
京子は良心を取り戻したのか元の美少女に戻り、村人達も元に戻ったようです。

ということで弓子は京子とマリ子に笑顔で見送られて東京に帰りました。

どういうことなの?という疑問符が浮かびましたが、平和が戻ったようです。
「弓子のはか」ウケました。

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