安い怪獣映画 グリム

グリム

これはもはや、おとぎ話でも伝説でもない。恐怖だ…‥!

制作年 1995年
制作国 イギリス
監督 ポール・マシューズ
脚本 ポール・マシューズ
上映時間 86分
出演
エマニュエル・ゼレブ
ピーター・トレグローン
トレス・ハンレイ

だいたいのあらすじ

男女4人、2組のカップルが文字を書いた板の上にコップを置いたコックリさんのようなものをしています。
コップは凄い力で動き出し、「GRIM」という文字をなぞります。
文字をなぞるとカップルの片割れの黒髪女性の様子がおかしくなり、目が赤く光ります。
黒髪女性は「ここから出せ。解放しろ。」という謎の声に抗えず「解放するわ!」と叫んでしまいました。
同時に地下で墓石のような封印が壊れ、中から怪物の手が出てきます。
黒髪女性は「奴が来る!逃げましょう!」と叫びます。
突然、小屋の床板が破られ巨大な猿人のようなシルエットの怪物が現れ、4人に襲いかかりました。
女性の目の光り方に笑ってしまいました。昭和の特撮のようです。

ウッドランドヒルズで家屋の倒壊が続出しており、ロブ・コールダーが地下洞窟の調査のためにやってきました。
彼は昔の恋人であるペニーの家に厄介になることにしますが、ペニーの家の壁にも物凄いひび割れができていました。
最近、ウッドランドヒルズでは動物の惨殺死体が見られたり、人の行方不明が相次いで発生しているようです。

その頃、地下ではあの怪物が歩き回っており、この町の夫婦の家に侵入し妻を襲っていました。

ロブは次の日、調査へ向かうことにします。
ペニーの他にケン、トリッシュの夫妻とスティーブ、ケイティのカップルが同行します。
スティーブとケイティは冒頭に出てきたカップルの片割れです。
後にケイティの妹、サラも同行することになり、総勢7名で洞窟へ向かいます。
この人たち無事だったんですね。
というかこんな素人を洞窟の調査に同行させて大丈夫なんでしょうか?

彼等は装備を整え、洞窟へと降りて行きます。洞窟の中には大きな竪穴が広がっていました。
彼等はどんどん奥へと進みます。

洞窟のどこかの場所では昨夜襲われた夫妻の妻が下着姿で鎖に繋がれています。
どうやら怪物には知性があるようです。
洞窟の映像がどこもかしこも似たような感じなのと画面が暗いのは仕方ないですよね。

洞窟の出口についたロブ達は地図を確認しますが、ここ以外に出口はなく他は行き止まりとなっています。
しかし洞窟は地図よりも大きく広がっていたので、彼等は更に探索を続けることにします。
スティーブン達は内緒で話をしており、やはり彼等は冒頭で襲われていた女性・ウェンディを探しに来たようです。
どうやらあの後、ウェンディがさらわれたようなのですが。
警察に相談しろよ。と思いました。

その頃、怪物はまた一人男性を拉致していました。
肉食獣のような咆哮をあげながら、怪物は獲物を担いで移動します。
怪物はボロボロの毛皮のようなものをまとっており、鎧のようなものも身に着けています。
また驚くべきことに、彼は洞窟内の壁をすり抜けて移動することができるのです。
あと、怪物の視点だと物が赤黒に見えているようです。モノクロの白い部分を赤く塗った感じです。
どういう原理なのでしょう。獲物も一緒にすり抜けます。
今更気付いたのですが、これって怪獣映画なのでは!

ロブ達は行き止まりの壁を爆薬で爆破したりしながら洞窟の奥へと進んで行き、コウモリにビビったりしています。
爆破する時、やけに近くで爆破してるんですが大丈夫なんでしょうか。怖いです。
爆破する壁は他と色が違っていていかにも石が積み上げてあるだけなので、わかりやすいです。
コウモリがどう見てもCGでしかも影だけって感じなのは安いから仕方ないですよね。

ロブ達はどんどん移動しながら現在位置を確認します。
どうやら住宅地へ3Km程度のところにいるようで、住居の破損が地下洞窟のせいであると言えそうです。
ケンとトリッシュ夫妻は証拠を握れたのでご満悦です。
トリッシュは素人考えで岩に毛糸の端を結んで、帰り道がわかるようにしました。

怪物が地下で暴れると洞窟全体が振動し、危険を感じたロブ達は一旦、引き返すことにしました。
そんなロブ達の様子を怪物が物陰から窺っていました。

ロブ達が引き返すと途中で天井が落石しており、元の道には戻れなくなっていました。
彼等は仕方なく代替路を探すことにしました。

彼等が話し合っている間に密かにトリッシュが怪物に捕まってしまいます。
物音も立てずに引き上げられたので、ロブ達は気付きませんでした。
そのうち、ケンが妻がいないことに気付き、周囲を探し始めます。
その間、哀れトリッシュは怪物に食い殺されてしまいました。
若めの女性は鎖で繋いでおいて中高年は殺すという福祉の心がない怪物ですね。いつかは皆、老いるのにひどい。

スティーブは怪物が求めていた円盤を持っているようで、それを利用して殺される前に怪物を殺そうと考えているようです。

ロブ達がトリッシュを捜索していると血痕の付いたソファを見つけます。
サラは早く逃げようと言いますが、ケンとロブはトリッシュを見つけてから脱出すると言い張ります。
とうとうケイティは地下に怪物がいると知らせ始めますが、スティーブが制止し、ロブは半信半疑です。
彼らはトリッシュをまず見つけようということで移動を再開します。

ロブ一行はしばらく進むと大きな竪穴を発見します。
そこは古い坑道のようで、下になぜか灯りが見えます。ロブは下に降りてみることにしました。
ロブはそこで灯りが灯った通路のような信じられない光景を見ます。ペニーが後に続き、降りていきます。
一人一人が降りて行きますが、ケイティとスティーブは下に何かの気配を感じているようです。

全員が降りて周りを見てみると廊下には人骨が飾ってあり、通路には灯りが灯っています。
何しろ人工的に作られたような通路で、辺りは人骨だらけです。

怪物が上から一同を見下ろすと、トリッシュの遺体を彼等に投げます。
彼等は驚き、同時に見下ろす怪物の存在に気付きます。
怪物は咆哮を上げ、ロブ達は一斉に逃げ出します。

ロブ達が小休止していると、ケンの背後から壁抜けを使って怪物が現れ、彼をさらってしまいました。

スティーブとケイティは円盤を持ってロブ達とは別行動しています。

サラは皆とはぐれてしまい、皆を探しながら単独行動をしていました。
彼女はスティーブ達と合流できそうになりましたが、スティーブは怪物に憑依されたようになっていて、サラを棒で殴りつけます。
サラは意識を失い、スティーブは目が赤く光ると泣き叫ぶケイティを力づくでさらうと奥に進みました。
その後、怪物が気絶しているサラを発見し、彼女を引き摺り住処に連れていきました。

スティーブは床に魔法陣のようなものを描き、ケイティをそこに縛りつけて怪物をおびき出そうとしていました。
円盤があれば怪物を操れると信じており、おびき出して倒そうと目論んでいるようです。
スティーブは魔法陣描けたりとか何者なんでしょうか?

サラは檻のようなものに閉じ込められ、そこにはケンもいました。
ケンはサラを必死に起こします。
外には鎖に繋がれた例の奥さんもいて、彼女はすっかり頭がおかしくなっているようでした。
また怪物がナタを持って唸りながら周りをウロウロしていました。
怪物は人食いのようで、死体をナタで解体しています。

スティーブは銅鑼を叩いて怪物をおびき出します。
ロブ達は銅鑼の音を聞いて、音のする方向へ進んで行くことにしました。
ロブは出口探したほうがいいと思うんですが。
スティーブは銅鑼を持ち歩いてたんでしょうか?

ロブが音の元にたどり着くとそこでキチガイスティーブを発見し、止めようとしますが、スティーブに襲われ、一方的にやられます。
ペニーはロブがやられまくっている間にケイティを救出しました。

女性2人はロブがまだやられまくっていて殺されそうなので助けようとしますが、突然怪物が目の前に現れます。
怪物は2人に襲い掛かろうとしますが、見えない力に遮られて、後ずさります。
どうやら魔法陣の中には入れないようです。
怪物が後ずさるとなぜかスティーブも頭を抱えて苦しみ出します。
その隙にやられまくりのロブは何とか逃れます。

スティーブは円盤を盾に怪物を操ろうとしますが、あっさり怪物の鎌に刺されて死亡します。
ロブが大声を上げておびき出すと怪物は円盤を踏みつけて足で割り、ロブに向かっていきます。
円盤なんだったんでしょう。。。
あと、怪物が魔法陣に入れないのがわかった後、急に魔法陣が謎の光を放っているのはどういうことでしょう?

ロブは爆薬を仕掛けて爆発させ、怪物を生き埋めにします。
これ一歩間違うと皆埋まりそうな勢いでしたが、ちゃんと考えてるんでしょうか? なんかたまたまうまくいった気が。

ロブは埋まりかけていたところをペニーに救出されました。
ペニーのヘルメットのズレ具合とロブのダメ人間ぶりが素敵です。

2人はスティーブに寄り添うケイティを説得して皆を探しに行こうと言うのですが、ケイティはまだ奴は生きていると言います。
彼女は頭の中に怪物の意識が流れ込んでくるので分かるのだと言います。
2人はケイティを引き摺るようにしてスティーブから引きはがし、急いで逃げ出します。

ロブ達が出口を探して彷徨う間、怪物は瓦礫を押しのけて立ち上がりました。
ロブ達は女性の悲鳴を聞きつけ、そちらの方向へ向かうとそこは怪物の住処でした。
彼等は檻に入れられたケンが気の狂った奥さんのおもちゃにされているのを発見します。

感想

うーん。微妙な感じです。ホラーちっくな怪獣映画ですね。

全く面白くないわけでは無いのですが、全体的に緊張感がないというか。
洞窟の中も広々としてるので、観光地みたいな感じですし。
この内容で90分近く引っ張るのは厳しいですよね。テンポが悪いと思います。
ジャケに「恐怖だ…!」とか書いてありますが、全く怖くないです。

なんというか話もありがちだし、全てが安すぎるんですよね。
怪物が全く強そうに見えないのは素敵ポイントでしょうか。
45分もののTVドラマとかだったら、なんじゃこりゃって感じでもっと楽しめたかもしれません。
あと怪物が何をしたいのかイマイチわかりませんでした。

ただ作り手が頑張って作ってるのは伝わってくるんですよ。
その分、ネタにもなりにくいですしねえ。

暇つぶしに見るにしても他の映画を見たほうがいいと思いますね。
プレデターとかグエムルとかクローバーフィールドとか。
恐竜系が好きならジュラシックプレデターとかプテラノドンとか。

私はこの映画は普通です。一回見ればもういいと思いました。

ラストまで(ネタバレ)

ケイティは天井にサラの生首を発見して、悲鳴をあげます。
ケンは周りに気が付き、助けを求めます。ロブは檻のカギを開け、ケンを救出しました。
ロブはよせばいいのに気の狂った奥さんを助けようとすると、奥さんの目が光りロブに襲い掛かってきました。
ケンが何とかロブを助けますが、ロブは奥さんの攻撃で目をやられ左目が見えなくなってしまいます。
彼等は奥さんの救助は救助隊を呼んでからにすることにし、ほうほうの体で逃げ出します。
このシーンカオス過ぎて大笑いしてしまいました。
この映画は気の狂った人は目が光るようです。

ロブ達は地下水脈のようなところで少し休憩することにします。
そこに何の前触れも無しに水中から怪物が現れます。
ペニーが襲われますが、ロブがライトで照らすと怪物は怯み、その隙に引きはがして逃げ出します。
怪物はどうやって現れたんでしょうか?水深、膝位で凄く浅いんですが。

我先に逃げたので、ケンが逃げ遅れてしまい、怪物に立ち向かいますが、あっさりやられました。
ケンは岩に頭を押し付けられ、頭を潰されて死亡します。

ロブ達は逃げている途中で怪物の封印を発見します。
ケイティは封じ込めようと言いますが、方法がわかりません。
ロブは上を見上げていると穴が開いており、どうやら太陽の光で封印できるのではないかと気付き、時計を見て隠れます。
そこに怪物が現れ、ロブ達はライトの光を当てて攻撃をしのぎます。
その間に太陽の光が差しますが、ケイティは捕らえられてしまいます。
完全に光が差し込み、怪物は岩になりますが、ケイティも捕まったまま岩になってしまいました。
怪物が倒れるとなぜか地下に灯っていた灯りも消えてしまいました。

2人は何とか脱出し、助かりました。
その後、救助隊が捜索しましたが、あの奥さんは行方不明になってしまったようです。

地下では奥さんが悲鳴を上げ続けています。
彼女は死ぬまで出られないのでしょうか。

エンドロールで終了です。

奥さん奥さん呼んでましたが、最後の最後で彼女がメアリーという名前だと発覚しました。

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