いちばん暗いのは夜明け前 ドーリー
バイトリーダーがストーカーしてひどい目に遭う話
制作年 | 2005年 |
制作国 | 日本 |
監督 | 及川中 |
脚本 | 及川中 |
上映時間 | 25分 |
出演 |
佐藤寛子 |
倉貫匡弘 |
加藤真弓 |
あらすじ(ネタバレ)
前話です。
ハルコ(佐藤寛子)はティッシュ配りのバイトをしていたのですが、そこにはウザいバイトリーダーのシンジ(倉貫匡弘)が居て歓迎会に出ろと強要したりします。
彼女がしつこくナンパ師に付き纏われていたのを見たシンジは割り込んでナンパを追い払いました。
歓迎会はバイト仲間の部屋で行われ、他のバイト仲間(加藤真弓)達は盛り上がっていましたが、ハルコはポツンと浮いていました。
終電が無くなるとハルコはさっさと引き揚げたのですが、彼女のことが気になっていシンジが後を尾けると、ハルコはメゾン204号室の住人でした。
あろうことかシンジは梯子を立ててハルコの部屋を覗き込んでしまうのですが、中はアンティークの西洋人形が沢山飾られていました。
そしてゴスロリで眼鏡を外し、化粧をしたハルコが現れ、見えない何かと「私だってあんな所に行きたくない」等と独り言のように会話しています。
彼女は「あなたと永遠にここで暮らしたいけど、そのためにはどうしたらいいのかわからない」等と会話し、見えない相手が部屋を出て行ったので、それを追って出て行きました。
窓の外に隠れていたシンジは部屋に侵入し、人形を見てイヤな趣味だなー等と感想を呟いていたのですが、ハルコが戻って来たのでクローゼットに隠れました。
ハルコは相変わらず不気味な一人会話を続け「バイト辞めるからずっと一緒にいよう」等と言っています。
不思議なことに彼女の目線の先には誰かがおり、実際に彼女は誰かと抱き合っていました。
そして彼女はおもむろに「バイトの先輩を紹介する」と言ってクローゼットを開けました。
ハルコが話していた相手は人形で、彼女は腹話術で「いつもハルコがお世話になってます」と始めたのでシンジは余りのサイコっぷりに震え上がります。
彼女は更に人形がシンジと自分の関係を疑っていると言い、バイト辞めると告げました。
シンジのドン引きした様子を見たハルコはスイッチが入ったのか、「いつも厭らしい顔で見やがって」とキレはじめ、ナイフでシンジの腹を刺しました。
実は音信不通になっているバイト仲間がいたのですが、その男もハルコに殺害されてクローゼットの先客になっていたのでした。
いくらなんでも臭いとか分かると思います。
という出来事があったそうで、凡(ソニン)はいつもの決め台詞を言うと「人外に命を吹き込むと人外になる」的なことを呟きました。
彼女はクローゼットを開け、シンジが使っていたライターを拾って点火し、熱っ!と言いました。
鏑木(今宿麻美)はメゾンが監視できる位置に部屋を借り、張り込みを続けていました。
彼女は署長を呼びだして資料を見せ、204の凡が不破一族の末裔であるという推論を報告しました。
また、都内で起きていた不良少年同士の抗争で死亡したと見られる被害者の携帯にはアイコ(熊田曜子)らしき女性の写真がありました。
感想
今回は人形ものでした。
登場人物の行動がゴリゴリなサイコホラーでした。
ハルコなかなか良くて恐ろしかったです。